郭泓志

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郭泓志
Hong-Chih Kuo
統一セブンイレブン・ライオンズ #00
Hong-Chih Kuo on December 1, 2013.jpg
2013年12月1日
基本情報
国籍 中華民国の旗 中華民国台湾
出身地 台湾省台南市
生年月日 1981年7月23日(34歳)
身長
体重
188 cm
109 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 1999年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2005年9月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ
WBC 2006年2013年

郭 泓志(クォ・ホンツィ、かく おうし、Hong-Chih Kuo1981年7月23日 - )は、台湾台南市出身のプロ野球選手投手)。左投げ左打ち。現在は、中華職業棒球大聯盟(CPBL)の統一セブンイレブン・ライオンズに所属している。

経歴[編集]

プロ入りとマイナー時代とドジャース時代[編集]

1999年ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ。

2005年9月の拡大ロースターにおいてはじめてメジャーの一員となった。この年は9試合に登板して1敗。

ドジャース時代(2010年)

2006年開幕前の3月には、この年から開催される事となったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のチャイニーズタイペイ代表に選出された[1]
シーズンでは、年間を通じて40人ロースターには登録されたまま、昇格と3Aへの降格を繰り返していたが、9月に昇格してからは本来の役割である先発に転向し、9月8日に先発デビューを果たす。首位ニューヨーク・メッツを6回無失点に抑えてメジャー初勝利を飾った。先発5試合で防御率3点強と先発向きの資質をアピールして見せた。また、ドジャースはポストシーズンに進み、郭はメッツとのディビジョンシリーズ第2戦で先発。5回途中、自責点2で降板し、負け投手となった。
オフの12月にはアジア競技大会チャイニーズタイペイ代表に選ばれ、同代表史上初のアジア大会優勝に貢献した。

2007年は先発の一員として期待されていたが、背筋を痛めて開幕メジャーはならなかった。

2008年は一気に飛躍の年となった。2007年シーズン終了後のオフで手術した左腕を案じたトーリ監督は郭をセットアッパーとして起用したが、郭はこのポジションで頭角を現した。5月6日のメッツ戦では、黒田博樹のリリーフとして登板し、打者12人に対し8三振を奪い、3回2/3を無安打無得点に抑え、シーズン2勝目を挙げた。また8月14日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では2回を無安打無得点に抑え自身初のセーブを挙げた。郭は2008年シーズン中42試合に登板し3試合に先発、39試合にリリーフとして出場、80回を投げ96三振を奪い、対戦チームの打率を.204に抑え、全ナショナルリーグのリリーフ投手の中でも1.69という顕著な防御率を残すに至った。上腕三頭筋のケガによりシーズン最後の15試合、およびディビジョンシリーズへの出場機会を失ったが、ナショナルリーグのチャンピオンシリーズでは3試合に出場し、3回を登板、3三振を挙げた。郭は同年の「MLB.com This Year in Baseball Awards」において、最優秀中継ぎ投手に選ばれた。

2009年は4月後半に持病ともいえる左肘痛から15日の故障者リストに掲示され、さらに60日DLに移行するなど故障に苦しんだ。しかし、7月下旬に復帰すると2ヶ月強で28試合に登板した(ほぼ2試合に1試合のペースである)。終盤、コロラド・ロッキーズに追いつかれそうになったチームの地区優勝達成を支えた。

2010年は台湾出身の選手で初めて、MLBオールスターゲームに出場した。現時点で台湾出身の選手でオールスターに出場したのは郭のみである。

カブス傘下時代[編集]

2012年2月6日にシアトル・マリナーズに1年契約で加入[2]。しかし、3月19日、オープン戦6試合で防御率17.55と不振で解雇された[3]
6月4日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結ぶが7月6日に放出された。

2013年1月14日に、第3回WBC本戦のチャイニーズタイペイ代表メンバーが発表され[4]代表入りした[5]

台湾球界時代[編集]

2013年6月22日に、母国台湾の野球リーグである中華職業棒球大聯盟(CPBL)の統一セブンイレブン・ライオンズと契約を結んだ。

プレースタイル・人物[編集]

高校時代より速球派の左腕として頭角をあらわす。スリークォーターから最速99mph[6](約159km/h)のストレートとスライダーを中心に投球を組み立てる、主にリリーフとして活躍する。

王建民投手とは同じ中学(台南市建興国中)の出身で郭は1年後輩にあたる。また、元東北楽天ゴールデンイーグルス林恩宇投手の同級生でもある。

高校時代、第3回AAAアジア野球選手権大会決勝戦の日本戦に先発し、松坂大輔と投げ合っている。

台湾出身としては4人目のメジャーリーガーである。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2005 LAD 9 0 0 0 0 0 1 0 3 .000 26 5.1 5 1 5 1 0 10 0 1 4 4 6.75 1.88
2006 28 5 0 0 0 1 5 0 2 .167 258 59.2 54 3 33 5 1 71 2 0 30 28 4.22 1.46
2007 8 6 0 0 0 1 4 0 0 .200 140 30.1 35 3 14 0 1 27 1 0 26 25 7.42 1.62
2008 42 3 0 0 0 5 3 1 12 .625 323 80.0 60 4 21 2 3 96 1 1 21 19 2.14 1.01
2009 35 0 0 0 0 2 0 0 14 1.000 124 30.0 21 2 13 2 2 32 5 0 10 10 3.00 1.13
2010 56 0 0 0 0 3 2 12 21 .600 229 60.0 29 1 18 0 1 73 3 1 8 8 1.20 0.78
2011 40 0 0 0 0 1 2 0 3 .333 127 27.0 24 4 23 2 2 36 2 0 29 27 9.00 1.74
2014 統一 50 0 0 0 0 0 6 27 4 .000 213 48.2 51 1 17 2 1 67 4 0 21 14 2.59 1.40
MLB:7年 218 14 0 0 0 13 17 13 55 .433 1227 292.1 228 18 127 12 10 345 14 3 128 121 3.73 1.21
CPBL:1年 50 0 0 0 0 0 6 27 4 .000 213 48.2 51 1 17 2 1 67 4 0 21 14 2.59 1.40
  • 2014年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 56 (2005年 - 2011年)
  • 00 (2013年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2006 Tournament Roster WBC公式サイト 英語 2015年3月21日閲覧
  2. ^ “マリナーズが郭泓志、キャンプを獲得”. 日刊スポーツ. (2012年2月7日). http://nk.himania.info/baseball/mlb/news/f-bb-tp2-20120207-900423.html 2012年9月23日閲覧。 
  3. ^ “マリナーズ、郭泓志を解雇=米大リーグ”. 時事通信社. (2012年3月20日). http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2012032000183 
  4. ^ 2013 WBC中華隊28人名單 CPBL公式サイト 中国語 (2013年1月14日) 2015年3月28日閲覧
  5. ^ 2013 Tournament Roster WBC公式サイト 英語 2015年3月21日閲覧
  6. ^ Dodgers-Mets: Rotation analysis MLB.com

関連項目[編集]

外部リンク[編集]