福永春吾

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福永 春吾
阪神タイガース #40
Fukunaga40.jpg
阪神時代
(2018年5月1日、タマホームスタジアム筑後
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府高槻市
生年月日 (1994-05-14) 1994年5月14日(24歳)
身長
体重
185 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り NPB / 2016年 ドラフト6位
初出場 NPB / 2017年5月6日
年俸 680万円(2018年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

福永 春吾(ふくなが しゅんご、1994年5月14日 - )は、阪神タイガースに所属する大阪府高槻市出身のプロ野球選手投手)。右投左打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学1年生から野球を始める。高槻市立高槻小時代は軟式チームの高槻タイガースでプレー。当時は主に捕手を務めていた。高槻市立第一中時代、硬式チーム・高槻リトルシニアに入団の2年次にチームが解散し、新設の高槻ボーイズに移籍。自ら志願し投手に転向した[2]

金光大阪高校では1年からベンチ入り。1年秋には背番号1を背負うが、2年時に肘を2度にわたり疲労骨折し、金光大阪高を中退。クラーク記念国際高校に編入した[3]。当時のクラーク記念国際高には野球部がなく、在学中の約1年半の間野球から遠ざかっていた。

高校卒業後、トライアウトを経て関西独立リーグ06BULLSに入団した[4]。背番号は20

独立リーグ時代[編集]

06BULLS時代[編集]

2013年は、通算24試合に登板し11勝4敗、防御率1.93を記録。兵庫ブルーサンダーズとのチャンピオンシップでは2試合に先発し、いずれも9回1失点完投勝利を挙げ優勝に貢献した。

2014年(この年より、06BULLSはBASEBALL FIRST LEAGUEの所属となる)は9試合登板で2勝1敗にとどまったが、防御率1.50と3完投を記録。チャンピオンシップでは前年に続き兵庫と対戦し、5失点(自責2)ながら完投勝利を記録した。

オフに四国アイランドリーグplus(四国IL)のトライアウトを受けて合格し[5]、リーグのドラフト会議で徳島インディゴソックスから1位指名を受け入団[6]。背番号は14となった。

四国IL徳島時代[編集]

2015年、開幕戦の対福岡ソフトバンクホークス3軍戦では千賀滉大と投げ合い9回16奪三振無失点の快投を見せた[7][8]。シーズンでは17試合に登板し、チーム最多の118イニングを投げ6勝6敗、防御率2.44、106奪三振で[9]最多奪三振のタイトルを獲得した[10]。ドラフト候補に名が挙がるも指名はなかった。北米遠征へ参加する四国IL選抜チームに選出された。

2016年は、前年のドラフト指名漏れの悔しさから体力作りや投球スタイルの見直しを図った結果、余裕を持った投球が可能となり最速152km/hのストレートを武器にエースとして活躍。15試合登板で前年と同じ6勝6敗、リーグ2位の防御率1.38を記録した[11]。81奪三振を挙げ2年連続で最多奪三振を獲得[12]。前年に引き続き、四国IL選抜チームの一員として北米遠征に参加した。

2016年のNPBドラフト会議で、阪神タイガースから6巡目で指名。契約金2,500万円、年俸680万円(金額は推定)という条件で入団に至った[4]。背番号は40。日本国内の独立リーグに加盟する球団から阪神へ入った選手は通算で4人目だが、四国ILからの入団は福永が初めてである(過去3人はいずれもBCリーグからの入団)[13]

阪神時代[編集]

2017年には、公式戦の開幕を二軍で迎えた。ウエスタン・リーグ公式戦で開幕から5月上旬までに6試合の登板で3勝2敗、防御率2.32という好成績を残した[14]ことを背景に、5月6日[15]の対広島東洋カープ戦(阪神甲子園球場)に先発投手として一軍公式戦にデビュー。10被安打6失点を喫して4回表で降板した[16]が、降板後にチームが最大9点差からの逆転で勝利したため、福永に勝敗は付かなかった。この試合を最後に一軍から遠ざかったままシーズンを終えたものの、ウエスタン・リーグ公式戦では、通算29試合の登板で5勝5敗、防御率3.47を記録している。

2018年には、前年に続いて、春季キャンプを二軍で過ごした。しかし、矢野二軍監督(捕手出身)から、キャンプ中の成長を高く評価され、3月16日のウエスタン・リーグ公式戦における矢野監督の初陣(タマホームスタジアム筑後の対福岡ソフトバンクホークス戦)で開幕投手を任された[17](6回3失点で勝敗付かず)。その後も先発投手として登板を重ね、5月には3試合に先発し、1完封を含む3勝0敗、防御率1.59の好成績を残し、5月度のウエスタン・リーグ月間MVPに選出された[18]。6月22日に一軍登録されると当日および翌日の対広島東洋カープ戦(阪神甲子園球場)にいずれもビハインドの場面から中継ぎとして登板するも、2試合ともに失点を記録し24日に登録を抹消された。2018年シーズンの一軍登板はこの2試合にとどまったものの二軍では年間を通じて先発投手として起用され、20試合の登板で7勝2敗1セーブ、防御率3.80の記録を残した。防御率自体はリーグ平均を下回る結果に終わったものの、同年のウェスタン・リーグで規定投球回数に達した投手がオリックス・バファローズ山崎颯一郎と福永の2投手のみだったこともあり、リーグ最優秀防御率と最高勝率のタイトルを獲得した。

選手としての特徴[編集]

どっしりとした体格から繰り出す最速152km/hのストレートで三振を奪うパワーピッチングが持ち味の本格派右腕[19]。変化球はスライダーを武器とし、他にはチェンジアップフォークなどを投げる[20]

目標とする投手には涌井秀章を挙げている[7]

人物・エピソード[編集]

クラーク高時代は野球に対する未練を持ちつつも野球には一切触れずに高校生活を送っていたが、高校卒業後の進路を考えるようになった高校3年次の夏、後にプロでチームメイトとなる藤浪晋太郎ら多くの同学年の選手が出場している甲子園大会のテレビ中継を見たことで野球への想いが再燃、再びプロへの道を目指すことを決意し06BULLSのトライアウトを受験した[21]。大学進学を選ばなかったのは、大学へ行けば最低でも4年間プロへの道を閉ざされると考えたからである[2]。入団当初は約2年もの間野球から離れていたこともあり練習についていくこともままならなかったが、当時のチームメイトであり現・KTウィズ洪成溶の存在[21]や元プロ選手である村上隆行石毛博史らの指導により着実に成長を遂げた福永はNPB入りを明確な目標とするようになり、環境面や相手打者のレベル、プロスカウトとの接触の可能性の面で一番だとして四国ILへの入団を決意[7]、見事入団を果たしその後の活躍によりドラフト候補に名を連ねる選手となった。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2017 阪神 1 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 25 4.0 10 1 3 0 0 3 1 0 6 5 11.25 3.25
NPB:1年 1 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 25 4.0 10 1 3 0 0 3 1 0 6 5 11.25 3.25
  • 2017年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]


投手












2017 1 0 1 0 0 1.000
通算 1 0 1 0 0 1.000
  • 2017年度シーズン終了時

記録[編集]

NPB投手記録
NPB打撃記録
  • 初打席:2017年5月6日、対広島東洋カープ8回戦(阪神甲子園球場)、3回裏に岡田明丈の前に空振り三振

独立リーグでの投手成績[編集]












































2013 06 1.93 24 11 4 0 2 2 0 135 565 118 1 97 43 8 44 29 4 1
2014 1.50 9 2 1 0 3 0 0 42 163 30 2 34 3 5 9 7 1 0
2015 徳島 2.44 17 6 6 0 8 2 0 118 485 90 2 106 42 7 36 32
2016 1.38 15 6 6 0 5 1 0 97.2 395 79 1 81 23 5 23 15 4 1
関西:1年 1.93 24 11 4 0 2 2 0 135 565 118 1 97 43 8 44 29 4 1
BFL:1年 1.50 9 2 1 0 3 0 0 42 163 30 2 34 3 5 9 7 1 0
IL:2年 1.96 32 12 12 0 13 3 0 215.2 880 169 3 187 65 12 59 47 4 1
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 06BULLSは、2014年に関西独立リーグからBASEBALL FIRST LEAGUEに所属リーグを変更

背番号[編集]

  • 20 (2013年 - 2014年)
  • 14 (2015年 - 2016年)
  • 40 (2017年 - )

登場曲[編集]

出典[編集]

  1. ^ 阪神 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2018年6月16日閲覧。
  2. ^ a b 徳島インディゴソックス 福永 春吾投手インタビュー(第1回) 「大きな挫折と再起の先に」四国アイランドリーグplus公式サイト インタビュー 2016年10月31日
  3. ^ 阪神ドラ6福永 異例の12月入寮へ 練習拠点なく…球団が配慮 スポニチアネックス 2016年12月5日閲覧
  4. ^ a b 阪神ドラ6福永が仮契約 藤川の金言胸に共演目指す 日刊スポーツ 2017年9月13日閲覧
  5. ^ 高知県で行われた四国開催トライアウトについて - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2014年11月22日)
  6. ^ 四国アイランドリーグplusドラフト会議の結果について - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2014年11月24日)
  7. ^ a b c 徳島・福永春吾「メリハリつけて、涌井を目指せ」 ~アイランドリーグ注目選手に訊く(Vol.3)~ - SPORTS COMMUNICATIONS(2015年8月14日)
  8. ^ 阪神6位福永、お立ち台で阿波おどりパフォーマンス 日刊スポーツ 2016年12月5日閲覧
  9. ^ 投手成績(全選手)2015年シーズン - 四国アイランドリーグplus
  10. ^ 四国アイランドリーグplus2015個人タイトル確定 - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2015年9月18日)
  11. ^ 選手成績 徳島インディゴソックス - 四国アイランドリーグplus(2016年12月5日閲覧)
  12. ^ 阪神ドラ6福永、“悔しい”四国IL表彰式 奪三振王も防御率1位は逃す デイリースポーツ 2016年12月5日閲覧
  13. ^ ドラ6福永、独立Lの星になる 目標はロッテ角中、対戦も熱望 デイリースポーツ 2016年12月5日閲覧
  14. ^ “阪神ドラ6福永、あす1軍初登板初先発へ気合十分”. 日刊スポーツ. (2016年5月5日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1818406.html 2017年5月6日閲覧。 
  15. ^ 2017年出場選手登録および登録抹消 - 日本プロ野球
  16. ^ “阪神新人福永4回6失点デビュー「まだまだ力不足」”. 日刊スポーツ. (2016年5月6日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1819084.html 2017年5月6日閲覧。 
  17. ^ “阪神2年目福永が二軍開幕投手、ドラフト1位馬場も登板予定”. 日刊スポーツ. (2018年3月16日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803160000269.html 2018年3月24日閲覧。 
  18. ^ ファーム月間MVPに日本ハム堀、阪神福永 日刊スポーツ 2018年6月15日
  19. ^ 2016年プロ野球ドラフト スポニチアネックス 2016年12月5日閲覧
  20. ^ ドラ6福永、お立ち台で阿波踊り披露する!第2の故郷・徳島に恩返し デイリースポーツ 2016年12月5日閲覧
  21. ^ a b もう1度だけ真剣に…きっかけはテレビで見た甲子園 NPB目指す152キロ右腕Full-Count 2016年10月15日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]