彦根市
ひこねし ![]() 彦根市 | |||
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ファイル:Hikonyan in Hikone Castle.JPG 彦根市のマスコット「ひこにゃん」 | |||
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国 |
![]() | ||
地方 | 近畿地方 | ||
都道府県 | 滋賀県 | ||
市町村コード | 25202-6 | ||
法人番号 | 9000020252026 | ||
面積 |
196.87km2 | ||
総人口 |
112,082人 [編集] (推計人口、2024年6月1日) | ||
人口密度 | 569人/km2 | ||
隣接自治体 |
米原市、東近江市 犬上郡多賀町、豊郷町、甲良町 愛知郡愛荘町 | ||
市の木 | タチバナ | ||
市の花 | ハナショウブ | ||
彦根市役所 | |||
市長 | 和田裕行 | ||
所在地 |
〒522-8501 滋賀県彦根市元町4番2号 ![]() | ||
外部リンク | 彦根市役所 | ||
ウィキプロジェクト |
彦根市(ひこねし)は、日本の滋賀県北東部に位置する市。鳥居本地区と稲枝地区を除き、かつては犬上郡に属していた。
概要
井伊氏彦根藩のお膝元で、大藩がひしめく京都周辺でも有数の城下町として発達した。滋賀県東部の商工業の中心で、かつては大津市に次ぐ県下第二の都市であった。そのため現在も彦根地方気象台・滋賀大学・裁判所支部など各種機関が集中している。また中山道沿線には高宮宿と鳥居本宿の宿場町が栄えた。旧城下町・宿場町の町並みが現在も残っており、2009年1月19日には亀山市・金沢市・高山市・萩市とともに第1回歴史まちづくり法に認定されている。
現在では、毎年7月に松原水泳場で開かれる鳥人間コンテスト選手権大会や、2007年の「国宝・彦根城築城400年祭」マスコットキャラクターひこにゃんでもよく知られる。
「彦根」という地名は天照大神の御子イクツヒコネが活津彦根明神として彦根山(現在の彦根城)に祭られたことに由来するとされる。共通語では「彦根」は平板型アクセントで発音するが、地元では中高型(「こ」のみが高い)であり、地元を走る近江鉄道本線の自動車内放送でも中高型で放送されている。
地理
琵琶湖に面するが、内陸部に位置しており、伊吹山地が近接しているため、気候は内陸性気候である。気象庁の区分では滋賀県北部に分類されているが、彦根市は中部と言うべき位置にあり、積雪は他の県北部の市町村に比べ少ない。
- 地形
歴史
沿革
- 江戸時代まで
- 戦国時代には、織田信長や豊臣秀吉の領土に入った。
- 安土桃山時代には、石田三成が治める佐和山城の城下町になった。
- 井伊直政が高崎から転入して以後、井伊氏が治める彦根藩の城下町、中山道の高宮宿や鳥居本宿の宿場町として栄えた。
- 明治維新以後
- 1871年8月29日:廃藩置県により犬上県の県庁所在地になった
- 1871年8月29日:廃藩置県により、東沼波村(百四十戸の大所帯)、西沼波村、大堀村、地蔵村、正法寺村、野田山村の千本六か村が千本村(ちもとむら)になった
- 1872年9月 (旧暦):犬上県が滋賀県に編入され、以来滋賀県に属する。なお、この際、彦根の徹底せる保守的風土から、滋賀県県庁所在地になることを嫌ったため、県庁所在地は滋賀県の中央の彦根ではなく、位置としてほとんど京(みやこ)の大津になったという経緯がある。
- 1887年:滋賀県立彦根測候所(現:彦根地方気象台)が気象観測を開始
- 1889年7月1日:彦根駅(琵琶湖線)が開業。当時の通称名は「大駅(おほえき)」。ある時期[いつ?]まで単に「彦根駅」という場合は近江鉄道の現彦根口駅を指していた。
- 1900年8月20日:森有礼文部大臣による小学校令改正により、彦根町は城東尋常小学校と城西尋常小学校、松原村は城北尋常小学校、青波村は青波尋常小学校(現:佐和山小学校)、千本村(東沼波、西沼波、大堀、地蔵、正法寺、野田山)は千本尋常小学校(現:旭の森小学校)、福光村は(現:城南小学校)、北青柳村は(現:城陽小学校)、を擁した。
- 1917年:大正天皇が彦根に御幸、千本村の大堀山の山頂にて行われた大日本帝国陸軍の大演習を閲兵した。
- 1937年2月11日:彦根町、松原村、青波村、福満村、千本村、北青柳村が合併して市制移行(人口:39,335人)
- 1942年6月10日:磯田村、南青柳村を編入(人口:40,364人)
- 1945年5 - 7月:彦根空襲
- 1948年:彦根警察署が発足
- 1949年:滋賀大学が設置
- 1950年:滋賀県立短期大学が設置
- 1950年4月1日:日夏村を編入(人口:49,207人)
- 1951年:昭和天皇が来彦
- 1952年4月1日:坂田郡鳥居本村を編入(人口:52,871人)
- 1952年:彦根城(天守、附櫓および多聞櫓)が国宝に指定
- 1953年:「開国百年祭」を開催
- 1956年9月30日:河瀬村、亀山村を編入(人口:59,474人)
- 1956年:東海道本線が電化
- 1957年4月3日:高宮町を編入(人口:63,339人)
- 1959年:国道8号が開通
- 1964年:東海道新幹線、名神高速道路が開通
- 1968年4月1日:愛知郡稲枝町を編入(人口:76,564人)
- 1987年3月28日:「'87世界古城博覧会」を開催
- 2007年3月21日:「国宝・彦根城築城400年祭」を開催
- 2008年6月4日:「井伊直弼と開国150年祭」を開催
人口
2010年(平成22年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、1.95%増の111,915人であり、増減率は県下19市町村中7位。
彦根市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政
- 歴代市長(1947年以降)
- 安居喜八(1947年)
- 小林郁(1947年 - 1953年、2期)
- 井伊直愛(1953年 - 1989年、9期)
- 井伊直弼の曾孫にあたる旧彦根藩主井伊家の当主、元伯爵で、「殿様市長」として知られた。
- 獅山向洋(1989年 - 1993年、1期)
- 中島一(1993年 - 2005年、3期)
- 獅山向洋(2005年 - 現職、通算3期目)
- 2006年10月25日、市職員が飲酒運転で人身事故を起こした場合の新処分基準を発表し、11月1日に導入した。厳罰化を図る一方で、獅山市長は日本国憲法第38条(何人も、自己に不利益な供述を強要されない)を根拠に市への飲酒運転の報告義務を削除した。これに対して倫理観や実効性への疑問等から11月24日までに市役所への問い合わせが473件あり、うち9割以上が批判的な意見であった。雑誌「週刊新潮」には「バカ市長」と題した記事まで掲載され、獅山市長は名誉を傷つけられたとして新潮社に慰謝料2200万円などを求める訴訟を起こした。一審の大津地方裁判所では市長側が敗訴したが、二審の大阪高等裁判所では「全人格自体を否定したととれる内容で、名誉棄損にあたる」として新潮社に22万円の支払いを命じ、最高裁判所も高裁判決を支持した。
司法
裁判所
検察庁
経済
彦根市は工業都市でもあり、工業生産額は滋賀県でも上位である。京都市や大阪市のベッドタウン化も進み、人口も増加傾向にある。但し、その増加率は県南部の都市と比べるとゆるやかである。 市中心部には彦根銀座や市場商店街など複数の商店街が形成されており、戦前や高度経済成長期には市内や周辺農村部からの集客で賑わった。現在そうした既存商店街はロードサイド・郊外型商業施設の発達などで活気を失っているが、活性化に向けた様々な方策が模索されている。
産業
事業所または店舗を置く主な企業
- 安治川鉄工
- 有川製薬
- 永昌堂印刷
- 近江鉄道(彦根で創業)
- オーミ緑化
- 関西産業
- 公益社
- 国立印刷局
- 澤村バルブ工業
- シガドライウィザース
- 清水合金製作所(キッツ子会社)
- 昭和電工
- 新神戸電機
- 角田鉄工
- 大日本スクリーン製造
- タカタ(彦根で創業)
- パリヤ
- フジテック(2006年4月に大阪府茨木市から本社が移転)
- ブリヂストン
- 平和堂(彦根で創業)
- パナソニック電工
- マルホ
姉妹都市・親善都市
国内
国外
教育機関
大学・短期大学
高等学校
中学校
小学校
- 彦根市立城東小学校
- 彦根市立城西小学校
- 彦根市立城南小学校
- 彦根市立城北小学校
- 彦根市立佐和山小学校
- 彦根市立旭森小学校
- 彦根市立城陽小学校
- 彦根市立金城小学校
- 彦根市立鳥居本小学校
- 彦根市立河瀬小学校
- 彦根市立亀山小学校
- 彦根市立高宮小学校
- 彦根市立平田小学校
- 彦根市立稲枝北小学校
- 彦根市立稲枝東小学校
- 彦根市立稲枝西小学校
- 彦根市立若葉小学校
医療
盲学校・養護学校
メディア
交通
鉄道
主要道路
- 旧街道
港湾
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/49/Biwako104417.jpg/220px-Biwako104417.jpg)
観光
娯楽
観光地
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/43/Genkyuen10s3200.jpg/220px-Genkyuen10s3200.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/75/Hikonehku8.jpg/220px-Hikonehku8.jpg)
- 彦根城跡(日本の特別史跡)
- 滋賀縣護國神社
- 旧彦根藩松原下屋敷庭園(お浜御殿)(日本の名勝)
- 俳遊館
- 佐和山城跡
- 佐和山遊園
- 夢京橋キャッスルロード
- 四番町スクエア
- 十王村の水(名水百選)
- 龍潭寺
- 宗安寺(別名 赤門寺)
祭り
- 北野蛭子神社彦根十日えびす祭(1月9日・10日)
- 梅まつり(彦根城内・梅林 3月1日 - 3月31日)
- 桜まつり(彦根城一帯 4月1日 - 4月21日)
- 高宮神社春例大祭(4月上旬)
- 高宮納涼花火大会(7月10日前後 県下で一番早い花火大会)
- 彦根大花火大会(8月上旬)
- 彦根七夕まつり(市内商店街 8月上旬)
- ひこね万灯流し(芹川堤(芹橋-後三条橋間) 8月中旬)
- 彦根ばやし総おどり大会(市内商店街 8月中旬)
- 小江戸彦根の城まつり(10月上旬 - 11月上旬)
- 彦根えびす講(市内商店街 11月下旬)
- 彦根城除夜の鐘をつく集い(12月31日)
出身有名人など
- 江戸時代までの有名人
- 明治以後の有名人
- 枝川秀樹(大相撲 (最高位)元前頭筆頭 蒼樹山)
- 大木ひびき(漫才師 大木こだま・ひびき)
- 加川良(歌手)
- 田原総一朗(ジャーナリスト)
- 団鬼六(小説家)
- 中溝裕子(プロゴルファー)
- 姫野カオルコ(作家)
- 深尾吉英(バレーボール ミュンヘン五輪日本代表)
- tetsuya (L'Arc〜en〜Cielベーシスト、歌手)
- 西川貴教 (歌手)
- 瑞智士記 (小説家)
- 横山運平(俳優)
- 藤木てるみ(漫画家)
- キャラクター・動物
関連項目
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c9/Hikone_okabe_champon.jpg/170px-Hikone_okabe_champon.jpg)
- 日本の音風景100選:「彦根城の時報鐘と虫の音」が選ばれている。
- ひこね第九オーケストラ:毎年冬に第九を演奏。オケも合唱団もアマチュアで構成。
- カロム:彦根市でポピュラーな室内遊戯。カロム日本選手権大会も開催される。
- ちゃんぽん:市内の食堂で出される和風ちゃんぽんが、近年ご当地グルメとして注目されつつある。
- オーミケンシ:市内で創業。