泰阜村
やすおかむら ![]() 泰阜村 | |||||
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![]() 泰阜発電所と泰阜ダム | |||||
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国 |
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地方 | 中部地方、甲信越地方、信越地方 | ||||
都道府県 | 長野県 | ||||
郡 | 下伊那郡 | ||||
市町村コード | 20414-5 | ||||
法人番号 | 6000020204145 | ||||
面積 |
64.59km2 | ||||
総人口 |
1,481人 [編集] (推計人口、2023年1月1日) | ||||
人口密度 | 22.9人/km2 | ||||
隣接自治体 | 飯田市、下伊那郡阿南町、下條村、天龍村 | ||||
村の木 | ヒメコマツ | ||||
村の花 | カタクリ | ||||
村の鳥 | ヤマドリ | ||||
泰阜村役場 | |||||
村長 | 横前明 | ||||
所在地 |
〒399-1895 長野県下伊那郡泰阜村3236番地1 北緯35度22分39秒 東経137度50分45秒 / 北緯35.37739度 東経137.84594度座標: 北緯35度22分39秒 東経137度50分45秒 / 北緯35.37739度 東経137.84594度 ![]() | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
特記事項 | 村制施行日:1889年4月1日 | ||||
ウィキプロジェクト |
泰阜村(やすおかむら)は、長野県下伊那郡の南部に位置する村である。
地理[編集]
隣接している自治体[編集]
歴史[編集]
- 室町時代には知久氏の領地だった。
- 1555年に武田信玄が知久氏を滅ぼし、前澤若狭守の領地となった。
- 1869年(明治2年)2月 - 伊那県に編入。[1]
- 1871年(明治4年)6月 - 戸籍法が公布され、伊那県戸籍区の第十一区(金野村、平島田村、唐笠村、門島村、黒見村、万場村、平野村、明島村、田ノ口村、柿野村の十ヵ村)、第十三区(左京村、鍬不取村、打澤村、高町村、稲伏戸村、怒田村、南山村の七ヵ村)が設置された。戸籍区の成立によって従来の名主、庄屋及び年寄制は廃止され、戸長・副戸長制となる。
- 1872年(明治5年)4月 - 筑摩県の第一六五区(左京村外七ヵ村)、第一六六区(平島田村外九ヵ村)が設置された。
- 1873年(明治6年)3月 - 筑摩県の一六五区、一六六区、一六七区、一六八区、一七〇区、一七一区、一七二区と共に第二十二大区に編入され、第一六五区を第一小区に、第一六六区を第二小区となる。
- 1875年(明治8年)1月23日 - 伊那郡南山村・唐笠村・金野村・怒田村・左京村・平島田村・鍬不取村・平野村・田野口村・柿野村・明島村・門島村・打沢村・黒見村・高町村・稲伏戸村・万場村が合併して泰阜村となる。
- 1876年(明治9年)8月21日 - 長野県の所属となる。
- 1879年(明治12年)1月4日 - 郡区町村編制法の施行により下伊那郡の所属となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により泰阜村が成立。
- 1939年(昭和14年) - 満蒙開拓移民の分村が現地に成立。
歴代村長[編集]
代 | 氏名 | 選任年月日 | 退任年月日 |
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1 | 萬場芳衛
金野年穂 斯波甚三郎 吉沢藤蔵 |
1875年1月 | 1875年10月 |
2 | 金野年穂 | 1875年10月4日 | |
これより公選となる | |||
3 | 吉沢藤蔵 | 1879年7月1日 | 1879年12月 |
4 | 萬場芳衛 | 1880年1月 | 1883年3月 |
5 | 吉沢藤蔵 | 1883年3月 | 1883年12月 |
6 | 島岡米太郎 | 1884年1月 | 1885年3月 |
これより官選となる | |||
7 | 山口機三 | 1885年3月 | 1886年3月 |
8 | 大河内弥三郎 | 1886年3月 | 1887年1月 |
9 | 飯富安忠 | 1887年1月 | 1888年2月 |
10 | 田中正巳 | 1888年2月 | 1888年3月 |
11 | 熊谷正雄 | 1888年3月 | 1889年5月 |
行政[編集]
人口[編集]
![]() | |
泰阜村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 泰阜村の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 泰阜村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
泰阜村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
交通[編集]
鉄道[編集]
バス[編集]
- 南部公共バス泰阜線(H30.3廃止)
- 南部公共バス阿南線 温田駅発着,阿南町,下條村経由飯田市方面
- 南部公共バス温田線 温田駅発着,阿南町経由売木村方面
- 泰阜線の廃止により、村の中心部(役場や郵便局のある地区)を通るバス路線は無くなった。
道路[編集]
- 村域を通過する国道はなく、通過する主要地方道と村道のみが存在する。
- 村内に信号機は1台も設置されていない。
- 県道
学校[編集]
- 全て村立。
- 泰阜小学校
- 泰阜中学校
- 2010年度までは南北に小学校が1つずつ存在したが、2011年4月に南北が統合し、泰阜小学校となった。現在は泰阜中学校と同敷地内に小学校が設立されている。
- 村内に高等学校はない。近くの高等学校は長野県阿南高等学校、長野県阿智高等学校など。村内を飯田線が通っているため、飯田市内の高等学校へも他の村に比べて通学しやすい。しかし、駅までの距離が遠い子供も多いため、保護者による送迎や、飯田市への転出をする人も少なくない。
文化[編集]
マスメディア[編集]
テレビ局[編集]
- ケーブルテレビ局
その他[編集]
- 2003年(平成15年)9月26日に、当時の長野県知事である田中康夫(元新党日本衆議院議員)が住民登録をしたことで、全国的に知られるようになった(その後、田中康夫は2004年(平成16年)12月2日 に北佐久郡軽井沢町へ住民票を移転している)。
脚注[編集]
- ^ 『泰阜の地に生れ育てられて』85~108頁。
- ^ 『泰阜の地に生れ育てられて』104,106頁。
- ^ 『泰阜の地に生れ育てられて』109頁。
- ^ 泰阜村 松島村長が引退の意向 6期24年に「一区切り」2018年2月1日 南信州新聞
- ^ 【速報】白馬村長に下川氏再選 泰阜村長に横前氏初当選2018年8月5日 信毎Web
- ^ 泰阜村南山の榑木踊り(八十二文化財団サイト)
- ^ 榑木踊り南信州ナビ
- ^ 『伊那民俗叢書. 第1輯』伊那民俗研究会編、信濃郷土出版社、昭和8-9
参考文献[編集]
- 『泰阜の地に生れ育てられて』 宮下明男著、1995年7月。