王溢正

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王 溢正
Yi-Cheng Wang
Lamigoモンキーズ #32
20120401 Wang Yizheng, pitcher of the Yokohama DeNA BayStars, at Yokosuka Stadium.JPG
横浜DeNAベイスターズ時代
(2012年4月1日、横須賀スタジアムにて)
基本情報
国籍 中華民国の旗 中華民国台湾
出身地 台湾省屏東県
生年月日 (1985-10-09) 1985年10月9日(31歳)
身長
体重
190 cm
84 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2008年
初出場 NPB / 2012年6月6日
CPBL / 2013年7月21日
最終出場 NPB / 2012年9月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ代表
WBC 2013年

王 溢正(ワン・イイゼン、Yi-Cheng Wang, 1985年10月9日 - )は、台湾屏東県出身のプロ野球選手投手)。左投げ左打ち。現在は、中華職業棒球大聯盟(CPBL)のLamigoモンキーズに所属している。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学校4年の時に野球を始める。中国文化大学時代には斎藤佑樹横浜ベイスターズでチームメイトになる松本啓二朗細山田武史らが所属していた早稲田大学との親善試合に登板して2回を無失点に抑えている。その後はLa Newベアーズに入団。アジア野球選手権大会IBAFワールドカップチャイニーズタイペイ代表に選出され、代表チームのコーチである郭泰源から日本野球のアドバイスを受けた。

日本球界時代[編集]

2009年秋に横浜ベイスターズの秋季キャンプに練習生として参加。そこでの実力が評価され、2009年12月5日に入団が決まった。球団史上初の台湾人選手でもあった。

2010年11月20日
横須賀スタジアムにて

2010年は一度も一軍に昇格することはなかった。二軍では3先発を含める12試合に登板したが、0勝2敗で防御率8.40に終わった。

2011年は7月下旬に10日間一軍にいたが、登板することなく、二軍落ち。二軍では登板数で佐藤祥万に次ぐチーム2位の35試合に登板するなどタフな一面を見せた。防御率は前年から大きく改善され、3.55だった。

2012年2月に放送された報道ステーションで専属キャスターの工藤公康がキャンプで視察した際、「(王溢正は)腕の振りがいい」と絶賛された。開幕直後は二軍生活だったが、ファームでチームトップに並ぶ6勝(4敗)の成績を残したことから6月6日に一軍昇格。同日行われた対ロッテ戦(QVCマリンフィールド)でプロ初登板を先発で飾った。しかし、4回1/3を3失点で敗戦投手となる。その後も先発として6試合に登板したが、不安定な投球が続いて勝利を挙げることができなかった。シーズン最後の登板となった9月30日の対中日戦では4回2/3を11失点(自責点10)と大乱調で翌日二軍降格。そのまま一軍に戻ることなく、シーズンを終えた。

2013年1月14日に、第3回WBC本戦のチャイニーズタイペイ代表メンバーが発表され[1]代表入りした[2]。同大会の日本代表にDeNAからは一人も選ばれておらず、同球団からの唯一のWBC代表選手となった。1次ラウンドでは登板はなかったが、2次ラウンドのキューバ戦(3月9日)で大会初登板。しかし、1アウトも取れずに3連打を浴びるなど6失点(自責点3)。チームも14対0で大敗し、2次ラウンドで敗退した。

その後、DeNAに合流したがオープン戦では1試合も登板せず、開幕は二軍スタートとなる。ファームでは2試合に登板したが、防御率5.40と不安定な成績で5月29日に契約解除が発表され[3]、6月4日に自由契約となった。

台湾球界時代[編集]

2013年6月20日にLamigoモンキーズ(旧La Newベアーズ)に復帰。7月21日に対兄弟エレファンツ戦でCPBL初登板し、7回途中3失点で敗戦投手となるが、8月11日の対義大ライノズ戦で7回1失点でCPBL初勝利を挙げた。8月18日の対統一セブンイレブン・ライオンズ戦では初完投・初完封勝利を挙げている。同年は8試合すべてに先発登板し、3勝2敗の成績を残した。

2016年開幕前の1月29日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」のチャイニーズタイペイ代表27名に選出されたことが発表された[4]。3月5日の第1戦に先発登板し、敗戦投手となっている[5]

選手としての特徴[編集]

長身から投げ下ろす最速148km/hのストレートとスライダーチェンジアップを武器にする本格派左腕。スタミナ不足と制球難が課題。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2012 DeNA 6 6 0 0 0 0 4 0 0 .000 124 24.1 32 4 19 0 3 15 2 0 25 24 8.88 2.10
2013 Lamigo 8 8 1 1 1 3 2 0 0 .600 201 48.2 45 0 14 0 0 40 0 0 17 16 2.96 1.21
2014 19 18 0 0 0 7 2 0 0 .778 468 108.2 112 7 36 2 4 69 1 0 47 44 3.64 1.36
2015 23 22 1 0 0 11 6 0 0 .647 575 123.1 164 16 53 0 7 89 6 0 93 84 6.13 1.76
2016 26 23 0 0 0 7 7 0 0 .500 647 134.0 196 19 55 1 10 107 6 1 119 102 6.85 1.87
NPB:1年 6 6 0 0 0 0 4 0 0 .000 124 24.1 32 4 19 0 3 15 2 0 25 24 8.88 2.10
CPBL:4年 76 71 2 1 1 28 17 0 0 .622 1891 414.2 517 42 158 3 21 305 13 1 276 246 5.34 1.63
  • 2016年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 66 (2010年 - 2013年5月29日)
  • 19 (2013年)※WBCでの背番号
  • 32 (2013年6月20日 - )

記録[編集]

NPB
CPBL

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2013 WBC中華隊28人名單 CPBL公式サイト 中国語 (2013年1月14日) 2015年3月28日閲覧
  2. ^ 2013 Tournament Roster WBC公式サイト 英語 2015年3月28日閲覧
  3. ^ 王選手の契約解除に関するお知らせ
  4. ^ 中職日職對抗賽 代表隊參賽名單出爐 中華職棒大聯盟全球資訊網The Official Site of CPBL (中国語) (2016年1月29日) 2016年2月17日閲覧
  5. ^ 日本通運 presents 侍ジャパン強化試合 日本vsチャイニーズ・タイペイ 2016年03月05日(土) ナゴヤドーム 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2016年3月5日) 2016年3月5日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]