ブリティッシュビート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ブリティッシュビート
様式的起源 ロックンロールカントリーブルースフォークジャズリズム・アンド・ブルースドゥーワップデトロイト(モータウン)・ソウル
文化的起源 1960年代 イングランドの旗 イングランド
使用楽器 ギターベースドラムセットピアノ
派生ジャンル ガレージ・ロックパブロックパンク・ロックモッズ・リバイバルブリットポップガレージロック・リバイバル

ブリティッシュビート (British Beat) は、1960年代前期から中期にかけてのイギリスロックの一形態。

概要[編集]

1962年のビートルズのデビューと前後して数多くのイギリスのバンドがデビューしており、彼らと同様に、ロックンロールブルースリズム&ブルースカントリーフォーク・ミュージックなどにルーツを持つバンドを一括りとしてブリティッシュビートバンドと呼ばれている。

大別すると初期ビートルズ、ジェリー&ザ・ペースメイカーズサーチャーズなどのリバプール出身のバンドに類する音楽性を持ったマージービートに始まり、ローリング・ストーンズヤードバーズなどのリズム&ブルース、ブルースの影響の強いバンド、さらにそこから発展したザ・フースモール・フェイセズ等のモッズバンドまで多岐に渡る。いずれも黒人音楽からの強い影響が見られ、小編成のバンドスタイルによる歯切れの良いビートギターサウンドが主な特徴である。

1967年ごろから、ビートルズ、ピンクフロイドをはじめとするサイケデリック・ロックジミ・ヘンドリックスクリームのようなブルースを大音量で演奏するハードロックの原型ともいえるブルースロックが英国のバンドの中で最先端となり、様々な英国のバンドにあった音楽的な特徴の共通項はその方面へと移行し、ブリティッシュ・インベイジョンの本格的な終焉とともに、ブリティッシュビートといえるサウンドも姿を消した。

その後の音楽シーンへの影響[編集]

ブリティッシュビートの登場によりロックは大きく様変わりしたと言え、その影響力は非常に多岐に渡る。1960年代後半における世界各地のガレージ・ロック、1970年代前半のイギリスのパブ・ロックおよび70年代後半のパンク・ロックザ・ジャムなどのモッズ・リバイバル、また90年代のブリット・ポップ、2000年代以降のガレージロック・リバイバルなどに顕著な影響が見られる。また、ブリティッシュビートの括りとしてのリスナーの需要はあり、それらを取り扱った書籍[1]、オムニバスCD[2]がリリースされている。

代表的なアーティスト[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 小松崎健郎・著「ブリティッシュビート」
  2. ^ 『ブリティッシュ・ビート 1963-1970』、『No.1 ブリティッシュ・ビート』等