2019年のニューヨーク・ヤンキース

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2019年のニューヨーク・ヤンキース
成績
アメリカンリーグ東地区1位
リーグチャンピオンシップシリーズ敗退
本拠地
都市 ニューヨーク州ニューヨーク
ヤンキー・スタジアムII
球団組織
オーナー Yankee Global Enterprises
(ハル & ハンク・スタインブレナー)
GM ブライアン・キャッシュマン
監督 アーロン・ブーン
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2019年ニューヨーク・ヤンキース(2019 New York Yankees season)は、球団創設以来118年目のシーズン。ニューヨークブロンクス区ヤンキー・スタジアムでは11年目のシーズン。監督は2年目のアーロン・ブーン。所属はアメリカンリーグ東地区

オフシーズン[編集]

2018年シーズンは100勝62敗で地区2位だった。ワイルドカードではオークランド・アスレチックスに勝利したが、ディビジョンシリーズではボストン・レッドソックスと対戦し1勝3敗で敗退した。

開幕後[編集]

9月19日に7年ぶり19回目の地区優勝を達成[1]ディビジョンシリーズではミネソタ・ツインズを3連勝で下したが[2]リーグチャンピオンシップシリーズではヒューストン・アストロズと対戦し2勝4敗で敗退し、リーグ優勝はならなかった。この敗戦により、2010年代は一度もリーグ優勝、ワールドシリーズ進出がなかった[3]

10月29日にはデリン・ベタンセスコーリー・ギアリンCC・サバシアオースティン・ロマインディディ・グレゴリウスブレット・ガードナーキャメロン・メイビンがFAとなった[4]

チーム成績[編集]

シーズン成績[編集]

チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 ニューヨーク・ヤンキース 103 59 .636
2 タンパベイ・レイズ 96 66 .593 7.0
3 ボストン・レッドソックス 84 78 .519 19.0
4 トロント・ブルージェイズ 67 95 .414 36.0
5 ボルチモア・オリオールズ 54 108 .333 49.0
中地区
1 ミネソタ・ツインズ  101 61 .623
2 クリーブランド・インディアンス  93 69 .574 8.0
3 シカゴ・ホワイトソックス 72 89 .447 28.5
4 カンザスシティ・ロイヤルズ 59 103 .364 42.0
5 デトロイト・タイガース 47 114 .292 53.5
西地区
1 ヒューストン・アストロズ 107 55 .660
2 オークランド・アスレチックス 97 65 .599 10.0
3 テキサス・レンジャーズ 78 84 .481 29.0
4 ロサンゼルス・エンゼルス 72 90 .444 35.0
5 シアトル・マリナーズ 68 94 .420 39.0
チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 アトランタ・ブレーブス 97 65 .599
2 ワシントン・ナショナルズ 93 69 .574 4.0
3 ニューヨーク・メッツ 86 76 .531 11.0
4 フィラデルフィア・フィリーズ 81 81 .500 16.0
5 マイアミ・マーリンズ 57 105 .352 40.0
中地区
1 セントルイス・カージナルス 91 71 .562
2 ミルウォーキー・ブルワーズ 89 73 .549 2.0
3 シカゴ・カブス 84 78 .519 7.0
4 シンシナティ・レッズ 75 87 .463 16.0
5 ピッツバーグ・パイレーツ 69 93 .426 22.0
西地区
1 ロサンゼルス・ドジャース 106 56 .654
2 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 85 77 .525 21.0
3 サンフランシスコ・ジャイアンツ 77 85 .475 29.0
4 コロラド・ロッキーズ 71 91 .438 35.0
5 サンディエゴ・パドレス 70 92 .432 36.0

ポストシーズン[編集]

ディビジョンシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月4日 第1試合 ミネソタ・ツインズ 4-10 ニューヨーク・ヤンキース ヤンキー・スタジアム
10月5日 第2試合 ミネソタ・ツインズ 2-8 ニューヨーク・ヤンキース
10月7日 第3試合 ニューヨーク・ヤンキース 5-1 ミネソタ・ツインズ ターゲット・フィールド
リーグチャンピオンシップシリーズ進出
リーグチャンピオンシップシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月12日 第1試合 ニューヨーク・ヤンキース 7-0 ヒューストン・アストロズ ミニッツメイド・パーク
10月13日 第2試合 ニューヨーク・ヤンキース 2-3 ヒューストン・アストロズ
10月15日 第3試合 ヒューストン・アストロズ 4-1 ニューヨーク・ヤンキース ヤンキー・スタジアムII
10月16日 中止
10月17日 第4試合 ヒューストン・アストロズ 8-3 ニューヨーク・ヤンキース
10月18日 第5試合 ヒューストン・アストロズ 1-4 ニューヨーク・ヤンキース
10月19日 第6試合 ニューヨーク・ヤンキース 4-6 ヒューストン・アストロズ ミニッツメイド・パーク
リーグチャンピオンシップシリーズ

先発変遷[編集]

打順 開幕戦 5月1日 6月1日 7月2日 8月2日 9月1日
1 ガードナー CF ガードナー CF ルメイユ 2B ルメイユ 3B ルメイユ 2B ルメイユ 3B
2 ジャッジ RF ボイト 1B ボイト 1B ジャッジ RF ジャッジ RF ジャッジ RF
3 スタントン LF サンチェス C ヒックス CF ヒックス CF エンカーナシオン 1B トーレス 2B
4 ボイト DH トーレス SS サンチェス C サンチェス C ヒックス DH サンチェス C
5 アンドゥハー 3B トーチマン RF トーレス SS グレゴリウス SS トーレス SS グレゴリウス SS
6 サンチェス C ウルシェラ 3B モラレス DH エンカーナシオン 1B ウルシェラ 3B ボイト 1B
7 バード 1B ウェイド 2B フレイジャー RF トーレス 2B メイビン LF ガードナー CF
8 トーレス 2B メイビン LF ウルシェラ 3B ガードナー LF ロマイン C フレイジャー DH
9 トゥロウィツキー SS 田中 P ガードナー LF パクストン P ガードナー C トーチマン LF
田中 P - - ヘルマン P - - パクストン P ハップ P

入団・再契約[編集]

オフシーズン・開幕前[編集]

入団
日付 背番号 選手名 ポジション 前所属 出典
2019年11月19日 65 ジェームズ・パクストン 投手 シアトル・マリナーズ(トレード) [5]
2020年1月1日 12 トロイ・トゥロウィツキー 遊撃手 トロント・ブルージェイズ(FA) [6]
2020年1月14日 26 DJ・ルメイユ 内野手 コロラド・ロッキーズ(FA)
2020年1月17日 0 アダム・オッタビーノ 投手 コロラド・ロッキーズ(FA) [7]

首脳陣[編集]

ニューヨーク・ヤンキース 2019
背番号 名前 役職
17 アーロン・ブーン 監督
63 マーカス・テイムズ 打撃コーチ
62 P.J.ピリッテア英語版 打撃コーチ補佐
58 ラリー・ロスチャイルド 投手コーチ
50 レジー・ウィリッツ 一塁兼外野守備コーチ
88 フィル・ネビン 三塁コーチ
59 ジョシュ・バード ベンチコーチ
60 マイク・ハーキー ブルペンコーチ
64 カルロス・メンドーサ英語版 クオリティ・コントロール兼内野守備コーチ
ラドリー・ハダッド ブルペン捕手
ジェイソン・ブラウン英語版 捕手コーチ
松井秀喜 GM付特別アドバイザー
ブレット・ウェバー アシスタントコーチ兼インスタントリプレイ・コーディネイター

個人成績[編集]

投手成績[編集]

色付きは規定投球回数(162イニング)以上の選手


































田中将大 32 1 1 11 9 0 .550 182.0 186 28 40 149 95 90 4.45
J.A.ハップ 31 0 0 12 8 0 .600 161.1 160 34 49 140 88 88 4.91

野手成績[編集]

色付きは規定打数(440打数)以上の選手



































DJ・ルメイユ 145 655 602 109 197 33 2 26 102 5 1 4 46 90 .327 .375
グレイバー・トーレス 144 604 546 96 152 26 0 38 90 5 1 6 48 129 .278 .337
ブレット・ガードナー 141 550 491 86 123 26 7 28 74 10 0 3 52 108 .251 .325

表彰[編集]

達成記録[編集]

MLBドラフト[編集]

順位 選手 守備位置 学校
30 アンソニー・ボルピー 遊撃手 デルバートン・スクール英語版
38 T.J.シッケマ英語版 投手 ミズーリ大学コロンビア校
67 ジョシュ・スミス 遊撃手 ルイジアナ州立大学
165 ケン・ウォルディチャック 投手 セントメアリーズ大学カリフォルニア校英語版
195 ヘイデン・ウェズネスキー 投手 サム・ヒューストン州立大学英語版

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ “マー君11勝目 ヤンキース7年ぶり地区優勝/詳細”. 日刊スポーツ. (2019年9月20日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201909200000045.html 2023年4月11日閲覧。 
  2. ^ “ヤンキースがア優勝決定シリーズ進出 3連勝飾る”. 日刊スポーツ. (2019年10月8日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201910080000424.html 2023年4月11日閲覧。 
  3. ^ “名門ヤンキースが屈辱…2010年代でのリーグVは0回 1920年代以降で初「究極の痛み」”. ベースボールチャンネル. (2019年10月20日). https://www.baseballchannel.jp/mlb/73260/ 2023年4月11日閲覧。 
  4. ^ 131 Players Become XXB Free Agents” (英語). mlbplayers.com. 2023年4月17日閲覧。
  5. ^ Mariners get 3 Yankees prospects for Paxton” (英語). MLB.com (2018年11月19日). 2023年4月21日閲覧。
  6. ^ ヤンキースが通算224本塁打トロウィツキーと合意”. 日刊スポーツ (2019年1月2日). 2023年4月21日閲覧。
  7. ^ 救援右腕オッタビーノ 3年30億円でヤンキースへ”. 日刊スポーツ (2019年1月18日). 2023年4月21日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]