下館駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
下館駅
Shimodate station from SPICA building.jpg
北口(2018年5月)
しもだて
Shimodate
所在地 茨城県筑西市乙86
北緯36度18分14.30秒 東経139度58分41.64秒 / 北緯36.3039722度 東経139.9782333度 / 36.3039722; 139.9782333座標: 北緯36度18分14.30秒 東経139度58分41.64秒 / 北緯36.3039722度 東経139.9782333度 / 36.3039722; 139.9782333
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
真岡鐵道
関東鉄道
電報略号 シテ
駅構造 地上駅(一部橋上駅
ホーム 3面6線[1]
乗車人員
-統計年度-
(JR東日本)-2020年-
2,507人/日(降車客含まず)
(真岡鐵道)-2019年-
383人/日(降車客含まず)
(関東鉄道)-2019年-
651人/日(降車客含まず)
乗降人員
-統計年度-
(真岡鐵道)-2019年-
737人/日
(関東鉄道)-2019年-
1,239人/日
開業年月日 1889年明治22年)1月16日(JR東日本)
1912年(明治45年)4月1日(真岡鐵道)[2]
1913年大正2年)11月1日(関東鉄道)[3]
乗入路線 3 路線
所属路線 水戸線(JR東日本)
キロ程 16.2 km(小山起点)
玉戸 (3.7 km)
(6.1 km) 新治
所属路線 真岡鐵道真岡線
キロ程 0.0 km(下館起点)
(2.2 km) 下館二高前
所属路線 関東鉄道常総線
キロ程 51.1 km(取手起点)
大田郷 (3.8 km)
備考 共同使用駅
JR東日本:直営駅管理駅
みどりの窓口
テンプレートを表示
南口(2018年5月)

下館駅(しもだてえき)は、茨城県筑西市乙にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)・真岡鐵道関東鉄道。筑西市の代表駅である[注釈 1]

乗り入れ路線[編集]

JR東日本・JR貨物の水戸線(旅客営業を行うJR東日本が第一種鉄道事業者、貨物営業を行うJR貨物が第二種鉄道事業者)、真岡鐵道の真岡線、関東鉄道の常総線が乗り入れ、接続駅かつ共同使用駅となっている。真岡線は当駅が起点、常総線は当駅が終点である。

真岡線は元々は水戸線ともども日本国有鉄道(国鉄)の路線であったため、当駅は国鉄(→JR)と関東鉄道の2社共同使用駅であった。しかし、真岡線が第2次特定地方交通線に指定され、国鉄分割民営化の1年後の1988年に真岡鐵道に転換され、3社の共同使用駅となった。

水戸線の列車はほとんどが小山 - 友部間を直通するが、上り下りとも当駅始発・当駅止まりの区間列車が一部ある。真岡線では通年の土休日や長期休暇シーズンに走るSLもおかが当駅を発着する。

歴史[編集]

駅構造[編集]

ホーム(2006年12月)

島式ホーム2面4線と単式ホーム1面1線、単式ホームの西側を切り欠いた切欠きホーム1線、合計3面6線のホームをもつ地上駅になっている。1番線から6番線まで、北側から順に番号が振られている。切欠きホームの1番線を真岡鐵道[1]、単式ホームの2番線と島式ホームの3・4番線をJR東日本、島式ホームの5・6番線を関東鉄道が使用する。

1・2番線に隣接する北口と、5・6番線上空にある南口の2か所の駅舎(改札口)を有する。改札口は3社共用であり、どちらの改札口でも各線とも乗降車できる(ただし精算が必要な際などにはどちらかの駅舎でしか受け付けていない場合もある)。各ホームは跨線橋で結ばれ、1・2番線ホームと3・4番線ホームにはエレベーターも設置されているが、5・6番線ホームには設置されていない。

関東鉄道常総線のホーム上には精算所があり、終日に渡って係員が配置され、常総線乗車券の改集札や精算を行う。ホームの入口には簡易IC改札機があり、北口改札からICカードで入場して常総線を利用する場合、ここで再度タッチを行う必要がある。

真岡鐵道真岡線のホーム上ではSLもおか発車前や益子陶器市開催時などには真岡鐵道の社員が配置され、乗車券・SL整理券の販売や精算を行っている。またSuica・PASMO圏外となる真岡線のホーム上には出場専用の簡易IC改札機がある。

北口駅舎

JR東日本所有の地上駅舎で、Suica対応の自動改札機みどりの窓口・JRの通常の券売機と指定席券売機が設置されている。JR駅としては直営駅管理駅であり、小田林駅 - 羽黒駅間の各駅を管理している。

関東鉄道・真岡鐵道の普通乗車券は券売機で購入でき、真岡鐵道の回数券・定期券やSLもおかの整理券はみどりの窓口で購入できる。関東鉄道の定期券・回数券・企画乗車券(「TX&常総ライン往復きっぷ」など)は北口駅舎では購入できない。

南口駅舎

関東鉄道所有の橋上駅舎で、跨線橋に接続しており、有人改札を兼ねた窓口と簡易IC改札機がある。券売機は関鉄のものとJRの通常の券売機が設置されており、真岡鐵道の普通乗車券もJRの券売機で購入できる。ICカードへのチャージは関鉄の券売機のみで可能。また窓口では関鉄パープルバスが受託運行している筑西市バスの定期券等の申し込みを受け付けている。

関東鉄道が対応していないSuica、PASMO以外のICカードでは南口から出場できない。

のりば[編集]

番線 会社 路線 方向 行先 備考
1 真岡鐵道 真岡線 真岡益子茂木方面
2 JR東日本 水戸線 下り 友部水戸方面[9]
上り 結城小山方面[9] 一部列車のみ
3
4
5 関東鉄道 常総線 下妻水海道守谷取手方面
6

(出典:JR東日本:駅構内図

貨物取扱[編集]

JR貨物の駅は、車扱貨物の臨時取扱駅となっている。定期の貨物列車の発着はないが、関東鉄道常総線や真岡鐵道への車両を輸送する甲種輸送列車が発着する。

かつては駅東側にミツウロコ専用線があった。

利用状況[編集]

  • JR東日本 - 2020年度(令和2年度)の1日平均乗車人員は2,507人である[利用客数 1]
  • 関東鉄道 - 2019年度(令和元年度)の1日平均乗降人員は1,239人である[利用客数 2]
  • 真岡鐵道 - 2019年度(令和元年度)の1日平均乗降人員は737人である[利用客数 2]

1998年度(平成10年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員・乗降人員推移
年度 JR東日本
(乗車人員)
関東鉄道 真岡鐵道
(乗降人員)
乗車人員 乗降人員
1998年(平成10年) 4,885[利用客数 3] 687[利用客数 3]   1,082[利用客数 3]
1999年(平成11年) 4,748[利用客数 3] 655[利用客数 3]   1,064[利用客数 3]
2000年(平成12年) 4,530[利用客数 3] 631[利用客数 3]   1,052[利用客数 3]
2001年(平成13年) 4,450[利用客数 3] 588[利用客数 3]   919[利用客数 3]
2002年(平成14年) 4,261[利用客数 3] 517[利用客数 3]   739[利用客数 3]
2003年(平成15年) 4,129[利用客数 3] 476[利用客数 3]   689[利用客数 3]
2004年(平成16年) 4,027[利用客数 4] 500[利用客数 4]   648[利用客数 4]
2005年(平成17年) 3,928[利用客数 4] 539[利用客数 4]   723[利用客数 4]
2006年(平成18年) 3,737[利用客数 4] 596[利用客数 4]   651[利用客数 4]
2007年(平成19年) 3,727[利用客数 5] 645[利用客数 4] 1,195[利用客数 5] 695[利用客数 5]
2008年(平成20年) 3,686[利用客数 5] 681[利用客数 4] 1,245[利用客数 5] 719[利用客数 5]
2009年(平成21年) 3,548[利用客数 5] 602[利用客数 6] 1,105[利用客数 5] 613[利用客数 5]
2010年(平成22年) 3,450[利用客数 5] 443[利用客数 6] 818[利用客数 5] 726[利用客数 5]
2011年(平成23年) 3,332[利用客数 5] 521[利用客数 6] 1,014[利用客数 5] 683[利用客数 5]
2012年(平成24年) 3,393[利用客数 5] 602[利用客数 6] 1,133[利用客数 5] 673[利用客数 5]
2013年(平成25年) 3,386[利用客数 5] 585[利用客数 6] 1,086[利用客数 5] 655[利用客数 5]
2014年(平成26年) 3,281[利用客数 5] 585[利用客数 6] 1,098[利用客数 5] 589[利用客数 5]
2015年(平成27年) 3,327[利用客数 5] 578[利用客数 6] 1,084[利用客数 5] 579[利用客数 5]
2016年(平成28年) 3,381[利用客数 5] 634[利用客数 6] 1,197[利用客数 5] 591[利用客数 5]
2017年(平成29年) 3,405[利用客数 7] 860[利用客数 6] 1,251[利用客数 8] 744[利用客数 8]
2018年(平成30年) 3,317[利用客数 9] 663[利用客数 6] 1,253[利用客数 6] 662[利用客数 6]
2019年(令和元年) 3,241[利用客数 10] 651[利用客数 2] 1,239[利用客数 2] 737[利用客数 2]
2020年(令和02年) 2,507[利用客数 1]      

駅周辺[編集]

当駅は下館市街地の南端にある。北口・南口ともにタクシー乗り場がある。

北口[編集]

南口[編集]

  • 下館郵便局
  • 下館丸共青果地方卸売市場
  • ホテルニューつたや
  • ビジネスホテルSANTA
  • ホテル新東
  • グランド麗都
  • 筑西市シルバー人材センター
  • 防衛省自衛隊茨城地方協力本部筑西地域事務所

バス路線[編集]

昭和期には関東鉄道のほか東武バス東野交通などの路線バスが乗り入れ、宇都宮市小山市方面、市内各地や旧真壁郡内へ向かうバス路線が乗り入れていた。徐々に路線は廃止され、2008年(平成20年)4月1日に明野町役場(当時)・真壁駅・筑波山口などへ向かう関鉄パープルバスの路線バス3系統が廃止されたのを最後に当駅を発着する路線バスが一時全廃となった。

2011年東日本大震災では不通となったJR水戸線に並行するバスを急遽関東鉄道が独自に運行した。

2014年(平成26年)7月22日に、運転免許センターに向かう高速バス「急行わかば号」が当駅を経由する新たなルートで運行することになり、季節運行ではあるが当駅乗り入れ路線バスが設定されることになった[12][注釈 2]

2016年(平成28年)10月1日からは、当駅から筑波山口へ向かう筑西市広域連携バスの実証実験運行が開始され、これにより8年ぶりに毎日運行の路線バスが復活した[13]。以後、筑西市による実証実験路線の新設や経路見直しなどが毎年行われている。

北口[編集]

筑西市によるバス路線(関鉄パープルバス運行)

2016年10月より「実証実験」として運行開始、2017年10月より本格運行。2018年10月より一部便が茨城県西部メディカルセンター経由に[14]
  • 筑西市地域内運行バス
    • 茨城県西部メディカルセンター経由・筑西遊湯館行き(一部便は玉戸駅止まり)
2017年10月より「実証実験」として南口発で運行開始。2019年4月に経路を変更し北口発・南口発の2ルートに[15]
  • 筑西市道の駅循環バス
    • 道の駅グランテラス筑西経由・下館駅行き 内回り・外回り(一部便は道の駅グランテラス筑西または小松崎病院前止まり)
2019年7月より「実証実験」として運行開始[16]

南口[編集]

筑西市によるバス路線(関鉄パープルバス運行)

  • 筑西市地域内運行バス
    • 県西合同庁舎前経由・筑西遊湯館行き(一部便は玉戸駅止まり)

茨城交通

その他[編集]

  • 水戸線内の休日おでかけパスのフリーエリアは小山駅から当駅までである。
  • 「Suica」と「PASMO」は真岡線以外、それ以外の交通系ICカードは水戸線でのみ使用可能である。
  • 当駅は、現在は廃線となった筑波鉄道筑波線の終点として候補に挙がっていた。しかし当駅を終点とした場合には小貝川などの架橋による費用の上昇があること、岩瀬駅を終点とすると加波山から産出される石材の輸送に都合がよいことから、終点は岩瀬駅に決定した[17]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
水戸線
玉戸駅 - 下館駅 - 新治駅
真岡鐵道
真岡線
SLもおか」発着駅
下館駅 - 下館二高前駅
関東鉄道
常総線
快速
下妻駅 - 下館駅
普通
大田郷駅 - 下館駅

脚注[編集]

[脚注の使い方]

記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ いわゆる平成の大合併で、2005年(平成17年)に下館市は関城町、明野町、協和町との合併により筑西市となった際、市内に「下館」のつく大字・小字名がなく、また新設もされなかったことから、1000年以上の歴史を持つ、地名としての下館の名称はこれにより消滅することになったため、下館の名を留める貴重な存在の一つである。
  2. ^ 2020年2月1日廃止。

出典[編集]

  1. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 14頁
  2. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 18頁
  3. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 9頁
  4. ^ a b c d 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 19頁
  5. ^ 2 4市町の歩み”. 平成22年度筑西市統計要覧. 筑西市. 2017年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月1日閲覧。
  6. ^ “水戸線下館駅南口に「みどりの窓口」開設 JR水戸支社”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1992年10月1日) 
  7. ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 11頁
  8. ^ 水戸線下館駅乗換こ線橋エレベーター使用開始のお知らせ - 東日本旅客鉄道水戸支社
  9. ^ a b 駅構内図(下館駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年11月23日閲覧。
  10. ^ 『広報筑西people』太古の生活に思いを馳せて〜世紀の発見 「人面付壷形土器」, https://www.city.chikusei.lg.jp/data/doc/1561427466_doc_383_1.pdf 2020年6月17日閲覧。 
  11. ^ 加波山事件志士の墓-筑西市公式ホームページ, https://www.city.chikusei.lg.jp/page/page000751.html 2020年7月3日閲覧。 
  12. ^ 運転免許センター直行バス「わかば号」
  13. ^ 筑西市広域連携バス
  14. ^ 筑西市広域連携バス(下館駅⇔筑波山口)本格運行について | 筑西市公式ホームページ
  15. ^ 筑西市地域内運行バス(下館駅南口⇔玉戸駅経由⇔筑西遊湯館)実証実験運行中 | 筑西市公式ホームページ
  16. ^ 筑西市「道の駅循環バス」の実証実験運行が始まります。 | 筑西市公式ホームページ
  17. ^ 菊池のぶひろの議会だより-追憶の筑波鉄道~鉄道から自転車道へ~の講演を聴く”. 菊池のぶひろ. 2020年6月10日閲覧。

利用状況[編集]

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e 4.運輸・通信 (PDF)”. 令和2年度統計要覧. 筑西市. p. 35 (2020年). 2021年7月13日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 4.運輸・通信【48-50.平均乗車人員】 (PDF)”. 平成18年度統計要覧. 筑西市 (2006年). 2019年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月9日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k 4.運輸・通信 (PDF)”. 平成26年度統計要覧. 筑西市. p. 36 (2014年). 2019年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月9日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 4.運輸・通信 (PDF)”. 平成29年度統計要覧. 筑西市. p. 36 (2017年). 2019年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月9日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 4.運輸・通信 (PDF)”. 令和元年度統計要覧. 筑西市. p. 36 (2019年). 2020年7月25日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。
  8. ^ a b 4.運輸・通信 (PDF)”. 平成30年度統計要覧. 筑西市. p. 36 (2018年). 2019年5月8日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月16日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。

参考文献[編集]

  • 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]