茶礼 (韓国)

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茶礼の祭壇

茶礼(チャレ、차례、茶禮)は、先祖供養する朝鮮半島法事。「を上げる礼」という意味であるが、茶ではなくを使用する儀式である[1]。韓国では「茶礼」には「ko:차례(チャレ)」と「ko:다례(タレ)」の2つがあり、차례が供養の儀式で、다례は茶を飲む儀式である。本ページでは前者について解説する。

旧正月、秋夕(旧暦の8月15日)、先祖の誕生日などに行われる。法事の形式は、祭祀と茶礼の2種類がある。2つの間に大差はないとされるが、祭祀は午前0時に開始されるのに対し、茶礼は朝とり行われる。地域や家庭によって、内容はまちまちだが、祭祀と茶礼ではお供え用のお膳の中身も多少の違いがあるとされる。

もともと茶礼は、成人男子によってとり行われた。しかし最近は、女性や子供も参加することが多い。

概略[編集]

茶礼では、茶礼床と呼ばれるお供え用の食膳を準備する。先祖を祀る祭壇は、上座が北になるように配置され、そこに茶礼床をおく。主人は先祖用に茶礼床に酒を注ぐ。主人はジョルと呼ばれる韓国の最敬礼を2回行う。その後参列者は主人同様、祭壇の前でジョルを2回ずつ行う。参列者の挨拶が一通り終わると、先祖の食事時間となる。作法はまちまちで、参列者は位牌に背を向けたり、祭壇が置かれた部屋の照明を消したり、部屋からいったん退室したりする。

先祖の食事終了を見はからい、主人が祭壇の酒を飲み干したところで、儀式は終了する。その後、茶礼床を少しずつ取り分け、一つの皿に盛る。参列者は酒を酌み交わしながら、全員で一つ皿の料理を食べる。

茶礼床[編集]

果物、菓子、焼き魚、干物、肉、鶏の丸焼き、餅、ナムル、汁物などが用意される。食材、調理方法はしきたりがあり、決まり通りに用意する。膳の一列目(手前)が菓子と果物、二列目がナムルと干物、三列目が汁物と焼き魚等、配置場所も決められている。なお料理の味付けはシンプルで、唐辛子ニンニクは使わない。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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参照元[編集]