BS12 プロ野球中継

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BS12 プロ野球中継(ビーエスじゅうに プロやきゅうちゅうけい)は、日本BSデジタルテレビ局であるBS12 TwellVにおいて放送される、プロ野球中継

概要

2007年12月に開局したTwellVは、翌2008年シーズンからの千葉ロッテマリーンズの主催ゲームの放映権を獲得。『TwellV プロ野球中継』(トゥエルビ プロやきゅうちゅうけい)のタイトルで放送することになった。

BSデジタル放送の特性であるハイビジョン画質を用いた実況中継を行っており、開始した2008年からは本拠地球場である千葉マリンスタジアムのレフトスタンドに本番組の広告が掲示されている。

2010年からは埼玉西武ライオンズ2011年からは東北楽天ゴールデンイーグルス2013年福岡ソフトバンクホークス2014年からはオリックス・バファローズ主催ゲームも数試合ずつ放映するようになった。このため、2011年以降のロッテのゲームの中継は40試合程度に減少している。

雨天中止の場合は、『リラックス・タイム』や『ヒーリング・タイム』(エコミュージックTV制作の紀行番組)などで穴埋めを行う(2010年以降、2009年まではQVC同時放送)。また、試合が早く終わった時やコールドゲームが成立した場合は、球団制作の番組や『マリーンズ・ベースボールアカデミー』が放送される(途中で終了する場合もある)[1]

スポーツ新聞ではその日の開催ゲームのチャンネルが案内されているものがあるが、2008年度はTwellVの番組表自体を扱っていない関係で、対象とならないことが多かった。

2010年から2012年は、ウォーターマークの左側に「LIVE」とテロップ表示されていた[2][3]。また、テーマソングは全球団共、球団公式の楽曲をそのまま流す。

2013年より、TwellVの新たな略称を冠した『BS12 プロ野球中継』に改称した。

放送時間

  • ナイトゲーム - 18:00 - 21:00(最大22:00まで延長。2008年までは19:00 - 21:55)[4]、夏季の薄暮開催日は17:00 - 21:00。
  • デーゲーム - 試合開始時刻 - 3時間後、最大4時間後(当初は3時間55分後)
    2013年より、当初の放送時間が3時間となり、試合状況に応じて最大約4時間まで延長する方式を取っている。ただし、稀に延長がないこともある。
    試合開始が正時(00分)の場合は、1分前から放送開始となる場合もある。

中継日数

2011年度はロッテ主催試合年間40試合、西武主催試合5試合、楽天主催試合4試合、合計49試合を放送[5]。なお、前年より減ったロッテ主催の20試合はBS11の『断然 パ・リーグ主義!!』にて中継。

2012年度はロッテ主催試合年間40試合、西武主催試合5試合、楽天主催試合15試合、合計60試合の放送。

2013年度はロッテ・西武・楽天・ソフトバンク主催試合、計65試合を放送。

2014年度はロッテ主催試合37試合・西武主催試合5試合・楽天主催試合15試合・オリックス主催試合5試合を放送。

2015年度はロッテ主催試合37試合・西武主催試合5試合・楽天主催試合15試合・オリックス主催試合6試合を放送。

中継対象試合

ロッテ戦

映像は球団が制作したもので、2013・2014年はFOX SPORTSの『BASEBALL CENTER』とのサイマル放送だった。2015年からはTBSニュースバード侍プロ野球→SAMURAI BASEBALL』とのサイマル放送となる。

製作著作は千葉ロッテマリーンズで、TwellVは東京フィルム・メートと共に製作協力として明記される。

なお、この制作体制は2006年GyaO!における『Boom up! BASEBALL 千葉ロッテマリーンズLIVE』や球団公式の動画ポータルサイト『marines.tv』の1ch『Game Live!』から続いている。また、本番組の有無にかかわらず『パ・リーグTV』(2009年度まではYahoo!動画)や『プロ野球24』、『ひかりTV』でも同内容の中継が放送されている。

日によってはNHK BS1(ごくまれに総合テレビ)の『NHKプロ野球』、BS朝日の『スーパーベースボール』、BS-TBSの『侍プロ野球→SAMURAI BASEBALL』[6] でもロッテ戦が中継されるが、この場合はTwellVでは中継しない[7]

2010年のみ、「Marines on TwellV」というサブタイトルが付いていた。

2012年までのJ SPORTSが放映権を保持していた時代は、J SPORTS向けとTwellVおよびパ・リーグTV向けと2系統が別制作され、映像は共有するが、前者はJ SPORTSが、後者は球団が主導制作していた。

西武戦

球団制作の映像を使用し、2016年のフジテレビTWOLIONS BASEBALL L!VE』、2015年までのテレ朝チャンネル2の『プロ野球完全中継 全力!ライオンズ』、2011年までの『J SPORTS STADIUM』と同内容。製作著作は埼玉西武ライオンズ、制作協力はテレテック

J SPORTSで放送されていた頃は、J SPORTS向けとTwellV向けの2チームで別々に制作されていた[8]2012年にJ SPORTSから朝日ニュースター(2013年4月にテレ朝チャンネル2に改称)に放映権が移ったのにあわせ、チーム別の制作が解消。TwellVとテレ朝チャンネル2で完全に同内容の放送となっている。

2010年のみ、「Lions on TwellV」というサブタイトルが付いていた。

楽天戦

球団制作の映像を使用し、『J SPORTS STADIUM』と同内容[9]。製作著作[10]は楽天野球団、制作は2015年までクロステレビビジョン株式会社TCPが担当したが、2016年はExpressに移譲された。スコア表示については当番組では球団(正確には2015年まで東京ケーブルネットワーク(TCN)とTCP、2016年はExpress)が制作したテロップであるが、J SPORTS(2012年・2015年とも)は自社の「野球好き」のロゴが入ったテロップに差し替えている。

ソフトバンク戦

球団制作による映像を使用し、FOX SPORTSの『BASEBALL CENTER』と同内容。製作著作は福岡ソフトバンクホークス、技術・制作協力は九州東通。2013年シーズンに放送されたが、当初予定にはなくシーズン中に追加で組み込まれた。

2014・2015年は放送なし。

オリックス戦

2014年シーズンより中継を開始する。球団制作による映像を使用し、原則として『J SPORTS STADIUM』と同内容。[11]だが、J SPORTSが別実況となる場合もある[12]。製作著作はオリックスバファローズ、技術・制作協力はExpress

スコア表示は、2014年まではFOX SPORTS共通フォーマットの物を使用していた。2015年はJ SPORTS共通のフォーマットのまま、『野球好き』ロゴを省略した物を使用している。 なお テーマ曲は、J SPORTSと同じ物だが CMに行く際は、オリックス球団歌「SKY」に差し替えている。

出演者

自主制作を行っていないため、全員が球団制作の中継に出演する人物である。

現在の出演者

ロッテ戦担当

解説者

いずれも本数契約。

実況

いずれも外部のアナウンサー。

リポーター

試合終了後のヒーローインタビューも担当する。

西武戦担当

解説者

実況・リポーター

楽天戦担当

解説者

実況

リポーター

オリックス戦担当

解説者

実況

リポーター

過去の出演者

過去の解説者

過去の実況

過去のリポーター

脚注

  1. ^ 30分以上早く終了した時は、他の番組を挟んで『生活向上エンタテインメント』を放送する。
  2. ^ CM中とハイライト映像などのVTR再生時を除く
  3. ^ 当番組に限らず、TwellVで放送される全てのスポーツ生中継で実施。
  4. ^ 日によっては21:30まで。2012年までは、終了時刻自体が22:00に設定されていた。
  5. ^ 東日本大震災の影響により、4月に行われた平日のデーゲームは主に録画中継となった(4月29日から生中継)。
  6. ^ メイン映像を共有して、実況・解説・スコア表示をTBS側が別に用意するが、製作著作はTBSとロッテ球団の連名となる。
  7. ^ うち、BS朝日の中継(かつては『マリーンズライヴ』と称していた)は当番組と同じスタッフ陣で構成されている。
  8. ^ 2009年のBS11の『断然 パ・リーグ主義!!』でも同様。
  9. ^ 2014年までは日テレプラスの『日テレプラス プロ野球中継 楽天イーグルス HEAT! LIVE』と同内容。
  10. ^ 2013年度より「All rights reserved」と表記。ただし、中継終了時刻となり試合の途中で飛び降りる場合、TwellVが独自で挿入するクレジットでは「製作著作」と表記される。
  11. ^ 2014年まではFOX SPORTSの『BASEBALL CENTER』と同内容。
  12. ^ 2015年4月8日放送分は、TewllVとパ・リーグTVは解説:岡義朗、実況:濱野圭司で、J SPORTSは齊藤明雄、実況:谷口広明での放送だった。

外部リンク