スコッチブロス
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スコッチブロス Scotch broth | |
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別名 | Barley broth[1] |
種類 | スープ |
フルコース | スターター |
発祥地 | スコットランド |
主な材料 | オオムギ、羊肉または牛肉、根菜(ニンジン、ルタバガ)、乾燥豆 |
スコッチブロス(Scotch broth)は、スコットランドに起源を持つスープである。主な材料はオオムギ、肉(ラム、マトン、牛肉)、根菜(ニンジン、ルタバガ、カブ)、乾燥豆果(エンドウ、赤レンズマメ)である。キャベツやリーキは、食感や色、香りを損なわないように食べる直前に加えられる。レシピによって、材料や比率は変わる[2][3]。長年、スズの缶に入れたものが市販もされている。
歴史
[編集]19世紀初めにマリア・ランデルが書いた料理本A New System of Domestic Cookeryには、マトンの首肉を1時間ほど煮込み、その後、脂身を除いた質の良い骨付きマトンをスープに加え、数時間後にカブ、ニンジン、タマネギを加えてさらに柔らかくなるまで煮込み、最後に水に浸したオオムギを加えて作る「スコッチマトンブロス」のレシピがある。このスープは、パセリを飾って提供される。
クリスチャン・イゾベル・ジョンストンによると、マトンは、ブゥーイィー(茹で肉)として、ケイパーソース、パセリ、バター、キュウリのピクルス、エディブル・フラワーのキンレンカとともに、マスタードと酢を添えて提供されることもあった
材料
[編集]主な材料は、オオムギ、羊肉または牛肉、ルタバガ、ジャガイモ、カブ、ニンジンなどの根菜であり、乾燥した豆やキャベツ、リーキ等を調理の後半の段階で加える[4]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ Grigson, Jane (1985). Jane Grigson's British Cookery. p. 159
- ^ Green, Jonathan (2010). “When Does a Broth Become Scotch Broth?”. Scottish Miscellany: Everything You Always Wanted to Know about Scotland the Brave. New York City: Skyhorse Publishing. ISBN 9781616080631
- ^ Lass, An Ayrshire (11 February 1929). “Scotch Broth - "Baith Meat and Medicine"”. The Glasgow Herald (Glasgow, Scotland, UK): p. 6 10 March 2012閲覧。
- ^ Green, Jonathan (2010). Scottish Miscellany: Everything You Always Wanted to Know About Scotland the Brave. ISBN 9781616080631