同志社香里中学校・高等学校

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同志社香里中学校・高等学校
地図北緯34度46分22.6秒 東経135度38分9.5秒 / 北緯34.772944度 東経135.635972度 / 34.772944; 135.635972座標: 北緯34度46分22.6秒 東経135度38分9.5秒 / 北緯34.772944度 東経135.635972度 / 34.772944; 135.635972
過去の名称 大阪偕行社中学校
第二山水中学校
香里中学校・高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人同志社
設立年月日 1951年8月29日
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード D127310000423 ウィキデータを編集(高等学校)
C127310000363 ウィキデータを編集(中学校)
高校コード 27528A
所在地 572-8585
大阪府寝屋川市三井南町15-1
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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同志社香里中学校・高等学校(どうししゃこうりちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府寝屋川市三井南町にある私立中学校高等学校

概要[編集]

前身は、大日本帝国陸軍第4師団将校の親睦団体「大阪偕行社」により設立された大阪偕行社中学校(旧制中学校)。

太平洋戦争後、運営法人が同志社に吸収され、新たに「同志社香里中学校」「同志社香里高等学校」として設立された。同志社の系列校としては同志社中学校・高等学校同志社女子高等学校に続く3番目の設立となる。

キリスト教主義」・「自由主義」・「国際主義」の3つを柱として「良心の全身に充満したる」人物を育てる教育を行う。

同志社大学同志社女子大学への進学率は例年約95%で[1]、事実上10年間の中高大一貫教育高大一貫教育)校となっている。2000年平成12年)までは男子校だった。

沿革[編集]

前史[編集]

前身の大阪偕行社中学校は1940年昭和15年)3月に設立認可。1940年に寝屋川町友呂岐の丘(現在の校地)に移転した[2]

母体の大阪偕行社は、すでに大阪偕行社附属小学校追手門学院小学校の前身)を開校していたが資金難により、1941年山水中学校山水高等女学校を運営していた財団法人山水育英会(現・学校法人桐朋学園)と提携。偕行社中を「第二山水中学校」と改称した。1945年に山水育英会との提携を解消、学校の運営法人名も「香里学園」となっていた。

年表[編集]

  • 1948年昭和23年)4月 - 学制改革に伴い、新制の「香里中学校」「香里高等学校」設立認可
  • 1951年 - 7月、香里学園を同志社が吸収合併[2]。8月29日に設立認可。12月「同志社香里中学校」「同志社香里高等学校」となる
  • 1977年 - 香真館(集会・礼拝堂)完成
  • 1985年 - 讃光館(校長室・教員室・会議室・事務室)、興文館(図書館・情報教室)完成
  • 1999年 - 友愛館(中学校舎)完成
  • 2000年 - 高等学校を男女共学化
  • 2002年 - 中学校を男女共学化
  • 2006年 - 第2体育館完成
  • 2011年 - 紫塩館(実験室・音楽室など)完成
  • 2011年 - サッカー場の第2グランド改修(人工芝化)
  • 2012年 - 尚志館(高校校舎)、香友館(部室棟)、男子更衣室棟完成
  • 2013年 - 多目的グランド改修(移築・オムニコート化)
  • 2018年 - 全教室に電子黒板付きプロジェクターや廊下に電子掲示板を設置。第1グラウンドのラグビー場・トラックを改修。
  • 2021年 - 4月、中庭に繋真館(メディアセンター)(図書館)完成。

基礎データ[編集]

アクセス[編集]

象徴[編集]

徽章[編集]

学校法人同志社の徽章
同志社香里中学校・高等学校の位置(日本内)
同志社香里中学校・高等学校
同志社香里中学校・高等学校

徽章バッジ)は湯浅半月によるデザイン。3つの正三角形からなり、アッシリア楔形文字「ムツウ」(国あるいは土の意)の図案化であり、「知・徳・体の三位一体」、または、「調和をめざす同志社の教育理念」をあらわすとされている。

スクールカラー[編集]

スクールカラーは、ロイヤル・パープル(古代紫と江戸紫の中間色)との2色。同志社の創立者新島襄の母校アーモスト大学のスクールカラーと同色。

校歌[編集]

校歌はDoshisha College Song(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ作詞・カール・ヴィルヘルム英語版作曲)。日本語の校歌は有さず、同志社大学Doshisha College Song(英語)を校歌として採用している。

授業[編集]

2010年度から中学校、高等学校とも週6日制となっている[3]

キリスト教主義教育のため、毎日(水・土曜日のぞく)、1時間目と2時間目の間の15分間にS(ショート)礼拝とSHRを交互に行い[4]、毎週水曜日の2時間目に50分間のL(ロング)礼拝とLHRが交互にある[5]。中学が礼拝の時、高校はHRを行う。また、各式典(始業式、終業式など)でも礼拝の時間が設けられている。なお、年に数回特別礼拝があり、その時は中高ともにL礼拝を行う。その他にも、正課の授業で週に1時間中高共に「聖書」の授業があり、キリスト教について学ぶ。

週刊ダイヤモンド2015年8月22日号の「ビジネスマンが選ぶ『子どもに通わせたい学校トップ31』」特集で、国際社会の中の日本人の育成を目指しているとして、「息子・娘を入れたい学校2015」で全国1位となった[6]

部活動[編集]

  • ダンス部 - 高校は『夏の日本高校ダンス部選手権』全国大会において2008年(平成20年)、そして2011年から2013年2017年[7]2018年2020年の7回優勝(2011年から2013年は史上初3連覇)。2014年2016年の2回準優勝。『春の日本高校ダンス部選手権』では2012年優勝。2018年、2019年の2回準優勝。中学校は『日本中学校ダンス部選手権』で、2012年、2014年、2015年、2017年の4回優勝。2013年、2016年、2018年の3回準優勝。JSDA主催全国高等学校ダンス部選手権では2019年優勝。また、2015年の高校野球100年記念CMにダンス部と吹奏楽部で出演した[8]
  • 高校ラグビー部 - 全国高校ラグビー大会に出場4回(第66回<ベスト8>、第67回、第71回、第74回<ベスト4>)。
  • レスリング部 - 団体戦で2004年全国選抜大会、インターハイに2004年と2006年(ベスト16)出場。個人戦で2004年インターハイ3位1名、2005年インターハイ3位2名、国民体育大会2位1名、3位1名、2012年全国選抜大会3位1名、2016年国体3位1名、2017年国体3位1名。
  • マンドリン部 - 全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールで、2016年全国3位の全国知事賞、大阪市長賞。2017年全国6位の振興協会特別賞。2018年全国1位の文部科学大臣賞、そして17年連続で優秀賞。
  • 水泳部 - 2017年日本高等学校選手権水泳競技大会に1名出場し、400m自由形8位、800m自由形3位。また、全国中学校水泳競技大会に1名出場し、400m自由形3位。2018年インターハイ水泳競技の部で1名が800m自由形で準優勝、400m自由形3位。2021年は200m自由形と400m自由形でインターハイ出場。
  • 器械体操部 - 2018年高校総体体操競技の部に2名出場し、鉄棒優勝、あん馬準優勝、個人総合3位と8位。

著名な学校関係者[編集]

出身者[編集]

政治[編集]

経済[編集]

研究[編集]

芸術・文化[編集]

芸能[編集]


スポーツ[編集]

関係者[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 進路・進学 - 同志社香里中学校・高等学校
  2. ^ a b 学校沿革 - 同志社香里中学校・高等学校
  3. ^ シラバス - 同志社香里中学校・高等学校
  4. ^ 本校の3つの主義 – 同志社香里中学校・高等学校
  5. ^ 香真館(礼拝堂) - 同志社香里中学校・高等学校
  6. ^ 『週刊ダイヤモンド』息子・娘を入れたい学校2015で同志社香里が全国1位に!, (2015-08-22), http://dw.diamond.ne.jp/category/special/2015-08-22 2019年2月21日閲覧。 
  7. ^ 【高校ダンス部選手権・動画】同志社香里が4年ぶり奪還、登美丘は3連覇ならず”. 産経新聞 (2017年8月18日). 2017年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月1日閲覧。
  8. ^ 「高校野球100年」記念CMにダンス部・吹奏楽部が出演! - 同志社香里中学校・高等学校

関連項目[編集]

外部リンク[編集]