コンテンツにスキップ

ビバシティ彦根

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビバシティ彦根
VIVA CITY HIKONE
入口にあるゲート(手前)と店舗(奥)
地図
地図
店舗概要
所在地 522-0044
滋賀県彦根市竹ヶ鼻町43-1[1]
座標 北緯35度14分37.5秒 東経136度14分59.8秒 / 北緯35.243750度 東経136.249944度 / 35.243750; 136.249944 (ビバシティ彦根)座標: 北緯35度14分37.5秒 東経136度14分59.8秒 / 北緯35.243750度 東経136.249944度 / 35.243750; 136.249944 (ビバシティ彦根)
開業日 1996年平成8年)[2]4月26日[3]
施設所有者 平和堂[1]
施設管理者 平和堂[1]
敷地面積 69,338 m²
延床面積 96,686 m² 
商業施設面積 53,504 m²
中核店舗 ビバシティ平和堂
店舗数 ビバシティ平和堂と93の専門店
(金融機関ATMを除く。うち5店舗は2024年春頃オープン予定[4]
営業時間 10:00 - 21:00[5]
駐車台数 2,500台
前身 彦根・市場街
最寄駅 南彦根駅[6]
最寄バス停 ビバシティ[7]
最寄IC 彦根IC[6]
外部リンク ビバシティ彦根
HEIWADO
テンプレートを表示

ビバシティ彦根(ビバシティひこね)は、滋賀県彦根市竹ヶ鼻町にある[2][8][9]複合商業施設ショッピングセンター)である[10]

歴史・概要

[編集]

かつて当地は、彦根食品地方卸売市場と平和堂流通センターなどが所在しており、「彦根・市場街」と呼ばれていたが、1983年昭和58年)に彦根市が行った地元アンケート調査で「現状では魅力ない」として再開発を支持する回答が過半数を占めた[11]

これを受けて再開発構想が進められることになったが、当初は「彦根・市場街」の商店連合会は大型店の出店には前向きではなかった。しかし1988年(昭和63年)3月12日に大型店出店に協力する方針に転換したことから、大型商業施設などを建設する構想が進められることになった[12]

その後、商業施設の核店舗の選定に入り、1989年平成元年)2月28日に再開発事業準備組合で核店舗が平和堂に決定された[13]

その後、1991年(平成3年)12月に平和堂多賀センターが完成し[14]1992年(平成4年)3月25日に彦根総合地方卸売市場が新市場に移転・開業した[15]

平和堂を交えて計画案の策定を進め、1993年(平成5年)12月9日に「南彦根駅前ショッピングプラザ」計画の3条申請を提出した[16]1994年(平成6年)6月3日には専門店約65店の出店が決定するなどテナントの大枠も固まった[17]

そして、1995年(平成7年)3月30日には当館の建設や運営を担う第三セクターとして「南彦根都市開発」の創立総会を開いて会社を設立し(同社は平和堂に吸収合併され廃止、後述[18]、同年8月11日に起工式を行って着工[19]。同年12月27日には名称を「ビバシティ彦根」とすることを決定した[20]1996年(平成8年)4月26日に開業した[3]

2023年令和5年)に全面改装を実施し、同年10月27日にグランドオープンした[4][21]。この改装に併せて、ロフトアカチャンホンポ、滋賀県最大級の無印良品などが新たにオープンし[4][21]、屋外に『ビバパーク』を新設した[注 1][21][4]

現在も滋賀県湖東湖北地域では大規模な商業施設であり、店舗面積は53,504 m2[注 2]を有する[21]

館内構成

[編集]
ビバシティ彦根
5F 立体屋上駐車場
4F 立体駐車場
3F ビバシティシネマ(4スクリーン・555席)・ボウリング・スポーツプラザ・駐車場
2F 平和堂ファッション館・カルチャープラザ・URBAN FASHION CITY・ワンダーパーク・スポーツプラザ・アミューズメントパーク
1F 本館 - 平和堂食品館・平和堂生活館・NEW LIFE CITY(専門店街)・レストラン街
別館 - エディオン

主な専門店

[編集]

現在のテナントの詳細は、公式サイトのショップリスト[22]またはフロア[23]を参照。

1階

[編集]

2階

[編集]

3階

[編集]

別棟

[編集]
  • エディオン
  • スターバックスコーヒー(ビバシティ彦根店)
  • イル メルカンテ - パスタピザ
  • SPOON Veggical Farm - カフェレストラン

その他

[編集]

当初、平和堂の子会社である南彦根都市開発株式会社が運営していたが、2019年(令和元年)10月29日に平和堂が吸収合併すると発表した(2020年1月21日付で合併)[24][25]。現在、同社が施設の管理・運営を行っている[1]

本館1階に入居している「CoCoRo Plus」(ココロ・プラス)は、コスメ&ビューティーショップとして2009年(平成21年)に当施設にオープンした[26]。平和堂が運営し同社の系列店(アル・プラザエール)のほかに、他社の商業施設においても出店している[26]。平和堂系列店以外での出店は以下のとおり(2022年時点、詳細は平和堂公式サイトのCoCoRo Plusを参照)。

公式キャラクターはビバッチェくん[2][30][31][32]ビーバーをモチーフにしている[33]

エフエムひこねコミュニティ放送は、当地でのオープニングセレモニーにより開局した。

交通

[編集]
公共交通機関
自動車
  • 名神高速道路彦根ICより約15分。
    • (駐車場:2,500台収容[6]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ (※地域交流を図ることを目的としたもの)
  2. ^ (直営とテナント(専門店の合計))

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 大規模小売店舗の変更の届出の公告” (PDF). 滋賀県商工観光労働部中小企業支援課 (2021年6月25日). 2022年12月24日閲覧。
  2. ^ a b c “「くまモン」がんばれ!「ひこにゃん」らゆるキャラ集結 彦根で23、24日に募金活動”. 産経新聞. (2016年4月23日). https://www.sankei.com/article/20160423-ZSY6JRFIAJNQZC3QZQTZYQNK5U/ 2022年12月24日閲覧。 
  3. ^ a b 『新修 彦根市史 第12巻 便覧・年表』彦根市、2013年3月29日、299頁。 
  4. ^ a b c d あたらしいビバシティいよいよはじまる! 2023年10月27日(金)あさ10時ビバシティ彦根 全館リニューアルオープン” (PDF). 平和堂 (2013年10月19日). 2023年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  5. ^ 営業時間”. ビバシティ彦根. 2023年11月10日閲覧。
  6. ^ a b c d e アクセス”. ビバシティ彦根. 2023年11月10日閲覧。
  7. ^ a b ビバシティ〔湖国バス〕の時刻表”. NAVITIME. ナビタイムジャパン. 2023年11月10日閲覧。
  8. ^ “14歳の「こざかなクン」、琵琶湖愛を絵本に 50種の魚を色鉛筆で”. 朝日新聞デジタル. (2022年7月5日). オリジナルの2022年7月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220705195140/https://www.asahi.com/articles/ASQ7474SSQ6ZPTJB001.html 2022年12月24日閲覧。 
  9. ^ 「ブックサンタ」に彦根の2書店参加 子どもたちへの本の寄付を受け付け”. 彦根経済新聞 (2022年11月16日). 2022年12月24日閲覧。
  10. ^ “「うまーい!」近江米PR隊長、宮川大輔さんらが絶叫アピール”. 産経ニュース. (2016年10月16日). https://www.sankei.com/article/20161016-EXZ3LWHLIZJUTPWHC5EME43NNM/ 2022年12月24日閲覧。 
  11. ^ “「市場街」の再開発 かなり高い支持 彦根市調査 「現状では魅力ない」”. 朝日新聞 朝刊 滋賀版 (朝日新聞社): p. [要ページ番号]. (1983年10月4日) 
  12. ^ “『大型店出店に協力』 商店連が方針を180度転換 彦根市本町の市場街再開発”. 中日新聞 朝刊 滋賀版 (中日新聞社): p. [要ページ番号]. (1988年11月18日) 
  13. ^ “彦根の市場街再開発事業 核店舗に平和堂 ビル数棟建設 準備組合で決まる”. 京都新聞 朝刊 滋賀版 (京都新聞社): p. [要ページ番号]. (1989年3月1日) 
  14. ^ “多賀センターが完成 デリカ商品製造 平和堂”. 京都新聞 朝刊 滋賀版 (京都新聞社): p. [要ページ番号]. (1991年12月5日) 
  15. ^ “新鮮野菜など初セリ 総合卸売市場スタート 彦根”. 京都新聞 朝刊 滋賀版 (京都新聞社): p. [要ページ番号]. (1992年3月26日) 
  16. ^ “JR南彦根駅東に計画のSC 核店舗に平和堂が出店 商業協組と3条申請提出”. 京都新聞 朝刊 滋賀版 (京都新聞社): p. [要ページ番号]. (1993年12月10日) 
  17. ^ “南彦根駅前ショッピングプラザ 出店者ほぼ固まる 専門店は約65店”. 京都新聞 朝刊 滋賀版 (京都新聞社): p. [要ページ番号]. (1994年6月4日) 
  18. ^ “南彦根ショッピングプラザ 3セク会社が創立総会 事業計画や役員を承認”. 京都新聞 朝刊 滋賀版 (京都新聞社): p. [要ページ番号]. (1995年3月31日) 
  19. ^ “彦根で起工式 大型商業複合施設”. 朝日新聞 朝刊 滋賀版 (朝日新聞社): p. [要ページ番号]. (1995年8月12日) 
  20. ^ “南彦根駅前ショッピングプラザの名称は 「ビバシティ彦根」”. 京都新聞 朝刊 滋賀版 (京都新聞社): p. [要ページ番号]. (1995年12月28日) 
  21. ^ a b c d 2023年10月27日(金)あさ10時 ビバシティ彦根 全館リニューアルオープン” (PDF). 平和堂. 2023年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  22. ^ ショップリスト”. ビバシティ彦根. 2023年11月10日閲覧。
  23. ^ フロア”. ビバシティ彦根. 2023年11月10日閲覧。
  24. ^ 当社完全子会社との合併に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)平和堂、2019年10月29日https://www.heiwado.jp/assets/file/news/attachment/1029_gappei.pdf2022年12月24日閲覧 
  25. ^ 平和堂/「ビバシティ彦根」運営管理の子会社を吸収合併”. 流通ニュース (2019年10月29日). 2022年12月24日閲覧。
  26. ^ a b c 平和堂/イオンタウン千種にコスメ&バラエティ「CoCoRo Plus」”. 流通ニュース (2021年5月21日). 2022年12月24日閲覧。
  27. ^ 平和堂/エアポートウォーク名古屋にコスメ&バラエティストア出店”. 流通ニュース (2022年3月11日). 2022年12月24日閲覧。
  28. ^ 平和堂/他社SCに初出店、コスメ&バラエティ専門店オープン”. 流通ニュース (2017年7月24日). 2022年12月24日閲覧。
  29. ^ 平和堂/テラッソ姫路にコスメ&バラエティストア「CoCoRo Plus」出店”. 流通ニュース (2021年10月19日). 2022年12月24日閲覧。
  30. ^ “おめでとう、ひこにゃん 15回目の誕生日”. 中日新聞Web. (2021年4月14日). オリジナルの2021年4月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210413220520/https://www.chunichi.co.jp/article/235893 2022年12月24日閲覧。 
  31. ^ うどんの妖精♪「さぬどん」誕生日イベント 友人「みとよん」「ビバッチェくん」も駆け付ける【香川】”. 岡山放送 (2022年4月27日). 2022年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月24日閲覧。
  32. ^ “「彦根はご当地キャラの聖地」可決 くまモン議員、議長はひこにゃん”. 朝日新聞デジタル. (2022年10月21日). オリジナルの2022年10月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221021154141/https://www.asahi.com/articles/ASQBP6DPTQBPPTJB00L.html 2022年12月24日閲覧。 
  33. ^ ビバッチェくん (滋賀県)、ゆるキャラグランプリ公式サイト - 2021年2月3日閲覧。
  34. ^ 愛のりタクシー”. 愛荘町. 2023年11月10日閲覧。 “(注:「ビバシティ」を経由しない路線も混在する。各路線の案内(路線図・時刻表など)はサイト内の各資料を参照)”

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]