張奕

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張 奕
Yaku Cho
オリックス・バファローズ #98
基本情報
国籍 中華民国の旗 中華民国台湾
出身地 花蓮県[1]
生年月日 (1994-02-26) 1994年2月26日(25歳)
身長
体重
182 cm
84 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手投手
プロ入り 2016年 育成選手ドラフト1位
初出場 2019年5月16日
年俸 420万円(2019年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
張 奕
各種表記
台湾語 張 奕
和名表記: ちょう やく
発音転記: チャン・イー
英語名 Chang Yi
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張 奕(ちょう やく、チャン・イー、1994年2月26日 - )は、台湾中華民国)・花蓮県出身[1]プロ野球選手投手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学3年生の頃から野球を始める[3]

高校は、7歳年上の従兄陽岱鋼に憧れ、福岡県福岡市福岡第一高に進学[4]甲子園出場経験はなく、右翼手投手で出場した[1]3年生の夏の第94回福岡県大会では、2012年7月28日に行われた決勝で、1安打を放ち、3番手投手として登板し6回を無失点に抑えるが、2対4で飯塚高等学校に敗れ、惜しくも準優勝だった[5]

高校卒業後は、日本経済大学に進学。野球部では、1年次の春からレギュラー[6]福岡六大学野球連盟において、新人王と2度のベストナインを受賞し、4年生の秋には本塁打王を獲得する[3]

2016年プロ野球ドラフト会議においてオリックス・バファローズから育成選手ドラフトで第1巡目で指名され、支度金300万円、年俸250万円(金額は推定)で契約合意に達し[7]、入団した。背番号122。

プロ入り後[編集]

2018年、外野手登録ながら6月中旬から投球練習を開始して投手に転向した[8]。故障もあり登板数は限られたが、ウエスタン・リーグ5試合で5回を投げ防御率1.80の成績を残した[9]

2019年には正式に外野手から投手へ登録を変更した[10]。4月末までにウエスタン・リーグ5試合に登板し1勝1敗、防御率2.19の成績を残し、5月1日に支配下登録選手への昇格が発表され、翌5月2日付でNPB公示された[11][12]。これは日本プロ野球における令和初の支配下昇格となった[13]。これに伴い背番号は98に変更された[8]。5月16日に中継ぎでプロ初登板を果たすも2試合防御率10.80の成績で二軍に降格し、その後は先発要員として調整[14]。8月8日の北海道日本ハムファイターズ戦(旭川スタルヒン球場)でプロ初先発すると、6回2被安打1失点(無四球・6奪三振)の内容でプロ初勝利を挙げた[15][16]育成の野手としてプロ入りした選手が初先発で初勝利を挙げた日本プロ野球で初の快挙となった[15]

選手としての特徴[編集]

大学時代は、50メートル走6.0秒[17]、遠投120メートル、走攻守三拍子揃った外野手との評価を得ていた[3]

プロで投手に転向した後は、ストレートの球速は最速152km/hを計測[16][18]。直球と落差のあるチェンジアップを軸に、カーブスライダーを交える[9]

人物[編集]

同じくプロ野球選手となった陽耀勲陽品華(改名前は「陽耀華」〈読み方:よう ようか〉、元長崎セインツ愛媛マンダリンパイレーツ内野手)、陽岱鋼たち兄弟は母方の従兄にあたる[3]

詳細情報[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

  • 122(2017年 - 2019年5月1日)
  • 98(2019年5月2日 - )

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 都築学園グループ 日本経済大学 硬式野球部の張奕(チョウ・ヤク)選手がプロ野球ドラフトにてオリックス・バファローズより育成枠1位指名”. PR TIMES (2016年10月20日). 2017年6月10日閲覧。
  2. ^ 陽岱鋼のいとこ、オリックス張奕が支配下登録に”. 日刊スポーツ (2019年5月1日). 2019年5月2日閲覧。
  3. ^ a b c d オリ育成ドラ1の張奕 いとこ陽岱鋼と「一緒にやりたい」”. Sponichi Annex (2016年11月8日). 2017年6月10日閲覧。
  4. ^ オリ育成ドラ1・張奕 いとこの陽岱鋼にラブコール「右中間を組みたい」”. デイリースポーツ (2016年11月8日). 2017年6月10日閲覧。
  5. ^ 第94回全国高校野球選手権福岡大会 飯塚―福岡第一(決勝)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2012年7月28日). 2017年6月10日閲覧。
  6. ^ 日ハム陽岱鋼は従兄。オリックス育成1位の張奕がヤフオクドームで本塁打”. Yahoo!ニュース (2016年10月22日). 2017年6月10日閲覧。
  7. ^ オリックス育成ドラ1張奕と仮契約 陽岱鋼のいとこ”. 日刊スポーツ (2016年11月16日). 2017年6月12日閲覧。
  8. ^ a b オリックス育成の張奕1回0封 巨人陽岱鋼のいとこ”. 日刊スポーツ (2018年10月18日). 2019年5月2日閲覧。
  9. ^ a b 【次のスターはオリまっせ】張奕投手 エースの言葉で消えた甘さ 投げ続けた先に春は来る”. スポーツニッポン (2019年1月31日). 2019年8月8日閲覧。
  10. ^ オリックス育成の張奕外野手、支配下選手から開幕1軍目標 来季からは投手登録に”. デイリースポーツ (2018年11月21日). 2019年5月2日閲覧。
  11. ^ 陽岱鋼いとこ・張奕がオリ支配下に”. サンケイスポーツ (2019年5月2日). 2019年5月2日閲覧。
  12. ^ 新規支配下選手登録 2019年度”. 日本野球機構. 2019年5月2日閲覧。
  13. ^ オリックス、張奕を支配下登録 令和初の昇格 いとこ陽岱鋼と「対戦したい」”. スポーツニッポン (2019年5月1日). 2019年8月8日閲覧。
  14. ^ 【オリックス】巨人・陽岱鋼のいとこ・張奕がプロ初先発へ「やることは変わらない」”. スポーツ報知 (2019年8月5日). 2019年8月8日閲覧。
  15. ^ a b 育成野手出身オリ・張、涙のお立ち台「亡くなったおじいちゃんに…」捧げる初白星 いとこ陽岱鋼にも感謝”. スポーツニッポン (2019年8月8日). 2019年8月8日閲覧。
  16. ^ a b オリックス、プロ初先発の張奕が6回1失点の好投「楽しんで投げることができた」”. デイリースポーツ (2019年8月8日). 2019年8月8日閲覧。
  17. ^ https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/10/08/kiji/K20161008013492920.html
  18. ^ オリックス・張奕がフリー打撃に登板 昨年投手に転向、陽岱鋼いとことして話題に”. デイリースポーツ (2019年2月4日). 2019年8月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]