茂木駅

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茂木駅
駅舎(2006年10月)
もてぎ
Motegi
天矢場 (2.7 km)
地図
所在地 栃木県芳賀郡茂木町大字茂木1499-2
北緯36度31分50.57秒 東経140度10分53.58秒 / 北緯36.5307139度 東経140.1815500度 / 36.5307139; 140.1815500 (茂木駅)座標: 北緯36度31分50.57秒 東経140度10分53.58秒 / 北緯36.5307139度 東経140.1815500度 / 36.5307139; 140.1815500 (茂木駅)
所属事業者 真岡鐵道
所属路線 真岡線
キロ程 41.9 km(下館起点)
電報略号 モテ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
267人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1920年大正9年)12月15日[1]
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茂木駅(もてぎえき)は、栃木県芳賀郡茂木町大字茂木にある真岡鐵道真岡線である。真岡線の終点であり、栃木県の最東端の駅でもある。

歴史[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅

構内に機回し線を有し、蒸気機関車用の電動式転車台が設置されている。以前は転回時に警報装置により、乙女の祈りの音楽が流れていたが、2018年4月に廃止された[7]。転車台設置以前にはその位置に側線が数本あった。

有人駅であり、窓口の営業時間は平日の7:10 - 10:30、14:50 - 18:10。土日祭日は8:30 - 17:10。自動券売機1台あり。

夜間滞泊も設定されている。

利用状況[編集]

近年の一日平均乗車人員の推移は下記のとおり。

乗車人員推移
年度 1日平均乗車人員
2007 383
2008 381
2009 370
2010 377
2011 385
2012 376
2013 379
2014 354
2015 341
2016 338
2017 311
2018 363
2019 267

駅周辺[編集]

茂木駅からはさらに、改正鉄道敷設法別表第38号として「茨城県水戸ヨリ阿野沢ヲ経テ東野付近ニ至ル鉄道及阿野沢ヨリ分岐シテ栃木県茂木ニ至ル鉄道」が計画されていた。このうち、茂木駅 - 長倉宿駅間は国鉄長倉線として1937年に着工し、河井村(現・茂木町)まで路盤は完工したが、太平洋戦争勃発のため工事は中断され開業しなかった[1]。このため、真岡線の線路終端の先には、計画線の用地や路盤が現在も多く残っている[1]。また、水戸寄りでは茨城交通茨城線が開業したが、後に廃止。これらの区間をカバーする国鉄バス(現在のジェイアールバス関東)の「鉄道先行路線」として「水都東線」「水都西線」も運行されたが、1990年代までに廃止されている。

バス路線[編集]

駅前に茂木バス停留所があり、JRバス関東(宇都宮支店)が乗り入れ、芳賀町芳賀町工業団地管理センター前宇都宮ライトレールに接続し、宇都宮市方面へのアクセスを担っている。

系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
水都西線 道の駅もてぎ北、天矢場、市塙駅入口、祖陽が丘団地、芳賀町役場東、祖母井、芳賀温泉ロマンの湯、芳賀町工業団地管理センター前、道場宿、JR宇都宮駅東武駅 作新学院 JRバス関東(宇都宮支店)

隣の駅[編集]

真岡鐵道
真岡線
SLもおか」発着駅
天矢場駅 - 茂木駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日、17-19頁。 
  2. ^ 「鉄道省告示第335号」『官報』1934年7月24日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 『全国乗合自動車総覧』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 「鉄道省告示第283号」『官報』1935年7月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 「鉄道省告示第94号」『官報』1937年3月31日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、468頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  7. ^ 真岡鐵道株式会社”. facebook.com. 2020年12月30日閲覧。
  8. ^ 町営バスの運行が終了しました - 茂木町役場ホームページ 2011年12月24日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]