後三年駅

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後三年駅
駅舎(2013年5月)
ごさんねん
Gosannen
横手 (6.4 km)
(5.1 km) 飯詰
地図
秋田県仙北郡美郷町飯詰東山本107
北緯39度21分52.10秒 東経140度32分18.50秒 / 北緯39.3644722度 東経140.5384722度 / 39.3644722; 140.5384722座標: 北緯39度21分52.10秒 東経140度32分18.50秒 / 北緯39.3644722度 東経140.5384722度 / 39.3644722; 140.5384722
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 奥羽本線
キロ程 234.7 km(福島起点)
電報略号 ネン
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業年月日 1921年大正10年)12月12日[1]
備考 無人駅[2]
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後三年駅(ごさんねんえき)は、秋田県仙北郡美郷町飯詰東山本にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線である。

歴史[編集]

年表[編集]

旧駅舎(2005年9月)

駅名の由来[編集]

周辺一帯が後三年の役の古戦場であったことによる[7]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する列車交換待避・折返し可能な地上駅。両ホームは跨線橋で連絡している。

横手駅管理の無人駅。2012年(平成24年)4月20日に、JR東日本は2013年(平成25年)に開催される秋田デスティネーションキャンペーンと、それに向けて2012年(平成24年)に開催されたプレデスティネーションキャンペーンを見据えて、秋田を訪れる観光客を綺麗な駅舎で迎えることを目指して、当駅の建替えを行うことを発表した[8]。地元美郷町との合築で行われ、2012年(平成24年)12月22日に使用開始された[5]。後三年の役古戦場であることに因んで、武士の兜をイメージしている[5]。外観は回廊や連子窓等を設置し、白壁、黒格子、丸柱で落着いた雰囲気を表現している。駅舎内には、ギャラリーとして後三年の役を解説するパネル等が展示されている。木造平屋建て42㎡で、駅施設、都市施設共に21㎡ある[5][6]

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 奥羽本線 下り 大曲秋田方面
2・3 上り 横手新庄方面

(出典:JR東日本:駅構内図

※3番線は上下双方の入線・発車に対応している。

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
奥羽本線
快速
通過
普通
横手駅 - 後三年駅 - 飯詰駅

脚注[編集]

  1. ^ a b “後三年駅開業式”. 秋田魁新報(秋田魁新報社): p.3(1921年12月13日 朝刊)
  2. ^ a b “「通報」●奥羽本線柳田駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1976年4月1日) 
  3. ^ “日本国有鉄道公示第2号”. 官報. (1976年4月1日) 
  4. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第10号、鉄道ジャーナル社、1987年8月、55頁。 
  5. ^ a b c d e 奥羽本線後三年合築駅舎の使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2012年12月18日。 オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200517085458/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20121218-1.pdf2020年5月17日閲覧 
  6. ^ a b c 交通新聞2013年1月18日
  7. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻653号 p.33
  8. ^ 秋田デスティネーションキャンペーンに向けた駅舎整備について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2012年4月20日。 オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200517082401/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20120420-4.pdf2020年5月17日閲覧 

参考文献[編集]

  • 植村誠、山井美希(写真)「山形秋田県境の奥羽本線」『鉄道ジャーナル』第55巻第3号(通巻653号)、成美堂出版、2021年3月1日、26-33頁、ISSN 0288-2337 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]