Relation (globeのアルバム)
『Relation』 | ||||
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globe の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
tetsuya komuro sequence 1103st, 1105st(Tokyo) RECORD PLANT(L.A.) SONY MUSIC STUDIOS IMAGE RECORDING(L.A.) THE HIT FACTORY(N.Y.) | |||
ジャンル |
J-POP ブリティッシュビート プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | avex globe | |||
プロデュース | globe | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽) | ||||
globe アルバム 年表 | ||||
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『Relation』収録のシングル | ||||
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『Relation』(リレーション)は、globeの4枚目のフルアルバム。
目次
概要[編集]
前作『Love again』から約8ヶ月で発売され、「BRAND NEW globe 4 SINGLES」を収録したアルバム。
音作りのテーマは1970年代のプログレッシブ・ロック、ブリティッシュビートを参考にし[1]、残響効果が少なめの乾いた音色を中心にまとめて、効果音も非現実的な響きの音を選び、「お買い得仕様ではない、聴いてくれる人がいるだけ作った側が救われる」という程ギリギリまで実験的な志向を貫いた[2]。
本作はglobeプロデュースの作品となっており、KEIKOが初めて作詞に挑戦した。音源が出来上がってから作詞を行う(依頼する)小室作品では珍しく、KEIKOの担当した歌詞が上がってから音源制作を行った[3]。また、KEIKO・MARCが単独で作詞を担当した楽曲では歌入れが終わった後も、小室抜きで意見を出し合う等ボーカルディレクションに近い作業も行った[1]。
ジャケットはバラの花びらにモザイクがかかったもので、歌詞カードを開いていくとその部分が拡大されていく。裏ジャケットにはモザイクはない。小室は加工する前の写真を見てインスピレーションを受け、「バラの庭園のバラは『集団』とひとくくりにされているけど、1本1本がコミュニケーションをとっている訳ではない。それが『関わりたくないけど関わらずにはいられない』『全く必要じゃないと思ったら必要だった』という人間関係に似ていて、その背中合わせの関係を描きたかった」と話している[2]。
2016年12月21日に96kHz/24bitのハイレゾリューションオーディオとして鈴木浩二氏の手によりリマスタリングされ配信リリースされた。[4]
収録曲[編集]
全作曲・編曲:小室哲哉
- letting out a deep breath
- 作詞:MARC
- 「コンサートやミュージカルのオープニング」「1970年代のプログレッシブ・ロック」の要素を入れた[2]。
- across the street, cross the waters
- 作詞:MARC
- イントロと途中でのテンポアップがKEIKOは「『現実と夢』の様に対照的」と感じ「自分の感情の『表と裏』」を表現することで再現した。[2]。
- wanna Be A Dreammaker - album version -
- creamy day
- 作詞:MARC
- 「アコースティックな構成の中に1970年代のブリティッシュビートとプログレッシブ・ロックの要素を足す」という1989年にロンドンに留学した時に好きになった構成を押し出した[2]。
- Sa Yo Na Ra - album version -
- 作詞:小室哲哉&MARC
- NESCAFE「ウェイクアップモーメント・ブレイクタイムモーメント」CMソング
- sweet heart - Full Length Version -
- like a snowy kiss
- 作詞:KEIKO
- 「FACES PLACES」制作時から「もっと色々表現したい」と欲を出したKEIKOから沢山の歌詞の習作を見て、当時はすぐに使える作品ではなかったのではっきり「ダメ」と言っていたが、この曲では歌詞を書く上でのルールを踏まえた上できちんと歌詞としてまとまっていたので収録を決めた[2]。
- calls from the public
- 作詞:MARC
- MARCがリードボーカルを務めた。KEIKOとデュエットしているが、「協力し合う」というよりは「それぞれの持っている力量やスキルを出し切る」様に指示した[2]。
- Relation
- Perfume of love - album version -
- illusion
- 作詞:KEIKO
- テーマは「世間には何かを求めている人が多いが、勇気は自分から出していかないと意味が無い」としている[2]。
参加ミュージシャン[編集]
- ミキシング:EDDIE DELENA
- ヴォーカルディレクション:佐野健二(Track#2), 松尾和博(Track#8)
- ギター:小室哲哉(Track#3), 松尾和博(All Tracks except#3,9), 木村建(Tracks#1,2,8,11)
- ベース:BRAD CUMMINGS(Tracks#1,2,8,11), 木村建(Track#4)
- ドラムス:阿部薫(Tracks#5,10), ジョシュ・フリース(Tracks#2,8,11)
- DJ:DJ DRAGON
脚注[編集]
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