伊東市
いとうし 伊東市 | |||
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国 | 日本 | ||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||
都道府県 | 静岡県 | ||
市町村コード | 22208-9 | ||
法人番号 | 6000020222089 | ||
面積 |
124.02km2 | ||
総人口 |
62,655人 [編集] (推計人口、2024年5月1日) | ||
人口密度 | 505人/km2 | ||
隣接自治体 |
熱海市、伊豆市、伊豆の国市 東伊豆町 | ||
市の木 | ツバキ | ||
市の花 | ツバキ | ||
市の鳥 | イソヒヨドリ | ||
伊東市役所 | |||
市長 | 小野達也 | ||
所在地 |
〒414-8555 静岡県伊東市大原二丁目1番1号 | ||
外部リンク | 伊東市 | ||
ウィキプロジェクト |
地理
相模灘に面した伊豆半島の最東端に位置し、中心部の海岸は護岸工事がされ平坦であるが、南部は伊豆東部火山群の溶岩が流れ込み荒々しい岩肌の海岸が多い。中心部以外は丘陵地帯が多く、西端の山稜は富士箱根伊豆国立公園として指定を受けている区域がある。南部に火山の大室山があることから、近辺は海岸線を含めその影響を受けた地形となっている。海岸沿いから中部は別荘地として開発された場所が多く、とくに大室山の麓にある伊豆高原は観光地として人気がある。市内ではほぼ海岸沿いに伊東線伊豆急行線と国道135号が縦断している。
歴史
近代以前
- 旧石器時代、人が住み始め、現在の富戸地区の芦田原遺跡、岡地区の萩坂遺跡がみられる[1]。
- 縄文時代、現在の岡地区の上ノ坊遺跡、玖須美地区の敷石住居跡、竹の台遺跡がみられる[1]。
- 弥生時代、現在の岡地区の日暮遺跡、瓶山遺跡がみられる[1]。
- 古墳時代、現在の宇佐美地区の離山遺跡、新井地区の塚畑遺跡円型古墳がみられる[1]。
- 645年 伊豆国が駿河国に合併される[1]。
- 680年 駿河国から分離、伊豆国となる[1]。
- 1605年 ウィリアム・アダムス(三浦按針)が唐人川の河口で造船を行ない、西洋式大型帆船2隻をつくる[1]。
近代
- 1918年 伊東劇場が開業する[1]。
- 1935年 伊東線、熱海駅 - 網代駅間が開通する[1]。
- 1938年 伊東線が全線開通、伊東駅が開業する[1]。
- 1949年10月 キネマ通り火事、32戸を焼失する[2]。
- 1950年7月 伊東国際観光温泉文化都市建設法が成立し、国際観光温泉文化都市(国際観光文化都市)に指定[2]。
- 1952年5月 伊東スタジアムが完成する[2]。
- 1955年3月15日 富士箱根伊豆国立公園地域に指定される[2]。
- 1958年9月 狩野川台風により、死者58人、重軽傷者732人、家屋全壊125戸、流失76戸の被害を受ける[2]。
- 1965年5月 諏訪市と姉妹都市提携を結ぶ[2]。
- 1969年6月 アジア太平洋協議会(ASPAC=アスパック)第4回閣僚会議が川奈ホテルで開催[2]。
- 1974年7月 国道135号御石ヶ沢トンネルが開通する[2]。
- 1979年10月 台風20号により、死者1名、家屋全半壊5戸、床上床下浸水28戸、公共施設1億337万円の被害を受ける[2]。
- 1982年8月10日 初の海外友好都市提携をイギリス・ジリンガム(en:Gillingham, Kent)と結ぶ[2]。
- 1988年3月 「平和都市(核兵器廃絶)」を宣言する[2]。
- 1998年4月18日 当時の日本国内閣総理大臣・橋本龍太郎とロシア連邦大統領ボリス・エリツィンによる首脳会談(いわゆる川奈会談)が川奈ホテルで開催
自治体沿革
- 江戸時代末期 15の村々が存在する。
- 1889年4月1日 町村制施行、賀茂郡対島村、小室村、伊東村、宇佐美村となる。
- 1896年4月1日 4つの村がすべて賀茂郡から田方郡に移行する。
- 1906年1月1日 伊東村が町制施行、伊東町になる。
- 1947年8月10日 伊東町および小室村が合併して市制を施行し、伊東市になる[4]。
- 1955年4月1日 対島村、宇佐美村が伊東市に編入する[5]。
経済・産業
第一次産業
第二次産業
- 建設業:中小零細の会社が大部分だが就業人口比率で高い。現在でも伊東建設業協同組合やいとう家づくり事業団、伊東市建築大工組合など、建設関連団体が数多く存在する。
第三次産業
- 観光業:宿泊施設、テーマパーク、飲食店、土産物店
- 本社
- 東海自動車 - バス会社、設立 : 1917年2月15日(伊東自動車株式会社として、現在は小田急グループ)、所在地 : 渚町2-28
- ハトヤ - ホテル業、設立 : 1947年、所在地 : 岡1391
- 伊豆急行 - 鉄道会社、設立 : 1959年4月11日、所在地 : 八幡野1151
- 東海綜合警備保障 - 警備・ビルメンテナンス企業、設立 : 1975年12月、所在地 : 玖須美元和田716-102
- エフエム伊東 - コミュニティFM局、設立 : 1998年2月4日、所在地 : 松川町5−10
- CVA - ケーブルテレビ デジタル121ch(デジタルチャンネルは東豆有線、伊東テレビクラブ加入者のみ)、アナログ2chを通じて放送を行うコミュニティ放送局、設立:1983年10月、所在地 : 竹の内2-3-19
- 東豆有線 - ケーブルテレビ 所在地 : 宇佐美1651-26
- 伊東テレビクラブ - ケーブルテレビ 所在地 : 寿町8-4
人口
伊東市(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
行政
市長 - 佃弘巳(2005年5月 - 2期目)
姉妹・友好都市
- 諏訪市(長野県) - 1965年(昭和40年)5月20日 - 姉妹都市提携。
- メドウェイ市(イギリス) - 1982年(昭和57年)8月10日 - 友好都市提携。
- リエティ市(イタリア) - 1982年(昭和60年)7月21日 - 友好都市提携。
教育
高等学校
中学校
- 伊東市立宇佐美中学校
- 伊東市立門野中学校
- 伊東市立北中学校
- 伊東市立対島中学校
- 伊東市立南中学校
小学校
- 伊東市立旭小学校
- 伊東市立池小学校
- 伊東市立宇佐美小学校
- 伊東市立大池小学校
- 伊東市立川奈小学校
- 伊東市立西小学校
- 伊東市立東小学校
- 伊東市立富戸小学校
- 伊東市立南小学校
- 伊東市立八幡野小学校
特別支援学校
- 静岡県立東部特別支援学校
- 伊東分校
- 小、中学部(西小学校内)
- 高等部(伊東高等学校城ケ崎分校内)
- 川奈分校(小、中)
- 伊東分校
医療機関
交通
鉄道
- 伊東線と伊豆急行線は相互乗り入れにより、ほぼ一体運行となっている。
バス
道路
- 有料道路
- 一般国道
- 主要地方道
観光
温泉
自然
娯楽施設
美術館・博物館
- 池田20世紀美術館 - 有名画家の作品など約1300点を収蔵
- 伊豆ガラスと工芸美術館
- 伊豆テディベア・ミュージアム
- 蝋人形美術館
他にも私設の小さく特殊な分野のものが散在する
イベント
- 大室山の山焼き
- 松川タライ乗り競争
- 按針祭
- ホエールウォッチング
史跡
ゆかりの著名人
- 坂口安吾 - 在住(1949年 - 1951年)、1951年に伊東競輪不正告訴事件を起こす。
- 近江俊郎 - 映画・楽曲『湯の町エレジー』(1949年)、ロケーション撮影を行なう[2]
- ジョン・ヒューストン - 映画『黒船』(The Barbarian and the Geisha, 撮影当初の題名『タウンゼント・ハリス物語』Townsend Harris Story)のロケーション撮影を川奈で行なう(1957年10月)[2]。
- ジョン・ウェイン - 同上[2]
- 初代コロムビア・ローズ - 楽曲『伊東ブルース』(1961年)[2]
- 黒沢明とロス・プリモス - 楽曲『城ヶ崎ブルース』(1968年)[2]
出身有名人
- 森田実(政治評論家)
- 木部佳昭(政治家)
- 志茂田景樹(作家)
- 森瑤子(作家)
- 鈴木いづみ(作家・女優)
- 木下杢太郎(医学博士・文学者)
- 伊東祐親(平安末期の平家方武士)
- 土屋宗良(フラワーアーティスト・華道家)
- 伊藤多賀之(ミュージシャン)
- 遠藤響子(ミュージシャン・役者)
- 木部ショータ(声優)
- 杉本英世(プロゴルファー)
- 茂木圭(プロゴルファー)
- 伊代野貴照(プロ野球選手)
- 宇田川聡仁(プロマウンテンバイク選手)
関連作品
文学・記録・漫画
映画・テレビドラマ
- 浅田次郎原作の映画「地下鉄に乗って」で、昭和30年代の新中野駅商店街シーンのロケ地として銀座元町の旧国道135号線沿いアーケードが使われた。
その他
- 富戸地区はPS2ゲームソフト「ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇」の舞台となり、作中では「富海」として登場。国道建設中の模様なども描かれた。
郵便番号
- 郵便事業伊東支店:414-00xx、414-85xx、414-86xx、414-87xx、413-02xx
- 郵便事業熱海支店(熱海市):413-00xx、413-85xx、413-86xx、413-87xx、413-01xx
脚注
外部リンク
伊豆の国市 | 熱海市 | |||
伊豆市 | ||||
伊東市 | ||||
東伊豆町 |