寺原駅

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寺原駅
駅舎(2008年4月)
てらはら
Terahara
西取手 (0.5 km)
(1.3 km) 新取手
地図
所在地 茨城県取手市駒場一丁目1-1
北緯35度54分43.1秒 東経140度3分16.25秒 / 北緯35.911972度 東経140.0545139度 / 35.911972; 140.0545139 (寺原駅)座標: 北緯35度54分43.1秒 東経140度3分16.25秒 / 北緯35.911972度 東経140.0545139度 / 35.911972; 140.0545139 (寺原駅)
所属事業者 関東鉄道
所属路線 常総線
キロ程 2.1 km(取手起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
1,672人/日
-2022年-
開業年月日 1913年大正2年)11月1日[1]
備考 無人駅
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寺原駅(てらはらえき)は、茨城県取手市駒場一丁目にある、関東鉄道常総線である。

概要[編集]

取手市役所の最寄り駅である。

歴史[編集]

年表[編集]

駅名の由来[編集]

旧村名の寺原村(1955年取手町に編入)から。なお、寺原と言う地名は1889年(明治22年)4月1日に北相馬郡寺田村と桑原村の合併に伴い命名された合成地名である[7]

駅構造[編集]

ホーム(2008年4月)

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、以前は直営駅であったが、現在は無人化されている[8]。下館寄りに構内踏切がある。

2003年平成15年)末に駅施設の改築工事が終了し、同時に自動改札機2台が導入された。2005年(平成17年)にはホームの段差縮小工事が実施され、新たに車椅子対応のスロープが設置された。また、ホームの半分は嵩上げが行われている。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 常総線 上り 取手方面
2 下り 守谷水海道下館方面

当駅における運行形態[編集]

  • 上り(取手方面)
    • 日中は概ね1時間に3本の普通列車(取手行)が停車する[9]
  • 下り(守谷小絹水海道下妻下館方面)
    • 日中は概ね1時間に3本の普通列車(水海道行、下館行)が停車する。一部列車は、下館行の列車でも水海道駅で乗り換えが必要な列車も設定されてい[注釈 1]、一部時間帯には守谷行と夜間には下妻行の列車も設定されている[9]

利用状況[編集]

乗車人員は下表のとおりである。

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
備考
2002年(平成14年) [* 1]1,172
2003年(平成15年) [* 2]1,102
2004年(平成16年) [* 3]1,066 [注釈 2]
2005年(平成17年) [* 4]1,070
2006年(平成18年) [* 5]1,050
2007年(平成19年) [* 6]1,028
2008年(平成20年) [* 7]2,139
2009年(平成21年) 1,012 [* 8]2,082
2010年(平成22年) 948 [* 9]1,949
2011年(平成23年) 938 [* 10]1,925
2012年(平成24年) 942 [* 11]1,932
2013年(平成25年) 948 [* 12]1,944
2014年(平成26年) 950 [* 13]1,890
2015年(平成27年) 940 [* 14]1,924
2016年(平成28年) 957 [* 15]1,963
2017年(平成29年) 904 [* 16]1,857
2018年(平成30年) 953 [* 17]1,942
2019年(令和元年) [* 18]2,018 公式HPは、1,960人[10][注釈 3]
2020年(令和02年) [* 19]1,484
2021年(令和03年)
2022年(令和04年) 1,672 [11]

駅周辺[編集]

バス専用踏切[編集]

  • 駅前広場は関東鉄道バス待機場構内と連続しており、駅の利用者はバス操車場の中を突っ切る形になる。なお、待機場内にバス停はない。
  • 操車場から隣接する県道への取付道路が狭いため、操車場から出るバスは、バス専用踏切をクランク状に渡ってから県道130号線へ出る。
  • このバス専用踏切は、県道の踏切の隣に並ぶようにして設置されているのが特徴的で、遮断機も、列車接近時に閉まる長い腕折れ式の遮断機とともに、バスが通過するときだけ開く赤白縞の遮断機も追加設置されて、二重の遮断機が別個に動作する構造になっている。踏切のある場所やその動作の仕方等が、他ではあまり見られない風変わりな踏切となっている[12]

周辺の施設[編集]

バス路線[編集]

駅前に路線バスは乗り入れていないが、近隣を関東鉄道および取手市コミュニティバスの路線が通過しており、踏切の南にある「取手市役所入口」バス停、北にある「寺原」バス停および、コミュニティバスのみ駅の北側にある「寺原駅入口」バス停を経由している。

寺原駅入口バス停[編集]

乗場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
  [4]北部ルート JAとりで総合医療センター・取手駅東口・藤代駅北口 取手市役所 取手市コミュニティバス(ことバス)

取手市役所入口バス停[編集]

乗場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
    谷井田・けやき通り中央 守谷駅東口 関東鉄道
谷井田・伊奈中央・みらい平駅 谷田部車庫
谷井田・伊奈中央・筑波ゴルフ場
[4]北部ルート (さくら荘)・藤代スポーツセンター前・藤代駅北口・取手駅東口 取手市役所 取手市コミュニティバス(ことバス)
JAとりで総合医療センター・取手駅東口・藤代駅北口
    白山八丁目 取手駅西口 関東鉄道
[4]北部ルート   取手市役所 取手市コミュニティバス(ことバス)
  • その他、取手市役所に取手コミュニティーバスの [1]中央循環東ルート、[2]中央循環西ルート が乗り入れる。

隣の駅[編集]

関東鉄道
常総線
快速・普通
西取手駅 - 寺原駅 - 新取手駅

脚注[編集]

記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 水海道駅で同一ホーム対面乗り換えとなる。列車の行先案内には、水海道乗り換え下館行と案内されている。
  2. ^ 「統計とりで」に1日の平均乗車人員のデータが掲載されているが、この年の資料内で記載の数字の整合が取れないため、ここでは乗車人員を日数で除して算定している。
  3. ^ 関東鉄道公式HPによると、1,960人であるが、ここでは出典を統一する意図から、「統計とりで」のデータを正としている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、曽根悟(監修)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日、4, 9-12頁。 
  2. ^ 軽便鉄道運輸開始 官報384号(1913年11月08日)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ 2009年3月14日、新たに3事業者でPASMOがご利用いただけるようになります。』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2008年12月22日。 オリジナルの2015年4月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150414235704/http://www.tokyu.co.jp/file/081222.pdf2021年9月4日閲覧 
  4. ^ 常総線駅窓口営業時間の一部変更について』(PDF)(プレスリリース)関東鉄道、2010年8月5日。 オリジナルの2010年10月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20101005180733/http://kantetsu.co.jp/news/100805_camera/press.pdf2015年7月20日閲覧 
  5. ^ 常総線4駅の駅係員不在時間の拡大について』(PDF)(プレスリリース)関東鉄道、2013年1月25日。 オリジナルの2013年9月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20130929015413/http://www.kantetsu.co.jp/news/130216_train/info_unmanned.pdf2015年7月20日閲覧 
  6. ^ 10月1日(月) 常総線寺原駅南口オープン!』(PDF)(プレスリリース)関東鉄道、2018年9月12日。 オリジナルの2022年4月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220411165802/https://www.kantetsu.co.jp/img/news/2018/18091202_train/info.pdf2022年9月19日閲覧 
  7. ^ 取手市沿革 Archived 2019年10月20日, at the Wayback Machine. - 取手市公式ホームページ
  8. ^ 常総線3駅の無人化について』(PDF)(プレスリリース)関東鉄道、2013年5月2日。 オリジナルの2013年9月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20130929022946/http://www.kantetsu.co.jp/news/130516_train/info.pdf2015年7月20日閲覧 
  9. ^ a b 寺原駅 (PDF) - 関東鉄道公式ホームページ
  10. ^ 広告|関東鉄道|地域のふれあいパートナー”. 関東鉄道株式会社. 2021年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  11. ^ 交通広告 | 関東鉄道 | 地域のふれあいパートナー”. 関東鉄道 | 地域のふれあいパートナー | 関東鉄道は鉄道事業・自動車(バス)事業・不動産事業を展開しています (2023年5月29日). 2024年2月28日閲覧。
  12. ^ 【踏切】なんじゃこりゃ踏切 関東鉄道常総線 寺原~新取手 (YouTube). 19 June 2014. 2023年7月4日閲覧
統計とりで
  1. ^ 「取手市の各種統計データ(「統計とりで」平成15年度版より)” (xls). 取手市. 2004年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  2. ^ 「取手市の各種統計データ(「統計とりで」平成16年度版より)” (xls). 取手市. 2005年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  3. ^ 平成17年版「統計とりで」” (pdf). 取手市. p. 98. 2010年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  4. ^ 平成18年版「統計とりで」” (pdf). 取手市. p. 92. 2010年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  5. ^ 平成19年版「統計とりで」” (pdf). 取手市. p. 98. 2011年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  6. ^ 平成20年版「統計とりで」” (pdf). 取手市. p. 94. 2010年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  7. ^ 平成21年版「統計とりで」” (pdf). 取手市. p. 94. 2010年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  8. ^ 平成22年版「統計とりで」” (doc). 取手市. p. 94 (2010年12月). 2016年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  9. ^ 平成23年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 96 (2011年12月). 2016年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  10. ^ 平成24年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 98 (2012年12月). 2016年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  11. ^ 平成25年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 98 (2013年12月). 2016年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  12. ^ 平成26年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 94 (2014年12月). 2016年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  13. ^ 平成27年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 94 (2015年12月). 2018年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  14. ^ 平成28年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 94 (2016年12月). 2018年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  15. ^ 平成29年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 94 (2017年12月). 2018年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  16. ^ 平成30年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 94 (2018年12月). 2019年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  17. ^ 令和元年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 94 (2019-). 2022年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  18. ^ 令和2年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 94 (2020年12月). 2022年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  19. ^ 令和3年版「統計とりで」” (PDF). 取手市. p. 96 (2021年12月). 2021年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]