リーズ・ユナイテッドAFC

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リーズ・ユナイテッドAFC
原語表記 Leeds United Association Football Club
愛称 ホワイツ(The Whites)
ユナイテッド(United)
ピーコックス(The Peacocks)
クラブカラー
創設年 1919年
所属リーグ フットボールリーグ
所属ディビジョン チャンピオンシップ
ホームタウン リーズ
ホームスタジアム エランド・ロード
収容人数 40,242
代表者 イタリアの旗 マッシモ・チェッリーノ
監督 イングランドの旗 デイヴィッド・ホッカデイ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ
エランド・ロード

リーズ・ユナイテッドAFCLeeds United Association Football Club)は、イングランドリーズに本拠地を置くサッカークラブチーム。1904年に創設されたリーズ・シティ(Leeds City)がチームの不正疑惑でFA登録を抹消され、引き継ぐ形で1919年に創設。トップディビジョンがプレミアリーグと呼ばれる様になる前の最後の優勝クラブである。

概要[編集]

チーム創設後、幾度かの昇降格を含む浮沈を繰り返しながら、イングランドの強豪として君臨しリーグ優勝を3度経験する。 プレミアリーグ創設後もしばらく強豪として認知され、1995-96シーズンのUEFAカップはベスト8まで登りつめ特にデイヴィッド・オレアリー監督が率いた1990年代後半は「ヤング・リーズ」と呼ばれてプレミアリーグでもしばしば優勝争いを演じた。2000-01シーズンのUEFAチャンピオンズリーグではベスト4に進出するなど大躍進するが、大掛かりな金満補強がたたって財政難に陥り、リオ・ファーディナンド(現マンチェスター・ユナイテッドジェイムズ・ミルナー(現マンチェスター・シティ)らの主力や若手有望選手を次々と放出せざるをえず、03-04シーズンにチャンピオンシップ(2部に相当)降格。以来、今日までプレミアリーグから姿を消している。

2005年、過去にチェルシーFCを1ポンドで買収した経歴のあるケン・ベイツが1000万ポンドでリーズを買収し会長に就任。負債の減額に努め建て直しを図っていたが、2007年5月4日、約84億円の負債を抱えて破産を申請しこれに伴い勝ち点が剥奪されたため、シーズン終了を待たずにリーグ1(3部リーグ)へ降格されることが決定した。クラブはベイツ会長が代表の新運営会社に売却され、再建を目指した。しかし同年6月には選手の給料さえ払うことが不可能になったため、07-08シーズンは、リーグ1で勝ち点-15からのスタートとなった。

3シーズンの間リーグ1に在籍した後、10-11シーズンは再びフットボールリーグ・チャンピオンシップへの昇格が決まった。その後も暫くは慢性的な財政難は変わらず、選手をプレミアリーグやフランス・リーグアン等のクラブへ無償・有償問わず、放出する事態が相次いだ。

2012年11月、いくつかのオファーの末にドバイのGFHキャピタルが£21mでリーズ・ユナイテッドを買収した事をクラブは正式発表した。しかし、以前よりサポーターから強く退任を要求されていたケン・ベイツはシーズン終了まで会長を務めた後、引き続き理事長として今後もクラブに残る事が公表され、サポーターの信用を少なからず失ってしまう。平均2万6千人ほどの集客があったホームゲームの観衆も平均を大きく下回リ、集客が下がる遠因となってしまった。これを危惧したGFHキャピタルはケン・ベイツの強制退任を行ったり、意見交流会を積極的に開く一方、Twitterなどのソーシャルメディアを駆使してファンとの意見交流を図っていた。

2014年2月7日、クラブはイタリア人の富豪マッシモ・チェリーノ氏がリーズ・ユナイテッドを買収すると発表した。セリエAカリアリ・カルチョの親会社であり、チェリーノが運営するエレオノラ・スポーツが株式の75%を取得することが発表された。買収は2月に公表されたものの、チェリーノが他問題によりイタリアで訴訟されていた事が英国内で懸念され、クラブの買収手続きは潤滑に行かなかった。一度はフットボールリーグに買収を否決されたが、勅撰弁護士によって判決が覆り、許可が下りた。数ヶ月の時間を掛けたチェリーノは、4月にフットボールリーグから正式に承認を受けて新オーナーに就任。買収額は推定5000万ユーロと言われる。チェリーノの買収後も、多くの金銭問題が明らかになる。特に前オーナーであるGFHキャピタルの役員報酬が大きかったことも深く関係しており、それが全ての原因では無いが一時は選手への給料を待ってもらうほど困窮した。リーズ買収後のチェリーノは、数十年に渡りオーナーを務めてきたカリアリを売却している。

プライド・オブ・ヨークシャー[編集]

リーズはサポーターがイングランドでも過激なことで有名である。リーズがヨークシャー地域を代表するクラブであるとの強い誇りを持っていて、同じくヨークシャーを拠点とするハル・シティ、ブラッドフォード、シェフィールド等とはライバル関係にある。これらの主張はフーリガングループのLeeds Service Crew等を中心に展開されていて、他チームサポーターとも数々の抗争劇を起こしている。特にマンチェスター・ユナイテッド(薔薇戦争以来の地域間対立により、「Roses derby」ということもある)やミルウォールとはファン同士の衝突が激しく、リーズファンによってアウェイサポーターを乗せたバスが取り囲まれ破壊されたり、襲撃事件が発生している。2000年のUEFA杯でのトルコガラタサライのホームタウンであるイスタンブルでは試合前日にリーズ、ガラタサライの両サポーター間で激しい衝突が起こり、リーズサポーターに死者が出る悲劇が起き、現在もクラブから絶えず哀悼の意が表され続けている。この事件以来、ガラタサライはリーズサポーターから恨みを買うこととなり、いまなお遺恨が続いている。

リーズ・ファンには、リーズ・サルートと呼ばれる独特のポーズがある。これはクラブへの愛情と地域への誇りを示す敬礼であり、握り拳を胸の辺りに掲げて行う。ファンのみならず選手の中にも行う者が居る。退団した元リーズの選手が、古巣のファンに対して敬意を示す時にも多く見られる。

大都市であるリーズだが、街にあるプロサッカークラブはリーズユナイテッド1つしかない事もあって、市民から高い支持を受けている事で知られる。古くから代々続く筋金入りのファンや、近隣などから駆け付けるファンも多い。だがリーズサポーターによる相手選手への襲撃事件が起きることがあり(近年で有名なのは2012年10月のシェフィールド・ウェンズデイ戦)、イギリス国内では「粗暴」であるというイメージを持つ者も少なくない。

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

  • リーグ:3回
    • 1968-1969, 1973-1974, 1991-1992

国際タイトル[編集]

過去の成績[編集]

シーズン ディビジョン FAカップ リーグ
カップ
欧州カップ / その他
リーグ 試合数 得点 失点 勝ち点 順位
1973-74 ディビジョン1 42 24 14 4 66 31 62 1位 5回戦敗退 2回戦敗退 UEFAカップ 3回戦敗退
1974-75 ディビジョン1 42 16 13 13 57 49 45 9位 6回戦敗退 4回戦敗退 チャリティ・シールド 準優勝
UEFAチャンピオンズカップ 準優勝
1975-76 ディビジョン1 42 21 9 12 65 46 51 5位 4回戦敗退 3回戦敗退
1976-77 ディビジョン1 42 15 12 15 48 51 42 10位 準決勝敗退 2回戦敗退
1977-78 ディビジョン1 42 18 10 14 63 53 46 9位 3回戦敗退 準決勝敗退
1978-79 ディビジョン1 42 18 14 10 70 52 50 5位 4回戦敗退 準決勝敗退
1979-80 ディビジョン1 42 13 14 15 46 50 40 11位 3回戦敗退 2回戦敗退 UEFAカップ 2回戦敗退
1980-81 ディビジョン1 42 17 10 15 39 47 44 9位 3回戦敗退 2回戦敗退
1981-82 ディビジョン1 42 10 12 20 39 61 42 20位 4回戦敗退 2回戦敗退
1982-83 ディビジョン2 42 13 21 8 51 46 60 8位 4回戦敗退 3回戦敗退
1983-84 ディビジョン2 42 16 12 14 55 56 60 10位 3回戦敗退 3回戦敗退
1984-85 ディビジョン2 42 19 12 11 66 43 69 7位 3回戦敗退 3回戦敗退
1985-86 ディビジョン2 42 15 8 19 56 72 53 14位 3回戦敗退 3回戦敗退 フルメンバーズカップ グループステージ敗退
1986-87 ディビジョン2 42 19 11 12 58 44 68 4位 準決勝敗退 2回戦敗退 フルメンバーズカップ 1回戦敗退
1987-88 ディビジョン2 44 19 12 13 61 51 69 7位 3回戦敗退 3回戦敗退 フルメンバーズカップ 2回戦敗退
1988-89 ディビジョン2 46 17 16 13 59 50 67 10位 4回戦敗退 3回戦敗退 フルメンバーズカップ 2回戦敗退
1989-90 ディビジョン2 46 24 13 9 79 52 85 1位 3回戦敗退 2回戦敗退 フルメンバーズカップ 4回戦敗退
1990-91 ディビジョン1 38 19 7 12 65 47 64 4位 4回戦敗退 準決勝敗退 フルメンバーズカップ 北セクション決勝敗退
1991-92 ディビジョン1 42 22 16 4 74 37 82 1位 3回戦敗退 5回戦敗退 フルメンバーズカップ 2回戦敗退
1992-93 プレミア 42 12 15 15 57 62 51 17位 4回戦敗退 3回戦敗退 チャリティ・シールド 優勝
UEFAチャンピオンズリーグ 2回戦敗退
1993-94 プレミア 42 18 16 8 65 39 70 5位 4回戦敗退 2回戦敗退
1994-95 プレミア 42 20 13 9 59 38 73 5位 5回戦敗退 2回戦敗退
1995-96 プレミア 38 12 7 19 40 57 43 13位 6回戦敗退 準優勝 UEFAカップ 2回戦敗退
1996-97 プレミア 38 11 13 14 28 38 46 11位 5回戦敗退 3回戦敗退
1997-98 プレミア 38 17 8 13 57 46 59 5位 6回戦敗退 4回戦敗退
1998-99 プレミア 38 18 13 7 62 34 67 4位 5回戦敗退 4回戦敗退 UEFAカップ 2回戦敗退
1999-2000 プレミア 38 21 6 11 58 43 69 3位 5回戦敗退 4回戦敗退 UEFAカップ 準決勝敗退
2000-01 プレミア 38 20 8 10 64 43 68 4位 4回戦敗退 3回戦敗退 UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝敗退
2001-02 プレミア 38 18 12 8 53 37 66 5位 3回戦敗退 4回戦敗退 UEFAカップ 4回戦敗退
2002-03 プレミア 38 14 5 19 58 57 47 15位 6回戦敗退 3回戦敗退 UEFAカップ 3回戦敗退
2003-04 プレミア 38 8 9 21 40 79 33 19位 3回戦敗退 3回戦敗退
2004-05 チャンピオン 46 14 18 14 49 52 60 14位 3回戦敗退 3回戦敗退
2005-06 チャンピオン 46 21 15 10 57 38 78 5位 3回戦敗退 3回戦敗退
2006-07 チャンピオン 46 13 7 26 46 72 36[1] 24位 3回戦敗退 3回戦敗退
2007-08 リーグ1 46 27 10 9 72 38 76[2] 5位 1回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション準々決勝敗退
2008-09 リーグ1 46 26 6 14 77 49 84 4位 2回戦敗退 4回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 2回戦敗退
2009-10 リーグ1 46 25 11 10 77 44 86 2位 4回戦敗退 3回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション決勝敗退
2010-11 チャンピオン 46 19 15 12 81 70 72 7位 3回戦敗退 2回戦敗退
2011-12 チャンピオン 46 17 10 19 65 68 61 14位 3回戦敗退 3回戦敗退
2012-13 チャンピオン 46 17 10 19 57 66 61 13位 準々決勝敗退 5回戦敗退
2013-14 チャンピオン 46 16 9 21 59 67 57 15位

現所属メンバー[編集]

2014年9月2日現在
No. Pos. 選手名
1 イタリアの旗 GK マルコ・シルヴェストリ
2 イングランドの旗 DF サム・バイラム
3 イングランドの旗 DF スティーヴン・ウォーノック
4 ジャマイカの旗 MF ロドルフ・オースティン (Captain sports.svg)
5 イタリアの旗 DF ジュゼッペ・ベッルーシ
6 イングランドの旗 DF ジェイソン・ピアース (副主将)
7 イングランドの旗 MF ルーク・マーフィー
8 イングランドの旗 FW ビリー・シャープ
9 ブラジルの旗 MF アドリアン
10 アイルランドの旗 FW ノエル・ハント
11 アイルランドの旗 MF アイディ・ホワイト
12 スイスの旗 DF ガエタノ・ベラルディ
13 イングランドの旗 GK スチュアート・テイラー
14 イタリアの旗 MF トマーゾ・ビアンキ
15 イングランドの旗 DF スコット・ウートン
16 イングランドの旗 FW ニッキー・アジョゼ
18 イングランドの旗 MF マイケル・トング
No. Pos. 選手名
19 ウェールズの旗 FW スティーヴ・モリソン
20 イングランドの旗 MF デイヴィッド・ノリス
21 イングランドの旗 DF チャーリー・テイラー
22 イングランドの旗 MF ザク・トンプソン
23 イングランドの旗 MF ルイス・クック
24 イングランドの旗 MF クリス・ドーソン
25 イングランドの旗 DF ロス・キロック
26 パラグアイの旗 FW ブリアン・モンテネグロ
27 イングランドの旗 MF アレックス・モウワット
28 イングランドの旗 MF キャメロン・スチュワート
29 セネガルの旗 FW スレイマン・ドゥカーラ
30 イングランドの旗 GK アレックス・カーンズ
31 スロベニアの旗 MF ザン・ベネディシッチ
32 スコットランドの旗 DF リアム・クーパー
33 デンマークの旗 MF カスパー・スロー
34 イタリアの旗 FW ミルコ・アンテヌッチ
35 イタリアの旗 DF ダリオ・デル・ファブロ
ローン移籍選手
in
No. Pos. 選手名
9 ブラジルの旗 MF アドリアン (フラメンゴ)
26 パラグアイの旗 FW ブリアン・モンテネグロ (ナシオナル)
No. Pos. 選手名
31 スロベニアの旗 MF ザン・ベネディシッチ (ミラン)
35 イタリアの旗 DF ダリオ・デル・ファブロ (カリアリ)
out
No. Pos. 選手名

2014-15シーズン移籍[編集]

歴代監督[編集]

歴代所属選手[編集]

GK[編集]

DF[編集]

MF[編集]

FW[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 勝ち点10が剥奪
  2. ^ 勝ち点15が剥奪

外部リンク[編集]