夜の踊り子
| 「夜の踊り子」 | ||||
|---|---|---|---|---|
| サカナクション の シングル | ||||
| 初出アルバム『sakanaction』 | ||||
| B面 | multiple exposure | |||
| リリース | ||||
| 規格 | マキシシングル | |||
| 録音 | 2012年 | |||
| ジャンル |
ロック テクノ | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | ビクターエンタテインメント | |||
| 作詞・作曲 | 山口一郎 | |||
| プロデュース | 田中裕介 | |||
| ゴールドディスク | ||||
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| チャート最高順位 | ||||
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| サカナクション シングル 年表 | ||||
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| EANコード | ||||
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「夜の踊り子」は、日本のバンド・サカナクションの楽曲。振付師のジョンテ・モーニングが出演するモード学園のコマーシャルソングとして書き下ろされ、2012年8月29日にシングルとしてリリースされた。
新たなリスナーに向けてサカナクションのこれまでのストーリー全体を表現するため、バンドは過去の楽曲の要素を本作に意図的に入れている。楽曲の構成は4つ打ちのビートを持つハイテンポなダンスミュージック、ポップス、ロックの要素が融合している楽曲になっている。
カバーアートワークは、デザインチーム・HatosのKamikeneによってデザインされ、曲の歌詞の一節から「今」「何」「分」「後」「の」の5文字が同じ空間で重なり合っているデザインになっている。ミュージック・ビデオは田中裕介が監督し、富士山のふもとで日本舞踊家とともにパフォーマンスする内容が撮影された。
2012年にオリコンシングルチャートで最高5位を記録し、日本レコード協会からはプラチナ認定を受けた。のちの14年後にショート動画で楽曲が使われたことで話題となり、再度チャートイン。オリコンチャートおよびBillboardチャート双方で10位以内を記録した。
背景と制作
[編集]2011年9月28日、サカナクションは5枚目のスタジオ・アルバム『DocumentaLy』をリリースし、日本の週間オリコンアルバムチャートで最高2位を記録した。これは当時、バンドのキャリアにおいて最高位であった[1]。このアルバムは、シングル「ルーキー」のプロモーション期間中の同年3月に発生した東日本大震災に強く影響を受けている[2][3]。オリコンによると、バンドのフロントマンである山口一郎は当時「マイノリティの中でのマジョリティではなく、マジョリティの中でのマイノリティを目指す」と公言していたという[1][4]。2010年代初頭の日本ではロックがかつてほどの人気がなかったため、山口は人々が音楽を聴く理由が時代とともに変化したと感じており、人々が求める音楽を提供するために、ロックとエンターテインメントとの格差を縮めさせたいと考えていた[5]。当時、山口はナタリーの取材に「見た目を売りにするわけでもなく、サウンドやメッセージで勝負する僕らは、音楽で時代を作っていく、それしかないと思ったんですよね。」と答えている[2]。
10月、バンドはモード学園のプロモーションチームから2012年の広告用CMソングの作曲を依頼された[6]。これはバンドが『DocumentaLy』を引き下げたツアー「SAKANAQUARIUM 2011」の巡業が開始した直後のことだった[7]。タイアップのために楽曲を書き下ろすよう依頼されたのは、バンドにとってこれが初めての経験だった(『DocumentaLy』の収録曲などがCMタイアップに起用されていたが、これらは楽曲の完成後に決定している)[8]。バンドはツアー終了後に楽曲のレコーディングを行い、2012年初頭にシングルとしてリリースする計画を立てていたが[9]、同時期にタレントの草彅剛主演のドラマ『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』の主題歌となる「僕と花」の依頼が舞い込み[6]、シングルのリリース計画は変更を余儀なくされた[9]。「僕と花」は完成後、2012年5月にリリースされた[10]。山口は当時にして「制作期間は本当に短かった」と振り返っており、ずっと作品を作っている状態だったという[6]。
同年、山口は草彅が所属していた男性アイドルグループ・SMAPへの提供楽曲「Moment」の制作も手掛けた。この曲は、また当時メンバーである中居正広がメインキャスターを務めるTBSテレビの2012年ロンドンオリンピック放送テーマソングとして使用され、2012年8月1日にシングルリリースされてオリコン週間シングルチャートで初登場1位を獲得した[11]。
制作とインスピレーション
[編集]
シングル『夜の踊り子』の収録曲は、世田谷区にあるAlive Recording StudioならびにSOI Studioでレコーディングされた[12]。モード学園との初期の打ち合わせにおいて、法人は振付師のジョンテ・モーニングを起用が決まっており、「キラキラした」CMの楽曲制作を依頼する旨を伝え[13]、「ネイティブダンサー」(2009年)や「アイデンティティ」(2010年)のような楽曲を要望した[14]。バンドは山口が過去に書き溜めていたストックの中から、CMに最も適した1曲を選出した[13]。モード学園がデザイン学校であることから、デザインの原則や創造性を示す要素[9]、さらに自己研鑽の重要性というCMのテーマを表現することが求められた[15]。山口は、これらの要望がサカナクション自身の2012年の目標と合致していると感じた[8]。
ツアーを終えたばかりのサカナクションは、そのツアーのセットリスト構成からもインスピレーションを受けた[9]。バンドは自身のこれまでのストーリー全体を表現する楽曲を作りたいと考え、「アイデンティティ」(2010年)、「ネイティブダンサー」(2009年)、「アドベンチャー」(2009年)といった、サカナクションにとって重要だと感じる楽曲の要素を意図的に取り入れた[9]。楽曲には当初「イエロー」という仮タイトルが付けられていたが、新たなリスナーに向けてデビュー以来のテーマである「夜」とのつながりを持たせるため、タイトルに「夜」という言葉が組み込まれた[8]。
山口は、より幅広いテレビ視聴者を意識して制作された前作「僕と花」とは対照的に、「夜の踊り子」は既存のサカナクションのファンが満足する楽曲であると感じていた[16]。
楽曲構成
[編集]「夜の踊り子」は4つ打ちのビートを持つハイテンポな楽曲であり[17]、ダンスミュージック、ポップス、ロックの要素が融合している[18][19]。曲の冒頭は、バスドラムのリズムに乗せて、「軽快な」シンセサイザーの音色と女性的なコーラスが混ざり合うセクションから始まる[20][21]。このセクションはサビに到達するまで2分20秒間にわたって展開し続ける[21]。
プロモーションとリリース
[編集]「夜の踊り子」と振付師ジョンテ・モーニングを起用したモード学園のCMは、2012年4月から放送が開始された[22]。バンドは6月18日および19日に開催されたZepp Tokyoでの2公演で同曲を初披露し[22]。その後スタジオに戻り、シングルリリースのためのレコーディングを継続した[22]。8月1日には、シングルの有料着うた先行配信が開始。山口は、シングルの発売日にリスナーが楽曲の全貌を知って「驚き、喜ぶ」ことの重要性を強調したため、バンドはモード学園のCMで使用されたセクションのみを着うたとして配信した[23]。2012年8月27日にTOKYO FMの『SCHOOL OF LOCK!』で「夜の踊り子」が初めてフルサイズでオンエアされた。日本のラジオでフルコーラスが解禁されたのは、シングル発売日のわずか2日前であった[24]。
同年8月31日放送のテレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』に出演し、「夜の踊り子」を披露した[24]。
本シングルには、「multiple exposure」と「僕と花 (sakanaction Remix)」の2曲がカップリングとして収録された。
「multiple exposure」はチルアウト風のスタイルで書かれたオリジナル曲であり、山口が幅広い層をターゲットにした直近の楽曲群(「僕と花」「Moment」「夜の踊り子」)に対抗するために制作した[9]。バンドが初期の自然発生的な感情を信じて作り上げた内省的な楽曲であり[9]、新しいリスナーに対してバンドが音楽的にやりたいことを提示するものであった[25]。山口は自らの歌詞が解釈されにくいと考えていたが、彼自身の自然な思考が反映されているため、この曲にはふさわしいと感じていた[9]。その歌詞は「夜の踊り子」の持つ「若々しい」印象と対照的であり、現代社会についての現実的な議論として書かれている[26]。
シングル3曲目の「僕と花 (sakanaction Remix)」は、バンド自身が手がけた初のリミックス音源であった[26]。山口が一切関与せず、主にベースの草刈愛美とドラムの江島啓一によって制作され、ポップなサウンドを軸にクラブ志向のダンスサウンドに置き換えたバージョンに仕上がった[26]。「僕と花」はドラマ『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』(2012年)のために制作された曲であるため[27]、このリミックスは、ドラマ視聴者に向けたポップソングとして制作する必要がなく、本来バンドが演奏していたであろうアレンジとなっている[9][26]。
フィジカルシングルはCD通常盤とCD/DVD初回限定盤の2形態でリリースされた[26]。DVDには、2012年6月19日のZepp Tokyo公演における開場前のライブパフォーマンスがバイノーラル録音で収録されている[28][29]。
8月31日、バンドはテレビ朝日の音楽番組『ミュージックステーション』に出演し同曲を披露した[30]。同番組への出演は、1年前の「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」披露以来2度目であった[31]。また、JOIN ALIVE、フジロックフェスティバル、SWEET LOVE SHOWERといった夏フェスでも「夜の踊り子」を演奏した[26][32]。サカナクションによってリリースされた本曲のライブ映像は3作品存在する。1つ目はシングル付属のDVDに収録されたZepp Tokyoでの開場前パフォーマンスであり[29]、他にも映像作品『SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-』[33]、および『SAKANATRIBE 2014 -LIVE at TOKYO DOME CITY HALL-』[34]にそれぞれライブパフォーマンスが収録されている。
「夜の踊り子」は電子音楽家・Agraphによってリミックスされ、2015年のカップリング&リミックス集『懐かしい月は新しい月 〜Coupling & Remix works〜』に収録された。同アルバムには「multiple exposure」も収録されたが、シングルのもう1つの収録曲である「僕と花 (sakanaction Remix)」は収録されなかった[35]。
アートワーク
[編集]シングルのカバーアートワークは、デザインチーム・HatosのKamikeneによってデザインされた[23]。曲の歌詞の一節から「今」「何」「分」「後」「の」の5文字が同じ空間で重なり合っているデザインである[21][23]。シングルの初回限定盤には縦線の入ったスクリーンが付属しており、その後ろでアートワークを動かすことで各文字が個別に表示される仕組みになっている[23]。Kamikeneは、この歌詞のフレーズが楽曲の「ダンサブルなサウンドと新鮮な歌詞」を表現しており、またバンドが繰り返し用いる「夜」というテーマへの繋がりであると考え、カバーのベースとして採用した[23]。サカナクションは、デジタル配信の普及により失われつつある、1990年代にメンバーが経験した「フィジカル(実物)を手にすることで得られる音楽体験」を強調するため、実際に手に取って体験できるアートワークを求めていた[9]。
ミュージック・ビデオ
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| 映像外部リンク | |
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ミュージック・ビデオの監督は田中裕介が務めた[36]。田中は2011年にもシングルの「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」のビデオでバンドとタッグを組んでいた[37]。8月23日にミュージック・ビデオのトレーラー映像が公開され[38]、8月28日にフルバージョンが公開された[39]。
ミュージック・ビデオは、映画監督の鈴木清順のような、「ちょっと変な和の世界を演出」しようと田中は考えたという[40]。サカナクションのメンバーが和服をし、富士山の麓で2人の日本舞踊家とともにパフォーマンスを行う内容である[21]。曲のビートに合わせて次第に時間を追うように、パフォーマーにカメラが近づいていく構成がされている[41]。日中に撮影されたテイクや暗闇の中でバンドや山口がカラーライトに照らされるテイクがある。映像の終盤では、バンドの姿が女優でモデルの三浦由衣が演じる一人の女子高生の視点であったことが明らかになる[41][42]。双眼鏡でバンドを見つめる少女を、それまでバンドを撮影していたのと同じカメラワークで映し出す。少女は自分の目の前で山口が曲を演奏しているのに気づき、最終的に走り去っていく。
田中は、2010年のシングル「アイデンティティ」以来となる「バンドの演奏シーンを中心とした」映像の制作を依頼された[41]。曲名から1926年の短編小説『伊豆の踊子』を連想した田中は、メンバーが着物を着て派手なメイクをした旅芸人を演じるというアイデアを生み出した。田中は沢田研二や忌野清志郎といったミュージシャンらの1980年代のメイクからインスピレーションを得たが、風呂にも入らず長旅をしている芸人を模すため、意図的に「崩れた」大げさなスタイルを採用した[41]。クリエイティブディレクターの北澤“momo”寿志は、メイクアップアーティストの小西神士にインスピレーションを与えるため、アーティストのペーター佐藤による1980年代初頭の作品写真を見せた[41]。北澤は、撮影当日の富士山が霧に覆われていた場合、バンドのビジュアルがビデオ全体の要となるため、そこに多大な重点を置くべきだと感じていた[41]。
田中は、リズミカルにカメラが接近する手法だけでは単なるギミックに感じられると考え、カメラの視点主となる副次的なキャラクターとして女子高生を登場させた。田中は、女子高生を配置することでビデオの舞台が現代であることを示し、サカナクションが演じる旅芸人一座の異質性を強調できると考えた[41]。
踊り子役で若手日本舞踊家の 花柳凜 ( 花柳流 )と藤蔭里燕(藤蔭流)が出演している[43]。踊り子の振り付けは、日本舞踊花ノ本流家元の花ノ本海が担当した[44]。
評価
[編集]評論家の評価
[編集]日本の音楽評論家は「夜の踊り子」に肯定的な反応を示した。CDJournalのレビュアーや、『Billboard JAPAN』の音楽レビュアーである平賀哲雄は、この楽曲がサカナクションの核となるアイデンティティやスタイルを表現していると評した[17][18]。CDJournalのレビュアーは、1番のAメロの「淡々としたシンセとシンプルな4つ打ちリズムでトランス風なバックに飄々としたメロディ」の混在を称賛した。ダンスフロアにいるような感覚を与える「トランス的」な構成を経て、感情を満たすサビへと徐々に盛り上がっていく展開を評価し、さらに山口の「人間味あふれる」ボーカルがJ-POPのスタイルを示している点や「キャッチーなメロディ」を称賛した[17]。平賀は、この楽曲をバンドのダンスミュージックサウンドのさらなる再構築であると考え、「新鮮な歌詞とメロディ」を称賛した[18]。『Rockin' On Japan』の藤田華子も同様に「文学的」な歌詞とサウンドを評価し、曲の展開がサカナクションの「音楽的魅力」を示していると評した[19]。
商業的評価
[編集]「夜の踊り子」は発売初週にオリコンのシングルチャートで5位を記録し、フィジカル盤で31,000枚を売り上げた(これは競合する売上調査機関であるサウンドスキャンジャパンが記録した数字とほぼ同等である)[45][46]。シングルはその後2週目で19位に後退し[45]、トップ100圏内に5週間留まった[45]。最終的にトップ200圏内には通算10週チャートインした[47]。リリースから7か月後、PC配信(着うたフルを除く)で10万ダウンロードを突破し、日本レコード協会からゴールド認定を受けた[48]。のちに2025年2月度ダウンロード認定で25万ダウンロード以上を記録し、プラチナ認定を受けた[48]。
2026年のインターネット・ミーム化
[編集]
2026年1月、「스우」という韓国のユーザーが投稿した「夜の踊り子」がインドネシアの伝統的なボートレース、パチュ・ジャルールで船首に立ってサングラスをかけ、頭巾をかぶった伝統的なマレー衣装を身にまとった踊る少年の映像[49]と曲を組み合わせたショート動画がインターネット・ミームと化し、各チャートで急上昇を果した[50][51]。
Billboard Japan Hot 100の5月6日公開チャートでは、再生回数が前週比約182.9%と大きな伸びをみせた[52]。5月11日付の週間オリコン急上昇ランキングでは首位を獲得[51]。TikTokやYouTube上でも拡散され、オリコンYouTubeショートチャート トップ 50で首位(集計期間 2026年4月24日から4月30日)、オリコンTikTok音楽チャート トップ50 18位(2026年5月1日付)にそれぞれランクインしている[51]。
5月12日に公開されたオリコンデイリーストリーミングランキングでは1日で「夜の踊り子」が約92万6千回再生され、作品初の1位を記録[53]。翌13日発表の5月18日付オリコン週間ストリーミングランキングでは7位[54]、Billboard Japan Hot 100では10位と、いずれもリリースから14年経って10位入りになったことを両社は解説の中で触れている[54][55]。
日本の音楽ジャーナリストの柴那典によると「バイラルは日本よりもむしろ韓国で広まっている」といい、韓国語圏の表記である「밤의무희」でTikTokやインスタグラムやYouTubeショートを検索するとこういうダンスミームが沢山投稿されているという[56]。こうした影響で、Billboard Japanの調査(3月6日から4月30日)によると海外再生が通常の6倍超となっており日本国外では1位韓国(国外再生の8割)、次いでインド、アメリカの順で多いとされる[50]。
4月25日に山口は自身のYouTubeチャンネルなどでミームダンスを複数回披露している[51][57]。5月9日のサカナクションのデビュー19周年を記念したYouTubeライブ配信では、「夜の踊り子」を披露する際に、山口がサングラスとサウナハットを身につけて少年の装いにあわせてダンスを踊っている。 山口は同ライブ配信で「知らないうちにですね、『夜の踊り子』というサカナクションの曲が今すごいバズってると。すごいことになってるね」と反応している[57]。サカナクション公式TikTokおよび加藤のインスタグラムでは、山口と女優の加藤小夏がダンスを踊る動画も投稿された[58][59]。
このミームはインドネシアの船に乗って踊っていた少年にも届いている[56]。少年へは2025年7月にBBCインドネシアがインタビューを行っているように、少年は「夜の踊り子」を使われる前からインターネット・ミームとして使われており[49][60][61]、少年のダンスはインターネット上で「aura farming(オーラ作り)」と呼ばれていた[49]。少年はインターネット・ミームの影響によりインドネシア観光大使に最年少で正式に就任した[62]。
柴は、自身のnoteでこのミームを歌詞と動画の情景がマッチすることを好意的に評価。自動翻訳環境が整った現代のメディアにおいて、メッセージが言語の壁を超えていく期待感と興奮をあらわにしている[56]。芸能ライターの田辺ユウキは「ボート少年と「夜の踊り子」の曲調やリズムの組み合わせは、偶然の一致とするには奇跡的な完成度だ。」と評価。楽曲と映像の調和を好意的に評している[61]。
収録曲
[編集]| 全作詞・作曲: 山口一郎。 | ||
| # | タイトル | 時間 |
|---|---|---|
| 1. | 「夜の踊り子」 | |
| 2. | 「multiple exposure」 | |
| 3. | 「僕と花 (sakanaction Remix)」 | |
合計時間: | ||
| # | タイトル |
|---|---|
| 1. | 「僕と花 (SAKANAQUARIUM 2012 "ZEPP ALIVE ALONE")」 |
| 2. | 「僕と花 (sakanaction Remix) (SAKANAQUARIUM 2012 "ZEPP ALIVE ALONE")」 |
| 3. | 「ネイティブダンサー (SAKANAQUARIUM 2012 "ZEPP ALIVE ALONE")」 |
| 4. | 「アイデンティティ (SAKANAQUARIUM 2012 "ZEPP ALIVE ALONE")」 |
| 5. | 「ルーキー (SAKANAQUARIUM 2012 "ZEPP ALIVE ALONE")」 |
| 6. | 「夜の踊り子 (SAKANAQUARIUM 2012 "ZEPP ALIVE ALONE")」 |
クレジット
[編集]クレジット表記は、サカナクションのアルバムのライナーノーツ、およびシングル『夜の踊り子』のライナーノーツに基づく[12][63]
サカナクション
- 全メンバー – 編曲、プロデュース
- 江島啓一 – ドラムス
- 岩寺基晴 – ギター
- 草刈愛美 – ベース
- 岡崎英美 – キーボード
- 山口一郎 – ボーカル、ギター、作詞、作曲
スタッフ・ビジュアル
- 岩渕稔 – エグゼクティブ・プロデューサー
- Kamikene – アートディレクション、デザイン
- 小島康太郎 – マスタリング シングル 夜の踊り子
- 前田健介 – アシスタント・エンジニア
- 野村達矢 – エグゼクティブ・プロデューサー ヒップランドミュージックコーポレーション
- 杉本陽里子 – A&Rディレクター
- 田島智 – エグゼクティブ・プロデューサー
- 豊島直己 – エグゼクティブ・プロデューサー
- 浦本雅史 – ミキシング、レコーディング
- 山上智 – A&Rプロモーター
- 横田直樹 – エグゼクティブ・プロデューサー
ミュージック・ビデオ
- Aoi Pro – プロダクション
- 藤蔭里燕 – ダンサー
- 花ノ本海 – 振付師
- 花柳凜 – ダンサー
- 保坂暁 – プロデューサー
- 北澤“momo”寿志 – クリエイティブディレクター、スタイリスト
- 小西神士 – ヘアメイク
- 森健彦 – 美術
- 清水健斗 – プロダクションマネージャー
- 清水礼子 – 着付け
- 鈴木美奈子 – ヘアメイク
- 武内践 – プロダクションマネージャー
- 田中裕介 – 監督
- 内田将二 – カメラ
- 米井章文 – 照明
チャート成績
[編集]| チャート(2012年) | 最高順位 |
|---|---|
| 日本 Billboard JAPAN Adult Contemporary Airplay[64] | 1 |
| 日本 Billboard Japan Hot 100[65] | 2 |
| 日本 オリコン 週間シングル[47] | 5 |
| チャート(2026年) | 最高順位 |
|---|---|
| 日本 Billboard JAPAN Hot Shot Songs[66] | 8 |
| 日本 Billboard Japan Hot 100[55] | 10 |
| 日本 オリコンデイリーストリーミングランキング[53] | 1 |
| 日本 週間オリコンデイリーストリーミングランキング[54] | 7 |
認定と売上
[編集]| 国/地域 | 認定 | 認定/売上数 |
|---|---|---|
| Japan (オリコン) フィジカル |
— | 48,000[45] |
| ストリーミング | ||
| 日本 (RIAJ)[67] | ゴールド | 50,000,000 回再生 |
| 日本 (RIAJ)[68] デジタル |
プラチナ | 250,000 DL* |
|
* 認定のみに基づく売上数 | ||
リリース日一覧
[編集]| 地域 | 日付 | 規格 | レーベル | 規格品番 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 2012年8月1日[69] | 着うた | ビクターエンタテインメント | N/A |
| 2012年8月27日[24] | ラジオ・エアプレイ | N/A | ||
| 2012年8月29日[24] | CDシングル、CD/DVDシングル、デジタル・ダウンロード | VICL-36718, VIZL-488 | ||
| 2012年9月15日[70] | レンタルCDシングル | VICL-36718 | ||
| 韓国 | 2012年10月4日[71] | デジタル・ダウンロード | J-Box Entertainment | N/A |
脚注
[編集]- 1 2 “草なぎ剛主演の火10ドラマ主題歌にサカナクション抜てき”. オリコン (2012年3月30日). 2015年12月5日閲覧。
- 1 2 Shoichi Miyake (2011年). “サカナクション (1/6) - 音楽ナタリー Power Push”. ナタリー. 2015年9月5日閲覧。
- ↑ Shinji Hyogo (2011年). “特集 サカナクション”. Rockin' On Japan. 2015年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月16日閲覧。
- ↑ Miho Takahashi (2011年7月19日). “サカナクションの5thシングル『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』完成!”. Excite Japan. 2015年9月27日閲覧。
- ↑ Mayumi Aikawa (2011年9月28日). “"この時代に音楽をつくって生きていたという証拠"サカナクション山口一郎氏インタビュー”. Kadokawa Corporation. 2015年10月6日閲覧。
- 1 2 3 Dai Onojima (2012年5月). “サカナクション 「僕と花」インタビュー (1/6) - 音楽ナタリー Power Push”. ナタリー. 2015年12月1日閲覧。
- ↑ “サカナクション、5枚目のアルバムは9月28日リリース”. BARKS (2011年8月1日). 2015年10月6日閲覧。
- 1 2 3 Miki Sawada (2012年12月3日). “サカナクション「名詞代わり的な曲にもなるかなと思った」”. KDDI Corporation. 2012年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月24日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Tetsuo Yamaguchi (2012年8月28日). “サカナクション、7枚目のシングル「夜の踊り子」はモード学園のTVCMでお馴染みのあの曲!”. EMTG. 2015年12月24日閲覧。
- ↑ “サカナクション、ニュー・シングルを5・30にリリース。フジテレビ系ドラマの主題歌に”. Rockin' On Japan (2012年3月30日). 2015年11月30日閲覧。
- ↑ “【オリコン】SMAP、五輪ソングで"金"一番乗り”. オリコン (2012年8月7日). 2015年12月24日閲覧。
- 1 2 夜の踊り子 (Media notes). サカナクション. Tokyo, Japan: ビクターエンタテインメント. 2012.
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- ↑ Dai Onojima (2013年). “サカナクション 「sakanaction」インタビュー (1/6) - 音楽ナタリー Power Push”. ナタリー. 2015年12月1日閲覧。
- ↑ “モード学園(東京・大阪・名古屋)の新TVCMはサカナクション×JONTE'の異色な組み合わせ”. Barks (2012年4月10日). 2015年12月24日閲覧。
- ↑ Dai Onojima (2012年5月). “サカナクション 「僕と花」インタビュー (3/6) - 音楽ナタリー Power Push”. ナタリー. 2015年12月1日閲覧。
- 1 2 3 “サカナクション / 夜の踊り子”. CDJournal. 2015年12月14日閲覧。
- 1 2 3 平賀哲雄. “サカナクションのアイデンティティそのもの”. Billboard Japan. 2016年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月14日閲覧。
- 1 2 藤田華子 (2012年8月29日). “さあ、踊ろう”. Rockin' On Japan. 2015年12月14日閲覧。
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- 1 2 3 “サカナクション、ZEPP TOKYO公演で新曲「夜の踊り子」初披露”. Barks (2012年6月20日). 2015年12月24日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “サカナクション「夜の踊り子」アートワーク公開”. ナタリー (2012年8月1日). 2015年10月13日閲覧。
- 1 2 3 4 “サカナクション、今夜SOLで「夜の踊り子」フル尺オンエア”. ナタリー (2012年8月27日). 2015年10月13日閲覧。
- ↑ 山口一郎 (2012年9月10日). “カップリング”. TOKYO FM. 2015年8月30日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 “サカナクション、異色のDVD内容など新曲「夜の踊り子」詳細を発表”. Barks (2012年7月21日). 2015年12月24日閲覧。
- ↑ Yūichi Hirayama (2012年5月30日). “ニューシングル「僕と花」にまつわる、サカナクション山口一郎ロングインタビュー。まずは前後編の前編を!”. EMTG. 2015年11月30日閲覧。
- ↑ “サカナクション、6月ZEPPツアーファイナル本編のライブ音源をiTunes独占配信”. F.B.Communications Inc. & Magnet Co., Ltd. (2012年11月14日). 2015年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月11日閲覧。
- 1 2 “夜の踊り子 (初回限定盤) Single, CD+DVD, Limited Edition, Maxi”. Amazon. 2015年10月11日閲覧。
- ↑ “次週Mステにサカナクション、AKB48、吉井和哉ら登場”. ナタリー (2012年8月24日). 2015年12月24日閲覧。
- ↑ “次回「Mステ」にサカナクション、東方神起、キスマイ他”. ナタリー (2011年7月15日). 2015年9月27日閲覧。
- ↑ 江島啓一 (2012年8月28日). “『夜の踊り子』”. New Audiogram. 2015年5月2日閲覧。
- ↑ SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19- (Media notes). サカナクション. Tokyo, Japan: ビクターエンタテインメント. 2013.
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