嵯峨野観光鉄道
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒616-8373 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町[1] 北緯35度01分6.8秒 東経135度40分50.6秒 / 北緯35.018556度 東経135.680722度座標: 北緯35度01分6.8秒 東経135度40分50.6秒 / 北緯35.018556度 東経135.680722度 |
設立 | 1990年11月14日[2] |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 6130001000831 |
事業内容 | 運輸、物販・飲食、レンタサイクル、駐車場[3] |
代表者 | 代表取締役社長 井上敬章[4] |
資本金 |
2億円 (2018年3月31日現在[5]) |
売上高 |
10億8058万9000円 (2018年3月期[5]) |
営業利益 |
8285万3000円 (2018年3月期[5]) |
純利益 |
4301万7000円 (2018年3月期[5]) |
純資産 |
10億6056万円 (2018年3月31日現在[5]) |
総資産 |
13億4298万8000円 (2018年3月31日現在[5]) |
従業員数 |
75人 (2018年3月31日現在[5]) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 西日本旅客鉄道株式会社 100%[4] |
外部リンク | 公式サイト |
嵯峨野観光鉄道株式会社(さがのかんこうてつどう、英: Sagano Scenic Railway Co.,Ltd.)は、西日本旅客鉄道の完全子会社で、京都府京都市に本社があり、嵯峨野観光線の運営などを行う企業である[4]。
概要
1989年(平成元年)3月に電化準備及び複線化のため新線に切り替えられて廃止された西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線嵯峨駅 - 馬堀駅間の旧線を、観光専用鉄道として利用するため、1990年(平成2年)11月に設立された企業である[2]。1991年(平成3年)4月に開業したトロッコ嵯峨駅 - トロッコ亀岡駅間の嵯峨野観光線の運営のほか、2003年(平成15年)4月からはトロッコ嵯峨駅に隣接して建設された19世紀の科学技術や芸術を展示する「19世紀ホール」、2011年(平成23年)3月からはトロッコ嵯峨駅に設けられたジオラマ・京都・JAPANの運営も行っている[2]。日本民営鉄道協会にJRグループおよびその関連会社として唯一加盟している[6]。
歴史
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)4月27日:山陰本線旧線を嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線としてトロッコ嵯峨駅 - トロッコ亀岡駅間が開業、トロッコ列車運転開始[2]
- 2002年(平成14年)11月:イメージキャラクター「トロッキー」登場[2]
- 2003年(平成15年)4月:トロッコ嵯峨駅前に19世紀ホールがオープン[2]
- 2011年(平成23年)3月1日:トロッコ嵯峨駅にジオラマ・京都・JAPANがオープン[2]
歴代社長
この節の加筆が望まれています。 |
- 初代:長谷川一彦
- 西田哲郎
- 井上敬章
路線
車両
開業以来、ディーゼル機関車と客車の編成で運行している[10][9]。利用客増加に伴い増備されたSK300形を除き、全て開業時に用意された車両である。
- 機関車
- 客車
-
- SK100形 (1・2・11)
- 普通車両として運用される客車で、JR西日本から譲受したトキ25000形貨車の改造車である。当初は3両在籍するうち1・2が窓なし、11が窓付きという区分があったが、その後のリニューアルによっていずれも窓付きとなったため外観上の差異はほとんどない。
- SK200形 (1)
- 普通車両ならびに下り運転時の制御車として運用される客車で、SK100形と同じくJR西日本のトキ25000形貨車の改造車である。当初は窓なしだったが、その後のリニューアルによって窓付きとなった。
- SK300形 (1)
- オープン車両「ザ・リッチ」として運用される客車で、唯一開業後となる1998年に導入された。他の客車と同じくJR西日本のトキ25000形貨車の改造車である。
- SK100形 (1・2・11)
運賃
運賃は均一制で、開業時は大人600円、小人300円だった[12]が、2014年(平成26年)4月以降は大人620円、小人310円[13]、2019年(令和元年)10月以降は大人630円、小人320円となっている[14]。2022年(令和4年)4月以降は大人880円、小人440円となる[15]。
乗車券の購入は、嵯峨野観光鉄道の窓口発売に限り、現金のほかICOCA・Kitaca・Suica・PASMO・TOICA・manaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用できる。
19世紀ホール
2003年(平成15年)4月にトロッコ嵯峨駅に隣接して建設された19世紀ホールには、蒸気機関車に加え、歴史的ピアノ、大型オルガンなどの楽器が展示されている[16]。蒸気機関車はC56形98号機、C58形48号機、若鷹号の4両が静態保存されているほか、D51形603号機の一部、C11形とC57形の動輪の実物を使ったオブジェがある[16]。楽器はハプスブルク家の紋章が入ったベーゼンドルファー・インペリアルモデル、大型アーレンオルガンが展示されている[16]。2004年(平成16年)から屋外に静態保存されていたD51形51号機は老朽化のため2019年(令和元年)12月で展示を終了し[17]、解体されると報じられたが[17]、個人に譲渡された[要出典]。
脚注
注釈
出典
- ^ 第28期決算公告、2018年(平成30年)6月14日付「官報」(号外第128号)110頁
- ^ a b c d e f g 『歴史で巡る鉄道全路線 公営鉄道・私鉄04』p17
- ^ トロッコ列車、訪日客人気で年100万人超
- ^ a b c 『企業情報』
- ^ a b c d e f g 鉄道統計年報平成29年度版 - 国土交通省
- ^ 『民鉄各社紹介』
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』通巻544号p.69
- ^ 『会社案内』
- ^ a b 『ローカル私鉄車輌20年』p72
- ^ 『歴史で巡る鉄道全路線 公営鉄道・私鉄04』p16
- ^ 『歴史で巡る鉄道全路線 公営鉄道・私鉄04』p32
- ^ 『鉄道ピクトリアル』通巻544号p.69
- ^ “平成26年4月1日(火)からの消費税率引き上げに伴う旅客運賃の認可および改定について” (PDF). 嵯峨野観光鉄道 (2014年3月10日). 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月7日閲覧。
- ^ “消費税率引き上げに伴う運賃改定のお知らせ” (PDF). 嵯峨野観光鉄道 (2019年9月9日). 2019年11月4日閲覧。
- ^ “鉄道事業の旅客運賃上限変更の認可について” (PDF). 嵯峨野観光鉄道 (2022年3月10日). 2022年3月10日閲覧。
- ^ a b c 『19世紀ホール』
- ^ a b 『嵯峨嵐山のD51、解体へ 屋外展示で老朽化、29日見納め 京都のトロッコ駅前』
参考文献
書籍
- 寺田裕一『ローカル私鉄車輌20年』JTBパブリッシング、2003年。ISBN 4-533-04512-X。
- 『歴史で巡る鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』通巻4号「京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局」(2013年3月・朝日新聞出版)
- 「嵯峨野観光鉄道」 pp. 16-17
雑誌記事
Web資料
- “第25期決算広告”. 官報. (2015年6月22日) 2015年10月29日閲覧
- “【京都 元気印】嵯峨野観光鉄道 トロッコ列車、訪日客人気で年100万人超”. 産経新聞 (2014年11月21日). 2015年10月29日閲覧。
- “企業情報”. 嵯峨野観光鉄道. 2019年6月26日閲覧。
- “会社案内” (pdf). 嵯峨野観光鉄道. 2018年2月11日閲覧。
- “19世紀ホール”. 嵯峨野観光鉄道. 2018年2月26日閲覧。
- “民鉄各社紹介”. 日本民営鉄道協会. 2018年2月26日閲覧。
- “嵯峨嵐山のD51、解体へ 屋外展示で老朽化、29日見納め 京都のトロッコ駅前”. 京都新聞 (2019年12月25日). 2019年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月31日閲覧。