韓国起源説

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韓国起源説(かんこくきげんせつ)とは、韓国の団体や韓国人などが主張する、外国の諸文化などの起源や伝播を朝鮮半島に求める言説群の俗称。一般に根拠不十分で合理的でないとされる。近代になって突然主張される事例が多く、特に日本文化や中国文化に対して主張されることが多い。韓国の会社やスポーツ団体や文化団体が公式に発表している例から、一部の研究者や文化人の説として新聞や著作物に発表される例など多岐にわたり、単にメディアによって言説が流布されるのみならず、実際に韓国起源の文化としての認知を求め、国際的な活動が行われているものもある。韓国起源論ともいう。

目次

[編集] 概要

韓国起源説の対象分野は剣道柔道合気道相撲といった日本の武道を始め、刺身うどん醤油などの日本食武士道日本刀着物茶道盆栽折り紙など、あらゆる日本文化、さらには中国文化インカ文明サッカーなど、多岐にわたる。証拠が一切ないにも関わらず主張したり、無理な陰謀説を持ち出したり、証拠があっても意図的または無意図的曲解を行ったりと、客観性に欠け、恣意的解釈、拡大解釈、思い込みで韓国の民族的・文化的優越性を説くことが大きな特徴である[1]

韓国起源説がいつごろ始まったかは定かではないが、日本や中国で広く認知されるようになったのは、近年インターネットが普及し初めてからであり、『マンガ 嫌韓流』などの出版物で取り上げられたことによりさらに注目を集めるようになった。中国網民(ネットユーザー)対象のアンケートで韓国が「嫌いな国」1位になったが[2]、その理由が韓国起源説にあるということが毎日新聞でも取り上げられた[3]。韓国起源説の中には韓国内ですら受け入れられていない説[4][5]から、韓国以外でも信じている者が多い説まで様々である。

このような主張や言説を揶揄して日本のネットユーザー、特に2ちゃんねるでは、朝鮮語で「私たちの」を意味する「ウリ=우리」とかけて「ウリジナル」と呼ばれることが多い。このウリジナルという言葉は、『週刊新潮[要出典]や『週刊文春[要出典]や『SAPIO[6]などでも取り上げられ、大学教授でも用いるものがいるくらい広まっている[7]。似たような呼称として「コリエイト(korea+create)」がある。

このような起源主張は韓国以外にも少なからず存在するが[8]、韓国起源説のきわめて特異な点は、本項目の具体例に例示されているように、他国で主張された起源説と比較にならないほど、頻度が高く、対象分野が広く、宣伝活動が大規模であり、国際的影響力を持ち、自民族優越主義的なところである。例えば、2002年アジア競技大会組織委員会や大韓剣道協会のような大きな公式国際団体や、朝鮮日報東亜日報のような大手マスコミが堂々と主張したり、映画が作られたり、海外公演をしたりする。その際に「韓国文化の優秀性を知らせる」「日本文化の本家源流は韓国だと知らせる」などと露骨に「文化の優秀性・劣等性」に言及し宣伝活動を行う。それを鵜呑みにした韓国ネットユーザー、いわゆる「ネチズン」らがブログオーマイニュース等の市民メディアに投稿し、大衆の間にコモンセンスとして定着を狙い既成事実化が進んで、国内の教科書に記載される。これにより、事実無根の起源説がさらに別の起源説の根拠になる等、結果としてますます現実と虚構の区別がつかない状態になる。実際、盧武鉉大統領時代の韓国政府は与党(ウリ党)寄りの報道をするオーマイニュースや主要新聞を含め新旧マスメディアに対して公的資金投入を決定し、その認定基準が明瞭でないとして野党(ハンナラ党)から激しく反発をうけている[9]

静岡県立大学の元教授である大礒正美は、とりわけ日本文化に対する韓国起源説について、「何でもかんでもこじつけてしまうわけです。特に日本を見下し、何を言ってもいい、という感覚がある。韓国国民が起源説を信じているというよりは、ワーワー言うのが楽しいという感じ。それにメディアが乗っかって話を大きくするわけです」と分析している[10]

[編集] 日本文化に対する韓国起源説

[編集] 韓国人の対日認識

韓国起源説は「韓国人(朝鮮民族)と韓国文化(朝鮮半島の文化)の優越性」を強調するために「日本人と日本文化の劣等性、未開性、野蛮性」と比較して主張される場合が非常に多い。実際に韓国の歴史教科書は、「朝鮮半島の先進文化を未開な日本に教えてあげた」「近代化以前の日本の文化はすべて偉大な先進文化を持つ朝鮮半島から由来したもの」「野卑な日本はいつも朝鮮半島を侵略して財物を奪っていった」「優秀な朝鮮民族と劣等な日本民族」といったような歴史的事実と異なる自民族優越主義的で侮日的な歴史認識を基に編纂されていて[11][12][13][14]、文中には、「東アジアの文化的後進国であった日本」等とも明記されている[15][12][16]。さらに、日本で独自に発祥・発展した文化や社会についての記述や、日本の対外交易で最も盛んだった日中の間での東シナ海の直接海上交易の存在[17]の記述がほとんどないことも「日本のほとんどの文化は朝鮮半島起源」との誤解を生む原因となっている[18][19]

また、日本文化に対する韓国起源説が発生する思想的背景について「母の国の朝鮮と、子供の国の日本」「兄の国の朝鮮と、弟の国の日本」という歪んだ小中華思想儒教意識が原因としてあげられることもある。例えば韓国の大手新聞社は、「日本人が、自らが百済からやってきた人々の後裔で日本の文化と歴史の源流が韓国にあるという事実を徹底的に否定しようとするのは、小児病的根性であり、韓・日両国民の憎悪と葛藤はここから始まっている」「日本人が暇さえあれば、母親の国へ向けて倫理を破り犯すのは、韓半島から捨てられた渡来人たちの後裔という根深い劣等意識が発現したものである」「日本は母の国の韓国に対して礼遇をとらなければならない」と主張している[20][21]

このような「日本の歴史の源流は韓国」という韓国人の意識が韓国起源説の原因になっているという指摘に対して、水野俊平も、韓国国内で「古代日本人は韓国人(百済人)であり、倭は百済の植民地であり、日本は百済人によって建国された国である」という主張が広く支持されていることを原因として指摘している[22]

また、「チョッパリ」や「ウェノム」や「イルボンノムドル」といった日本人を指す侮蔑語が小学生用国語辞典にまで掲載され、マスコミやテレビドラマ等でも極めて侮蔑的に使用されたり[23][24][25]、「島国」という言葉が「未開で劣等な」という侮蔑的な意味を持ち、駐日韓国大使までもが使用することにも表われているように[26]、このように歪んだ自民族優越主義的で侮日的な認識は、韓国社会と国民の間で広く共有されている[27][28][29][30]

この、多くの韓国起源説に共通する「韓国人と韓国文化の優越性」と「日本人と日本文化の劣等性と野蛮性」という認識は、「高名な日本文化はほとんど朝鮮半島起源」という認識を裏返した「韓国にある悪い文化の起源は日本」という認識にも反映されている。例えば、韓国の警察庁関係者や大学教授までもが、「韓国で続発する、いじめ・集団強姦・援助交際は日本文化が起源で、韓国人の精神が強奪されている」と主張をしている[31]。また、日韓併合時代に韓国に伝わった花札については、ソウル大学民俗学教授の金彊岳博士や花札製造メーカーが「韓国の伝統的なモラルを破壊する事を目的に日帝が意図的に普及させたものであり、日本政府は花札賭博中毒者に謝罪と賠償をするべき」[32]、「花札には日本の帝国主義者らが意図する民族精神の抹殺と皇民化の政策が染み込んでいる」等と主張し、実際に花札のデザインを変える等している[33]。この「日本の劣等な退廃文化」という認識は倭色という言葉で公の場で表現されるほど一般的なものである[34]

また、多くの韓国起源説に共通する「韓国文化の優越性」と「日本文化の劣等性と野蛮性」という認識を補完する主張として、「日帝(日本)による文化の抹殺と略奪説」というものがある。これは、日本が韓国併合時代や文禄・慶長の役の時に、朝鮮半島の優秀な文化や文化財を抹殺・略奪したというもので、起源を主張している文化が現在の朝鮮半島に存在していない理由を日本の侵略に求めている。また、韓国起源を主張していない文化についても、自己文化の伝統と正当性の根拠付けとして「日帝(日本)による文化抹殺」という主張が用いられる。主な例として弓道[35]が挙げられる。

一方、韓国起源説を主張する文化が現在朝鮮半島に存在する場合は、韓国人は、剣道や柔道や合気道の韓国起源説に見られるように、実際は日韓統治時代に日本が韓国に伝えたものを、逆に韓国が日本に伝えたと剽窃して韓国起源説を主張することが多い。この際、剣道や合気道や茶道に見られるように、日本の衣装や作法に少しの改変を加えて起源を主張したり、柔道や合気道で見られるように「日帝(日本)による文化抹殺説」が主張される事が多い。(下記の主な具体例を参照)

韓国人は、寿司に代表される日本食が世界的人気になったり、ポトマック川の桜祭りが有名になったり、侍や武道がクールなものとして認識されるなど、日本文化が特に欧米で人気を博し有名になると、その文化に対して韓国起源認説を主張し始める場合が多い。実際に、韓国人が「日本文化が欧米で人気を博している」と認識する以前は、侍や日本刀や寿司や刺身について「日本人の残虐性と未開性」と関連して言及される場合が多く、桜も「日本帝国主義の象徴」として忌み嫌われていた。

日本文化に対する韓国起源説と韓国人の対日認識については水野俊平の著作が詳しい。また『マンガ 嫌韓流』などの嫌韓関連書籍にもたびたび紹介されている。

[編集] 主な具体例一覧

ただし韓国国内及び諸外国において、どの程度流布されて信じられているかは不明。

事例 解説・否定論
剣道
剣術

武士道
恐らく最も有名な例が、韓国人が主張する、剣道、剣術、侍、武士道の韓国起源説である。

剣道は日韓併合時代に日本から韓国に伝わった日本文化であり、韓国ではテコンドーと並ぶ人気武道である。日本の剣道との差は蹲踞(そんきょ)がないことや袴の色や形程度のものなのであるが、韓国最大の剣道団体である『大韓剣道會(Korean Kumdo Association)』や『世界剣道協会(World Kumdo Association)』がその公式ホームページ等で、剣道の起源が韓国にあると主張しており[36]、『国際剣道連盟(International Kendo Federation)』に参加していながらも、その正式名称は『剣道』ではなく剣道の朝鮮語音の『コムド(kumdo)』であると主張し、剣道の真の宗主国として当然であると主張している[37]。この剣道韓国起源説はインターネットの発展に伴い日本のネット社会の中で爆発的に広まるようになり、全日本剣道連盟は公式ホームページで、こうした言説を否定した。[38]。海外では『剣道』と『コムド』の「他流試合」が行われることもあるほど、このような主張が普及している。

また、韓国系移民が中心となり、米国を始めとした世界各国で『コムド』道場を開き、古代から伝わる韓国の武道として積極的に広報活動をしている。このような道場では、日本の袴や日本刀を用いて、日本の剣術やそれを改変したものを「韓国古来の武術」(korean martial arts)として『コムド』と同時に教えている場合もある。(例:Sung Moo Kwan Kendo Academy 聖武館剣道アカデミーアイオワ大学コムドクラブ等 )。

一方、『大韓剣道會』と対立する『世界海東コムド連盟(World Haidong Gumdo Federation)』[39]や『統合世界海東コムド連盟(United World Haedong Kumdo Federation)』[40]は、『海東コムド(Haidong Gumdo)』が剣道の起源であると主張している。彼らは、侍や武士道の起源は高句麗の「士武郎(サムラン)」にあると主張しているが、韓国内で裁判が行われた結果、士武郎起源説は捏造であったことが発覚している[41]

コムド」も参照

2001年に日韓合作で、侍の起源を百済に求める映画『サウラビ』(朝鮮語で「ssaul-abi(戦う男)」を意味する)が製作され、韓国で公開された[42]。朝鮮日報は映画『サウラビ』を「三国時代、百済人が日本を開拓して文物伝播した歴史的事実を土台に、サウラビの魂が日本の侍精神に発展したという前提が込められている」と、侍の韓国起源説を歴史的事実として紹介した[43][44]。また、本作の制作発表会においてムン・ジョングム監督は「韓民族の魂と精神を再照明し、韓国人が忘れていた民族の優越性と民族意識を覚醒させることに焦点を合わせる」と発言をし、「侍」という日本文化を剽窃するばかりでなく、韓国文化の優越性にまで言及した[45]。なお、日本ではそのあまりにでたらめな歴史描写のために劇場公開はされなかった(DVD化のみされた)。ちなみに侍の正しい語源は日本語の動詞「サブラフ」である。

サウラビ」も参照

また在米韓国系移民たちを中心とした別のグループが、「新羅の『花郎(ファラン・Hwarang)』は1800年前から存在した古代韓国の戦士であり、この戦士が使った武術を『花郎道・ファランド・Hwa Rang Do』である」と主張して、道場を開いて、日本の伝統武術を改変したものを「古来韓国武術」として教えている[46]。彼らは「すべての日本の武術の起源は朝鮮半島にある」と主張をし、その主張に沿った武術の系譜を公開しているThe Lineage of The Korean Martial Arts

花郎」も参照

しかし、侍というのは、律令制が崩壊した10世紀以降に、新式の武芸を身につけて領地経営者や軍事専門家として活躍し始めた軍事貴族下級役人等が発祥であり、12世紀以降に幕府という軍事政権を開いて封建制により日本を支配した戦士階級の「武士」のことである。一方、朝鮮半島には封建制は存在せず、律令官制の中で訓練を受けた常勤の役人の「武官」や「武人」はいても、侍のような「武士」は存在せず、侍は明確に日本社会でのみ発生したものである。「武術」は、この封建時代の侍の存在から誕生したものであり、剣道などの「武道」は近代になってから「武術」を心身教育のために一般化したものである。日本の武術や武道の発祥についてはほとんど記録が残っている一方で、侍や武術の韓国起源説の根拠となる文献記録や考古学記録は一切存在せず、花郎が軍事組織だったという説も完全に否定されている。また現代の韓国の武道家が使用する衣服や刀や作法も、すべて日韓併合以降に日本の武道を模倣したものである。

2009年6月17日、韓国の毎日新聞で慶一大学総長が、「侍の起源は、二言なく韓国のサウラビ(戦う親父)である」と主張する。[20]

日本刀 韓国系移民が運営する世界各地の武術(道場などで韓国古来の剣として使用している。また、刀剣職人のホン・ソッキョンらが、「日本刀はまさにこの技術を我が国から盗み出して伝承している」、「我が国の刀剣技術は三国時代と朝鮮時代、日帝時代を経ながら、刀剣職人がほとんど日本に連行されてしまった」、「元々、我が国の伝統刀剣製作技術は世界的なものであり、刀剣技術者を無差別に捕えて連れ行ったことはよく知られた事実だ」、「日本には我が国が使った正統技術がそのまま伝授されていて、今でも良い刀がたくさん出てきています。たまに、韓日交流剣道大会に出てみると、試し切りの演武では我々の刀がはるかによく切れます。」などと主張。「韓国刀の原型を取り戻すために日本に学びにいく」とまで主張している[47]

しかし、韓国で伝統的に使われた剣は、鉄鉱石から鋳造で作った、両刃の直剣か「環刀」と呼ばれる片刃の直刀で、製造方法も形状も日本刀とは全く異なる。韓国で大々的に日本刀のような形をした刀が使われるようになったのは、17世紀秀吉の朝鮮出兵以降のことであり、当初は日本刀を輸入して模倣したものを「倭刀」と呼んでいた。またそれ以降朝鮮半島で作られた刀も日本刀と製作方法が完全に異なっている。韓国の歴史映画やドラマなどで日本刀のような刀が登場することがあるが時代考証としては完全に間違いである。

現在世界中で知られている「日本刀」は、砂鉄からたたら吹きにより取り出した玉鋼鍛造して作った、緩い湾曲の形状を持つものであり、10世紀の平安時代後期に「太刀」で初めて出現したものである。なお刀工の各流派が出現し始めたのもこの頃である。また、現在の剣術家が使用する刃を上に向けて納刀する「打刀」の形式は15世紀の室町時代後期になって普及し始めたものである[48]。ちなみに、日本刀の持つ美術的、戦闘的に優れた資質は、11世紀の北宋の詩人の欧陽修の『日本刀歌』でも歌われていて、中国にも輸出されている。

倭刀」および「韓国刀」も参照

居合道
抜刀術
韓国古代の武術「Guhapdo」として世界各地で道場を開いて広報活動をしている。正統武芸道場 正気館のイム・ヒョンス(林鉉洙)が「我々はいままで多くの物を日本に奪われました。今は我々の物を取り戻すべき時だと思います。居合道も高麗時代日本に渡っていった我々の剣術に過ぎません 我が国には新羅時代の花郎徒以前にも居合道という武術がありました。日本が国宝にしている七支刀も実際は百済の刀です。」と主張している[49]

しかし、居合(抜刀術)は室町時代に本格的に体系化されたものであり、居合道は明治時代末期になってから「武術」を「武道」化したものである。七支刀は儀礼用のものであり剣術とは関係がない。

柔道 剣道と同じように日韓併合時代に日本から韓国に伝わった日本文化であるが、Yudo(「ユド」と発音。柔道の朝鮮語音)の名で海外で普及活動が行われており、全米ユド協会(United States Yudo Association)はその公式ホームページにおいて、柔道の起源を朝鮮半島にあるとし、「柔道は豊臣秀吉朝鮮出兵で日本に伝わりその後朝鮮半島では柔道は廃れ、20世紀になって日本から再輸入された」と主張している[50]。また、韓国の釜山で開催された2002年アジア競技大会では、韓国人で構成される大会組織委員会が、公式サイトに韓・日・中・英の4ヶ国語で「柔道の起源は中国の春秋時代に生まれた柔術で、これが韓国に伝わり、豊臣秀吉の朝鮮出兵で日本に伝わった」と記述し、全日本柔道連盟が抗議し記述を削除させる事態が発生している[51]。さらにアテネオリンピックの柔道73キロ級金メダリストである李元熹(イ・ウォンヒ)選手は韓国の京郷新聞のインタビューに答えて、「日本が柔道宗主国だと言いますが、本当は我が国の柔術(ユスル)を日本で細分化させてスポーツにしたんです。」と発言をし、韓国人有名柔道選手までもが韓国起源説を支持している[52]

しかし、実際には柔道の基である柔術の発祥は秀吉の朝鮮出兵よりも前に遡ることが出来、柔道は嘉納治五郎により創設されたものである。このような柔道韓国起源説に対して全柔連教育普及委員長、講道館資料館部長は否定コメントを出している[53]

合気道
大東流合気柔術
正統武芸道場 正気館が「合気道は日本に移民した新羅人であるウォン・ウイグァン、別名新羅三郎(源義光)が興した大東流柔術が始まり」と主張している[54][55][56]。また、世界ハプキドー協会は「現代合気道(ハプキドー)のような武道技術はAD372年の高句麗への仏教の伝来と共に古代朝鮮に伝えられた。その証拠はその時期の古代壁画及び洞窟絵画、彫刻から見出すことができる」と主張し(韓国起源説では、古代壁画を持ち出して起源主張するものが多い)、これらの朝鮮武道で文禄・慶長の役の時に日本兵を撃退したと主張している。さらに、もともと朝鮮半島にあった合気道は日本の植民地統治時代に抹殺された等と主張している[57][58]。また、米国などでがHwa Rang Do道場を運営している韓国系移民が、「日本へ移民した新羅人である新羅三郎(源義光)が創めた大東流柔術は、その末裔である武田惣角まで伝えられ、彼が日韓併合時代に崔龍述(チェ・ヨンス)に伝授したことにより、大東流柔術が復活をし、ファランド(Hwa Rang Do)等と混じってハプキドーに発展した。つまり合気道とハプキドーは兄弟の関係である。」と主張している[59]。さらに、「合気道」という名称は崔またはその弟子の池漢載が創案したと主張している。

ハプキドー」も参照

しかし、始祖とされている源義光は11世紀の日本の武士で、4世紀から7世紀に存在した新羅の人物ではない。新羅神社で元服したから「新羅三郎」を名乗ったのであって「ウォン・ウイグァン」は源義光の朝鮮読みであり、大東流合気柔術は明確に日本で発祥したものである。また、「合気道」の語源は、大東流の教授代理で合気道の創始者である植芝盛平出口王仁三郎の命名により1922年頃から自らの武術を「合気武道」と呼称し内外に教授し始めたのが始まりである。さらに、「合気道」は1942年に財団法人大日本武徳会が使い始めたものであり、植芝が「合気道」を使い始めたのは1948年である。

ハプキドーは、戦前に日本で大東流を修行をしていた朝鮮人の崔龍述(チェ・ヨンス)が、戦後に大東流を朝鮮古来の武術であると主張して指導を開始したのが始まりであり、崔の弟子が大東流を韓国人の気質に合わせて改変して現在のハプキドーの形にさせたものである。これを裏付ける事実として、大東流関係者に対する各種インタビューなどで戦前の大東流の修行者に複数の朝鮮人青年がいたことが明らかにされている。

の精神 大韓柔道有段者会のヨ・サンファン会長が「柔道の発祥地は日本だが、『道』の精神は韓国から渡ったもの」と主張している[60]

しかし日本の「道」とは「芸道」のことであり、中国の「」(タオ)の哲学とは別物である。日本の「道」の精神とは、実演者の日常生活における立ち居振る舞いと、専門的な技術的修練を同一とみなし、双方の向上により、実演者の人格と技芸を相乗効果的に高めることを目指したものであり、日本独自に発展体系化したものである。日本の「道」の精神は、中世期の秘伝説と伝授思想の確立と、師系を重んじるの発想に影響を受けているともいわれている。剣道、柔道、合気道、茶道、華道、香道、書道のほか、「道」の文字の付かない能楽、歌舞伎、人形浄瑠璃、邦楽でも同じ観念が見られる。

空手 韓国では、テコンドーの起源は三国時代以前から始まるテッキョンであると公式に認定されており、海外でも「韓国古来の武道」として普及に努めている。また、日韓併合時代にテッキョンが抹殺されたが、韓国がテコンドーとして復活させたとまで主張している[61]。さらに韓国の一部には空手の起源をテッキョンに求める言説すらあり、韓国の釜山で開催された2002年アジア競技大会では、韓国人で構成される大会組織委員会が、公式サイトに韓・日・中・英の4ヶ国語で「空手の起源はインドの時代に中国と韓国に伝わり、その後韓国が日本に伝えた」と記述し日本側が抗議するという事態が発生した。日本側の抗議に対し同時に記述された「柔道韓国起源説」は削除されたが「空手韓国起源説」は結局削除されることはなかった。[51]

しかし、空手は琉球から日本本土に伝わったもので、テコンドーは戦後に空手を参考にして新たに作られたものである。また、韓国が国技院副院長が明らかにしたところによると、「テコンドーの起源を三国時代以前とすることが一般的だが、 歴史的想像力を動員してもそれには無理がある。中国から日本へ入り、日本が改良して韓国へ入ってきた。テコンドーは空手の変形である。私も創始期にはテコンドーの起源をテッキョンとして本を執筆したことがあるが、海外に普及させる過程で昔からあった韓国の伝統武術だとすれば名分が立つからである。」と告白している。 更にこの記事では「空手から派生したテコンドーだが、蹴りを主眼に置いて競技化したことで、型や手動作に重きを置いた空手の陰から脱した」とも述べている[62]。テコンドーの国際団体の一つである国際テコンドー連盟によると、テコンドーの由来は、崔泓熙によりテッキョン日本松涛館空手道の要素を取り入れ、1955年4月11日にテコンドーと正式に命名したものであるとしている[63]

相撲 中央日報が、日韓文化交流を紹介する中で、韓国シルム連盟関係幹部の「日本相撲協会は相撲の本流である韓国シルムへの待遇がなっていない」との心境を紹介し、相撲の起源をシルムとして紹介した。

コムドと違い、シルムは日本の相撲から発生したものではないが、日本の相撲の起源という証拠はない[64]。(中央日報、2004年2月16日)また、歴史書である三国史記三国遺事高麗史高麗史堤綱高麗史節要朝鮮王朝実録の原文には、シルムに関する記載が無い。

忍者
忍術
伊賀流
服部氏
ツツジ
韓国系移民がイタリアで運営する「スルサ道場」が、新羅軍の「花郎」の中にある特殊部隊「スルサ」が忍者の起源であると主張している。この中で「幾人かのスルサ戦士が日本に亡命し、日本の忍者の理論にアイデアを提供した」「スルサドーを含むすべての韓国マーシャルアーツに見られる瞑想テクニックは、日本の忍術の秘技のなかに残っている。」「日本のマーシャルアーツは太平洋戦争でいち早く有名になっただけ」と主張している[65]。また、ファッション評論家の金硝子が、人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」の話題の中で、日本の創作話の中に「変身」が多く登場することに言及し、日本人が頻繁に「変身」を創作話の中でモチーフにするのは、11世紀から18世紀にかけて日本で盛んであった忍術に起源があると主張し、さらにその忍術は、7世紀に高句麗を通じて日本に伝わったものであり、日韓両国でセーラームーンが人気があるのは、この歴史的な背景によるものであると主張している[66]。 さらに韓国日報が、特派員の日本の知人の話を紹介する形で、伊賀忍者の指導者だった服部氏は、新羅系の秦氏の末裔であり、日本に咲くツツジも朝鮮民族が日本に持ち込んだものであり、故郷の朝鮮半島を偲んだ服部氏が江戸のツツジの名所を作ったと主張している。さらに、伊賀地方の製鉄や陶磁器や酒造や祭祀の起源も韓国にあると主張している[67]

しかし服部氏が秦氏の末裔というのはひとつの仮説に過ぎず『三国地誌』と『永閑記』で否定されており、秦氏が新羅人であったというのも仮説である。また、服部氏が傭兵として各地で活躍するのは戦国時代以降で表舞台に初めて登場したのは16世紀であり、秦氏が渡来してきたであろう時代との時間的隔たりを考えれば、秦氏を忍者の起源とするのは無理がある。またツツジの主張は根拠不明である。

茶道 韓国の複数の茶道家が、日本の茶道の道具や作法を模倣して朝鮮風にアレンジしたものを韓国茶道として世界中に紹介している[68][69]。また『朝鮮新報』は「茶においては1千年前の新羅の時代の礼法がほとんどそのまま日本に取り入れられた」とまで主張している[70]

茶を飲む習慣は遣唐使により中国から伝えられたものという説が有力であり、茶を飲む行為を哲学や教養や総合芸術にまで高めた茶道という文化は室町時代に体系化した日本起源のものであり、韓国の「茶禮(タレ)」とは全く関係がない。

華道 ヤフーコリアが「生け花」の項目で、朝鮮半島には土着文化の一形式として原始的生け花が存在し、仏教伝来と同時に生け花の一様式が百済に伝来し、それが日本に伝わり、その後朝鮮半島独自の生け花は日帝(日本による朝鮮半島支配)により抹殺されと主張している[71]

花を愛でる行為は有史以前からある人類共有の行為であるが、生け花は室町時代に日本で本格的に体系化したものでる。「朝鮮半島の原始的生け花」「日帝による抹殺」という主張も文献資料や考古学資料による裏づけが一切存在しなく根拠不明。韓国で約200の生け花団体を束ねる韓国生花協会の理事長は、日本統治下の女学校時代に毎週行われていた生け花の授業が、この道のプロになるきっかけをつくったという。自身のプロになるきっかけをつくり、韓国で生け花文化が一般大衆に普及していったのは1950年代末からであり、70年代までは日本の影響を受け、80年代以降は欧米の作風を取り入れるようになった、と韓国生け花の経緯を説明している[72]

盆栽 中央日報が、2009年6月17日版[73]において、イ・ギョンヒ記者が盆栽は日本で生まれたものではなく、14世紀に朝鮮半島にて生まれたもので、その証拠として『四季盆景図 4幅屏風』なる絵画を元に起源を主張している。

実際の盆栽の起源は6世紀に中国にて生まれ、遣唐使によって盆景として持ち帰られたものが、平安末期からの武士文化の中で磨かれ、日本独自に発展したものである。[74]

東洲斎写楽 李寧煕(イ・ヨンヒ)なる人物が、『もうひとりの写楽―海を渡ってきた李朝絵師』(ISBN 4309902774)なる本を出版し、写楽は朝鮮通信使だった。そして、十返舎一九の父親もまた李朝の高官だった、などと主張している。また、韓国では檀園・金弘道と写楽が同一人物であるという説もある。映画化の話も持ち上がっている[75]

源義経チンギス・ハーンだというのと同じ程度の主張。斎藤十郎兵衛が写楽であるという説が最も有力である。

和歌 韓国で唯一の和歌詩人の孫戸妍が「和歌は新羅(シルラ)の郷歌が起源」と主張している。[76]。主張を裏付ける文献資料も存在せず根拠不明。
折り紙 一部の在米韓国人の女性グループが「折り紙はもともと韓国(朝鮮)で作り出されたもので、日韓統治時代に日本人が自分たちの文化と偽って世界に広めた」と主張し、現地で折り紙教室を開いている[77]。また、社団法人韓国折り紙協会は、起源については明確に言及しないものの、「日本の植民地時代に日本は韓国の文化を全面的に抹殺し、韓国の伝統的折り紙文化も排斥した。」と主張し、日本とは別の折り紙文化が朝鮮半島に存在したと主張している[78]。また協会では検定制度により指導師を養成し、さらに、日本の折り紙を模倣したものを「韓国の伝統的折り紙」と称して世界各地で宣伝し普及活動をしている[79]

しかし、朝鮮半島には儒教祭祀で使われる折った紙の造形物は存在したが、日本のような多種多様な対象物を紙で折る「遊び」の折り紙文化は存在せず、祭祀で使われる造形物の様式も日本の伝統的折り紙とは全く異なるものであり、これらの主張はあきらかに事実無根である。

歌舞伎 朝鮮日報が百済技楽の復原運動を紹介する記事の中で歌舞伎の起源を百済技楽としている[80]。またその復原運動を紹介した記事の2年後の2008年には、「百済文化の優秀性を知らせるため」として、百済伎楽伝承保存会が、パリで行われる在仏韓国人会主催の『2008中秋祭』で公演を行うことになり、ロンドンでもユーロジャーナル社主催で百済伎楽が披露されることになった。百済伎楽伝承保存会は「百済伎楽は西紀612年(百済武王13年)百済人ミマジによって日本の聖徳太子に伝えられた後、日本の舞楽、歌舞伎等の母胎となった」、「アジア仮面劇の源流は日本と思っている大部分の在欧韓人と欧州人たちに仮面劇の母胎が百済時代に起因したものだということを知らせる。」と主張している[81]

しかし、いまだに百済技楽自体の詳細は全く不明であり公演されるものも現代の創作仮面劇である。7世紀に滅びた百済の全く詳細が不明な伎楽と、17世紀に発祥し隆盛を極めた江戸時代の文化である歌舞伎とを結び付けて起源を考えるのは無理がある。

日本庭園 2009年4月20日、忠青トゥデー紙社説にて、忠南扶余の薯童公園宮南池について「新羅の雁鴨池と日本庭園文化の源流という歴史的価値にもかかわらず宮南池が正しく評価されたことがないのは残念」と記載。その根拠を「新羅の雁鴨池より一世代以上先立って庭園を造成し、古代日本の飛鳥文化を誕生させる決定的要因として作用した」としている[82]。しかし、5世紀前半代の奈良県巣山古墳別区の葺石や、巣山古墳や同時代の湧泉遺跡である三重県城の越遺跡にはすでに日本独自の州浜型池などの苑地の要素が見られる[83]
錦鯉 金方園水族館が、池を作る技術が百済から日本に伝わったことと朝鮮半島の故事に鯉に関わるものがあることから、錦鯉のルーツを日本ではなく韓国にあるものとしている[84]。しかし4世紀の中国の書物にすでに様々な色のコイについての言及があり、この主張は韓国発祥の証拠にも日本に伝わった証拠にもならない(コイ自体は西アジア原産)。錦鯉と呼ばれる種類が出来上がったのは19世紀の新潟[85]
熊本城 日韓交流事業に参加した韓国人学生が 「熊本城は加藤清正の命令で蔚山倭城の築城技術を持った朝鮮人技術者が築城した」と歴史教育を受けていると発言した。日本側にはそのような記録は一切なく根拠不明。韓国の一般学生がこの説に基づいた教育を受けたと証言していることから、ある程度韓国内で信じられている韓国起源説と思われる[86][87]
おかず 2008年6月9日に行われた映画『食客』の制作発表会において俳優チェ・ブラムが「日本の人々の食べるおかずは、大体が我が国に由来したものが多いのに、私たちが(食の世界化に対して)和食に後れをとる理由がない」、「21世紀は文化戦争の時代であり、日本は金を投入して日本食を世界に伝えている」等と発言をし、韓国起源説を主張した。また同席したクォン・オジュンも「我が国の韓食は薬になるほど優秀で、競争力がある。日本に(食の世界化)ができて我々にできない理由がない」と発言をした[88]

主張を裏付ける資料も存在せず根拠不明。

うどん ホン・ユンキ韓国外国語大学教授の主張。うどん(麺)も元々をたどれば中国起源であり、朝鮮半島起源ではない[89]
豆腐
蕎麦
キム・ヨンボク慶南大学伝統食生活文化研究院長が「韓国のメミルククスを日本が模倣して蕎麦が誕生し、韓国のトゥブから日本の豆腐が生まれた。」と主張している[90]。またウィークリー京郷が「日本の豆腐は朝鮮から伝授を受けたもので、壬辰倭乱(文禄の役)の時に晋州城主の朴好仁が教えてあげたのが始まり」「朝鮮が豆腐作りに一番優れていて中国と日本から教えを請いに来た」「日本に豆腐が一番遅く400年前に日本に伝わったのに、日本豆腐が世界を支配するのが切ない現実だ。」「朝鮮の豆腐の伝統は日帝36年の間に消えた。」「韓国豆腐の優秀性が世界に認められ、豆腐文化宗主国の位相を再確立するチャンスが来た。」と主張している[91]

しかし、両方とも原型は奈良時代に遣唐使により日本に伝えられたもので、韓国起源もしくは韓国を経由して日本に伝わったものではない。また日本人がよく知る現在のような蕎麦や豆腐は日本で発展したものである。さらにキム・ヨンボクは「日本は日本文化の形成に多くの影響を与えた国に中国を指し示したいだろうが、韓国が絶対的でその次が中国、ヨーロッパなどだ。」と事実無根の主張をし、日本文化全般に対する韓国起源説までも主張している。

日本酒 日本人研究者が慶州の法酒は日本酒の先祖のようなものだと語った。さらに、近年、日本酒のルーツがマッコリであると多くの在日朝鮮人系酒店及び韓国料理店がWebサイトにて主張して問題となっている。

この主張は誤りであり、日本酒の本来のルーツであるどぶろくは口噛みの酒などに遡る事ができ、その発展と共に発酵方法や歴史的な流れも異なる。また、古事記の記述の誤読で起源を主張している場合もある[92]

マッコリ」も参照

2009年6月1日から韓国済州島で開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議において、韓国料理のプレゼンテーションが行なわれた。初日の夕食会は『韓国の伝統料理』(2日目は『フュージョン韓国料理』だった)が提供されたが、乾杯に梅酒が使われた[93]。今後、梅酒の韓国起源説も懸念されている[誰?]

焼酎 毎日経済(韓国の新聞社)によると、度重なる日本のなりすましにより、韓国の伝統酒である焼酒(soju)が、焼酎(socyu)という日本の酒であると偽って、世界市場で販売されていると主張している。一例として日本がベルギーの世界的な交易品品評会であるモンドセレクションにおいて主催者とのコネを悪用し、韓国の酒である眞露を日本の焼酎というカテゴリーに登録させたと主張。一方、韓国の業界では焼酎をめぐる韓日戦争は序盤であると考えており、「Soju」までも日本に奪われないよう、体系的な対策が必要だとしている。[94]

なお、焼酎の実際の起源は東南アジアに、さらには中東にあり、日本の焼酎の起源とされているのはタイの焼酎である。タイのアユタヤ日本人街と日本との交易の際に持ち込まれ、日本に根付いた歴史的な口承・文献が多数存在する。また、焼酎という言葉も中国及び、朝鮮半島には存在せず、日本による併合期に持ち込まれ、朝鮮人に好んで飲まれるようになった。朝鮮半島での代表的な焼酎である「眞露」は、1923年に平安南道(ピョンアンナムド)龍岡(ヨンガン)郡眞池(チンジ)洞(ドン)に、「眞露」の前身である「眞泉(チンチョン)醸造商会」によって作られたもので、日本人醸造技術者の手による、まさに日帝残滓そのものである。

寿司
刺身
ロサンゼルスのコリアタウンで寿司屋を経営しているキム料理長が「スシとサシミは元来、中国と韓国に由来するもので、日本にはスシが自分たちの食文化だと主張する権利が無い」「日本は第二次大戦以後にスシを食べ始めたが、韓国と中国は数千年間、スシとサシミを作ってきた」と主張した。[95]。また、キム・ヨンボク慶南大学伝統食生活文化研究院長は「韓国の食べ物パプシッケを模倣したのがスシ(壽司:すうし)だ。1700~1800年頃寿司が最初に開発されて日本の代表的食べ物であるハコスシ(箱すし:サンジャチョパプ)が創造された。」と主張している[96]

「日本は18世紀、もしくは第二次大戦以後に寿司を食べ始めた」というのは荒唐無稽の主張で、現在世界中で知られている一般的な握り寿司の初出は、19世紀初頭の華屋與兵衛が創作した江戸前寿司とされる。酢飯を使った寿司の起源は必ずしも明確ではないが、少なくとも17世紀には存在したことが確かめられており、刺身の起源は14世紀までさかのぼることができる。魚介類の生食については日本では古代から広く行われ、『日本書紀』で磐鹿六雁命景行天皇に鰹と蛤の膾を出したとの記述があり、これが日本料理の起源という伝説がある。

醤油 韓国の液体調味料の専門企業トンウンFCは、「しょう油は韓国が元祖」であるとし、「世界市場で韓国の伝統醗酵食品のしょう油が日本の製品のように認識されていることを正したい」と主張している[97]。また、2006年10月に開催された韓国骨董食品芸術展を紹介するvoice of peopleの記事において、「日本は韓国から醤油を仕込む方法を伝えられて受けたが、じめじめする気候によって天然醗酵が不可能だった日本は、醤の効能は優れていないが産品化を先に成功させ、大量生産による強い価格競争力で宗主国である韓国市場は蚕食されている。」とまで主張している[98][99][10]

カンジャンという醤油に似た調味料はあるが、醤油とは別物である。なお、2001年の韓国での全生産量に占める伝統的なカンジャンの割合は1.4%である[100]

海苔 韓国CBSノーカットニュースによると「我が国の海苔養殖が日本より先立って事実上世界初という事実を知っている人はあまり多くなく、海苔をキムチのように我が国の代表的な食べ物に育成しなければならない。」と主張している[101]

板海苔は、江戸時代における和紙技術進化の派生により発生したものであり、その起源が江戸期の日本であったことは各種資料と交易記録からも明白である。

しゃぶしゃぶ 韓国の料理研究者らが、「しゃぶしゃぶは日本やモンゴルの食べ物ではない、高麗時代に韓国からモンゴルに伝わった料理である」と主張している。根拠不明[102]
和牛 韓国の『月刊外食経営』において弥生時代の中ごろに朝鮮半島から日本列島に持ち込まれた牛があることを論拠に起源を主張している[103]

しかし、そもそも和牛とは、明治時代に日本在来の牛と欧米の牛とを掛け合わされてできた、黒毛和種・褐毛和種・日本短角種・無角和種の食肉専門4品種の牛のことであり、公正競争規約上の定義では、上記の4品種間の交雑種及び4種の交雑種を含む5品種間内の交雑種が「和牛」と名乗ることを認められている。また、南部牛のように、北方から日本列島に持ち込まれた牛の存在を無視しており、朝鮮島由来の牛の血統が混じっていることを拡大解釈し、日本列島で行われた品種改良を一切無視している。

長崎ちゃんぽん 釜山駅近くで中華料理店「中南海(チュンナンヘ)」を経営する衣が、中国のチャオマメンという麺料理が韓国華僑たちにより韓国に持ち込まれ「仁川地方の独特な食べ物」となり、日帝統治下に「ちゃんぽん」という日本語名が付いたと主張をしている(事実は、明治32年、長崎の中華料理店「四海楼」の中国人「陳平順」による。)[104]。また韓国語版wikipediaでも仁川由来説が記載されている[105]
イカ徳利 韓国のヒュデム食品が、2007年5月18日に行われた第42回発明の日記念優秀発明品展示会で、イカ徳利を「韓国の優秀発明品」として展示した[106]。イカ徳利は、北海道や三陸地方などのイカの産地ならではの土産物として、古くから販売されている。韓国で発明されたものではない。この件を問題視する声が青森県の公式サイトに寄せられている[107]。青森県は、韓国の特許登録第10-0634290号「烏賊酒瓶の製造装置およびその方法」によって、 日本から韓国へのいか徳利の輸出・販売に影響が出る可能性があると回答している。
日本(国家) 日本の倭国は4世紀後半から百済の侯国であり、日王(天皇の韓国での呼称)はこれら侯国の君主のうちの一人であったとしている[108]。なお、根拠は漆器としている[108]。カン・ドンミン韓民族文化研究院理事長が「隣国である日本の歴史には、古代にまで遡るほど、すべての部分にわたって我が民族の歴史が現れる。その理由は我が民族が日本を作ったからでもあるが、日本のすべての文化が我が方から伝授されたものでもあるからだ。」と主張し日本という国家を作ったのは韓国人であると主張している[109]

遣隋使遣唐使や、日本仏教の歴史に大きくかかわった鑑真空海最澄が東シナ海を往来した歴代中国王朝との直接海上ルートの存在を無視し、日本列島で独自に発祥・発展したあらゆる文化の存在も一切無視している。

しかし、李成市早稲田大教授は「近代韓国の民族意識を古代に投影している」「韓国人による韓日関係史研究は日本民族に対する韓民族の優越性を古代史の中から追い求めることが疑問の余地もなく試図されてきた」などと批判している[108]

日本(国号) 貿易会社サムエ社の朴定和(パク・ジョンファ)代表理事が、「日本」という国号を創案したのは7世紀の高句麗僧・道顕であり、それ以前の日本の通称である「倭」は伽倻の別称であった。つまり古墳時代はもちろん、奈良時代まで古代日本の主流階層は韓半島(朝鮮半島)から渡った渡来人だったと主張した。[110]。また、歴史学者の朴炳植(パク・ピョンシク)が韓国語の「イルボン」が日本語の「ニッポン」の起源であると主張しており、朝鮮半島に存在した部族国家「ウガヤ」の国号が「ヤマト」であり、彼らが日本に渡り新しい国家「ナラ」を建てたと主張している[111]

しかし古代の朝鮮半島の言語は全く解明されておらず、「日本」の現代韓国語読みの「イルボン」を「ニッポン」の起源と主張するのは無理がある。

国号の学術的議論は日本を参照

日本語 言語学者のシミズキヨシと元オーストリアのウィーン大学教授と九州産業大学の韓国語講師パク・ミョンミが、日本語の起源は韓国語である主張している。

韓国語と日本語は語順、助詞の存在等文法的に似ている点が認められ、日本国内でも日本語と韓国語の関連性の研究は古くからなされている。しかし、現在は一般的に日本語・韓国語いずれも孤立した言語とされており、少なくとも基礎語彙の関連性は極めて薄いとみなされている。一般的に、比較言語学では、言語の比較にあたって、文法よりも基礎的な語彙の方が重視される。

例えば、この記事で紹介されている研究は韓国語で顔を意味する「ナッ」と日本語の「なつく」を対応させているが、対応させている単語が恣意的で、本来対応させるべき「ナッ」と「カオ(顔)」の発音の違いを無視しており学術的信憑性は薄い。[112]

学術的議論は日本語の起源を参照

敬語

嫌日流」を参照

片仮名 鄭ジェヨン・韓国技術教育大学教授と小林芳規(こばやし・よしのり)広島大学名誉教授の共同研究によると片仮名は新羅の口訣が起源であり、東大寺諷誦文稿にそれを見ることができるという。[113]
万葉集
万葉仮名
李寧煕(イ・ヨンヒ)なる人物が、『もう一つの万葉集』(ISBN 4163435603)なる本を出版し主張している。また韓国の東亜日報においては、「7世紀頃の万葉仮名は元々古代韓国で使われたものだったのみならず韓半島から帰化した人々によって考案された。このかな文字は後に韓国では消えた。」[114]と主張をしているが、その主張を裏付ける歴史的根拠は不明である。

万葉集は複数の編者によって編纂され、最終的に大伴家持が完成させたものである。

多くの日本語の語源 慶一大学総長の李南教(イ・ナムギョ)が韓国の毎日新聞上の連載コラム「イ・ナムギョの日本語源流散歩」で、次の語句の語源を古代韓国であると主張している。「邪馬台国」「大和」[115]、「対馬」「磯原」[116]、「早良」[117]、「木綿」「柳」[118]、「本音」「建前」「楽しい」[119]、「幸せ」[120]、「恨み」「見舞」[121]、「いらっしゃい」「ありがとう」[122]、「ちちんぷいぷい」[123]、「せーの」「甘い」「我孫子」「卵」[124]、「鋤」「鎌」「肥」「鍬」「菜」「束」などのほとんどの農耕用語[125]、「さらさら」などのほとんどの擬音語[126]

しかしこれらは単なる言葉遊びで信憑性はきわめて薄い。

「くだらない」の語源 文学博士のホン・ユンギが「くだらない」の語源は「百済ない」で、「優秀な百済の文物がないことはみすぼらしいこと=百済・ない」が「くだらない」の起源であると主張している[127]

しかし、当時の否定形は「ない」ではなく「ぬ」であり、否定形は「動詞未然形+ぬ」で表記されるものであり、名詞の「百済」に直接打消しの「ない」や「ぬ」が付くはずもないのは言語学の常識である。「下る」という動詞が未然形に変化して「くだら」+「ぬ(ない)」となって「くだらない」となる。さらに当時の一般大衆が「百済」という言葉の存在を知っているとは考えられず、ホン・ユンギの主張の信憑性は極めて薄い。また、江戸時代に酒の名所の伏見などの「上方」で造られて江戸に「下ってきた」酒が「下り酒」と呼ばれていたように、「上方から下ってこない地元で作られたつまらないもの=下らぬもの」が「くだらない」の起源であるという説があるが[21]、「下り物」という言葉が出来る以前より「くだらぬ」という言葉は使われていたため、この説にも信憑性はない。

竹島」の語源 韓国地名学会が、「竹島」という名前が竹島の韓国名「独島」(トクド)に由来するという主張している

ここで説明されている1900年10月25日大韓帝国勅令第41号の「石島」が今の「独島」であるという説の根拠は方言の発音という一点しかなく根拠に乏しい。日本の研究者には「石島」は現在の「観音島」を指すとするものもいる。少なくとも日本が現在の竹島を「竹島」と呼ぶようになったとき(1905年。それまでは「松島」と呼んでいた)には、朝鮮半島においても「独島」という語は一般化しておらず、また、「竹島」の呼称は自然発生したものではなく政府によって命名されたものなので、「独島」が訛って「竹島」になったという主張は無理がある[128]

釜石」の語源 韓国の製鉄メーカー「ポスコ」の人材開発院の教授で、児童文学者でもある李寧煕(イヨンヒ)が、地名の「釜石」は古代韓国語で「黒い上質の鉄」という意味の「ガマウッシ」が転訛したとの説を主張している。製鉄をした渡来人の存在と関連付け、「ガマ」は古代韓国語で「黒」「釜」、「ウッシ」は「上質(ウ)の鉄(シ)」を指し、 同市西部の「甲子」も「ガッシ」のことで、「ガ(磨く・製鉄する・鍛治をする)シ(鉄)」に由来すると主張している[129]

しかし、古代朝鮮語はその存在からして全く解明されていない。公式には『釜石市史』で、アイヌ語の「カマ・ウシ・イ(kama・us・i)」→「カマ・ウシ(kama・usi)」の転訛で、その意味は「平盤岩が・ある・所」を語源としている。 またほかの説としてアイヌ語で「クマ・ウシ・イ(kuma・us・i)」→「クマ・ウシ(kuma・usi)」の転訛で、その意味は「サケ干し竿の干し場が・多くある・所」というのも一般的である[130]

飛鳥地方」の語源 鄭永鎬(チョン・ヨンホ)檀国大碩座教授いわく「飛鳥の漢字表示は“飛鳥”だったのではなく、元は百済人が渡来して心安らかに定着したという意味の“安宿”(発音はアンスク)だったが、後に変わった」と主張[131]
神社 世界日報と中央日報が、「日本の神社が古代朝鮮半島の直接的影響を受けて作られ、日本人は今も韓国の神を祭っている」「日本の神社の多くが韓国起源」と主張。高麗神社飛鳥戸神社といった渡来人を祭っている神社を根拠に神社そのものが朝鮮半島起源であると拡大解釈している [132][133]
祭り
神輿
「わっしょい」
葦原中国
「至る」
の語源
慶一大学総長の李南教(イ・ナムギョ)が、日本の祭りの起源は、渡来人が死を覚悟した航海の後に日本の大阪近辺に無事たどり着いた喜びを皆で共有するために行った儀式の「団地里」が始まりであると主張している。また、日本の祭りの掛け声の「わっしょい」の起源は、無事にたどり着いたという歓喜の声を表した「来た」という意味の韓国語「ワッソ」であり、神輿の起源も「死の航海を超えやってきた」ことから韓国で棺として使った「喪輿」であり、これが無事にたどり着いた喜びの「神輿」に変化したものであると主張している。さらに古代日本を指す葦原中国(あしばらのなかつくに)という呼称の語源も古代韓国語であると主張しており、葦(あし)は、日本語の始まりの音である「あ」と古代韓国語の「セ」(新しい)を組み合わせたあとにあセ⇒あシと変化したもので、原(ばら)は韓国語の「ポル」(原野)から変化したもので「葦原」とは渡来人が到達した「新しい原野」の意味であると主張している。さらに「死を覚悟して到着すること」を純粋な韓国語では「イルダ」というが古代語では「イダル」であり、これが日本語の「至る」となったと主張している[134]

また、金達寿や金思燁(キムサヨプ)らの複数の在日韓国朝鮮人や韓国人が、祭りのかけ声の「わっしょい」や「祭り」の語源が、百済との交流によりもたらされた古代韓国語の「来た」という意味の「ワッソ」や「マトゥリ」であると主張している[135][136]。これに関連して、在日韓国人らが「古代に先進文物を授けた朝鮮民族とそれを受けた倭人」という図式で、「四天王寺ワッソ」という祭りや「ハナ・マトゥリ」というイベントを開催している[137][138]

しかし、日本の祭りはあらゆる自然に対する畏敬の念を表し豊穣を祈願したアニミズムシャーマニズム的要素を持つ神道が起源であり、これに神仏習合の影響を受けて派生して現在知られるような多様な形になったものである。また神輿についても狩猟採集物を備えた祭壇が起源であり、これが農耕の発展により固定化し神社となったという説が一般的である。

また「왔소(ワッソ)」は「오다(オダ)(来る)」という動詞の語幹「오-(オ‐)」に、過去を表す先語末語尾「-았-(‐アッ‐)」と終結語尾「-소(‐ソ)」が連結された形態であり、過去を表す先語末語尾「-았-(‐アッ‐)~-었-(‐オッ‐)」が現れたのは16世紀頃であることから、古代韓国語説の信憑性は皆無である[139][136]。「我背負う」「和を背負う」が転じて「わっしょい」になったという説がある。「だんじり」も「屋台」や祭壇を意味する「壇」を引きずることから「台ずり」「台にじり」「壇ずり」から変化したという説や、山車(だし)が一部方言化したという説、「台尻討った」が起源であるという説などがあり[140]古代韓国語が起源であるという信憑性は皆無である。

そもそも、古代韓国語は全く解明されていなく李南教や金達寿の主張は単なる言葉遊びに等しく科学的根拠は全くない。

八百万の神
神奈備」の語源
」の語源
慶一大学総長の李南教(イ・ナムギョ)が、日本の神社の神々の全ての家系図を辿ると全ての故郷が伽揶、新羅、百済、高句麗等の古代韓国に行き着くと主張し、「どうして日本人たちは韓国人の先祖を自分たちの神として祭っておいて、祭祀を行って担ぐのだろうか?」と主張している。また、「スサノオノミコト」(素盞鳴尊)は新羅から大王神であると主張している。さらに、「神奈備」の語源は古代韓国語の「カムナム(神木)」であり、「神」の語源は韓国語の「熊(コム)」であり「コム→カム→カミ」と変化したと主張している[141]

しかし、古代韓国語の発声方法や読み方は全く解明されていなく、現代韓国語の音感を根拠とするのは信憑性が極めて薄く、科学的考察も全くされていない。

天照大神
卑弥呼
チェ・ユギョンが「日本の800万の神様のうち最高位である天照大神、つまり卑弥呼は韓国女性だった」と主張する『天照大神』という本を出版している。チェ・ユギョンはその根拠として「インカマヤのような高度文明を持った国で発達するといわれる太陽神が、当時韓半島よりも水準の低い邪馬台国で生じた事や、しかも女性であるということも変で、これが根拠だ」と主張をしている[142]

しかし、そもそも「八百万の神」は「非常に多くの神」を意味した多神教を意味する呼び名であり数を表したものではなく基本的な知識がかけている。また卑弥呼が天照大神であるという主張も全く学問的裏づけのあるものではなく、文明の発達段階と太陽神信仰の関連付けをするのも非科学的である。韓国起源説では、ある創作物に尾ひれがついて真実として流布される例が多くあり(水野俊平の著作参照)、この起源説が今後真実として流布される可能性もある。

天皇
応神天皇
舒明天皇
396年に沸流百済最後の応神が日本に渡り15代日王(天皇の韓国での呼称)となったという[108]。なお、根拠は広開土大王碑から出てきたとしている[108]。また、舒明天皇は641年百済宮で死去し、賓所を百済大賓とした点から見て百済系なのが明らかだとしている[108]。なお、根拠は日本書紀としている[108]

しかし、李成市早稲田大教授は「近代韓国の民族意識を古代に投影している」「韓国人による韓日関係史研究は日本民族に対する韓民族の優越性を古代史の中から追い求めることが疑問の余地もなく試図されてきた」などと批判している[108]

応神天皇
倭王武
ヤマトタケル
八幡神
大国主命
スサノオ
朝鮮新報が、林順治氏の著作『応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった』を紹介する記事で、応神陵に埋葬されているのは百済王の蓋鹵王の弟の昆支であり、仁徳天皇陵に埋葬されているのはその弟である余紀で、応神天皇と倭王武とヤマトタケルと八幡神と大国主命とスサノヲが全て同一人物の百済人昆支であると主張している。朝鮮新報は本書について「秘密を解き明かした本書」「驚くべき史実を明らかにする」と紹介し、この主張に同調している[143]
琉球王国
(今沖縄県
韓国・成均館大学の博士学位である鮮于栄俊・首都圏大気環境庁長が、 沖縄の旧称である『琉球国』が『古代の鬱陵島住民の移住によって建国された』と主張している[144]
島根
九州
対馬
大和政権
古事記
小説家のピョ・マヌンが、韓国中央日報に寄稿して、韓国で捨てたごみが日本の海岸に漂着することを根拠に、慶尚道に住んでいた伽耶人が船に乗って島根に漂着し現地の支配者になり、出雲大社はこれら伽耶人を祭ったものであると主張している。さらにピョは、古代九州も伽耶人が統治した土地で、大和政権を立てたのは百済人であると主張し、「伽耶と百済が征服した日本の地は韓国のものだ」と主張している。また百済人が書いた『古事記』に任那の日本統治説がでるのも伽耶が九州を統治したことを裏付けるものであり、慶尚北道と島根県や、扶余市と熊本市が姉妹提携しているのもこれらの脈絡からくるものであると主張している。さらに対馬は昔から伽耶人や百済人が往来した拠点だったから韓国の地であると主張している(文中で日本人のことを「原住民」と記述)[145]
生態系 韓尚勳・野生動物連合常任議長が、「日本の生態系の根は韓国」「韓国の優秀な生態系が日本に伝わった。日本の生態系の“根”が韓国であるということを日本人に知らせる」と主張している[146]。朝鮮半島と日本列島の地理的や気候的な差異を一切無視しており主張の根拠となる資料も考察も明示しておらず根拠不明。
ソメイヨシノ
(桜全般)
韓国の複数の学者・マスコミ・公務関係者が、一般に日本産のサクラとして知られているソメイヨシノ(染井吉野)の起源は本当は済州山(チェジュサン)の王桜であると主張している。この件に関し「日本が歴史教科書まで改竄している」とまで主張している。多くの主張者の間で1932年に小泉源一がソメイヨシノの王桜起源説を唱えたことが根拠となっているが、当時から疑問視されており、DNA鑑定により現在では否定されている。しかし韓国政府は王桜起源説を支持し、積極的に桜の植樹を行っている[147]。また、大田西区文化院事務局長は「桜花が日本に渡ったのは、韓国仏教が日本に布教された6世紀頃である」とし、その根拠として「日本桜の総本山と呼ばれる吉野山の所在地が538年から百済聖王が日本に仏教を布教した地である奈良県にあるから」と主張をしている。[148]。さらにチェ・ソンウク農協中央会教育院教授が、「日本には地元日本桜の自生群落地がないのに対し韓国には20ヶ所も自生地がある」と事実無根の主張をし、それを根拠として「桜が日本の花ではないもう一つの証拠だ。」と主張をしている[149]

しかし、現在では、ソメイヨシノの起源は、江戸時代の染井村(現・東京都豊島区駒込)で、オオシマザクラとエドヒガンの園芸品種のひとつであるコマツオトメの交配で生み出された可能性が極めて高いということが、DNA鑑定の結果判明している[150]。この王桜起源説が発生した理由については、桜が「日本帝国主義の象徴」として伐採されたりするなど忌み嫌われてきたが、結局その美しさに韓国人は抗えなかったという背景がある。つまり「日韓併合時代とその後に日本人によって植えられた韓国に残された美しい並木を残そう」という運動とマスコミ記事があり、それを正当化する手段として、「実はソメイヨシノ等の日本の桜の起源は王桜だ」と主張されはじめたのである。また桜が欧米で好評を博しているのを認知したのも理由のひとつである。

韓国の政府系組織(国立山林科学院暖帯山林研究所のキム・チャンス博士)が2009年4月6日、ワシントンのポトマック川河畔の桜3千8百余本はすべて済州原産の王桜であることが判明した発表する。聨合ニュースが報じた。[22]2007年米国農務省が正式に行なったDNA調査[23]の結果と完全に異なる結果だが、この説に基づく論文を発表したとか、学会に発表したという話は聞かない。米国政府が正式に行なった調査結果と完全に食い違う結果を韓国の政府系機関が発表したにもかかわらず、具体的データ・詳細データは今も何も示されていない。

2009年4月10日、中央日報英語版が「多くの韓国人学者が、桜の木は日本ではなく、韓国から発したと主張します」と桜の韓国起源を主張する記事を掲載する。[24]

秋田犬 韓国動物保護研究会のユン・シングン会長が「秋田犬」を 珍島犬全羅南道珍島産の犬)が現地化したものと主張している。[151] 一方、秋田県の公式サイトによれば、「秋田犬はヨーロッパからソビエトを経て北海道を経由して秋田に土着したもの」とのこと[152]
カメラ付き携帯電話 朝鮮日報の趙義俊(チョ・ウィジュン)記者が、カメラ搭載携帯電話を韓国がはじめて製品化したと主張。実際は1999年9月にDDIポケット(現ウィルコム)より発売された、京セラ製端末のVP-210が世界初のカメラ付き携帯電話(PHS)である[153]
演歌 演歌が韓国起源であると言われることもあった。しかし、これは李奉来(元芸術文化団体総連合会会長)によると『韓国人歌手、李成愛を日本で売り出す時、日本のレコード会社が考え付いたキャッチフレーズ』であるという。[154]

[編集] 日本文化以外に対する韓国起源説

ただし、一部の人間の主張であり、韓国国内及び諸外国においてどの程度流布され信じられているかは不明。

事例 解説・否定論
人類 北朝鮮が主張している。黒い山葡萄原人参照。
世界言語 世界のあらゆる言語の元が朝鮮語であると主張している[155]
アステカ文明
インカ文明
培材(ペジェ)大学の孫成泰(ソン・ソンテ)スペイン語・中南米学科教授が、朝鮮民族が紀元前にベーリング海を渡って中南米のアステカ文明とインカ文明を建設したと主張[156]
メソポタミア文明
黄河文明
大朝鮮帝国史にて、メソポタミア文明と黄河文明が韓民族により成り立ったとされている。この図書は韓国の学者の間ではあまり相手にされていないが、韓国陸軍の教養用に使われている。また、この説に基づいた放送がMBCでなされた。[157]
イギリス人 [158]参照。
古代東アジア文明 アメリカのHuntigton Career Collegeの学長であるイ・ホンボム博士が、著書「アジア理想主義」において、「古代東アジア歴史文明の発源地は韓民族である」と主張している。さらに「古代の中国と日本の王国の政治権力基盤とパワーエリートたちの根は韓国人(古朝鮮人)である」と主張している。この著書について、韓国の毎日経済新聞は「この著書は、韓民族1万年の歴史の根を引き出すことで、古代中国と日本を支配・指導しアジアと人類文明の発展に貢献した韓民族の偉大性を世界中に知らしめる貢献をするだろう」と論評している[159]
紅山文化 韓国航空大の禹實夏(ウ・シルハ)教授らが、蚩尤率いる東夷族、すなわち朝鮮民族が新石器時代遼河流域に発生した紅山文化を起こしたと主張しており、紅山文化は古朝鮮であると主張している[160]
蚩尤 韓国の複数の学者、歴史小説漫画、インターネットサイトが、中国神話に登場する蚩尤は、東夷族すなわち朝鮮民族であり、檀君神話に登場する古朝鮮に存在したとされる「倍達国」の天皇であると主張している。蚩尤は、2002年日韓ワールドカップサッカーで、韓国サポーターグループ「レッドデビル」のトレードマークとしても使われ、韓国で一般的に良く知られている[161]。中国が反発している[162]
三皇五帝

「中国の上古史に登場する三皇五帝は皆我らの同胞である東夷族で、は東夷族が立てた国」と主張。東夷族を同胞と定義づけている根拠が不明[163]
易学
八卦
河図洛書
科学
数学
現代文明
東方大学院大学の盧ジェファン教授が、「檀君神話に登場する桓雄の息子のテウが、河図と八卦を初めて描いて易学を創始し、一弱小国に過ぎなかった古代中国は、強大国である我が国の文明を受け入れるしかない状態だった」、「三皇五帝の一人の洛書魔方陣を初めて描いて、これらの易学が西洋に伝わって数学科学の元となり、西洋文明の大発展の原動力になった」、「現代文明のルーツは東洋易学である」と主張している[164]
漢字 [165]参照。しかし、KBSによれば、この記事で紹介されているソウル大学教授の朴正秀という人物は存在しておらず、また、朝鮮日報はそのような報道をしておらず、人民日報の誤報だという[166]

また、歴史評論家の李ドクイル(이덕일)が「殷が東夷族の国家という事実を信じたくなかった漢族たちが、意図的に殷墟の存在を意識から消してしまった」[167]、「漢字は東夷族の国家だったで作られたものである」[168]と主張している。韓国の少なくない歴史学者や知識人の間で「東夷族は朝鮮民族だった」という認識があるために[169]、李ドクイルは「朝鮮民族が漢字を発明した」と暗に主張している。また、韓民族史観定立意識改革会のポール・キム代表とキム・ムンチョ助言委員が、「檀君朝鮮はBC2333から2096年間実在した国家であり、漢字と漢文は朝鮮民族が作った文字であり、朝鮮民族の思想哲学が反映されている」と主張してニューヨークで講演している。さらにポール・キムは檀君王権が三神五帝教(三皇五帝)を祭る「蘇塗教」を作って堯王舜王、夏、殷、商信仰を中国大陸に広めたと主張している[170]

しかし、韓国では一般的に漢字は中国起源だとされているという意見もある[171]

漢方
施術
韓国固有の医術として世界文化遺産登録しようという動きがあり、中国医学会と論争を起こしている[172]

2008年6月18日、大韓韓方医協会は「WHOの“鍼灸経穴部位の国際標準”に韓国の鍼術方法が採択された」と発表した。[25]この発表は国際問題化し、WHOと中国が反発する。WHOが韓国にかわりに中国に謝罪する。[26]

風水 韓国発祥として世界無形遺産登録をしようという動きがあるという[173]
孔子 孔子の出身地が昔の朝鮮の地ということだが、孔子の血や中国の歴史[174]は度外視している[175]
孫文 孫文は韓国人の血筋を引くと韓国歴史学教授が述べたという記事がインターネット上で掲載され、中国紙が記事にしたが、インターネット上の記事を検証せずに掲載し、重大な社会影響を及ぼしたと中国新聞出版総署が警告した[176]
チンギス・ハン 韓民族史観定立意識改革会のポール・キム代表が、「モンゴル靺鞨なども朝鮮族の後裔で、このような意味でチンギス・ハーンも韓民族」と主張[177][178]
騎射 朝鮮日報が、韓国発祥の「騎射」、騎射競技の「宗主国」は韓国、などと紹介。[27] 

一般的に、騎射は紀元前8世紀頃、スキタイ人により始まったと考えられている。

端午の節句 韓国発祥の「世界無形文化遺産」としてユネスコに申請してそれが認められてしまった。端午の節句は中国が起源[179]
中秋節 all that newsのカン・ソヒョン記者が、「中秋節は新羅の僧が唐に伝えたものなのに、中国が文化の源泉である韓国に、中秋節に行われる里帰りなどでの人口移動の人数を強調して、秋夕の文化が中国の文化だと圧力を加えている」と主張した[180]
豆乳 韓国の豆乳メーカーサンユク物産が「韓国は数百年前から家庭で豆乳を作っていた。韓国が豆乳の発源地」と主張[181]。中国が反発している[182]
太極図 陰陽魚と呼ばれる現在の太極図は西暦1070年に中国で発行された『太極図説』より388年も前の682年に建立された新羅の感恩寺の礎石に刻まれているという。[183]

さらに全南羅州伏岩里古墳群隣近の竪穴遺構から出土した百済の泗比時期(538~660年)の木製品1組から太極文様が確認されたとしている。[184]

羅針盤 新羅が世界で最も早く羅針盤を作った」と主張[185]
囲碁 仁済(インジェ)大碩座の陳泰夏(チン・テハ)教授が論文「文字学から考えた囲碁のえん源」で「囲碁の発祥地は韓国」であると主張[186]。囲碁の発祥地は中国説が有力。囲碁の歴史参照。
サッカー 韓国サッカー協会が自身のウェブサイト上で「サッカーの起源は朝鮮半島」と書いており、多くの抗議を受け削除したとのこと。全く根拠不明[187]。そもそも、蹴鞠のように足だけでボールを扱う球技は世界各地にあり、イングランドが初めてスポーツとして体系化させたから「サッカーの母国」として認められているということを認識する必要がある。
印刷 韓国はドイツで『印刷術の起源国―韓国』という展示会を開いた。印刷に金属板を使った世界最古の活字本は朝鮮の『直指心体要説』とされる。ただしより以前に中国で木版印刷が確認されている。よって印刷術の起源が韓国というのは曲解といえる。[179]
兎と亀 「『兎と亀』など韓国の童話をテーマにした庭園」と書かれている。もちろん『兎と亀』はギリシャの『イソップ物語』であろう[188]
ロケット 北朝鮮の朝鮮中央通信は、我が民族はかつて火薬を利用したロケット兵器製造に優れた才能を見せ、「早くも高句麗時代に既にロケット武器が製作されて使われた」と主張[189]。確かに当時から、矢を火薬で飛ばす火槍という武器があったが、開発したのは中国()である。
趙法鍾ウソク大社会教育科教授によると、紙の起源は高句麗技術であったという。[190]
床暖房 「床暖房が韓国のオンドルが起源という事実はある程度の専門家ならみな知っている。」と説明しながらロンドンの富裕層の間で床暖房へのリフォームが増えていることを中央日報が報じる[191]

しかし、イギリスでは床暖房は紀元前80年にローマ人のセルギウス・オラタが発明したとしている[192]

飛行機 世界初の飛行機はライト兄弟より300年先に作られた朝鮮時代の“飛車”であると主張。朝鮮後期実学者イ・ギュギョンが書いた「五洲衍文長箋散稿」によると、壬辰の乱の時に、城を倭軍に包囲された城主が飛車を使い、城から30里外まで脱出したという[193]。しかし、飛車が実際に空を飛んだことを証明する遺物や設計図がない[194]

[編集] 韓国起源説発生理由

このような韓国起源説が、韓国及び韓国人コミュニティにおいて特異的に騙られる要因として、幾つかの分析が行われている。

ひとつには、朝鮮民族の民族性であるという考え方がある。韓国人の起源主張は外国文化だけではなく、東亜日報によればソウルの店には「元祖」を主張する看板だらけであり、「韓国人ほど元祖に拘って執着する民族も珍しい」という[195]

「韓国=世界一」という歴史観は韓国人に広く共有されており、これは歴史的に長いこと中国や日本の支配下にあったという劣等感の裏返しであるという解釈が水野俊平の著書などで行われている。

また、朝鮮半島は清朝末期までの長い期間中国朝廷の属国としての歴史が長く、中華文化を模倣することこそ正しいとする事大主義文化が続き、自国独自の文化を蔑んできた歴史があった。戦後独立により、国民国家形成と国際的な認知を得るための確固たる国家的独自性やアイデンティティーが存在していなかったため、既存の日本文化、特に既に世界に知られている侍、柔道、寿司などを韓国起源と主張することで、植民地期に築かれた日本に対する劣等感を克服し(克日)、国民のアイデンティティの形成と同時に海外からの認知を容易にいっぺんに得られるからであると考えられる[196](事大主義が強かった朝鮮半島では独自の文字であるハングルさえも、作られたのは15世紀だが一般に普及したのは日本併合時代である。戦後独自の国民アイデンティティの形成のために漢字教育を捨てハングルのみを用いるようになった)。

韓国起源説は庶民による自然発生的な側面だけでなく、国家により教育という手段で広められ、強化されるという側面もある。韓国の国定教科書初等学校(日本の小学校に相当)社会では、「わが民族の海外進出」の項目に以下のような記述が為されている[197]

  • 「百済の文化を日本に伝えてあげた王仁
  • 「(三国時代)わが先祖は発達したわが文化をとなりの日本にも教えてあげた」
  • 高句麗の文化を日本に伝えてあげた」
  • 「今も日本人は、王仁を日本文化の先生として崇めている」

(ちなみにこの「あげた」という言い方は朝鮮語においては「親が子供に、先生が生徒にといった目上の人が目下の人に使う表現」[198]である。)


またこの項目で日本に伝えたものとして紹介されている絵具儒教仏教なども元をたどればその殆どが中国インド起源であり、朝鮮半島起源ではない。だがそれらの文化の一部が朝鮮半島経由で日本に伝わったものがあることは事実である(ただし古代の日本と中国が直に交流していた事もまた後漢書東夷傳などの記述で明らかになっている)。

これらの多くも国定教科書にも「朝鮮半島起源」と書かれているわけではなく、正確に言えば「韓国『起源』説」の一つとは言えないが、中国には殆ど言及しておらず、ことさらに「民族」が強調され、あたかも日本文化の全てが朝鮮半島から伝わったものであるかのような誤解を助長している。また中学校国史教科書では、伝説的人物である檀君を、「史実」という言葉を用いて歴史上の人物としてあつかい、朝鮮半島の歴史が世界史上でもまれな古いものであるとしている(紀元前2333年から。中国最初の伝説的王朝夏王朝より250年、存在が確認されている最初の王朝より700年も古い)。さらに、2007年からは、高等学校国史教科書で檀君神話を「物語」ではなく「歴史的事実」として扱うことになった[199]。水野俊平は韓国教科書のこのような記述について、「日本人の目から見ると滑稽な『歴史歪曲』であるが、当事者にとってみれば『民族的自負心を高揚』させ、『民族的正当性と自負心を確立する』ための『歴史の再定義』なのである。当事者は歴史を歪曲しているというつもりはさらさらなく、むしろ歪曲された歴史を是正しているという使命感に酔いしれているのである」[200]と述べ、韓国起源説を含む韓国人の愛国心の高揚、アイデンティティ形成のための「日本偽史」活動のひとつと位置づけている。

[編集] 韓国起源説とは言えないもの

唐辛子
韓国政府傘下の組織(韓国学中央研究院および韓国食品研究院)が2009年2月18日に発刊した季刊誌『韓国の味・ハンオル』において、南米原産の唐辛子が、コロンブスがアメリカ大陸を発見する以前から朝鮮半島に存在していたと主張をはじめた[201]。記事中に「唐辛子が中央アメリカと日本を通じて韓半島に入ってきたということに疑問を持ち、15年前からこの問題を研究してきた」と記されている事から明らかに、キムチをはじめ韓国料理に必要不可欠な唐辛子が、日本経由で朝鮮半島に伝来した事を嫌がってのものと思われる。唐辛子はアメリカ大陸からクリストファー・コロンブスが1493年にスペインへ最初の唐辛子を持ち帰った後に世界に広まったといのが常識であり、したがって”中国にあった唐辛子”と称する物は胡椒、山椒の類で唐辛子ではない。
ドラえもん
上述のような起源説だけではなく、実際には単純に無知ゆえに勘違いしていたり類似文化を普及度で本家主張しているだけの場合もある。韓国起源説が日本でもよく知られるようになったことで、韓国が別に起源主張しているわけでないものまで韓国起源説として誤解されることがある。例えば、ユンソナが『ドラえもん』を韓国人が作ったキャラクターだと思っていたという事実を「ドラえもん韓国起源説」と認識した日本人もいるが、実際には現在韓国においてもドラえもんは日本のマンガとして扱われ、1994年から刊行が始まった正規出版の単行本では作者名Fujiko F Fujioと日本語名で書かれている。ユンソナがドラえもんを日本のマンガと知らなかったのは個人の知識の問題であり、確かに韓国では長い間ドラえもん等日本のマンガ、アニメがあたかも韓国製であるかのように改竄された海賊版が出回っていたが(『トンチャモン』)、それは起源主張ではなく韓国政府の日本文化排斥政策と著作権の問題であり、すでに世界に知られている日本文化を韓国が起源であると世界にアピールする韓国起源説とは異なる。

[編集] 韓国起源説捏造問題

韓国起源説に対する、日本や中国、台湾の注目度が高まったため、韓国国内でもそのことが報道されるようになった。

しかし、韓国起源説への注目が増す中、いくつかの報道によれば、近年中国や台湾では韓国起源説の捏造が行われているという。例えば、東亜日報が「製紙技術や印刷技術、羅針盤などはすべて、韓国のほうで発明されたもので、後日、中国の中原地域へと伝わった」というソウル大学の教授の説を掲載したとの報道が中国でなされたことについて、東亜日報は事実関係を否定しており、そのような主張をした朴ヒョブプン教授という人物は実在しないという。また、同社は、朝鮮日報が「成均館(ソンギュングァン)大学歴史学部の朴ブンギョン教授は、中華民国を建国した孫文は韓国系の人物だという論文を発表した」という記事を掲載したという中国での報道に関しても、事実関係を否定し、またそのような教授は存在していないと、中国が嫌韓感情を助長させるためにおこなった捏造であるとしている[202]。また、KBSと聯合ニュースは、人民日報が「ソウル大学の朴正秀教授が、漢字を韓国の文化として世界遺産に申請しようとしている」というニュースを報道したことについて、人民日報の誤報だと伝えた[203]。さらに、台湾で報道された、孔子、老子釈迦、孫文、万里の長城、豆乳の韓国起源説について、事実関係を完全否定し、「荒唐無稽な台湾メディア」「台湾メディアは最近1-2年でこんなとんでもない報道を相次いで行っている」と伝えた。また、別の記事では「でっちあげ」「事実歪曲」という言葉を用いて台湾メディアを批判した[204]。また、インターネット上では、わざと冗談目的で新たな韓国起源説が創造され、それがあたかも本当の報道であるかのように誤解され、流布されることもある[205][206]

現在、韓国起源説は、剣道のような世界的広まりを見せているものから、個人の妄想や、上記のような誤報とされるものまで様々あり、どれが本当に韓国国内で報道されたものなのか、どの程度信じられているものなのか等が多くの場合不透明なまま、ネット上で様々な情報が生まれている。また、面白がって捏造する者もおり、混乱に拍車が掛かっている状況である。

[編集] 注記

  1. ^ 例えば「韓国けったい本研究会」会員の大北章二は、韓国人観光客相手の旅行ガイドをしていた際、韓国人に多くの「歴史よもやま話」を聞かされ、その中には「韓国はアジア最古の超大国で、紀元前にはエジプトとならび称されたが、中国が記録を改ざんしてしまったので、証明できなくなった」とか、「日本の古代文化は全て韓国人が教えてやった。中国から直接伝わった文化なんぞ、島国の日本にあるはずがない。遣隋使や遣唐使の存在は、韓国をないがしろにしようとする日本右翼勢力のでっち上げだ」とかいうものもあったと述べている(野平俊水・大北章二 『韓日戦争勃発!?――韓国けったい本の世界』 文藝春秋、2001年。ISBN 4-16-357900-1 131-132頁)
  2. ^ 李明振 (2007年12月11日). “中国人は日本より韓国が嫌い=中国紙”. 朝鮮日報. http://s02.megalodon.jp/2008-0617-2042-10/www.chosunonline.com/article/20071211000008 2008年7月13日 閲覧。. 
  3. ^ “毎日新聞2008年1月11日朝刊一面余禄”. 毎日新聞(. 2008年1月11日). http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20080111k0000m070144000c.htm. [リンク切れ]「韓国の網民の間では『孔子は韓民族の出身である。有名な美人の西施もそうだ』『印刷術や火薬を発明したのはわが韓民族だ』と自国中心の歴史解釈が盛んで、これに中国の網民が反発しているのだそうだ」
  4. ^ "大韓柔道会(Korea Judo Association)の公式サイト" (朝鮮語). 2008年7月13日 閲覧。
  5. ^ "韓合気道会(Korea Aikido Federationの公式サイト" (朝鮮語). 2008年7月13日 閲覧。
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  7. ^ "憂慮すべき韓国の夢想自大主義". 大礒正美研究室 大礒正美コラム「よむ地球きる世界」 (2006年1月14日). 2008年7月13日 閲覧。
  8. ^ 例えば日本で明治時代に木村鷹太郎が『海洋渡来日本史』(木村鷹太郎 (1981年). 海洋渡来日本史. 日本シエル出版. [1])において日本人は古代エジプト人であり、古代ギリシャ人であり、古代ローマ人でもあってかっては世界を統一した大文明を築いていたと主張していたりジンギスカン源義経であるという伝説があったり、イランが「世界初のアニメーション発見」(“First Animation of the World Found In Burnt City, Iran” (英語). Persian Journal(. 2004年12月30日). http://www.iranian.ws/cgi-bin/iran_news/exec/view.cgi/2/5191 2008年7月14日 閲覧。.  [2])を主張していたりする
  9. ^ 韓国政府、経営難の新聞12社に公的資金投入検討 Chosun Online 朝鮮日報
  10. ^ a b "しょう油の起源は韓国?? 日本メーカーびっくり". J-CASTニュース (2008年6月05日). 2008年7月13日 閲覧。
  11. ^ 韓国国定歴史教科書
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  13. ^ 초등 4~6학년 교과서, 단일민족・혈통 지나치게 강조 (朝鮮語). 京郷新聞(. 2007年8月21日). http://s02.megalodon.jp/2008-0617-2046-02/news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=200708212359521&code=940401 2008年7月14日 閲覧。. 小学校の教科書、自民族の優秀性を過度に強調。特に「日本人は文化的に劣等」と一貫して記述。
  14. ^ 초등교과서, 고려때 ‘23만 귀화’ 언급도 안해 (朝鮮語). 京郷新聞(. 2007年8月21日). http://news.empas.com/show.tsp/cp_kh/20070821n11817/?kw=%C0%CF%BA%BB%20%3Cb%3E%26%3C%2Fb%3E 2008年7月14日 閲覧。. 小学校の教科書、他文化を見下し偏見を助長~「日本人が半島に住んでいたら滅んでいた。
  15. ^ 国定韓国高等学校歴史教科書 V近世社会の発達倭乱の影響
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  17. ^ 遣隋使、遣唐使、日明貿易など
  18. ^ 本ページ韓国起源説発生理由も参照
  19. ^ 斎藤吉久. “日韓歴史認識の埋め難き溝--韓国『反日』教科書の凄まじさ”. 神社新報 (平成13年4月16日号). 2008年7月14日 閲覧。
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[編集] 関連項目

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[編集] 外部リンク

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