ワーテルゾーイ
ワーテルゾーイ(waterzooï)とは、肉類を茹でた煮汁にクリームと卵黄をいれて作るベルギーの郷土料理。
本来は川魚を使う料理だったが、庶民に手の届く、より安価な材料として鶏肉が使われるようになった。ワーテルゾーイという名称も、「水(から捕れた魚)」と「ごちゃまぜ(残り物の寄せ集め)」から来ているとされる。
ベルギーのゲントが発祥の地とされる。
淡白な肉なら肉類の種類は問わず、鶏肉、兎肉、白身魚などが使われる。
レシピ[編集]
本稿では鶏を使うゲント風ワーテルゾーイについて解説する。
材料[編集]
(4人分)
- 鶏肉1羽分(頭と足を落とし、内臓は抜いておく)。
- リーキ1本
- ニンジン1本
- セロリ1本
- タマネギ1個
- チキンブイヨン1リットル
- 生クリーム4分の3カップ
- 卵黄2個
- 無塩バター10グラム
- ローリエ2枚
- タイム2本
- パセリ1束
- チャイブ好みで
作り方[編集]
- リーキ、ニンジン、セロリ、タマネギをみじん切りにする。
- 大きな鍋にバターをひいて1を炒める。
- 野菜を炒め終わると、鍋にチキンブイヨンを注ぎ、鶏肉を入れ、タイム、ローリエを入れて、蓋をせず40分ほど煮込む。
- チキンを取り出し、煮汁を3分の1になるまでさらに煮詰める。焦がさないように気をつける。
- この間に、生クリームと卵黄をよく混ぜておく。
- 十分に煮汁が煮詰まったら火を止めて、4に5を加える。
- 肉を切り分けて6のソースをかけ、刻んだパセリを振りかけて完成。