Microsoft Windows 7

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Windows 7
Microsoft Windows ファミリー
Microsoft Windows 7 wordmark.svg
開発者
マイクロソフト
ウェブサイト www.microsoft.com/japan/windows/windows-7
リリース情報
リリース日 2009年9月1日 (ボリュームライセンス)
2009年10月22日 (市販)(info)
最新版 6.1 Service Pack 1 (Build 7601)(2011年2月9日)(info)
ソース モデル プロプライエタリ
ライセンス マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項
カーネル ハイブリッドカーネル
対応プラットフォーム IA-32, x64
サポート状態
メインストリーム フェーズ
メインストリーム サポート終了日: 2015年1月13日
延長サポート終了日: 2020年1月14日[1]

Windows 7(ウィンドウズ セブン)は、Windows Vista の後継として開発されたパソコン用のオペレーティング システムである。

初期の開発コードネームは「Blackcomb」と呼ばれていたが、のちに「Vienna」となり[2]、さらに「Windows 7」に改められた。本来、次期クライアント用 Windows の社内開発コードネーム[3]だったものがそのまま製品版の名称として採用された[4]

製品名の中の 7 は、Windows 1.0 / Windows 2.0 / Windows 3.x(および Windows NT 3.1)/ 4.x(Windows 95Windows 98Windows Me、および Windows NT 4.0)/ 5.x(Windows 2000,Windows XP) / 6.0 (Windows Vista) に続く 7 番目のクライアント向けのメジャー リリースであることに由来している[5]。 内部的なバージョン番号は 6.1 であり、7.0 ではない[6]。これは Windows 7 が Windows Vista を基に改良したカーネルが使用されており、新規開発は行われていないこと[7]、および互換性確保などの理由による措置である。 なお、Windows 7 と Windows Server 2008 R2 は、同一のソース コードからビルドされている[8]

2009年7月22日 (太平洋標準時) に開発が完了し[9]、2009年10月22日に一般発売した[10]

目次

[編集] 主な特徴

[編集] アプリケーション

電卓
プログラマ用と統計用のモードが追加され、日付の計算や単位の変換、燃費やローンの計算などが以前よりもわかりやすく扱えるようになった。Windows 95 から Windows Vista まで採用されていた外観は一新された。
XPS ビューアー
XPS ドキュメントを閲覧するもので、Windows Vista では別個で提供されていたが、Windows 7 では標準で含まれた。
Windows PowerShell
Windows 7 からクライアント向けでは初めて標準で含まれた。Windows PowerShell 2.0 はコマンドラインだけではなく、Integrated Scripting Environment (ISE) と呼ぶグラフィカル ユーザー インターフェイスを用いてのコマンドの実行、スクリプトの作成、編集、テスト、デバッグ、実行を行うことが可能になった。
Windows デスクトップ ガジェット
Windows サイドバーのサイドバーが削除され、ガジェットをデスクトップ上に配置するように変更された。
削除されたアプリケーション
Windows メールWindows フォト ギャラリーWindows ムービー メーカーが削除された。ユーザーは必要に応じて Windows Live Essentials の各ソフトウェアを利用する方式となった。

[編集] グラフィクス

DirectX
Direct3D 11 が含まれた。GDI と GDI+ に代わる高品質かつ高速に処理することができる API として Direct2DDirectWrite が含まれた。GPU を汎用計算資源として利用するための API として DirectCompute が含まれた。
調整アプリケーション
ClearType の調整を行う ClearType チューナーと、画面の色の調整を行うアプリケーションが含まれた。ClearType チューナーは以前からマイクロソフトがインターネット上で公開していた。また、画面の色の調整を行うには Adobe Gamma などを入手する必要があった。
Desktop Window Manager
Desktop Window Manager の再設計が行われた。Direct3D 10.1 を基にし、Windows Display Driver Model (WDDM) 1.1 対応のグラフィックス ドライバを使用している場合には WDDM 1.0 に比べ Desktop Window Manager によるメモリ消費量を 50% 削減した[11]

[編集] シェルとユーザー インターフェイス

[編集] ウィンドウ操作

Aero Snap
デスクトップの端にウィンドウを移動することでウィンドウをリサイズする機能。ウィンドウの閲覧や整理、比較を行う場合に利用する。
Aero Shake
ウィンドウを上下左右方向いずれかに振ることによる、(他の)非アクティブ ウィンドウすべての最小化と復元を行う機能。開いているウィンドウを単一にしたい場合とその復元に利用する。

[編集] シェル

Windows タッチ
マルチ タッチに対応する Windows タッチ が含まれた。
ライブラリ
ライブラリは コンピューター やネットワークに分散したファイルに簡単にアクセスできるようにするための機能で、標準でドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージック フォルダーが用意されている。
Windows リボン
リボン ユーザーインターフェース が含まれ、ペイントワードパッドのメニューとして採用された。Windows Lifeシリーズや,Microsoft Officeのメニューにも使われている。
検索フェデレーション
OpenSearch 形式で記述された osdx ファイルの検索コネクタを登録することで、エクスプローラーで検索結果の一覧を得ることができる。

[編集] エクスプローラー

タスク バー
Windows 95 以来拡張され続けたタスク バーが整理された。クイック起動は廃止され、実行中・未実行問わずアプリケーションは標準でアイコン表示となり、これをスーパーバーと呼ぶ。実行中のアプリケーションのサムネイル プレビューも統合された。スーパーバーに対応していれば、アイコン上で進捗状況を表すことも可能となった。これを活用している例として、Internet Explorer でのファイル ダウンロード状況の表示がある。このほか、アプリケーションでアクセスの多い項目のリストや、お気に入りの項目、アプリケーション操作のコマンドなどのリストを扱うジャンプ リストに対応し、ショートカット操作が可能になった。
通知領域も常に表示するアイコンとそうではないアイコンをドラッグすることによって整理することが可能となった。
(タスクバーを右クリックし、新規ツールバーをクリック後に出てくる「フォルダーの選択」に「shell:quick launch」と入力すると、クイック起動バーが表示される。)
Aero プレビュー
タスク バー右端にある領域にカーソルを移動することで、開いているウィンドウを透明化し、デスクトップを表示することができ、デスクトップ上のファイルやガジェットを確認することができる。
スタート メニュー
クラシック メニューは廃止された。また、既定のプログラムのウェブ ブラウザーと電子メール クライアントの表示も廃止された。電源ボタンの操作が1つになり(デフォルトはシャットダウン)、その他のオプションはリストとして集約された。

[編集] セキュリティ

ユーザーアカウント制御
UAC の基準の変更が可能になった。Windows Vista の水準を最高とし、初期設定ではWindows付属のプログラムで動作確認の通知が行われないように変更された。
BitLocker To Go
USB フラッシュ ドライブなどのリムーバブル メディアのデータの暗号化を行うもので、Enterprise、Ultimate エディションで対応している。
Windows ファイアウォール
Windows Vista で導入された「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」を基に、複数のプロファイルを同時に利用することが可能となった。

[編集] ネットワーク

  • DirectAccess
  • BranchCache
  • HomeGroup
  • IPv6

IPアドレス枯渇問題に対応するためIPv6を前提とする構成がデフォルトになっている。Windows XPでは、IPv6を有効化すると、IPv4での性能が低下することから、IPv6を有効化しないように勧告する意見があった。しかし、Windows 7に至っては、ホームグループなどでIPv6が有効であることを前提としていることから、逆にIPv6を常時有効にすることをMicrosoftが推奨しており、IPv6を無効化した場合の動作については、保証できないとされている。

IPv6のグローバルアドレスが設定されていない場合、Microsoftが無償提供しているTeredoによる接続サービスによるトンネリングを自動設定する。

IPv4のグローバルアドレスが設定されている場合、Microsoftが無償提供している6to4による接続サービスによるトンネリングを自動設定する。

ただし、ホスト名のアドレス解決においてホストにリンク ローカル アドレスまたは Teredo アドレスしか割り当てられていない場合、DNSクライアントサービスはIPv4用のAレコードに関するクエリだけを送信するためIPv6アドレスが取得できず、URLで直接IPv6アドレスを指定したりしない限り、指定した相手にIPv6で通信することはない[12]。そのため、IPv6でインターネットを参照できる環境であっても、ホストにリンク ローカル アドレスまたは Teredo アドレスしか割り当てられていない場合、Internet ExplorerにIPv6のIPアドレスを持つサイトのURLをホスト名で指定しても、IPv6でアクセスすることはできない。この仕様は、IPv4を主に使用する環境での性能低下を回避するためのものである。

[編集] パワー マネージメント

パワー マネージメントも機能が強化され、ノート PC における未使用時の画面の明るさの調節、未使用ポートの電源断、冷却ファンの設定に対応した。標準の電源設定ツールでは電源に関する分析と結果のレポート生成を行えるようになった。

[編集] ファイル システム

Virtual Hard Disk の対応
VHD をディスク ドライブとして認識、マウントが可能になった。Enterprise および Ultimate エディションでは VHD からのブートに対応した。
SSD への最適化
SSD と認識したドライブでは Windows SuperFetch、自動デフラグ、Windows ReadyBoost は無効化される。Trim コマンドに対応し、効率よい IO 操作に対応した。
パーティショニングの変更
パーティションが無いディスク ドライブへ Windows 7 をインストールする場合、BitLocker を使用する際に必要なボリュームの構成が自動的に行われ、システム パーティションとブート パーティションが分離されるようになった。

[編集] マルチメディア

Media Foundation
Media Foundation で標準で対応するフォーマットとして新たに H.264AVIAAC などが追加された。
ハードウェア デバイスは USB Video Class 1.1 ビデオ キャプチャ デバイス、オーディオ キャプチャ デバイス、ハードウェア エンコーダーとデコーダー、ハードウェア ビデオ プロセッサをサポートする。

[編集] その他

プロセッサのサポート
最大 256 個の論理プロセッサをサポートする。
表記ルールの変更
日本語版において外来語の表記ルールが内閣告示に基づき長音符を付加したものに変更された[13]
Windows XP Mode
これは Windows Virtual PC 上で動作するライセンス認証済みの Windows XP Professional SP3 の仮想マシン環境[14]を提供するものである。Windows 7 Professional、Enterprise、Ultimate のみ無償で Windows XP Professional SP3 のイメージが使用可能である。提供される Windows XP Professional SP3 のサポート期限は Windows XP に準ずる(2014年4月8日まで)。
当初、Windows Virtual PC を使用するためには、CPU が Intel VTAMD-V などの仮想化支援機能に対応している必要があったが、後にこの条件は撤廃された[15][16]
主に小規模の企業や開発者をターゲットとして想定され、Windows Vista や Windows 7 で正常に動作しないアプリケーションを使用できるように最終手段として用意された。Windows Virtual PC 上で OS を稼働させているが、指定アプリケーションのウィンドウのみを Windows 7 デスクトップにシームレスに表示させることが可能となっている。仮想マシン上での動作のため、パフォーマンスが犠牲になっている上、DirectX がフルサポートされていないので、昔のゲームを稼働させるなどの用途には向かない。仮想ネットワークからインターネットに接続可能な状態のため、Windows Update やセキュリティ対策は仮想OSに対しても別途行うべきである。
Windows XP Mode 自体は VMware Workstation など、Windows Virtual PC 以外の仮想化ソフトウェアで動作させることも可能で、ライセンス上も問題ないとの見解がマイクロソフトより示されている[17]。上記の Windows Virtual PC の動作要件を満たさない場合、この方法が有効である。ただし、Windows Virtual PC に依存する機能は、この方法では動作しない。
なお、Virtual PCにWindows XP Professional SP3を自力でインストールし、上記のシームレスモードで使うことは可能である。
Windows Sensor and Location プラットフォーム
GPS や加速度計、カメラなど様々なセンサーを簡単に使用するためのものである。

[編集] エディション

Windows 7 は 6 つのエディションが用意された。64 ビット エディションは Starter を除くすべてのエディションで用意され、そのうち Home Basic を除くリテール パッケージで 32 ビット版と 64 ビット版がセットになって販売されている。Windows Vista ではプレミアム エディションとして消費者用の Home Premium とビジネス用の Business の2種があり、双方で含まれる機能に違いがあったが、Windows 7 は Windows Vista とは異なり、上位エディションは下位エディションの全機能を備えている[18]。 欧州では Internet Explorer を除いた E エディションが用意される予定であったが[19]、最終的に中止された[20]。 日本では Home Premium、Professional、Ultimate の各エディションの新規購入版とアップグレード版の 2 つリテール パッケージが販売されている。

[編集] サポート

[編集] Service Pack 1

2010年6月24日には、一部のテスター向けにベータ版が配布され、7月12日には、TechNet にてベータ版がリリースされた。一部のテスター向けに pre-RC 版を配布し、10月27日にはリリース候補版がリリースされた。 この SP1 は、既にリリースされたアップデートなどのマイナー アップデートが中心になるが、Remote Desktop クライアントが刷新され RemoteFX 機能が活用できるようになるなどの一部新機能が追加された[21]

2011年2月4日には Windows Server 2008 R2 と共に正式に SP1 開発完了の報告があった。 2月22日(米国時間)にマイクロソフト ダウンロード センターおよび Windows Update で公開された[22][23]

[編集] サポート期限

全エディションのメインストリーム サポートは2015年1月13日までとなっている。このうち、ビジネス向けエディションである Professional と Enterprise は延長サポート(メインストリーム サポート終了後 5 年)が2020年1月14日まで設定されている[1]。なお、Windows Vista と同様に、最上位の Ultimate は消費者向けの位置づけであるため、延長サポートは設定されない。

[編集] 旧バージョンからのアップグレード / ダウングレード / アンインストール

通常パッケージ製品のアップグレード版でのアップグレード対象製品は Windows VistaとWindows XPの全てのエディションのみ。Windows 7の全てのエディションは、Windows Anytime Upgrade(後述)を用いたアップグレード方法がある為、インストールメディアを用いたパッケージ版でのアップグレードはサポートされていない(アップグレード自体は可能)。 Windows Vistaからは条件[24]によってはアップグレード インストールが可能だが、Windows XPからは直接アップグレードする事はできず、新規インストールを行わなければならない。Windows XP からアップグレード インストールしたい場合は、一度 Windows Vistaにアップグレードしてから行う必要がある。また、Windows Vistaの時と同様、通常のコントロールパネルを用いた方法では旧バージョンへ戻す事(アンインストール)はできない。また、Windows XPより前のバージョン(Windows 2000等)からはセットアップ プログラムを起動させる事すらできない。どうしてもWindows 2000やWindows 98等から新規インストールを行わずに環境を引き継ぎたい場合は、最初に Windows XPにアップグレードして、さらに Windows Vistaにアップグレードして、それからWindows 7にアップグレードするという3つの手順を踏む必要がある。

OEM 出荷向けでの違いとして、Windows Vistaでのダウングレード権は一般向けでは前の世代の Windows XPのみであったが、Windows 7では Windows Vistaと Windows XPへのダウングレードができる。Windows XPへのダウングレード権の有効期間は Windows 7発売から18カ月後あるいは Windows 7 SP1リリースのいずれか早い方までだったが、Windows 7 SP1 Beta版のリリースとともに延長され、OEM 版 Windows 7の提供終了までとなった[25]

Windows Vistaと同様に上位エディションへのアップグレードを行う Windows Anytime Upgradeが用意されている。パッケージ版およびダウンロード版が用意されており、購入したアップグレード キーの入力だけでアップグレードできる(最上位エディションである Windows 7 Ultimateにはこの機能はない)。

また、理論上はWindows 3.1などの最初期バージョンのWindowsからでもアップグレードを繰り返す事で最新バージョンであるWindows 7にする(環境を引き継ぐ)ことは可能(その際、Windows 3.1に含まれている初期バージョンのアプリケーションをWindows 7で動かす事も一応できる)。ただし、Windows 3.1から直接Windows 7にアップグレードする事は当然できない。一例としてWindows 3.1を最初に新規インストールし、そこからアップグレードを開始した場合、最短で4回アップグレードをすれば、Windows 7にする事ができる(例:Windows 3.1→Windows 98Windows XPWindows Vista→Windows 7)。ただし、途中でWindows 3.1やWindows 98などのシステムファイルを保存していたとしても、Windows Vistaにアップグレードした時点で旧バージョンへのアンインストールはできなくなる(インストールするハードディスクのパーティションがWindows Vistaにする過程で強制的にNTFSになる為。NTFSパーティションは基本的に旧バージョン(Windows 98等)をサポートしていない)。また、Windows 3.1がプリインストールされたパソコンにメモリやハードディスクの増設など、何の施しを加えずにWindows 7をインストールするのは物理的に不可能である為、この方法での環境の引き継ぎは、基本的にVirtual PC 等の仮想 PC 上での作業が前提となる。ちなみに余談だが、仮想PC上で最初期バージョンのWindows 1.0からWindows 7までのアップグレードを行った動画がYou Tubeなどで配信されている[26]

[編集] 新しいバージョンへのアップグレード / アンインストール

2011年12月現在、Windows 7 Ultimateが最新バージョンのWindowsである為、現状Windows 7から次のバージョンにアップグレードする方法はない。しかし、現在開発途中のWindows 8は、Windows 7の後継OSである為、Windows 7からはWindows 8に直接アップグレードできるようになるものと思われる。また、Windows Vista以降のアップグレード形態を考えると、Windows 8へのアップグレードは、Windows 7とWindows Vistaにのみ対応していて、Windows Vistaからのアップグレードは新規インストールのみという形になると考えられる。また同様に、Windows 8のアンインストールは不可能であるとも考えられる。

[編集] システム要件

メモリ・プロセッサの性能向上とともに、Windows 7 によって提供される機能が増えており、他の OS に比べて高スペックを要求している[27]

Windows 7 最小ハードウェア仕様要求
32 ビット 64 ビット
プロセッサー 1.0 GHz 以上
物理メモリー 1 GB 以上 2 GB 以上
グラフィック WDDM 1.0 以上の対応ドライバが提供されている DirectX 9.0 以上の GPU
HDD 空き容量 16 GB 以上 20 GB 以上

追加の要求として以下のものがある。

[編集] 出荷・販売本数の推移

  • 2010年3月2日発表 - 発売から約3カ月で、9000万本販売[28]
  • 2010年10月21日発表 - 発売から1年で、約2億4000万本販売。過去に発売されたマイクロソフト製OS製品の中で最速の販売ペースである[29]
  • 2011年4月22日発表 - 18か月間で、販売本数3億5000万本[30]
  • 2011年9月13日発表 - 販売本数4億5000万本[31]

[編集] 沿革

2008年
  • 5月 - 開発を公式に認める[3]
  • 10月
    • 正式名称が Windows 7 に決定[4]
    • 下旬 - Professional Developers Conference の会場で Pre-Beta 版(ビルド 6801)を開発者向けに配布。
2009年
  • 1月9日(日本では1月13日) - Beta 1(ビルド 7000)リリース。32 ビット・64 ビット版、英語・日本語など 5 言語版が公開された。米国サイトでは当初1月10日から2週間とされたが、のちに延長された[32]Windows Live ID があれば誰でもベータ テストに参加できたが日米で提供条件の説明が微妙に異なっていたため、日本語版においては使用期限が2009年8月1日までとなっていた。このベータ版は同一のプロダクト キーを用いて最大で 3 台までの PC にインストールすることが可能である。
  • 2月3日 - エディションの詳細を発表。
  • 2月11日 - ベータ版の一般向けダウンロードサービスを終了。なお、プロダクト キーの発行は以降も可能。
  • 4月30日 - MSDN/TechNet サブスクリプション登録者向けに製品候補版(ビルド 7100)を公開[33]
  • 5月5日(日本では5月7日) - 一般向けに製品候補版(ビルド 7100)を公開[34]。英語・日本語など 5 言語版が公開された。ダウンロード数の制限はなく2009年6月末まで公開された。使用期限は2010年5月31日。
  • 6月 - マイクロソフトは欧州向けの Windows 7 には Internet Explorer をバンドルしないことを公式発表した(欧州におけるバンドル問題はマイクロソフトの欧州連合における競争法違反事件を参照)。
  • 6月3日 - 開発チームの公式ブログで発売日を発表。台湾で開催された COMPUTEX でも同様の発表が行われる[35]。同時に Windows Vista 搭載 PC からのアップグレード オプションとメーカー向けの RTM 版の7月後半からの提供を発表。
  • 6月23日 - 開発チームの公式ブログでリテール パッケージのデザインを公開[36]
  • 6月25日 (PST) - 開発チームの公式ブログでリテール パッケージ版の価格とアップグレード プログラムの詳細を発表[37] [38]。日本国内でも量販店や PC 販売メーカーがアップグレード クーポンやキャンペーンの展開を発表。日本語版の発売日は7月7日のプレス ブリーフィングで発表されることも明らかになる[39]
  • 7月7日 - 日本国内での発売日を10月22日にすると公式発表[10]
  • 7月22日 (PST) - 開発完了。
  • 7月24日 (PST) - マイクロソフトは欧州向けの Windows 7 でユーザーが競合ブラウザを選択できるようにすると発表した[40]
  • 8月6日 - 開発者向けに RTM 英語版リリース。
  • 8月12日 - 開発者向けに RTM 日本語版リリース。
  • 8月15日 - サブスクライバーでの提供開始。
  • 8月21日 - 製品候補版の一般向けダウンロード サービスを終了。なお、プロダクト キーの発行は10月21日まで可能。
  • 9月1日 - ボリューム ライセンスでの提供開始。
  • 10月1日 - Windows XP Mode が完成したと発表した[41]
  • 10月22日 - 午前0時に日本で DSP 版の発売が開始され、午前9時に通常版・アップグレード版の発売が開始された。
2010年
  • 3月18日 - Service Pack 1 (SP1) のリリースを発表。
  • 7月12日 - SP1 Beta 版を提供。
  • 10月22日 - Windows 7 が発売1年で累計2億4千万本販売を突破した。
  • 10月27日 - SP1 リリース候補版を提供。
2011年
  • 2月9日 (PST) - SP1 開発完了を正式に報告。
  • 2月22日 (PST) - SP1 をWindows Update と Download Center に公開。
  • 6月 - SP1 適用済み DSP 版のディスク表面に6/11の文字列(6月/2011年の意)が追加され、インストール中の不具合を解消したものが発売。

[編集] その他

[編集] Kernel-Power 41 エラー

製品版の Windows 7 が稼動しているコンピューターが、ブルースクリーンとなり、イベントログにソースKernel-Power、イベントID41と記録される問題が頻繁に発生することが報告されている[42][43]。 この現象は、基本的には今まで検出していなかったハードウェアの問題を、OSの機能改善により検出するようになったことによる問題であり、電源ユニットやマザーボードの電圧管理機能の不安定さが原因とされている。SpeedStepCool'n'Quiet といった省電力技術を無効にする、メモリの電圧を上げる、電源ユニットを適切な容量のものに変更するといった方法で、マザーボード上の電圧を適正値で固定することで改善することが報告されている。

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ a b Windows 7 プロダクト サポート ライフサイクル
  2. ^ MS、「Vista」後継製品の開発コード名を変更--新コード名は「Vienna」”. CNET Japan. 2008年5月28日閲覧。
  3. ^ a b Microsoft、「Windows 7」の開発を明らかに - D6でデモ初公開”. マイコミジャーナル. 2008年5月28日閲覧。
  4. ^ a b Introducing Windows 7” (英語). Windows Vista Team Blog (2008年10月13日). 2008年10月28日閲覧。
  5. ^ Why 7?” (英語). Windows Vista Team Blog (2008年10月14日). 2008年10月28日閲覧。
  6. ^ 「Windows 7」、バージョン番号「6.1」の意味するもの”. CNET. 2010年1月24日閲覧。
  7. ^ Windows 7はVistaベース、新カーネルはなし”. IT Media. 2008年5月28日閲覧。
  8. ^ Windows Server 2008 R2 「キーテクノロジー」 - Part2”. Computerworld.jp. 2009年10月26日閲覧。
  9. ^ Windows 7とWindows Server 2008 R2が開発完了、RTMへ”. INTERNET Watch (2009年7月23日). 2009年7月23日閲覧。
  10. ^ a b マイクロソフト (2009-10-26), “マイクロソフト、Windows(R) 7の提供を開始”, プレスリリース, http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3770 2009年11月21日閲覧。 
  11. ^ Sinofsky, Steven (2009年5月22日). “Windows 7 グラフィックス パフォーマンスのエンジニアリング”. マイクロソフトのEngineering Windows 7 ブログ. 2011年10月23日閲覧。
  12. ^ Windows Vistaでのドメインネームシステムクライアントの動作
  13. ^ マイクロソフト (2008-07-25), “マイクロソフト製品ならびにサービスにおける外来語カタカナ用語末尾の長音表記の変更について”, プレスリリース, http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3491 2009年6月12日閲覧。 
  14. ^ Windows 7用のXP仮想環境「Windows XP Mode」無料提供へ”. ASCII.jp (2009年4月28日). 2009年5月1日閲覧。
  15. ^ 田村規雄 (2010年3月23日). “Windows 7の「XPモード」の動作条件が緩和”. ITpro. 2010年4月4日閲覧。
  16. ^ ダウンロードの詳細 : Windows 7 用の更新プログラム (KB977206)”. ダウンロードセンター. マイクロソフト (2010年3月17日). 2010年4月4日閲覧。
  17. ^ Aero UIをサポートした「VMware Workstation 7」を試す”. Impress (2009年11月2日). 2010年2月14日閲覧。
  18. ^ マイクロソフト (2009-02-04), “一般ユーザー向けおよび企業向けに明確な選択肢を揃えたWindows(R) 7のエディション”, プレスリリース, http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3622 2009年2月5日閲覧。 
  19. ^ Dave Heiner. “Working to Fulfill our Legal Obligations in Europe for Windows 7” (英語). Microsoft On The Issues. 2009年12月12日閲覧。
  20. ^ Dave Heiner. “Windows 7 and Browser Choice in Europe” (英語). Microsoft On The Issues. 2009年12月12日閲覧。
  21. ^ 「Windows 7 SP1はマイナーアップデート」 Microsoftが明らかに”. ITmediaエンタープライズ (2010年3月19日). 2011年2月10日閲覧。
  22. ^ 「Windows 7 SP1」、OEM向けに出荷--一般ユーザーには2月22日提供へ”. cnet japan (2009年9月15日). 2011年2月9日閲覧。
  23. ^ マイクロソフト (2011-02-10), “次世代の仮想デスクトップを実現する「Windows Server(R) 2008 R2 Service Pack 1 日本語版」を 2 月 17 日(木)より順次提供開始”, プレスリリース, http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3953 2011年2月10日閲覧。 
  24. ^ Windows 7、実はややこしいアップグレードの条件 - デジタル - 日経トレンディネット”. 日経トレンディネット (2009年9月15日). 2009年10月23日閲覧。
  25. ^ XPへのダウングレード権延長、正確にはOEM版Win7提供終了まで”. マイコミジャーナル. 2010年10月22日閲覧。
  26. ^ Chain of Fools : Upgrading through every version of windows (HQ) - Youtube 2011年7月18日閲覧
  27. ^ Windows 7 システム要件”. マイクロソフト. 2010年12月1日閲覧。
  28. ^ Windows 7、発売から約3カ月で9000万本販売”. ITmedia (2010年3月3日). 2011年8月2日閲覧。
  29. ^ Microsoft (2010-10-21), “Windows 7 Birthday Bash: 'It's a Year to Celebrate'” (英語), プレスリリース, http://www.microsoft.com/presspass/features/2010/oct10/10-21win7oneyear.mspx 2010年12月19日閲覧。 
  30. ^ Daniel Ionescu (2011年4月26日). “Windows 7、18か月間で販売本数3億5000万本を達成”. Computerworld. 2011年8月2日閲覧。
  31. ^ 山田祥平 (2010年9月15日). “【PC Watch】 【build Windowsレポート】Windows 8の詳細が明らかに”. Impress Watch. 2011年9月15日閲覧。
  32. ^ Musil, Steven; 湯木進悟 (2009年1月13日). “マイクロソフト、「Windows 7」ベータ版のダウンロード制限を撤廃”. CNET Japan. 2009年1月19日閲覧。
  33. ^ マイクロソフト (2009-05-01), “マイクロソフト、Windows(R) 7 製品候補版(RC版)の提供開始を発表”, プレスリリース, http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3688 2009年5月2日閲覧。 
  34. ^ 米Microsoft、Windows 7 RC版の一般配布開始 - 日本語版も公開”. マイコミジャーナル (2009年5月5日). 2009年5月6日閲覧。
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  42. ^ Kernel Power Event 41”. Microsoft TechNet (2010年8月18日). 2011年4月5日閲覧。
  43. ^ Windows 7 または Windows Server 2008 R2 で Windows カーネル イベント ID 41 エラー"システムは正常にシャットダウンする前に再起動しました" が発生する”. マイクロソフト (2010年9月2日). 2011年4月5日閲覧。

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