宇奈根

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 東京都 > 世田谷区 > 砧地域 > 宇奈根

宇奈根うなね

  1. 東京都・神奈川県の多摩川に沿った地域にある地名。かつてこの地域は行政区分上一つの地域であったが、多摩川の流路の変遷により分断された。(後述)
    1. 東京都世田谷区西南部(砧地域)にある地名。
    2. 神奈川県川崎市高津区西北部にある地名。
  2. 上記の宇奈根地区で多摩川両岸に渡されていた渡し舟宇奈根の渡し」。(後述)
  3. 東京都世田谷区宇奈根一丁目にある小田急バス 狛12系統バス停

世田谷区宇奈根[編集]

宇奈根
駒澤大学玉川キャンパス
駒澤大学玉川キャンパス
宇奈根の位置(東京都区部内)
宇奈根
宇奈根
宇奈根の位置
北緯35度37分17.32秒 東経139度36分16.72秒 / 北緯35.6214778度 東経139.6046444度 / 35.6214778; 139.6046444
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Tokyo Prefecture.svg 東京都
特別区 Flag of Setagaya, Tokyo.svg 世田谷区
地域 砧地域
町名制定 1971年昭和46年)
面積
 • 合計 0.806 km2
人口
2019年(令和元年)9月1日現在)[1]
 • 合計 5,574人
 • 密度 6,900人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
157-0068[2]
市外局番 03(東京MA[3]
ナンバープレート 世田谷

この地域に存在する宇奈根一丁目、同二丁目三丁目の各町域の通称的な総称でもある。1971年住居表示の実施が完了した。駒澤大学玉川キャンパスが所在する。北に野川、南に多摩川が流れ、西に東名高速道路、中心を東西に水道道路が通る。三丁目には東京外環自動車道東名ジャンクションが建設中である。

交通[編集]

地区全域が至近の鉄道駅から2km以上(徒歩およそ30分以上)離れている鉄道空白地帯に属するため、狛12(小田急)玉04(東急)玉05(東急)玉06(東急)、玉07(東急小田急)、玉08(小田急)系統等のバスを利用して二子玉川駅成城学園前駅狛江駅等に出る人が多い。

地価[編集]

住宅地の地価は、2020年令和2年)1月1日公示地価によれば、宇奈根2-22-6の地点で29万5000円/m2となっている[4]

世帯数と人口[編集]

2019年(令和元年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
宇奈根一丁目 949世帯 2,146人
宇奈根二丁目 936世帯 2,308人
宇奈根三丁目 505世帯 1,120人
2,390世帯 5,574人

小・中学校の学区[編集]

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[5]

丁目 番地 小学校 中学校
宇奈根一丁目 全域 世田谷区立砧南小学校 世田谷区立砧南中学校
宇奈根二丁目 全域 世田谷区立喜多見中学校
宇奈根三丁目 全域

周辺[編集]

川崎市高津区宇奈根[編集]

宇奈根
宇奈根の位置(川崎市内)
宇奈根
宇奈根
宇奈根の位置
宇奈根の位置(神奈川県内)
宇奈根
宇奈根
宇奈根 (神奈川県)
北緯35度36分48.62秒 東経139度36分20.62秒 / 北緯35.6135056度 東経139.6057278度 / 35.6135056; 139.6057278
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Kanagawa Prefecture.svg 神奈川県
市町村 Flag of Kawasaki, Kanagawa.svg 川崎市
高津区
町名制定 1937年昭和12年)
面積
 • 合計 0.447907069 km2
人口
2022年(令和4年)6月30日現在)[7]
 • 合計 1,588人
 • 密度 3,500人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
213-0031[8]
市外局番 044(川崎MA[3]
ナンバープレート 川崎

現在は、東側は工業地域、西側は住宅地になっており、多摩川沿いに多摩沿線道路が通っている。当地区に鉄道・路線バスは通っておらず、鉄道駅はJR南武線久地駅が最寄。

世帯数と人口[編集]

2022年(令和4年)6月30日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[7]

大字 世帯数 人口
宇奈根 724世帯 1,588人
人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

1995年(平成7年) 649人 [9]
2000年(平成12年) 649人 [10]
2005年(平成17年) 848人 [11]
2010年(平成22年) 1,401人 [12]
2015年(平成27年) 1,588人 [13]
2020年(令和2年) 1,642人 [14]
世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

1995年(平成7年) 215世帯 [9]
2000年(平成12年) 220世帯 [10]
2005年(平成17年) 328世帯 [11]
2010年(平成22年) 538世帯 [12]
2015年(平成27年) 592世帯 [13]
2020年(令和2年) 634世帯 [14]

学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2022年3月時点)[15][16]

番地 小学校 中学校
全域 川崎市立久地小学校 川崎市立西高津中学校

事業所[編集]

2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]

大字 事業所数 従業員数
宇奈根 14,134事業所 4,030人

周辺[編集]

歴史[編集]

かつて多摩川は頻繁に洪水を起こし、流路も度々変わっていたため、村が多摩川で分断されることが度々あった。ここ宇奈根も多摩川により分断されており、かつては左岸地域は「本村」、右岸地域は「宇奈根山野(山谷)」と呼ばれる地域であり、明治時代までは渡船宇奈根の渡し」(うなねのわたし)が両岸をつないでいた。

かつては全域が武蔵国多摩郡(後に北多摩郡)に属していたが、1912年(明治45年)に郡境が多摩川上に設定され、以降右岸地域は橘樹郡(後に川崎市)に属すこととなり、以降現在まで両岸に地名が残っている。

明治以降の行政区画[編集]

左岸地域
  • 1936年(昭和11年)
    東京市世田谷区に編入、東京市世田谷区宇奈根町になる。
  • 1943年(昭和18年)
    東京都制施行、東京都世田谷区宇奈根町になる。
  • 1971年(昭和46年)
    住居表示の実施に伴い隣接する鎌田、喜多見との境界変更を行った上、宇奈根一丁目、宇奈根二丁目、および宇奈根三丁目に分割される。その際の各町域には旧宇奈根町のほかに、一丁目には旧鎌田町の一部が、二丁目には旧喜多見町の一部が、三丁目には旧鎌田町の一部がそれぞれ含まれる。
    なお、同年に区内で住居表示、およびそれに伴う町域整理を施行された町域としては喜多見(主に旧喜多見町。一部地区は成城としてそれ以前に住居表示)、大蔵(主に旧大蔵町)、砧(主に旧砧町)、砧公園(旧岡本町、旧大蔵町、旧玉川瀬田町、旧玉川用賀町の各一部)、鎌田(主に旧鎌田町)、瀬田(主に旧玉川瀬田町)、池尻四丁目(旧池尻町、旧下代田町の各一部)がある。これにより、世田谷区では全ての町域において住居表示を完了した。
右岸(宇奈根山野)地域

氷川神社[編集]

橘樹郡への編入にあたり本村から分祀された「氷川神社」は、今も住民により守られている。(2006年 6月14日撮影)

昭和2年(1927年)、左岸の本村から氷川神社が右岸山野地区に分祀、創立された。以降、宇奈根山野地区の住民により右岸の氷川神社は守られており、また「宇奈根山野」の地名も併合等されることなく残っている。

昭和52年(1977年)には鎮座50年の記念碑が建てられ、鎮座の経緯が記されている。また、令和元年(2019年)には本殿奉納の石つくり祠、拝殿の扁額、稲荷講の3点が川崎市地域文化財の認定を受けた。

その他[編集]

日本郵便[編集]

  • 集配担当する郵便局と郵便番号は以下の通りである[18]
市区町村 郵便番号 郵便局
世田谷区 157-0068[2] 成城郵便局
川崎市高津区 213-0031[8] 高津郵便局

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 世田谷区の町丁別人口と世帯数”. 世田谷区 (2019年9月3日). 2019年9月29日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
  3. ^ a b 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  4. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  5. ^ 通学区域”. 世田谷区 (2018年4月1日). 2022年1月26日閲覧。
  6. ^ 町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)” (日本語). 川崎市 (2018年5月22日). 2021年12月12日閲覧。
  7. ^ a b 令和4年町丁別世帯数・人口 6月30日現在 Page white excel.png (Microsoft Excelの.xls)” (日本語). 川崎市 (2022年7月25日). 2022年7月25日閲覧。 “令和4年町丁別世帯数・人口 6月末日現在
  8. ^ a b 宇奈根の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  9. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等(神奈川県)” (日本語). 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等(神奈川県)” (日本語). 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等(神奈川県)” (日本語). 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等(神奈川県)” (日本語). 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等(神奈川県)” (日本語). 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等(神奈川県)” (日本語). 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  15. ^ 高津区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2019年1月1日). 2022年3月1日閲覧。
  16. ^ 高津区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2018年11月5日). 2022年3月1日閲覧。
  17. ^ 平成28年経済センサス-活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果(神奈川県)” (日本語). 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  18. ^ 郵便番号簿 2021年度版 (PDF)” (日本語). 日本郵便. 2022年2月28日閲覧。