社歌

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社歌(しゃか)とは、一般に企業において、社員の労働意欲向上などを目的として作成されるのこと。

通常は企業の公式行事(創立~周年式典など)や社内の朝礼などでのみ使用され、対外的に公表されることは少ないが、中には有名アーティスト作詞作曲に関わっている、テレビ番組で話題になったなどの理由でCD化され、一般のCDショップで販売されるケースもある(特に放送局の社歌はインターネット上で話題になりやすく、放送マニアの間では有名のものも多い)。社会人野球の大会で応援団が社歌を歌うことがある。

一方で、社歌をもたない、あるいはもっていても殆ど使用されることのない企業もある。

さらに、社歌として正規に制定される以外に、制定はしたもののあえて社歌の名を冠さないもの、記録の散逸等で正式な社歌であるか否かや制定の経緯が曖昧なもの、広報目的の曲が世間一般に社歌だと思われているもの、およびこれらの変形や組み合わせなどさまざまな形態がある。

主な一般発売された社歌[編集]

アルバム「社歌」収録作品[編集]

キングレコードより2009年1月21日に発売されたCD「社歌」に収録された社歌(上述の事情もあり、極めて厳格に定義した場合に正式な社歌ではないものも含む)。アルバムの監修は弓狩匡純。

  1. キヤノン - キヤノン社歌「共生のハーモニー」(東京混声合唱団
  2. 九州旅客鉄道(JR九州) - 「浪漫鉄道」(ハイ・ファイ・セット
    JR九州の特急列車の車内で列車が博多駅に到着する際に流される事がある。以前はさまざまな特急列車で流していたが、現在は鳴らされる列車が大幅に減少している。また、ブルートレイン以外の夜行列車でも終着駅到着前に流していた。また、かつては佐伯駅到着前にも流していたときもあった。
    現在は主に、大分発博多行きの特急ソニック号長崎発博多行き特急かもめ号で流される。ただしたいてい乗り換え案内の放送がかぶり、時には省略されたりすることもある。取締役が出席する出発式などのイベントでは比較的よく流される。以前は特急列車の車内、駅でも歌詞を耳にすることができたが、現在歌詞が聞けるのは出発式などのイベントの時だけである。 
    また、「心をたばねるシンボル JR九州社歌『浪漫鉄道』」の見出しで新聞に大きく取り上げられたこともある(朝日新聞2008年6月7日付「be」e1-2面『うたの旅人』)。なお、同時に取り上げられたのは大鵬薬品工業と日本ブレイク工業の社歌、また朝日新聞社に社歌がないことであった。掲載写真はすべて九州旅客鉄道所有の車輌と建物等であった(九州鉄道記念館の展示物と建物の写真が掲載されているが、これも所有については九州旅客鉄道)。
  3. 資生堂 - 資生堂社歌(資生堂コーラス部)
  4. シャープ - コーポレートソング「ひかりを超えて」(ハイ・ファイ・セット)
  5. シャープ - イメージソング「地球にひとつの」(ハイ・ファイ・セット)
  6. 大同生命 - 大同生命キックオフソング「夢直行便」
  7. 大鵬薬品工業 - コーポレートソング「スマイル・フォー・ミー」(坪倉唯子
  8. デンソー - 宇宙へのドア(井上あずみ
  9. TOTO - ととべんきのうた(坂田おさむ
  10. 東宝 - 東宝株式会社社歌(高島忠夫草笛光子
  11. 日産自動車 - 世界の恋人(シンガーズ・スリー
    スキャットバージョン
  12. 日本ブレイク工業 - 日本ブレイク工業「社歌」2007(萬Z(量産型))
  13. 北海道旅客鉄道(JR北海道) - 北の大地(ダーク・ダックス)
  14. マキタ - I Love You Japan(Mr.Big)
    ライブ音源
  15. ユニ・チャーム - ユニ・チャームグループ社歌(沖野グループ
  16. ロート製薬 - ロート製薬企業キャラクターソング「Happy Surprise! ~よろこビックリの唄~」(鳥山あかね
  17. ワコール - 新ワコール社歌「限りなき飛翔(友竹正則
  18. キングレコード - キングレコード株式会社社歌(林伊佐緒井口小夜子

鉄道会社の社歌が含まれるCD[編集]

アルバム「鉄歌: 鉄道会社の歌」収録作品[編集]

キングレコードより2009年10月7日に発売されたCD「鉄歌: 鉄道会社の歌」に収録された鉄道会社の社歌。当初「社歌・応援歌集」なる仮の副題がついていた。収録17曲中5曲が社歌である。監修は弓狩匡純。

  • 九州旅客鉄道(JR九州) - 「浪漫鉄道」(ハイ・ファイ・セット)
  • 北海道旅客鉄道(JR北海道) - 北の大地(ダークダックス)
  • 東海旅客鉄道(JR東海) - 東海旅客鉄道株式会社社歌(二期会
    2007年に制定された社歌。作詞は林望である。社名は詞に入っていない。作曲は佐藤眞の手によるもので、この時代には珍しく唱歌寮歌軍歌を思わせる復古調の曲である。演奏はクラシック音楽界より起用され、アルバムには日本フィルハーモニー交響楽団(指揮は佐藤眞とライナーノートにのみ記述)の演奏、混声四部合唱版が収録されている。バリトン独唱版・ピアノ版(ともにライナーノートに演奏者の記述なし)、吹奏楽版(演奏は佐藤の指揮による東京佼成ウインドオーケストラと記述)、オーケストラ、男声四部合唱の6パターンがある。なお、同社の歌として「君をのせて」が知られており、長らく社歌と認識されてきたが、ライナーノートには愛唱歌であると記述されている。
  • 南満州鉄道 - 満鉄社歌(東海林太郎、東京アカデミー混声合唱団)
  • 日本国有鉄道 - 「鐵道精神の歌」(中野忠晴コロムビア合唱団
    北原白秋の作詞、山田耕筰の作曲で1935年に発表。歌詞中に「国鉄」とあるが、当時は日本国有鉄道ではなく、鉄道省の時代であった。アルバムには昭和館が所有するSPレコードからの複製が収録されている。

他に、伊予鉄道の「伊豫鐵道唱歌」(麻耶重善)が収録されている。25番からなる唱歌であるが、ライナーノートには現在は1,2,6番のみが会社の行事で斉唱されると記述されている。作詞は「鉄道唱歌」の大和田建樹、作曲は田村虎蔵(鉄道唱歌は作曲者が複数いるがその一人(最も知られた作曲者ではない))。

なお、このアルバムの他の収録曲は、野球部の応援歌(九州旅客鉄道)、コマーシャルソング、鉄道会社活性化のためのイメージソングなどである。

アルバム「JNR toJR」収録作品[編集]

キングレコードより2017年3月29日に発売されたCD「JNR to JR 国鉄民営化30周年記念トリビュート・アルバム 」に収録された国鉄JRの社歌。

その他の特色のある社歌[編集]

  • 金田重機 - Go!Go!金田重機の歌
とんねるずのハンマープライス』(関西テレビ)で社員の一人がT.M.Revolution西川貴教浅倉大介が社歌を作る権利を170万円で落札したことで作られた。
1991年に制定されたゲーム会社の社歌。歌詞の中にセガの社是でもある「創造は生命(いのち)」、経営理念でもある「知的創造で社会に貢献」「先進技術で時代の先取」「人社一体で目標を追求」等のフレーズが盛り込まれている。歌手は135。作詞は当時社員だった高橋栄一、作曲は若草恵が担当。
2004年に、社歌を35年ぶりにリニューアル(歌詞に変更はない)。シンガーソングライター大奈に編曲を依頼してもらい、16ビート調とマーチ調の2曲の新たな社歌を製作。
アメリカ合衆国の企業。1930年代に2曲の社歌が作られた。[1]で視聴可能。
小椋佳作。
2008年の現社名変更と同時に制作された。作詞:森雪之丞、作曲:久石譲

関連文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 横山剣さんが西原商会の社歌提供、MSN産経ニュース、2014年6月20日 10:00。

2.変わる「社歌」 再びブームの兆し 日本経済新聞 2016年11月13日 6:30。