バスキン・ロビンス

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バスキン・ロビンス
Baskin-Robbins Inc.
Baskin-Robbins logo.svg
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
マサチューセッツ州キャントン
設立 1953年
業種 食料品
主要株主 ダンキン・ブランズ・グループ
外部リンク https://www.baskinrobbins.com/
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バスキン・ロビンス (Baskin-Robbins Inc.) は、アメリカの世界最大級のアイスクリームパーラーチェーンのひとつ。世界40か国に7300以上の店舗を展開している。日本ではサーティワンアイスクリームの名前で知られる。

サーティワンとは英語の「31」で、「31種類のアイスクリームがあるため、1か月毎日違うアイスが楽しめます」という意味が込められている。ただし、実際には32種類もしくは28種類のアイスクリームが置かれている店舗が多く、これは冷蔵庫が四角いので偶数(しかもケース1区画が4つ入りのため、4×8)の方が経済的であるという理由であり、テレビ番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でも紹介された。実際には1200種類のアイスクリームが作られているが、世界のどのバスキン・ロビンスの店でも大抵は32種類から選べる。

上記の「サーティワン」の言葉と味見が無料でできるピンクのスプーン「テイストスプーン」のサービスは、1953年のバスキン・ロビンス発足当時からのもので、アイコン的なものとなっている。

2010年には、客層が革新的な味を求めているという理由でフレンチバニラといった古典的な5種類の味を廃止することを発表した。しかしながら、根強いファンや客層がFacebookなどを通じて猛烈に反対している。

アメリカ軍基地の敷地内で営業する店舗では、日本では通常販売されない種類があるほか、ソフトクリームを販売している店舗などもある。

発売しているフレーバーのうち、ロッキーロードは商標登録されている。

歴史[編集]

創業者はバート・バスキン英語版アーヴィン・ロビンス英語版の2人。バスキンはロビンスの姉の夫だった。2人ともアイスクリームが好きで、店を持つことを夢見ていた。ロビンスの父はワシントン州タコマでアイスクリームショップを経営しており、ロビンスは店を手伝うのが好きだった。第二次世界大戦中、ロビンスは1942年から1945年にかけて陸軍に入隊、バスキンは海軍に志願しそこでアイスクリームを作っては同僚に配った。戦後2人はロビンスの父親の薦めで別々に店を開くことにした。まず1945年に、ロビンスがカリフォルニア州グレンデールに「Snowbird(スノウバード)」を開業した。そして翌年には、退役したバスキンが同州パサデナに「Burton's(バートンズ)」を開業した。

その後、バスキンとロビンスの両者はカリフォルニア南部で勢力を伸ばし1953年に合体して「Baskin-Robbins(バスキン・ロビンス)」となった。1960年代中盤には全米400店舗を達成、1967年にバスキンとロビンスはバスキン・ロビンスをユナイテッド・フルーツに推定1200万ドルで売却し、1970年代からは順次海外出店が始まった。現在はすべての店舗がフランチャイズである。

創業者(バスキンは1967年、ロビンスは2008年に死去)の手を離れ、様々な親会社の下を転々としたが1973年にイギリスの食品会社J.ライオンズ(合併を繰り返してのちアライド・ドメック)が買収した。2005年に、アライド・ドメックをフランスの酒業メーカーペルノ・リカールが買収した際、バスキン・ロビンスとダンキンドーナツを傘下に持つ持株会社ダンキン・ブランズ・グループ」の売却が発表された。ダンキン・ブランズ・グループは、2006年から投資ファンドベインキャピタルカーライル・グループおよびトーマス・H・リー・パートナーズによる共同所有となっている。

展開している国や地域[編集]

バスキン・ロビンスの店舗がある国(青)

日本での展開[編集]

B-R サーティワン アイスクリーム株式会社
B-R 31 ICE CREAM CO.,LTD.
種類 株式会社 (日本)
市場情報
東証JQ 2268
1987年12月10日上場
略称 サーティワン、サーティワンアイス
本社所在地 日本の旗 日本
141-0021
東京都品川区上大崎三丁目1番1号
目黒セントラルスクエア
設立 1973年昭和48年)12月19日
業種 食料品
事業内容 アイスクリーム専門店のフランチャイズ展開
代表者 渡辺裕明代表取締役社長
資本金 7億3,528万6千円(2018年12月31日現在)
発行済株式総数 964万4,554株
(2018年12月31日現在)
売上高 200億8,634万6千円
(2018年12月期)
営業利益 4億4,617万8千円
(2018年12月期)
純利益 2億8,230万2千円
(2018年12月期)
純資産 94億249万2千円
(2018年12月31日現在)
総資産 183億4,495万円
(2018年12月31日現在)
従業員数 206人
(2018年12月31日現在)
決算期 12月31日
主要株主 株式会社不二家 43.31%
ダンキン ブランズ インターナショナル ホールディングス リミテッド 43.31%
(2018年12月31日現在)
関係する人物 尾崎仙次(元社長)
外部リンク https://www.31ice.co.jp/
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日本では、バスキン・ロビンスと不二家合弁会社B-R サーティワン アイスクリーム株式会社: B-R 31 ICE CREAM CO.,LTD.)がチェーン店を展開している。高速道路のサービスエリアにあるような小規模な店舗では31種類以下の品揃えであることもある。また、一部の店舗ではクレープを取り扱っている。

当初は登記上の商号アルファベットを使用できなかったため、商号の「B-R」の部分は「ビー・アール」 であったが、2007年に表記を現在のものに改めた。

不二家と消費者のイメージ的につながっていないため、不二家の期限切れ原材料使用問題による影響は比較的小さかった。

店舗などの看板では、旧来は「31 Baskin-Robbins サーティワン アイスクリーム」というものだったが、最近では「baskin BR robbins サーティワン アイスクリーム」というものが増えてきている。このロゴの英字部分は青だが、「BR」のBの縦棒以外の部分とRの縦棒の部分は赤くなっており、その部分で「31」と読ませるようになっている(バスキン・ロビンスのロゴも参照)。

日本では「サーティワン」との呼称がほぼ一般的であるが、本国のアメリカでは「バスキン・ロビンス」と呼ばれているため、アメリカ人に「サーティワン」といってもほとんど通じず、逆に日本では「バスキン・ロビンス」は通じにくい[1]

沿革[編集]

ギャラリー[編集]

スポンサー番組[編集]

現在

過去

イメージキャラクター[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「サーティワン」の呼称が通じるのは日本と台湾のみであり、近隣国である中国韓国香港は「バスキン・ロビンス」と呼ばれる。なお台湾へは、日本のB-Rがアメリカの本社との契約によって台湾の民間企業とフランチャイズ契約を結んだことで出店された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]