WOWOWアニメ

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WOWOWアニメ」では、日本の民間BS放送局であるWOWOWで放映のアニメ番組について扱う。

なお、原則としてレギュラー枠で放送される新作アニメを対象とし、同局で放映される劇場版アニメOVA、長編作品などは含めないこととする。

概要[編集]

スクランブルとノンスクランブル[編集]

WOWOWで放送されるアニメ番組には、加入者しか視聴できない「スクランブル放送」と、受信環境があれば誰でも視聴できる「ノンスクランブル放送」の区別がある。

「スクランブル放送」の作品には必ずWOWOWが直接制作に関与し、専門チャンネルのように同一週にリピート放送を行ったり、複数の話数をまとめて集中的に再放送する場合もある。

一方の「ノンスクランブル放送」には、当初はWOWOWが制作に関与することはなかったが、2005年(平成17年)頃より「制作協力」という形で関与する作品も出てきた。リピート放送枠はなく、基本的に1回のみの放送となる。「スクランブル放送」との特筆すべき違いはスポンサーがついていることで、番組中にCMも挿入される。提供クレジット読みは原則として男性ナレーターの声で、"This program is(was) presented by the following companies."(「この番組は、以下の各社より提供されます(されました)」という意味)と英語でアナウンスするが、作品によっては、当該作品に出演している声優がアナウンスすることもある。[1]

R-15指定相当[編集]

WOWOWでは映倫規定に基づいて、番組に独自のレイティングがなされている。アニメ番組においてもそれは例外ではなく、性的描写や暴力的描写などが目立つ作品については「R-15指定相当」として放送されている。このような作品は深夜帯に放送されたり、番組冒頭に警告文が表示されるなどの措置がとられる。ただしペアレンタルロックなどの処置はされず、あくまで告知に留まる[2]

海外アニメ[編集]

WOWOWでは"I Love Disney"というキャッチフレーズを掲げ、ディズニー作品にも注力している。また、その他の海外アニメも多数放送している。これらは基本的にスクランブル放送となる。

歴史[編集]

WOWOWは開局当時からディズニーの名作アニメを中心とした児童向けのアニメを放送していたが、1998年(平成10年)4月からは、より高年齢層のアニメファン向けオリジナル作品をノンスクランブルで放送するようになった。

1998年(平成10年)10月から半年間ノンスクランブルで放映された『カウボーイビバップ』の人気をきっかけに[3]、全国で一斉に同時刻放送(全国放送)できるというメリットを生かし、1999年(平成11年)4月に大幅な拡充が行われ、最盛期には平日19時台というゴールデンタイムに週5つの30分枠を確保するまでに至った。

しかし限られた放映枠を巡る競争は激しく、『THE ビッグオー』のように1クール(約3ヶ月)に短縮されるケースも生じるなど、枠を拡大したために1つの作品に対する成果(ソフトの売り上げ)が落ちてしまったことや、いわゆるUHFアニメ深夜アニメで安価に制作することを望むメーカーの増加といった影響から徐々に放送数は減少し、2003年(平成15年)度には一時期ノンスクランブル枠が無くなる状況も発生した。

その後、今度は逆に地上波深夜アニメが飽和状態に陥った影響(特にフジテレビ『ノイタミナ』発足以前に起こった深夜アニメ枠の崩壊[4])をうけて、最盛期程ではないものの一時期は深夜枠に一定数のアニメ枠を確保していた。

また、WOWOWが直接制作に関わるスクランブル放送作品も年に1 - 2本のペースで安定して制作されており、過去には『ブレンパワード』や『オーバーマン キングゲイナー』といった富野由悠季監督作品、末期は『妄想代理人』や『エルゴプラクシー』などの「カッティング・エッジ」と呼ばれる作風を売りにした作品など、多彩なジャンルの良作を生み出し、一時期((2007年(平成19年)・(2008年(平成20年)頃)はノンスクランブル放送枠よりも数が多くなっていた。

しかし、2007年末には独立系無料BSデジタル放送局・BS11が開局、新作アニメを積極的に放送し始めたのと比例してWOWOWアニメは急速に数を減らす。ノンスクランブル枠は2007年度の『BACCANO! -バッカーノ-』を最後に、新作の放送は行われていない。

スクランブルアニメについても2008年に放送された『カイバ』を最後に暫く放送が途絶えていたが、2012年3月から4月にかけて約4年ぶりに完全新作WOWOW独占放送アニメ『オズマ』(松本零士原作)が放送された。

アニメプレミア[編集]

2016年4月より、新作アニメの先行プレミア放送枠・アニメプレミアが「WOWOWプライム」に新設、毎週金曜22時30分より放送している[5]。(スクランブル放送)

WOWOWの遠藤裕(制作部所属)によると、2010年代以降、日本のアニメ業界ではアニメのパッケージソフト売り上げが以前より陰りを見せるようになった事でソフト化以外の製作費リクープ(回収)方法を模索するようになる変化的状況が生まれており、新規に(アニメ枠を作って)参入するチャンスを見計らって立ち上げたものであるとのこと。それ以外にも週に数十本近く新作アニメが放送される現状で「何を見たらいいのか判らない」アニメ好きな視聴者に対してのキュレーター(お勧め人)的な役目を受け持ってみたいという意向もあるという[6]

現段階では地上波および無料BS放送局と同時期放送するが、それに約1週間ほど先んじてスクランブル放送を行う形態になっており、WOWOW独占放送ではない点がかつての新作スクランブル放送とは異なる。また地上波の放送は基本的にMBSをキー局とする深夜アニメ枠・アニメイズムアニメシャワーで行われる形を採る事が大半だが、第3作目『文豪ストレイドッグス』(第2クール)や第6作目『バチカン奇跡調査官』など、KADOKAWA刊の原作付きアニメは、いわゆる独立局系放送局を主とする作品(かつての「UHFアニメ」に相当するもの)になっており、必ずしもMBSと常に連携するわけではない。

主な放送作品[編集]

  • ※印 - R-15指定相当の作品。
  • 5.1ch印 - 5.1ch放送。(完全デジタル化以前はデジタル放送のみ)
  • ☆印 - 「アニメイズム」・「アニメシャワー」と同時期放送する作品
  • □印 - その他の枠・独立局と同時期放送する作品

下記は完全デジタル放送化以前の作品についての識別マーク

放送年 ノンスクランブル放送枠の作品 スクランブル放送枠の作品
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2012年
2016年
(前半クールは一挙放送、後半クール以降はアニメプレミア枠)
2017年
(MBSではアニメシャワー枠で、他地域ではTOKYO MXほか独立局で放送)

海外アニメ[編集]

ディズニー作品[編集]

その他の海外作品[編集]

子供向け作品[編集]

2006年[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 最近増えてきたキャラクターによる提供読み(TVアニメ資料館) (2004.2)
  2. ^ AT-Xではペアレンタルロックを施して放送されることが多い。
  3. ^ 作品の半分は1998年(平成10年)4月からテレビ東京で放映されたエピソードの再放送であったが、テレビ東京版がいわゆる「テレ東規制」によって放送内容に大幅な変更が加えられたため、WOWOWで放映されたものは完全版として高い評価を得ることとなったという経緯がある。「『カウボーイビバップ』がテレビ東京で放映されたことの不運(TVアニメ資料室)」も参照のこと。
  4. ^ 現在の「深夜アニメ」の項では簡略化された記述しかないが、2007年頃の版などには詳細が記載されているので、そちらなどを参照されたい。
  5. ^ 新作アニメの先行プレミア放送枠「アニメプレミア」がWOWOWで4月スタート!”. WOWOW アニメ新着番組. 2016年2月4日閲覧。
  6. ^ WOWOW:8年ぶりにアニメ枠復活 キュレーション的な役割も”. まんたんウェブ(株式会社MANTAN). 2016年11月16日閲覧。
  7. ^ a b ノンスクランブル放送の作品と共通するビジネスモデルを持つ。
  8. ^ スクランブル・ノンスクランブル放送に関わらず、WOWOWでの放送後に放送された作品がある。

外部リンク[編集]