水無川

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日照りにより渇水した川

水無川(みずなしがわ)は、増水時には水が流れるが、通常は伏流水になるなどして地表を水が流れない川のこと。砂漠地帯のものは「ワジ」とも呼ばれる。

日本では、用語だけでなく川の固有名詞としても用いられ、「水無川」の名が付く川は日本各地にある。

水無川の一覧[編集]

北海道地方[編集]

東北地方[編集]

関東地方から北陸地方まで[編集]

東海地方から山陽地方まで[編集]

九州地方[編集]

沖永良部島を始めとし、南西諸島の多くの島々に分布する琉球石灰岩の地帯には、特に多い。

その他[編集]

  • 中原中也1933年8月14日発表の詩『蝉』にも中国にある「水無河原」と言う架空の河川名が登場する。
  • 一般的に砂地でありテントの寝心地が良くまたカーブの外側を掘ると水が湧くこともあるが、数十キロ~百数キロ上流の雨に流されることもあり、水無川そのものにキャンプを張るのは危険である。