ファイアーエムブレム トラキア776

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ファイアーエムブレム トラキア776
Fire Emblem: Thracia 776
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 スーパーファミコン[SFC]
WiiWii Uバーチャルコンソール[VC]
開発元 インテリジェントシステムズ
発売元 任天堂
プロデューサー 出石武宏
デザイナー 加賀昭三
シナリオ 加賀昭三
プログラマー 成広通
音楽 辻横由佳
美術 広田麻由美
シリーズ ファイアーエムブレム
人数 1人
メディア [SFC]フラッシュROMカセット
[SFC]ROMカセット
[Wii・VC]
発売日 [SFC]1999年8月28日ニンテンドウパワープリライト版 DXパック)
[SFC]1999年9月1日ニンテンドウパワー
[SFC]2000年1月21日(ROMカセット)
[Wii・VC] 2008年7月15日
[Wii U・VC] 2013年7月10日
対象年齢 CEROB(12才以上対象) (VC)
ESRB: Everyone 10+
コンテンツ
アイコン
犯罪
売上本数 10万6108本[1]
(ニンテンドウパワー・ROMカセット合計)
その他 ニンテンドーパワー版の使用ブロック数はF×8、B×16
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ファイアーエムブレム トラキア776』(ファイアーエムブレム トラキアななななろく)は、ファイアーエムブレムシリーズの第5作目に当たる作品で、前作『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の外伝にあたる。

公式なものではないが、略称は「トラキア」「776」「トラ7」などがある。

概要[編集]

スーパーファミコン用ソフトとしてニンテンドウパワー1999年に書き換えが開始され、2000年には通常のROMカセットソフトとして発売された。日本の店頭販売用の最後のスーパーファミコン用ソフトとなる。そのためか、ROM版のソフトは流通本数が比較的少ない。

システム面では出撃ユニットや武器の扱いで独特のシステムが採用されていた『聖戦の系譜』から、旧来の『紋章の謎』のシステムに戻された部分が多い。武器やアイテムが他作品と比べ高価で資金調達手段も乏しいことから、敵を「捕獲」する→「物交換」で武器を奪う→「解放」という積極的なアイテム補充が必要不可欠となる。

2008年7月15日からWiiバーチャルコンソールで配信され、2014年5月20日23時のWi-Fiコネクション終了と同時に配信終了[2]2013年7月10日からはWii U・バーチャルコンソールでも配信された。

ファイアーエムブレムシリーズ初のCERO12歳以上対象。

前作『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の後半が始まる少し前のグラン歴776年、リーフがレンスター王国再興を目指し立ち上がる物語を描く。

前作の第6章から第8章あたりのサイドストーリーと位置付けられているが、今作ではリーフを主人公に据えるため、『聖戦の系譜』と若干違った展開でシナリオが進行する。そのため、サイドストーリーではなくパラレルストーリーであるとも見なされることがある。

ストーリー[編集]

幼いリーフを国許に残し、レンスター国、王子キュアンとその妻エスリンはシグルド軍救援の遠征の途上、突如トラキア軍に奇襲を受けイード砂漠に散った。王子たちの無念を晴らすべくレンスター王はトラキアに戦いを挑むも、友軍のコノートの裏切りにより、敢え無い最期を遂げる。残されたレンスター軍も善戦むなしくトラキア軍に破れ、レンスター城は陥落。騎士フィンに守られリーフは城から落ち延びる。アルスター、ターラなどを転々としながら、トラキア、グランベル帝国などの追っ手から逃れ、フィアナという小さな村に身を潜めていた。

フィアナ村はエーヴェルという女傭兵が治めており、義勇軍として近隣の村々を海賊などから守っていた。リーフが15歳となり、初めて海賊退治に同行したその日、レイドリック率いる帝国の軍勢が留守の間に村を襲い、エーヴェルの娘マリータとフィンの娘ナンナを連れ去ってしまう。二人を取り戻すため、リーフはフィアナ義勇軍らとともに連れ去られたというマンスターを目指す。

しかし、マンスターへの途上にある「ケルベスの門」と呼ばれる砦にてレイドリックの罠にかかりリーフは捕らえられてしまう。マンスターに護送され獄につながれていたところを、セティ率いるマギ団に助けられる。同じく投獄されていた者たちやマギ団らと外を目指すが、エーヴェルは姦計によりマリータと戦わされ、石にされてしまう。ナンナとは合流することができたもののエーヴェルはどうすることもできず、エーヴェルの救出を胸にマンスターから逃れることとなる。

やむを得ず親の仇であるトラキアに保護を求め、マンスターの追撃から逃れるリーフ。トラキアのミーズ城を預かるハンニバル将軍の機転により、難局を逃れる。フィアナ義勇軍らとも合流し、さらにハンニバルはドリアス伯爵を初めとするレンスター遺臣を保護しているという。再会を喜ぶリーフは、次に苦境にあると言うターラの救援に向かう。

ターラは帝国の圧政下により子供狩りが行われ、公爵令嬢のリノアンを主に帝国に反乱を起こしていた。しかし旗色悪く、帝国やトラキアの大軍に包囲され陥落は時間の問題となっていた。包囲の隙を突きターラに入ることができたリーフたち解放軍だったが、大勢は変わらず危機に瀕していた。トラキアの王子アリオーンが市民の安全を前提にリノアンを説得し、解放軍とターラ傭兵団は街から撤退することになる。

リーフたち解放軍は次なる目標をレンスターの解放と定める。レンスターへは二つの進路から選ぶこととなる。ドリアス伯爵の進言する、西側から海岸沿いに城正面から進軍するルート。軍師アウグストの進言する、東側から「迷いの森」を抜け城の裏手を突くルート。正面には敵の大軍が待ち構えており、裏を突くためには困難な森を抜けての進軍が要求され、どちらも容易なものではなかった。

レンスター城主、グスタフ侯爵を破り、ついに祖国の復興を果たすリーフ。しかし、意気に任せ続けてアルスターの解放の軍を起こした矢先、事件が起こる。先発隊が敗れ、指揮をしていたドリアス伯爵が戦死してしまう。帝国の総反撃の前に再び危機に陥るレンスター城。リーフは長く苦しい篭城戦を強いられることになる[3]

半年にも及ぶ長い篭城に耐えるリーフたち解放軍に援軍が現れる。セリス軍の救援により、帝国軍が退けられアルスターも解放されたのだった。アルスター城にてリーフとセリスの会見が行われ、リーフ軍はマンスター攻略に、セリス軍はコノート攻略に向かうこととなる。エーヴェル救出を企図してリーフは一刻も早くマンスターへと向かうこと選んだのだった。

トラキア大河で待ち受けるイシュタルの側近ラインハルトを辛くも破り、マンスターに軍を進めるリーフ軍。マンスターではセティらマギ団が抵抗を続けていた。セティらと協力しマンスター城下の制圧に成功する。サイアス司祭によりレイドリックの持つロプトの剣を打ち破るブラギの剣がもたらされ、因縁のレイドリックの打倒を果たす。不思議な少女サラによると、マンスター城で手に入れたキアの杖があれば石にされた者を元に戻すことができるという。エーヴェルを救うため、マンスター城地下にあるロプト教の秘密神殿へと向かう。

数々の罠を潜り抜けエーヴェルの救出に成功するリーフ。エーヴェルを石に変えた張本人であるベルドを倒すべく進んでいく。レイドリックは死後、魔戦士に改造されベルドのいる祭壇を守っていた。魔戦士たちを破り、トラキア動乱の黒幕であるベルドを倒し、リーフは北トラキアの解放を成し遂げるのだった。

世界背景[編集]

システム[編集]

新規採用された概念[編集]

今作で採用された概念として、「疲労」「体格」「行動」が存在する。

「疲労」は戦闘・杖を使用するなどの行動をすることで蓄積していき、出撃準備時に疲労が最大HPを超えている場合は強制出撃を除いて出撃させることができない(リーフは全章強制出撃のためステータスが存在しない)。出撃させないか、「Sドリンク」を使用することで0になる。また、疲労がないユニットが最低出撃人数を超えないときも、疲労の低いキャラから順に出撃できる。

「体格」は今作独自のシステムである「捕獲」や「かつぐ」に影響するステータスで、自分より「体格」の数値の低いユニットを担ぐことができる。騎馬状態のユニットは上限である20として扱われる(つまり救出できない)。「捕獲」した敵ユニットからは所持品を鹵獲することができ、また「かつぐ」ことで味方ユニットの効率良い運用が可能となることから、戦略上重要な役割を持つ。しかし、担いだ状態では「HP」「幸運」「体格」以外の基本ステータスが半減し、担ぐ対象のユニットの「体格」が担ぐユニットの体格の半分より大きいときは移動力も半減する。戦闘時には武器の重さを相殺できるようになったが、魔道書の重さは相殺できない。また、味方が武器を所持しないまま敵に攻撃されると敵に捕獲されてしまい捕虜になる。

「行動」は数値ではなく「★」印で与えられており、行動終了時に★の数×5%の確率でユニットの上に「♪」印が現れ、2度目の行動が可能になる。

また、マップの勝利条件として、前作までは特定地点の制圧や敵の全滅などが主な勝利条件であったが、今作からこれらのほかに特定拠点から離脱する(主人公以外のユニットを残すと捕虜になる)、一定ターン防衛をするなどの、複雑な条件のものが加わった。また、自軍の数マス先までしかマップが見えない「索敵マップ」が初登場した作品でもある。この索敵マップについては次回作『封印の剣』以降ではマップの地形のみはわかる、盗賊は視界が広いなど改善されているが(一部そうではない作品もある)、今作ではマップの地形すら見えず真っ暗であり、盗賊の視界も通常ユニットと違いはない。ただし、視界を広げるアイテムは存在し、敵の総数は確認可能である。

上述の丸腰で敵に攻撃されたり、離脱マップで主人公以外のキャラを残してクリアしてしまったりした場合、それらのキャラは捕虜となり以降のマップで参戦できなくなってしまうが、終盤に再び救出することはできる。

前作から変更された概念[編集]

戦闘では、攻撃速度(攻速)が一定以上勝っていれば自動的に追撃し、「技」の数値に応じて必殺攻撃が発生するシステムへと戻された。これに伴い、スキルより「追撃」「必殺」が削除された。武器の3すくみによる補正は減少し、間接攻撃は武器・魔法ともに、攻撃が当たらずとも使用回数が減るようになった。命中率の上限は99%・下限は1%。リアル戦闘設定のとき、相手が反撃不可能な状況の場合、相手側の命中率と攻撃力が表示されなくなった。

スキルでは、「ぬすむ」は「速さ」「体格」の条件を満たせば敵の所持品を100%奪うことができる、「みきり」は相手の全てのスキルを封じる、など変更が加えられているものがある(詳細は#スキルを参照)。

ステータスでは、「魔法防御」の概念が削除され、「魔力」の数値がそのまま魔法攻撃に対する防御力として扱われる。また、レベルアップの際、稀に「移動力」が上がることがある。「指揮」は周囲3マスへの影響から、マップに存在する同じ「所属」の全ユニットに影響するようになった。

武器では、『聖戦の系譜』にも存在した一部の武器に状態変化効果が付与され、風系魔法には飛行系ユニットへの特効が付与された。また、杖の使用に関してもミスや追撃が発動する。武器熟練度(レベル)が採用され、繰り返し使用することで武器レベルは上昇していくようになった。最低レベルはEであり、最高レベルはA。

兵種では、騎馬・アーマー系については使える武器でクラス分けされているが、魔法使いは使える武器で区別されなくなった。

アイテムでは「きずぐすり」が復活。使用するとHPが全回復と効果が強化された。

また、騎乗系ユニットの「おりる」は、次回の出撃まで持ち越される。さらに、初代『暗黒竜と光の剣』同様、マップの出撃キャラクターの初期配置を自由に変更することが不可能である。初期配置では出撃しないキャラも含め、前マップに出撃したときの順序を保つため(たとえば、A、B、Cがあるマップで出撃し、次のマップでAは出撃しなければBが1番目、Cが2番目の配置になる)、特定のマップで思い通りの配置にしたければ、疲労を考慮したうえで、複数章に渡って出撃計画を練る必要がある。

クラス[編集]

前作『聖戦の系譜』では、レベル20に達すれば無条件に本城でクラスチェンジが可能であったが、今作ではレベル10を超えた下位ユニットが「ナイトプルフ」を使用することでクラスチェンジできる(特定のキャラ・ユニットによってはできない)。各クラスともレベルは1から20までで、クラスチェンジすることでレベルは1に戻る。

下の記載では、クラスチェンジが可能なユニットは矢印の左が下位クラス、右が上位クラス。仲間になるクラスが複数の上位クラスを持つ場合は「/」で併記してあるが、キャラクターごとにクラスチェンジできる上位クラスは決まっている。

騎兵ユニットは下馬することができ、室内には下馬状態でのみ進入可能。なお、下馬状態では剣以外の近接武器は使用できない(弓・魔法・杖に関しては、下馬状態でも使用可能)。

また、能力の上限はクラスにかかわりなくHPは80、その他は一律20である。

なお、印は敵ユニット専用クラス(ユニットの特性についてはファイアーエムブレム#ユニットを参照)。

歩兵系ユニット
騎兵系ユニット

スキル[編集]

  • 怒り:反撃が命中すれば必殺の一撃となる。追撃時には適用されない。バーサーカーの兵種スキル。
  • 祈り:攻撃があたれば死亡する場合に「幸運」の値に応じて発動し、攻撃を回避する。
  • エリート:通常の2倍の経験値(エリートモードでは4倍)をもらえる。
  • 大盾:現在のレベルに応じた確率で発動し、敵から受けるダメージが無効になる。バロンの兵種スキル。
  • 踊る:行動終了した味方1人を再行動させる。ダンサーの兵種スキル。
  • カリスマ:周囲3マスにいる味方ユニットの命中、回避率を10%上昇させる。
  • 月光剣:「技」の数値に応じて発動し、相手の防御を無視してダメージを与える。「流星剣」「太陽剣」の効果と重複する。
  • 太陽剣:「技」の数値に応じて発動し、与えたダメージ分の体力を回復する。「流星剣」「月光剣」の効果と重複する。
  • 突撃:相手より「攻撃速度」と「戦闘開始時のHP」が勝っているとき、戦闘をもう1ラウンドだけ続行する。自分が攻撃できない状況でも発動する。その場合は一方的に攻撃を受けるだけになる。
  • 盗む:隣接する自分より「速さ」の数値が低い相手から、指定したアイテムを盗む。自分の所持枠に空きがないときに交換することや、逆に所持品を相手に渡すことも可能。シーフ、シーフファイターの兵種スキル。
  • 見切り:「見切り」以外の相手の戦闘スキルを全て無効化する。
  • 値切り:半額で買い物ができる。
  • 待ち伏せ:攻撃を受けたときに、必ず先制攻撃ができる。シーフファイターの兵種スキル。
  • ライブ:ターン開始時にHPが最大値の10%から20%回復する。敵専用スキル。
  • 流星剣:「技」の数値に応じて発動し、5回連続で攻撃する。「月光剣」「太陽剣」の効果と重複する。
  • 連続:「攻撃速度」に応じて発動し、2回連続で攻撃する。ソードマスター、セイジの兵種スキル。

キャラクター[編集]

仲間キャラクター[編集]

名前 初期クラス 参戦 備考
リーフ ロード 第1章 主人公帝国に追われるレンスターの王子。祖国再興を目指す。キュアンとエスリンの子で、ノヴァの直系(聖痕継承者ではない)でバルドの傍系。
フィン ランスナイト キュアンの代よりレンスター王家に仕える槍騎士。
エーヴェル ソードマスター フィアナ村の女領主。落ち延びたリーフ達をかくまう。正体は記憶を失くしたユングヴィ公女ブリギッドであり、ウルの直系。
ハルヴァン アクスファイター フィアナ義勇軍の一員。冷静沈着。オーシンとは親友同士。
オーシン アクスファイター フィアナ義勇軍の一員。喧嘩っ早いが、根は明るい。
ダグダ ウォーリア 紫竜山の元山賊。エーヴェルに会い改心。
タニア ボウファイター ダグダの娘。オーシンとは喧嘩友達。
マーティ マウンテンシーフ ダグダの部下。のんびり屋。
ロナン ボウファイター 第2章 イスの村の若者。猟師をしている。正義感が強い。
リフィス シーフ 第3章 リフィス海賊団の頭目。根は小心者。
サフィ プリースト 自由都市ターラのシスター。ターラ救援を求めてリーフのもとへやってくる。
フェルグス フリーナイト 第4章 旅の傭兵。陽気で気楽な性格。
カリン ペガサスライダー シレジアの天馬騎士見習い。国を出た王子を捜している。
ブライトン アクスナイト マンスターの騎士だったが、市民の窮地を見かねてマギ団に加わる。
マチュア ソードファイター 結成当初からマギ団に所属している女剣士。
ラーラ シーフ マギ団の一員である少女。過去に踊り子をしていた。
ダルシン アクスアーマー マンスターの重騎士。レイドリックのやり方に不満を持っている。
アスベル マージ 第4章外伝 自由都市フレストの司祭の孫。リーフとは生死を誓い合った仲。
ナンナ トルバドール 第5章 ノディオン王女。前作のラケシスの娘。ヘズルの傍系。
ヒックス アクスナイト 第6章 子供を人質にとられ、マンスターに従っている騎士。
シヴァ ソードファイター 第7章 サバンの傭兵。独自の美学を持って生きている。
カリオン ソシアルナイト 第8章 父がレンスターの騎士だったが戦死。母と共にハンニバルに救われる。責任感が強く、人当たりは優しい。
セルフィナ アーチナイト 第9章 レンスターの弓騎士。ドリアスの娘で、グレイドの妻。
ケイン ランスナイト レンスターの騎士の子。両親は戦死。きまじめで無口。
アルバ ランスナイト レンスターの騎士の子。明るく陽気。ケインとは親友同士。
ロベルト アーチナイト 戦災孤児。セルフィナをのごとく慕っている。
フレッド パラディン 第11章外伝 オルエンの副官。オルエンの未熟な部分を良く支えている。
オルエン マージナイト フリージ帝国国境偵察隊隊長。兄であるラインハルトを尊敬している。
マリータ ソードファイター 第12章 奴隷商人のもとからエーヴェルによって助けられ、養女になる。ガルザスの実子で、オードの直系。
セイラム ロプトマージ 第12章外伝 ロプト教団の魔道士だったが逃亡。パーンに助けられ同行する。
パーン シーフファイター ダキアの盗賊団「ダンディライオン」の頭目。盗みにポリシーを持っている。
トルード ソードファイター ダンディライオンの一員。パーンの人柄に惚れ込んでいる。
ティナ プリースト パーンに捕まり奴隷にされている。性格はミーハー。
グレイド デュークナイト 第13章 レンスターの槍騎士。セルフィナの夫で、フィンの親友でもある。
ディーン ドラゴンナイト 第14章 トラキアの王子アリオーンの密命を受け、トラキア軍を脱走。ターラ傭兵団に加わる。12聖戦士の竜騎士ダインに似た容姿をしている[4]
エダ ドラゴンライダー 兄のディーンと共に傭兵団に参加。真面目で頑張り屋な性格。兄と同じく、槍騎士ノヴァと似た容姿をしている。
ホメロス バード 旅の吟遊詩人。女好きで軽い性格。
リノアン シスター 第14章外伝
第15章
ターラ公爵の娘。亡父に代わりターラを治める。アリオーンの婚約者。ヘイムの血を引く。
ラルフ マーシナリー 第15章 旅の傭兵。グランベルのやりかたに不満を抱いている。
イリオス マージナイト 第16章
(西ルートのみ)
フリージの将軍。平民の出であることにコンプレックスを抱いている。オルエンが死亡もしくは仲間になっていない場合のみ仲間になる。
スルーフ プリースト ブラギの神父。「ツヴァイの光を持つもの」を探している。
シャナム ソードマスター 第16章
(東ルートのみ)
イザーク王子シャナンの名を騙る不届き者。
ミランダ マージ アルスターの王女で、リーフの元婚約者。わがままで気が強いが、内面は心優しい少女。
サラ シスター 第16章(東ルート)
第17章(西ルート)
ロプトの姫。マンフロイの孫娘であるが、父を殺した祖父を嫌っている。
ミーシャ ペガサスナイト 第17章
(西ルートのみ)
シレジア傭兵団の長。かつての「四天馬騎士」ディートバの娘。
ゼーベイア ジェネラル 第18章 レンスターの重臣。部下や民を守るため帝国側に仕える。
アマルダ パラディン 第19章 フリージの将軍。第10軍団を率いる。帝国のやり方に疑問を抱いている。スルーフで会話する必要があるため、西ルート選択時のみ仲間となる。
コノモール パラディン アルスターの伯爵。王女を人質にとられ、やむなく帝国に従う。ミランダで会話する必要があるため、東ルート選択時のみ仲間となる。
デルムッド フォレストナイト 第21章 ナンナの兄。イザークでセリスの解放軍に加わっていた。ヘズルの血を引く。
サイアス ハイプリースト 第23章 帝国の宮廷司祭。かつてのヴェルトマーの将軍アイーダの一子。皇帝アルヴィスの隠し子で、ファラの直系。セティと二者択一で仲間になる。
セティ セイジ シレジア王レヴィンを捜して旅をしている王子。「マギ団」のリーダー。セティの直系。サイアスと二者択一で仲間になる。
ガルザス マーシナリー 第24章 マリータの実父。滅亡したリボー王族の出で、オードの直系。祖国をなくし放浪生活を送る。

サブキャラクター[編集]

アウグスト (August)
元ブラギの僧だが、教団を追われ各地を放浪。その後レヴィンと知り合い、その活動に共鳴する。彼の指示によりレンスター王子リーフの行方を捜し軍師となる。
ドリアス (Dorias)
レンスターの伯爵。リーフ達と共にレンスターから落ち延びるが、アルスターで負傷し右腕を失う。リーフと再会を果たし、アウグストと共に軍師として解放軍を支える。
セリス (Celice)
前作『聖戦の系譜』後半の主人公。シアルフィ公子であり、グランベル帝国第一皇子でもある。若くして解放軍を結成、リーフらと共に帝国打倒を目指す。
トラバント (Trabant)
トラキア国王。イード砂漠でキュアンとエスリンを討ち取った。リーフにとっては両親の仇だが、本作では戦えない。
アリオーン (Areone)
トラバントの息子で、トラキア王子。『聖戦の系譜』で、天槍グングニルを父から継承する。
アルテナ (Altenna)
レンスターの王女であり、リーフの姉。母よりバルドの血も引き、セリスとは従姉弟にあたる。幼い頃にイードの虐殺で両親を殺され、トラキア王女としてトラバントに育てられたため、まだ自分の素性を知らない。『聖戦の系譜』では仲間になる。
ハンニバル (Hannibal)
「トラキアの盾」とよばれる将軍。レンスターの若者達を山荘に匿っていた。『聖戦の系譜』では仲間になる。
コープル (Corpul)
ハンニバルの養子。マンスターに使いにきていたところ、子供狩りに遭う。母親は『聖戦の系譜』前半に登場したシルヴィアでリーンという姉がいる。『聖戦の系譜』では仲間になる。
ユリウス (Yurius)
グランベル帝国第二皇子。暗黒神ロプトウスの依り代であり、残虐非道で狂気をはらんだ行動が多い。『聖戦の系譜』のラスボス。
イシュタル (Ishtar)
トードの血を引くフリージ家の公女。ユリウスの恋人で、彼への一途な愛情のために帝国への忠誠を誓う。
レヴィン (Levin)
アウグストと知り合い、彼にリーフの補佐を依頼する。セティの父親でもある。そのため、妻は『聖戦の系譜』前半に登場したフュリーである。また、フィーという娘がいる。
ユリア (Yuria)
セリスの異父妹で、グランベル帝国皇女。現在記憶喪失の状態。『聖戦の系譜』では仲間になる。

敵軍キャラクター[編集]

レイドリック (Leidrik)
クラスはバロン。元コノートの将軍だったが帝国側に寝返り、コノート王カールと、リーフの祖父カルフ王を殺害。フリージのブルーム配下としてマンスター領主となった男。ナンナとマリータをさらった。利用されているとも知らず、ロプトと手を組む。死後すらもベルドに利用されることとなる。
ケンプフ (Kempf)
帝国軍第12軍団の将軍。クラスはマージナイト。上級貴族の生まれ。年齢も近く、共に若くして将軍となったラインハルトに敵愾心を抱いている。しかし、ラインハルトには歯牙にもかけてもらえず(と、本人は思っている)、殊更憎悪を募らせている。肝の小さい男。状況が悪くなると部下に責任をなすりつけ自分は逃げ出す。正々堂々戦うフリージ軍の気風とは異なり、奇策を好み数々の策を弄してくる。そのため、フリージ軍での評判はあまりよろしくない。
グスタフ
帝国軍第2軍団の将。ブルーム王の側近の侯爵。帝国圧政下のレンスターの領主。積極的に子供狩りを行うなどレンスターの民を苦しめた。問題の多い男と語られる反面、降将のゼーベイアを重用するなど、部下に寛容なところもある。ステータスが最強に近く武器も強力であるため、正面切って戦うと危険だが、ある手段を使えば楽に戦える。
ラインハルト (Reinhardt)
フリージの有能な騎士で、イシュタルの忠実な近衛隊長。クラスはマージナイト。ゲルプリッターを率いる。リーフ軍に身を投じた妹オルエンを取り戻そうとする。ユリウスのイシュタルへのコメントから彼のイシュタルへのひそかな恋心が伺える。ステータス、指揮能力、再行動率、スキル全ておいて優秀で、本作最強の敵とも言われている。
コーエン
帝国軍第26軍団の将。伯爵。アイーダの父でサイアスの祖父。ファラの聖痕の現れたサイアスをマンフロイから守るため苦心した。セリスらイザーク軍を迎え撃つため、ティニーやヴァンパ三姉妹らに参軍したこともあるらしい。ロプト教団との暗闘の末、孫のサイアスとともに辺境に追いやられてしまう。
ベルド (Veld)
ロプト教団の司祭。クラスはダークビショップ。マンフロイの部下で、レイドリックを利用する。トラキア半島で暗躍し、トラバントにキュアンを奇襲させたのも彼の策謀である。ストーンでエーヴェルを石化する。
ルーメイ
トラキア軍の傭兵。アルバイトとしてゴメスの下で働いている。
ゴメス
元ダグダの部下。ダグダの外出中に山賊活動を再開する。
マーロック
トラバントの部下。レンスター遺臣たちを山賊として討伐を任される。
ラルゴ
ノエル渓谷を守る帝国軍第22軍団の将。誇りを重んじる武人。
オルトフ
帝国軍第12軍団の司祭。ケンプフに足止めとしてタンドラム要塞に残される。忠誠心は低く、時間が経つと逃げ出す。
コルホ
コルホ団のリーダー。ダンデライオンの仲間だが、パーンの言うことは聞かず、旅人を襲っている。
リスト
帝国軍第20軍団の将。ターラ攻略の際、上官のパウルスの忠告を無視して功に逸り、無理な攻撃を仕掛ける。バルダックとは功を競う立場にあった。
パウルス
帝国軍第5軍団の将。ターラ攻略の司令官を務め、クラスはバロン。誇り高く、将兵への気配りも欠かさない。ターラ攻略にはあまり乗り気ではなく、結果として犠牲が増えたことを自嘲していた。
バルダック
帝国軍第8軍団の将。パウルス指揮のもと、ターラ攻略に付き従う。実直な軍人。敗北したリストには辛らつ。
マクロイ
トラキア軍のドラゴンナイト。帝国のターラ攻略に協力しつつ掠め取るよう、トラバントに命じられる。
コッダ
ベルクローゼンのダークビショップ。ミーシャにペガサス部隊の指揮を許さず、レンスターに帰らせる。
ミュラー
ラインハルトの部下。不在の上司に代わり、ゲルプリッターを率いる。
ニカラフ
帝国軍第3軍団の将。レンスター城東門を守る。ケンプフに対して不快に思っている。
ラインコック
ベルクローゼンの司祭。迷いの森にあるロプト教団の僧院を守っている。ミランダを幽閉している。
パルマン
帝国軍第16軍団の将。日和見な性格で将としての能力も低いためか、敵のあまり来ないレンスター城南門に配属されている。ただし悪人ではなく、子供狩りを嫌うアマルダには同情的。故郷を思う気持ちが強い。
バラート
帝国軍第4軍団の将。レンスター攻略に手こずり立場が危うくなっている。
アルファン
レイドリックの命でマンスターの城門を守る。片付けが苦手らしく、度々大切な魔道書をなくしては部下に探させている。せっかく見つかったポイズンも使えず、セティに倒されてしまうこともしばしば。
コルータ
トラキアのドラゴンナイト。『聖戦の系譜』八章にも登場している。トラバントの命に従いアルテナの制止を振り切りマンスターへ攻撃を仕掛ける。顔グラフィックが『聖戦の系譜』と比べて大幅に変わっている。

主なスタッフ[編集]

各種メディア関連商品[編集]

  • ファイアーエムブレム トラキア776・イラストワークス(角川書店
    2000年4月21日初版発行 ISBN 4-04-707046-7
    キャラクターデザイン「広田麻由美」やISによる作画、着色による設定画を余すところなく収録。
  • PICTURE POST CARD FIRE EMBLEM -THRACIA776- (エニックス出版
    キャラクターデザイン「広田麻由美」による設定画やパッケージイラストなどのポストカードやシールが収録されている。
  • ファイアーエムブレムTCG

漫画[編集]

たかなぎ優名
日野慎之助

小説[編集]

篠崎砂美
梅村崇
  • 小説ファイアーエムブレム トラキア776(エニックス・Game Novels)
    上巻・亡国の王子 2000年4月21日初版発行 ISBN 4-7575-0237-0
    下巻・救国の英雄 2000年5月20日初版発行 ISBN 4-7575-0246-X
    椎名咲月・画。

CD(サウンドトラック他)[編集]

その他の話題[編集]

  • DXパックとプリライト版との違い
    • DXパックには、ビデオ「The World of Fire Emblem」、「Fire Emblem トラキア776 Fire Emblemコレクションカード」9種、トラキア半島布製マップ、マップ攻略用ピンマーカー(青と赤、各25個)、ペガサスの縫いぐるみ、ドラゴンの縫いぐるみ、ゲームソフトが宝箱の模様の箱に入っている。
    • プリライト版は、「Fire Emblem トラキア776 Fire Emblemコレクションカード」9種、ゲームソフトのセットである。
  • 評価
ファミコン通信のクロスレビューでは40満点中35点だった。最高得点だったのはルパン小島の10点、最低点数は酒井K太とササキMK.IIの8点[6]
  • ゲームキャラポーチ ファイアーエムブレム
    • 有限会社ぴっころから発売されたグッズ。赤地に黒で描かれたリーフと模様とタイトルロゴがついている。

脚注[編集]

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  1. ^ 以下の外部リンク先を参照。日本ユニ著作権センター【事件名】ゲームソフト「ファイアーエムブレム(FE)事件」
  2. ^ 任天堂公式HP「ニンテンドーDS」および「Wii」ソフトの「ニンテンドーWi-Fiコネクション」サービス終了のお知らせより。
  3. ^ 『聖戦の系譜』第7章開始時の状況。
  4. ^ ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE(NTT出版)1999年1月27日発行 より
  5. ^ 『トラキア776』のエンディングスタッフロールに全員記載。
  6. ^ 週刊ファミ通 2010年4月1日増刊号、別冊付録・歴代優良ソフト1500「上巻」より

参考文献[編集]

外部リンク[編集]