海岸段丘

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室戸岬北西の海岸段丘の空中写真(1975年撮影、国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成)。
段丘面(畑地)と、深く侵食された谷との対比が分かる。
三陸海岸北部の鵜ノ巣断崖岩手県田野畑村)。
段丘崖が海面からせり上がっている例。

海岸段丘(かいがんだんきゅう、coastal terrace)、または、海成段丘(かいせいだんきゅう、marine terrace)とは、海岸線に発達した階段状の地形

地形の形成[編集]

隆起地帯に発達した地形であり、海水準変動と地盤隆起の組み合わせにより形成された。そのため、プレートの複雑な、地震の多い地域でも多くみられる段丘である。段丘面はかつての汀線部であり、段丘崖はかつての海食崖にあたる。形成された段丘面・段丘崖は隆起運動により高位に移動し、新しい汀線に沿って新規の段丘面・段丘崖が形成される。このため、高位の段丘面・段丘崖ほど形成時期が古くなっている。

特殊な海岸段丘の例としては、パプアニューギニアヒュオン半島に発達したものがあげられる。この地域は隆起速度が速く、また汀線部にサンゴ礁が発達するため、数多くのサンゴ段丘面が形成されている。

海岸段丘の例[編集]