陣場駅
陣場駅 | |
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![]() 駅舎(2018年9月) | |
じんば Jimba | |
◄白沢 (7.1 km) (5.8 km) 津軽湯の沢► | |
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所在地 | 秋田県大館市長走字相染台 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■奥羽本線 |
キロ程 | 416.5 km(福島起点) |
電報略号 | チン |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1899年(明治32年)6月21日[1] |
備考 | 無人駅[2] |
陣場駅(じんばえき)は、秋田県大館市長走(ながばしり)字相染台(そうぜんだい)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である。
歴史[編集]
1899年に隣の白沢駅とともに秋田県で最初に開業した駅である。複線化前は矢立峠を上るため、蒸気機関車の補機を連結する基地となっており、多いときで25人以上の駅員がいた[2]。1970年の奥羽本線陣場駅 - 津軽湯の沢駅間複線化に際して現在地に移設された。旧駅のホーム跡は現存している[3]。また旧線の一部に架線敷設練習施設が設けられており、その部分だけはレールと架線が敷設されている[3]。
年表[編集]
- 1899年(明治32年)6月21日:官設鉄道の一般駅として開業[1]。
- 1909年(明治42年)
- 1963年(昭和38年)3月31日:電報取扱廃止[5]。
- 1970年(昭和45年)
- 1971年(昭和46年)10月1日:荷物扱い廃止[6]。駅無人化[1][2][7]。ただし、翌年3月31日までは(日曜・祝日を除く)6時から15時半まで旅客扱い要員を1名配置する[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[1]。
- 2018年(平成30年)12月1日:大館駅の業務委託化に伴い、東能代駅に管理駅が変更となる。
駅構造[編集]

単式ホーム2面2線を有する地上駅である。かつては単式・島式混合の2面3線のホームを有していた。旧2番線の出発信号は点灯しているものの、現行ダイヤでは使用されることがなく、線路に雑草が生えている状態である。互いのホームは跨線橋で連絡している。東能代駅管理の無人駅。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■奥羽本線 | 下り | 青森方面 |
3 | 上り | 秋田方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
駅周辺[編集]
周辺には日景温泉、矢立温泉など古くからの温泉がある。現在の駅舎になる前は、日景温泉までの路線バスがあったがのちに廃止され、日景温泉の送迎バスが運行されている。
その他[編集]
- 1960年代頃までは、花輪線から当駅発着の列車が朝夕2往復が、1982年頃までは、朝の1往復のみ当駅発着の列車がそれぞれあった。そのうち、後者については、下り列車は、花輪線陸中花輪(現:鹿角花輪)駅始発であった[9]。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、539頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c “無人駅 奥羽線・陣場駅”. 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p.3 (1975年8月26日 夕刊)
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻653号 pp.43-44
- ^ 『逓信省告示第318号』明治42年3月18日官報第7715号2ページ
- ^ 『東北電信電話史資料 事業史39-10』東北電気通信局、1964年、197頁。
- ^ 「日本国有鉄道公示第401号」『官報』、1971年10月1日。
- ^ “陳情攻勢で“無人化”が後退 秋鉄局 日中だけ駅員配置 ただし本年度いっぱい” 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p12. (1971年9月29日 朝刊)
- ^ 「営業体制近代化」『交通新聞』交通協力会、1971年10月5日、1面。
- ^ 出典:日本交通公社(現:JTB)発行の1960年12月号小型時刻表156ページ及び1982年9月号大型時刻表の344 - 345ページ。
参考文献[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 駅の情報(陣場駅):JR東日本