ヤングライオン杯争奪リーグ戦

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ヤングライオン杯争奪リーグ戦(ヤングライオンはいそうだつリーグせん)は、新日本プロレスが主催するシングルマッチによるリーグ戦。新日本プロレス所属の若手選手を中心とした大会。ヤングライオンは、新日本プロレスに所属する若手選手の通称であり、新日本プロレスのシンボルマークであるライオンにちなむ。なお本リーグ戦とは別に勝ち抜き形式のヤングライオン・トーナメントが開催されたこともある。また本リーグ戦開催以前に行われていたカール・ゴッチ杯争奪リーグ戦が前身的なものとなる。

概要

ヤングライオン登龍門的大会として不定期に開催される。

新日本プロレス所属の若手選手の育成と顔見せ興行的な存在だったが人材が足りない時は他団体の若手選手が参加する場合もある。

優勝者は若手を卒業して海外遠征ができる特典がある。若手の層が厚いときのみ行われるため開催は不定期である。

新日本プロレス所属の若手選手は第1試合や第2試合(いわゆる前座試合)のタッグマッチへの参加がメインイベントでシングルマッチなど個人をクローズアップしたカードは普段あまり組まれることがないため、たとえ優勝できなくてもヤングライオン杯で活躍できるか否か、またはファンの支持を得られるか否かが重要な要素となる。

歴代優勝者

回次 優勝者 準優勝者 開催日
第1回 小杉俊二 山田恵一 1985年3月1日 - 4月18日
第2回 山田恵一 後藤達俊 1986年2月28日 - 3月26日
第3回 蝶野正洋 橋本真也 1987年2月23日 - 3月20日
第4回 山本広吉 西村修 1993年3月9日 - 3月23日
第5回 小島聡 中西学 1994年3月5日 - 3月24日
第6回 中西学 永田裕志 1995年3月7日 - 3月27日
第7回 石澤常光 永田裕志 1996年3月9日 - 3月26日
第8回 鈴木健三 真壁伸也 2000年4月14日 - 4月30日
第9回 田口隆祐 湯浅和也 2004年4月9日 - 4月27日
第10回 後藤洋央紀 伊藤博之 2005年3月4日 - 3月26日

ヤングライオン・トーナメント

ヤングライオン・トーナメントは、新日本プロレス所属の若手選手を中心としたシングルマッチによるトーナメント戦。ヤングライオン杯争奪リーグ戦とは別の形で不定期に開催された。1991年は「ヤングライオン・トーナメント」、2002年は「アントニオ猪木杯争奪ヤングライオン・トーナメント」、2004年は「ヤングライオン・闘魂トーナメント」の名称で開催された。

1991年の結果は小原道由が優勝、金本浩二が準優勝。

2002年3月6日の旗揚げ記念日の30周年記念大会でワンナイト・トーナメント戦を開催。鈴木健三棚橋弘至井上亘柴田勝頼竹村豪氏ブルー・ウルフの6選手が参加。結果は鈴木が優勝、棚橋が準優勝。

2004年は「強くあれ〜闘魂シリーズ〜」の中の一環で10月31日後楽園、11月3日両国国技館、11月13日大阪ドームの3大会で開催された。田口隆祐後藤洋央紀山本尚史裕次郎安沢明也長尾浩志中嶋勝彦健介オフィス)が参加。田口は同年に開催されたヤングライオン杯争奪リーグ戦優勝者としてシード出場となった。結果は田口が優勝、中嶋が準優勝。田口はリーグ戦とトーナメント戦の連覇を果たした[1]

カール・ゴッチ杯争奪リーグ戦

カール・ゴッチ杯争奪リーグ戦(カール・ゴッチはいそうだつリーグせん)は、前述の通り、ヤングライオン杯争奪リーグ戦の前身的なものとして開催されていた。以下は歴代の優勝者を記述する。

歴代優勝者

回次 優勝者 準優勝者 開催日
第1回 藤波辰巳 小沢正志 1974年10月25日 - 12月8日
第2回 藤原喜明 木村たかし 1975年10月27日 - 12月7日
第3回 魁勝司 木村聖裔 1976年10月29日 - 12月7日

他団体における同じ趣旨の大会

脚注