モーターサイクル・ダイアリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Kitakamibot (会話 | 投稿記録) による 2012年5月11日 (金) 12:10個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (bot: WP:BOTREQ#accessyear・accesssdate に年と月日が分割して記入されている閲覧日の修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

モーターサイクル・ダイアリーズ
Diarios de motocicleta
監督 ウォルター・サレス
脚本 ホセ・リベーラ
製作 マイケル・ノジック
エドガード・テネンバウム
カレン・テンコフ
製作総指揮 ロバート・レッドフォード
ポール・ウェブスター
レベッカ・イェルダム
出演者 ガエル・ガルシア・ベルナル
ロドリゴ・デ・ラ・セルナ
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
撮影 エリック・ゴーティエ
編集 ダニエル・レゼンデ
製作会社 Film4 Productions
配給 アメリカ合衆国の旗 フォーカス・フィーチャーズ
日本の旗 日本ヘラルド
公開 2004年5月7日 ブラジルの旗
2004年8月27日 イギリスの旗
2004年9月24日 アメリカ合衆国の旗
2004年10月9日 日本の旗
上映時間 127分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
メキシコの旗 メキシコ
ドイツの旗 ドイツ
フランスの旗 フランス
アルゼンチンの旗 アルゼンチン
ブラジルの旗 ブラジル
 キューバ
 チリ
ペルーの旗 ペルー
言語 スペイン語
興行収入 $57,642,814[1]
テンプレートを表示

モーターサイクル・ダイアリーズ』(Diarios de motocicleta)は映画。エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ(後の革命家チェ・ゲバラ)の若き日の南米旅行記『チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記』をもとに、ロバート・レッドフォードヴァルテル・サレスらによって2004年に映画化された。ウルグアイ人の音楽家、ホルヘ・ドレクスレルによるこの映画の主題歌「河を渡って木立の中へ(Al Otro Lado del Río)」は、2005年スペイン語ではじめてアカデミー歌曲賞を受賞した。

あらすじ

1952年アルゼンチンブエノスアイレスに住む医大生エルネストは、友人のアルベルト・グラナードと共に1台のバイク(ポデローサ号)にまたがり、12,000キロの南米旅行へ出かける。チリの最下層の鉱山労働者やペルーのハンセン病患者らと出会いなど、途中巻き起こるさまざまな出来事を通して、南米社会の現実を思い知らされる。後に革命家、キューバゲリラ指導者となった若き日のチェ・ゲバラの生涯に大きく影響を及ぼした南米旅行を描いたロードムービー。アンデスの雪山やマチュピチュ遺跡、アマゾン川など、南米独特の風景や、時代背景の中でかかるタンゴペレス・プラードマンボなども印象的。

映画のラストに80歳を超えたアルベルト・グラナード本人が少しだけ登場する。また、アルベルト・グラナード自身が『モーターサイクル・ダイアリーズ』の撮影に同行し撮影風景を記録したメイキング・ドキュメンタリーの『トラベリング・ウィズ・ゲバラ』(2004) もある。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ ガエル・ガルシア・ベルナル 内田夕夜
アルベルト・グラナード ロドリゴ・デ・ラ・セルナ 坂東尚樹
チチナ・フェレイラ ミア・マエストロ 田村真紀

原作

  • エルネスト・チェ・ゲバラ/棚橋加奈江訳『チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記』現代企画室、1997年10月(ISBN 4773897155
  • エルネスト・チェ・ゲバラ/棚橋加奈江訳『モーターサイクル・ダイアリーズ』角川書店〈角川文庫〉、2004年9月(上記の本に加筆・訂正して文庫化したもの)

出典

  1. ^ The Motorcycle Diaries (2004)” (英語). Box Office Mojo. 2010年6月10日閲覧。

関連項目

  • ノートン - ゲバラがポデローサ号と呼んだ「ノートン500」を製造したバイクメーカー。本来ノートン500は長距離ツーリング向けのモデルではない上、彼が乗っていたのは1939年製の旧式である。

外部リンク