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真岡市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
もおかし ウィキデータを編集
真岡市
真岡市旗 真岡市章
真岡市旗 真岡市章
1954年12月20日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 栃木県
市町村コード 09209-6
法人番号 4000020092096 ウィキデータを編集
面積 167.34km2
総人口 76,714[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 458人/km2
隣接自治体 宇都宮市下野市小山市芳賀郡芳賀町市貝町益子町河内郡上三川町
茨城県筑西市桜川市
市の木 ケヤキ
市の花 ワタ
市の鳥 ヒバリ
真岡市役所
市長 石坂真一
所在地 321-4395
栃木県真岡市荒町5191番地
北緯36度26分26秒 東経140度00分48秒 / 北緯36.44042度 東経140.01339度 / 36.44042; 140.01339座標: 北緯36度26分26秒 東経140度00分48秒 / 北緯36.44042度 東経140.01339度 / 36.44042; 140.01339
真岡市役所
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

真岡市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

真岡市(もおかし)は、栃木県の南東部に位置する。旧芳賀郡。1954年(昭和29年)市制施行。

概要

[編集]

芳賀郡に当たる地域の中心で、農業・商業・工業のバランスがとれた都市である[1]。真岡市街は、宇都宮市中心部から南東へ、概ね15キロメートルから20キロメートルの範囲に収まる。また、宇都宮市への通勤率は11.0パーセントである[2]

現代仮名遣いによる「真岡」のひらがな表記は「もおか」、発音は「モーカ」[3]、真岡市の英語表記はMoka Cityである。なお真岡駅のひらがな表記は「もうか」だったが、1988年にJR真岡線真岡鐵道に転換された際に「もおか」に変更された。

地名の「真岡(もおか)」の由来について、市街の中心部にあたる「台町」一帯の丘は、かつて、沼や沢で覆われ、水鳥たちの生息地になっていて、台地にそびえる松などの木々には、鶴が飛来し、その舞い飛ぶ様があまりにも美しいので人々はいつからか、「ツルの舞う丘」、「舞丘(まいおか)」と呼ぶようになって、舞丘が「もうか」といわれるようになり、「真岡」と書かれるようになったという説がある[4]

地理

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  • 同県の南東部、関東平野の北のはずれにある。東京からは、およそ100kmの距離。西から鬼怒川低地、真岡台地、五行川低地が連なり、低地域では稲作が盛んである。市の東部は標高 150 - 280m 程度の八溝山地の一端がかかる。
2022年(令和4年)撮影の真岡市中心部周辺の空中写真。同年5月19日撮影の10枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

隣接する自治体

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気候

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真岡市
雨温図説明
123456789101112
 
 
26
 
8
-5
 
 
46
 
8
-4
 
 
88
 
12
0
 
 
104
 
18
6
 
 
140
 
22
11
 
 
156
 
24
16
 
 
150
 
28
20
 
 
163
 
30
21
 
 
202
 
25
18
 
 
118
 
20
10
 
 
63
 
15
3
 
 
25
 
10
-2
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[1]
インペリアル換算
123456789101112
 
 
1
 
46
24
 
 
1.8
 
47
25
 
 
3.5
 
53
32
 
 
4.1
 
64
42
 
 
5.5
 
71
53
 
 
6.1
 
76
61
 
 
5.9
 
82
68
 
 
6.4
 
85
70
 
 
8
 
78
64
 
 
4.6
 
69
51
 
 
2.5
 
59
38
 
 
1
 
51
28
気温(°F
総降水量(in)

鳩山町とともに関東平野では最も冷え込む場所で、1月の平均最低気温は-4.8℃である。冬の晴れた朝には-10℃を下回ることもある。

真岡(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 17.7
(63.9)
22.9
(73.2)
25.6
(78.1)
30.2
(86.4)
34.5
(94.1)
37.6
(99.7)
37.6
(99.7)
38.2
(100.8)
36.1
(97)
33.6
(92.5)
24.4
(75.9)
24.2
(75.6)
38.2
(100.8)
平均最高気温 °C°F 8.5
(47.3)
9.6
(49.3)
13.1
(55.6)
18.5
(65.3)
23.0
(73.4)
25.7
(78.3)
29.4
(84.9)
30.9
(87.6)
27.0
(80.6)
21.4
(70.5)
15.9
(60.6)
10.8
(51.4)
19.5
(67.1)
日平均気温 °C°F 1.6
(34.9)
2.8
(37)
6.6
(43.9)
11.9
(53.4)
17.2
(63)
20.7
(69.3)
24.4
(75.9)
25.5
(77.9)
21.8
(71.2)
15.9
(60.6)
9.5
(49.1)
3.9
(39)
13.5
(56.3)
平均最低気温 °C°F −4.8
(23.4)
−3.6
(25.5)
0.1
(32.2)
5.5
(41.9)
11.8
(53.2)
16.6
(61.9)
20.7
(69.3)
21.6
(70.9)
17.8
(64)
11.1
(52)
3.6
(38.5)
−2.3
(27.9)
8.1
(46.6)
最低気温記録 °C°F −13.7
(7.3)
−12.9
(8.8)
−9.0
(15.8)
−5.2
(22.6)
0.4
(32.7)
6.9
(44.4)
11.9
(53.4)
12.5
(54.5)
5.1
(41.2)
−1.0
(30.2)
−5.9
(21.4)
−10.6
(12.9)
−13.7
(7.3)
降水量 mm (inch) 34.7
(1.366)
37.3
(1.469)
80.4
(3.165)
109.8
(4.323)
134.2
(5.283)
147.1
(5.791)
182.9
(7.201)
141.2
(5.559)
184.0
(7.244)
152.1
(5.988)
67.1
(2.642)
39.4
(1.551)
1,306.2
(51.425)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 4.0 4.8 8.8 10.2 11.2 13.4 13.1 10.7 11.8 9.9 6.6 4.7 109.2
平均月間日照時間 205.3 194.3 192.4 182.9 187.1 132.4 144.9 169.2 131.5 143.7 165.0 192.0 2,044
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[5]

歴史

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  • 旧石器時代:磯山遺跡
  • 縄文時代:市内各所に遺跡あり。特に五行川に流れ込む小河川によって形作られる舌状台地上に分布する。
  • 弥生時代:集落遺跡や土器散布地が多数見られる。
  • 古墳時代:瓢箪塚古墳、稲荷山古墳(方形周溝墓が検出、高勢町に公園として整備)、鶏塚古墳
  • 奈良時代:中村廃寺(倉庫址が出土 廃寺ではない)、大内廃寺、かつては中村地区に条里制遺構が残っていた。
  • 鎌倉時代:中村城跡(現遍照寺、方形の土塁・堀が見られる)
  • 室町時代:宇都宮氏の家臣芳賀氏がこの地方を治める。
  • 安土桃山時代:天文13年(1544年)、常陸下館城水谷蟠龍斎正村によって宇都宮家臣中村日向入道玄角が拠る中村城が落城、中村十二郷が下館領となる。宇都宮氏の取りつぶしにより芳賀氏の支配が終わる。
  • 江戸時代:当初大名が入所したが、のちに天領になる。真岡代官所(真岡陣屋)配置。旗本の知行所も点在。後期は、荒廃した知行所再興の為、小田原藩大久保忠真から派遣された二宮尊徳が、桜町陣屋、東郷陣屋にて報徳仕法を施す。
  • 明治時代:郡役所が設置(明治以前は下野国芳賀郡であった)。1912年には下館と真岡の間に鉄道が敷設される。
  • 大正時代:鉄道が茂木まで延伸される。
  • 昭和時代:第二次世界大戦中、市街地南部に疎開企業として日本蓄音機(コロムビア)が進出。1954年3月に真岡町、山前村大内村中村の一町三村が合併し、同年10月に真岡市となる。
  • 平成時代:2009年3月23日、隣接する二宮町を編入。

行政区域変遷

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  • 変遷の年表
真岡市市域の変遷(年表)
月日 現真岡市市域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の町村が発足[6][7]
  • 旧真岡市
    • 真岡町 ← 真岡荒町・真岡田町・真岡台町・真岡熊倉町・東郷村・西郷村・中郷村・亀山村・上高間木村・
      西高間木村・下高間木村
    • 山前村 ← 小林村・南高岡村・島村・東大島村・須釜村・道祖土村・君島村・青谷村・八條村・西田井村・
      鶴田村・東沼村・西沼村・根本村
    • 大内村 ← 飯貝村・京泉村・田島村・原町新田・赤羽村新田・清水村・上大田和村・堀内村・下大田和村・
      下籠谷村・上鷺谷村・下鷺谷村
    • 中村 ← 八木岡村・伊勢崎村・勝瓜村・南中村・若旅村・寺内村・粕田村・寺分村・上大沼村・大沼村・
      下大沼村・加倉村・長田村・茅堤村・小橋村・柳林村
  • 二宮村
    • 久下田町 ← 谷田貝町・南長島村・程島村・境村・石島村・大根田村・阿部品村・下大曽
    • 長沼村 ← 上大曽村・堀込村・太田村・大道泉村・西大島村・上江連村・鷲巣村・古山村・青田村・砂ケ原村・
      上谷貝村・谷貝新田
    • 物部村 ← 物井村・横田村・高田村・反町村・根小屋村・三谷村・水戸部村・沖村・鹿村・大和田村・阿部岡村
1954年(昭和29年) 3月31日 真岡町・山前村・大内村・中村が合併し真岡町が発足。
5月3日 久下田町・長沼村・物部村とともに合併し二宮町が発足。久下田町は消滅。
10月1日 真岡町は市制施行し真岡市になる。
2009年(平成21年) 3月23日 二宮町が真岡市に編入される。
  • 変遷表
真岡市市域の変遷表
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
真岡荒町 真岡町 昭和29年3月31日
真岡町
昭和29年10月1日
市制
真岡市 真岡市
真岡田町
真岡台町
荒町の一部 明治15年
真岡熊倉町
田町の一部
台町の一部
東郷村
西郷村
中郷村
亀山村
上高間木村
西高間木村
下高間木村
小林村 明治7年
小林村
山前村
沖杉新田
高岡村 明治12年
南高岡村
島村
大島村 明治12年
東大島村
須釜村
道祖土村
君島村
青谷村
八條村
西田井村
鶴田村
東沼村
西沼村
根本村
飯貝村 大内村
京泉村
田島村
原町新田
赤羽村新田
清水村
上大田和村
堀内村
下大田和村
下籠谷村
上鷺谷村
下鷺谷村
八木岡村 中村
伊勢崎村
勝瓜村
中村 明治12年
南中村
若旅村
寺内村
粕田村
寺分村
上大沼村
大沼村
下大沼村
加倉村
長田村
茅堤村
小橋村
柳林村
谷田貝町 久下田町 昭和29年5月3日
二宮町
平成21年3月23日
真岡市に編入
長島村 明治12年
南長島村
程島村
境村
石島村
大根田村
阿部品村
下大曽村
上大曽村 長沼村
堀込村
太田村
大道泉村
大島村 明治12年
西大島村
上江連村
鷲巣村
古山村
青田村
砂ケ原村
上谷貝村
谷貝新田
物井村 物部村
横田村
高田村 明治元年
高田村
高田反町村新田
反町村
根小屋村
三谷村
水戸部村
沖村
鹿村 明治7年
鹿村
下村
大和田村
阿部岡村

人口

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真岡市と全国の年齢別人口分布(2005年) 真岡市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 真岡市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
真岡市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 57,035人
1975年(昭和50年) 64,424人
1980年(昭和55年) 69,967人
1985年(昭和60年) 74,551人
1990年(平成2年) 79,228人
1995年(平成7年) 80,643人
2000年(平成12年) 81,530人
2005年(平成17年) 83,002人
2010年(平成22年) 82,289人
2015年(平成27年) 79,539人
2020年(令和2年) 78,190人
総務省統計局 国勢調査より


行政

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  • (旧)真岡町長
氏名 就任 退任 備考
1 坂入重郎 1889年(明治22年) 1890年(明治23年)
2 大島東太郎 1891年(明治24年) 1892年(明治25年)
3 坂入重郎 1893年(明治26年) 1904年(明治37年)
4 楡井謙吉 1905年(明治38年)10月27日 1913年(大正2年)8月6日
5 久保六平 1913年(大正2年)9月15日 1914年(大正3年)9月11日
6 神田道堅 1914年(大正3年)9月28日 1926年(大正15年)9月30日
7 飯田源次郎 1926年(大正15年)10月1日 1930年(昭和5年)9月30日
8 高松甚一郎 1930年(昭和5年)10月1日 1934年(昭和9年)9月30日
9 飯野源次郎 1934年(昭和9年)10月8日 1938年(昭和13年)10月7日
10 鈴木竹蔵 1938年(昭和13年)10月24日 1942年(昭和17年)10月23日
11 岡部完介 1942年(昭和17年)10月24日 1944年(昭和19年)8月21日
12 石川清次郎 1944年(昭和19年)10月16日 1945年(昭和20年)11月21日
13 小菅彦四郎 1945年(昭和20年)12月21日 1946年(昭和21年)12月5日
14 飯山貞三郎 1947年(昭和22年)4月6日 1950年(昭和25年)11月16日
15 神保房吉 1950年(昭和25年)12月21日 1954年(昭和29年)3月30日
氏名 就任 退任 備考
1 菊地幸作 1954年(昭和29年)5月10日 1962年(昭和37年)5月9日 1954年10月1日から市長
2 岩崎純三 1962年(昭和37年)5月10日 1977年(昭和52年)5月14日
3 中里精 1977年(昭和52年)5月15日 1981年(昭和56年)5月14日
4 菊地恒三郎 1981年(昭和56年)5月15日 2001年(平成13年)5月14日
5 福田武隼 2001年(平成13年)5月15日 2009年(平成21年)5月14日
6 井田隆一 2009年(平成21年)5月15日 2017年(平成29年)5月14日
7 石坂真一 2017年(平成29年)5月15日 現職
  • (旧)真岡町長の出典:『栃木県町村合併誌 第一巻』, p. 261-262
  • 真岡市(町)長の出典:『日本の歴代市長 第一巻』, p. 613-615、歴代の真岡市長(真岡市ホームページ)
真岡市役所(前庁舎)

議会

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定数:21[8]

衆議院

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選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
栃木県第4区(真岡市、小山市下野市(旧石橋町国分寺町)、栃木市(旧大平町藤岡町都賀町岩舟町域)、芳賀郡下都賀郡 佐藤勉 自由民主党 9 選挙区

行政機関 ・司法機関など

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警察

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消防

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その他

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経済

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地場産業としては、酒造や真岡木綿がある。造り酒屋は数軒存在したが現在は1社のみである。江戸時代、この地が集散地となった真岡木綿は最盛期37万反を産したが、開国にともなう海外木綿の流入により明治以降は生産量が激減し、農家の自家消費程度の生産しかされなくなった。近年、真岡木綿の復興が図られかつての経験者により技術伝承の努力がなされている。技術支援に足利の繊維産業従事者の支援を受けている。製品は物産会館などで購入することができる。

工業
昭和30年代より内陸型の工業団地が計画され造成が進んだ。立地としては、当時農業以外に産業が少なく農家の次男、三男などの余剰労働力を多く抱え過疎化が進行していたこと。広範囲に平地林(雑木林)が存在したが、エネルギー革命(薪炭革命)や化学肥料の普及により枯れ葉の堆肥化や薪炭の利用がされず造成適地として残っていたこと。鬼怒川が近くを流れ工業用水を得やすかったこと。東京から100キロ圏内で製品輸送の便がよかったことなどにより、折からの高度経済成長に乗って多数の工場が進出してきた。市西部の台地に進出した企業は、隣町の上三川町日産の栃木工場、芳賀町ホンダの栃木研究所があることから自動車の関連企業が多い。他に電子機器工作機械非鉄金属(アルミ圧延)、食品加工などの工場も立地している。地元真岡市から工業団地に入った企業は当初2社と少ない。現在第4・第5工業団地を造成している。
商業
地方都市として小規模な商店街が中心部にある。昭和40年代から大規模小売店が進出、その後駅西の区画整理事業地内に広大な駐車場をそなえた郊外型の総合スーパーベイシア真岡店[注釈 1])が進出した。都市計画道路沿いを中心に専門店も進出している。市中心部の個人商店を中心とした商店街は、店を閉めた所が何軒かあるが、シャッター街も寂れた町並みもなく、市の商業地区全体としては洋風の建物が多い綺麗な街並みとなっている。大型店に対抗して地元商店が商業協同組合によるショッピングセンターを建設したが、そのほとんどが閉店、現在は北真岡地区に一店舗を残すのみである。2005年夏に日本コロムビア(子会社)の工場跡地にイオンスーパーセンター真岡店がオープンした。
農業
耕地は水田が主である。作物としてはのほか、イチゴなすメロンなど。真岡市が芳賀地区の中心となっているため「JAはが野」の本所や集荷施設なども存在している。JAはが野はイチゴだけで90億円以上を販売しており、主な栽培品種は、とちおとめスカイベリーとちあいか(栃木i37号)である[9]。施設園芸作物の生産は盛んである。2023年に「とちおとこ」という県産バナナが発売された[10]

工業団地

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第一、第二、第三は国道408号沿線に、第四は国道294号沿線に、第五は北関東自動車道真岡ICに隣接して造成。

真岡市に本社を置く主な企業

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姉妹都市・提携都市

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市のシンボル

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地域

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町名一覧

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真岡地区

[編集]
  • 荒町
  • 荒町二-四丁目
  • 大谷新町
  • 大谷台町
  • 大谷本町
  • 上高間木
  • 上高間木一-三丁目
  • 亀山
  • 亀山一-三丁目
  • 鬼怒ケ丘
  • 鬼怒ケ丘一丁目
  • 熊倉一-三丁目
  • 熊倉町
  • 下高間木
  • 下高間木一-二丁目
  • 台町
  • 高勢町一-三丁目
  • 田町
  • 寺久保一丁目
  • 東光寺一-三丁目
  • 中郷
  • 並木町一-四丁目
  • 西郷
  • 西高間木
  • 白布ケ丘
  • 東郷

大内地区

[編集]
  • 赤羽
  • 飯貝
  • 上大田和
  • 上鷺谷
  • 京泉
  • 清水
  • 下大田和
  • 下籠谷
  • 下鷺谷
  • 田島
  • 原町
  • 堀内

山前地区

[編集]
  • 青谷
  • 君島
  • 小林
  • 道祖土
  • 須釜
  • 鶴田
  • 西田井
  • 西沼
  • 根本
  • 八條
  • 東大島
  • 東沼
  • 南高岡

中村地区

[編集]
  • 伊勢崎
  • 大沼
  • 加倉
  • 粕田
  • 勝瓜
  • 上大沼
  • 茅堤
  • 小橋
  • 下大沼
  • 寺内
  • 寺分
  • 長田
  • 長田一丁目
  • 松山町
  • 八木岡
  • 柳林
  • 若旅

久下田地区

[編集]
  • 阿部品
  • 石島
  • 大根田
  • 久下田
  • 久下田西一-七丁目
  • さくら一-四丁目
  • 下大曽
  • 長島
  • 程島

長沼地区

[編集]
  • 青田
  • 砂ケ原
  • 上江連
  • 上大曽
  • 上谷貝
  • 古山
  • 大道泉
  • 長沼
  • 西大島
  • 堀込
  • 谷貝新田
  • 鷲巣

物部地区

[編集]
  • 阿部岡
  • 大和田
  • 桑ノ川
  • 鹿
  • 反町
  • 高田
  • 根小屋
  • 水戸部
  • 三谷
  • 物井
  • 横田

教育

[編集]

高等学校

[編集]

中学校

[編集]
  • 真岡市立真岡中学校
  • 真岡市立真岡東中学校
  • 真岡市立真岡西中学校
  • 真岡市立大内中学校
  • 真岡市立山前中学校
  • 真岡市立中村中学校
  • 真岡市立久下田中学校
  • 真岡市立長沼中学校
  • 真岡市立物部中学校

小学校

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  • 真岡市立大内西小学校
  • 真岡市立大内東小学校
  • 真岡市立山前小学校
  • 真岡市立西田井小学校
  • 真岡市立中村小学校
  • 真岡市立長田小学校
  • 真岡市立久下田小学校
  • 真岡市立長沼小学校
  • 真岡市立物部小学校

学校教育以外の施設

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郵便

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郵便番号は以下が該当する。2集配局が集配を担当する。

郵便局

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  • 飯貝郵便局(07147)
  • 真岡中村郵便局(07158)
  • 真岡荒町郵便局(07237)
  • 真岡西田井郵便局(07274)
  • 真岡大谷台簡易郵便局(07734)

電話番号

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一部地域(後述)を除く市内全域が真岡MAの管轄となり、市外局番は「0285」。収容局は以下の3ビルが該当し、市内局番は以下の通り。

  • 真岡局:80-85
  • 栃木二宮局:73,74
  • 物部局:75

下記地域は真岡市外の収容局が管轄となる。

  • 益子局(真岡MA):青谷の一部地域が該当。

交通

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鉄道

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真岡駅

その他に真岡市内からバスや車を利用して片道30分程度でJR線が発着する宇都宮駅石橋駅へ行く事が可能である。

バス

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路線バス

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一般路線の運行は関東自動車が担当。

  • JR石橋駅行き
    県道47号 - 国道352号
    真岡車庫 - (真岡駅前) - 上大沼 - 上三川車庫 - 下蒲生 - 石橋駅
    ※真岡駅前は、石橋駅行きのみ停車


高速バス

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かつては真岡発着の高速バスがあったが、2006年ごろに相次いで廃止されている。

  • 茂木・益子・真岡・上三川IC入口 - 東京駅(八重洲通り)・浜松町バスターミナル
    東野交通の単独運行だった。
  • 真岡 - 下館駅 - 小山駅 - 栃木駅 - 京都駅 - 大阪・USJ
    夜行高速バス「とちの木号」の一路線。関東自動車と近鉄バスの共同運行だった。

2009年9月17日から北関東自動車道経由で水戸駅 - 宇都宮駅を結ぶ北関東ライナーが運行されているが、現時点では真岡市内は通過となっている。

2015年9月11日からは鹿沼・宇都宮からのマロニエ号成田空港線が真岡市内に停車する。

道路

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真岡I.C南交差点付近の国道408号真岡バイパス入口
一般国道ではあるが、歩行者自転車小型自動二輪車原動機付自転車などは通行が禁止されており、事実上の高速道路である。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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出身有名人

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で同月25日をもって閉店。
  2. ^ 「321-44xx」地域は元・飯貝郵便局管轄。2003年に飯貝郵便局の無集配局化に伴って真岡郵便局へ移管。

出典

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  1. ^ 市の概要」真岡市。2023年6月26日閲覧。
  2. ^ 平成22年国勢調査。
  3. ^ 「真岡」『日本国語大辞典小学館ジャパンナレッジ。2023年6月26日閲覧。
  4. ^ 参考:「真岡市」『日本歴史地名大系』平凡社。コトバンク。2023年6月26日閲覧。
  5. ^ 真岡 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年3月9日閲覧。
  6. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 9 栃木県』、角川書店、1984年 ISBN 4040010906 より
  7. ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180 より
  8. ^ 議会のしくみと仕事”. 真岡市. 2019年5月13日閲覧。
  9. ^ イチゴ販売額90億円台を維持 JAはが野の20年産”. 下野新聞 (2020年6月6日). 2021年1月3日閲覧。
  10. ^ 読売新聞 栃木版 2023年5月12日 23面
  11. ^ a b c 真岡市の基本情報”. 真岡市. 2024年9月26日閲覧。
  12. ^ もおかぴょんのご紹介
  13. ^ 久保講堂”. 真岡市教育委員会. 2022年4月11日閲覧。
  14. ^ “神戸製鋼所、真岡発電所に見学施設 9月開館”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2020年7月20日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61724260Q0A720C2X93000/ 2020年7月25日閲覧。 
  15. ^ 真岡市古山 古山地蔵尊栃ナビ
  16. ^ 志賀隆・横川昌史・兼子伸吾・井鷺裕司「全個体遺伝子型解析データに基づく絶滅危惧水生植物シモツケコウホネ Nuphar submersa とナガレコウホネ N.×fluminalis の市場流通株の種同定と産地特定」『保全生態学研究』第18巻第1号、日本生態学会、2013年、33-44頁、doi:10.18960/hozen.18.1_33NAID 110009687178 

参考文献

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  • 『栃木県町村合併誌 第一巻』 栃木県、1955年4月。
  • 『日本の歴代市長 第一巻』歴代知事編纂会 、1983年11月25日。

外部リンク

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