愛知県立時習館高等学校
愛知県立時習館高等学校 | |
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愛知県立時習館高等学校 | |
北緯34度44分19.4秒 東経137度23分1.9秒 / 北緯34.738722度 東経137.383861度座標: 北緯34度44分19.4秒 東経137度23分1.9秒 / 北緯34.738722度 東経137.383861度 | |
過去の名称 |
私立補習学校時習館 豊橋町立豊橋尋常中学時習館 愛知県第四中学校 愛知県立第四中学校 愛知県豊橋中学校 愛知県立豊橋高等学校 愛知県立豊橋時習館高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 愛知県 |
学区 | 三河学区 Bグループ |
設立年月日 | 1893年(明治26年) |
共学・別学 | 男女共学 |
分校 | 二川、高豊(1972年統合・独立) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D123210001339 |
高校コード | 23213A |
所在地 | 〒441-8064 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
愛知県立時習館高等学校(あいちけんりつ じしゅうかん こうとうがっこう)は、愛知県豊橋市富本町にある公立高等学校。
敷地面積は公立高校で全国第2位である。[要出典]敷地が非常に広いため、本校に郵便を出す際は細かい番地を書かずに「愛知県豊橋市富本町 時習館高校」で届く。
特色
[編集]1893年(明治26年)に私立補習学校時習館として開校[1]。校名の由来は三河吉田藩藩主の松平信復が設立した藩校である「時習館」(1752年(宝暦2年)設立)からで、館名「時習」は孔子『論語』の「學而時習之」(学びて時に之れを習ふ[2])という一節に由来する。
2008年(平成20年)にスーパーサイエンスハイスクール(SSH)、加えて2015年(平成27年)にスーパーグローバルスクール(SGH)の指定を受けた。2011年(平成23年)からイギリスのセント・ポールズ校とセント・ポールズ女子校、2012年からドイツのオットー・フォン・タウべ・ギムナジウム、2018年からマレーシアのジッ・シン校と姉妹校提携を結んでいる。
歴史
[編集]- 前史
- 歴史
- 1893年(明治26年) - 私立補習学校時習館として創設[1]。
- 1895年(明治28年) - 豊橋町立豊橋尋常中学時習館に改称[1]。
- 1896年(明治29年) - 校旗を制定[1]。
- 1900年(明治33年) - 愛知県に移管され、愛知県第四中学校に改称[1]。翌年、愛知県立第四中学校と改称[1]。
- 1922年(大正11年) - 愛知県豊橋中学校に改称[1]。
- 1945年(昭和20年) - 豊橋大空襲により、校舎、校旗、藩校「時習館」より受け継ぐ扁額『時習館』及び旧藩以来200年に亘り使用された大太鼓を焼失。
- 1946年(昭和21年) - 現在の校地である豊橋陸軍予備士官学校砲兵隊跡へ移転[1]。
- 1947年(昭和22年) - 学校新聞『時習』を創刊[3]。
- 1948年(昭和23年)
- 1950年(昭和25年) - 校歌「わが時習館」を制定。作曲は当時在籍していた生徒に、作詞は内藤きみこ教員によるものであった。その翌年、応援歌「若き力」を制定。
- 1956年(昭和31年) - 愛知県立時習館高等学校と改称[1]。三河全域を学区とする大学区制開始[1]。
- 1972年(昭和47年) - 高豊分校・二川分校が統合され、愛知県立豊橋南高等学校として独立する。
- 1973年(昭和48年) - 学校群制度により、愛知県立豊橋南高等学校と豊橋第一学校群(通称:豊橋一群)を組む。
- 1989年(平成元年) - 複合選抜方式を入学試験に導入。
- 2008年(平成20年) - スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受ける。
- 2011年(平成23年) - コアSSHの指定を受ける。イギリスのセント・ポールズ校、セント・ポールズ女子校と姉妹校提携を結ぶ。
- 2012年(平成24年) - セント・ポールズ校からの紹介で、ドイツのオットー・フォン・タウベ・ギムナジウムと姉妹校提携を結ぶ。
- 2015年(平成27年) - スーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受ける。
学校行事
[編集]毎年9月上旬、文化祭と体育祭を合わせた「時習祭」が3日間開催されている。文化祭は2日に渡り開催され、1日目は内部生徒のみで催され、2日目のみ一般公開されている。例年、2日目に中学生の体験入学も同時に実施されている。
体育祭は競技別に分かれて組で競う。毎年春に3年前期のHR会長による抽選により、縦割の組で色(赤、桃、橙、黄、緑、青、紫、黒の8色)が決められ、各組ごとに対応のカラーシャツを購入、背中(2023年度までは前後)に組・名簿番号のワッペンを縫い付け、着用するように指定されている。
一時期は男子生徒による相撲体操の演舞が慣例となっていたが、家庭科必修化に伴う練習時間の不足を理由に、1994年(平成6年)度入学生から廃止された(しかし、1997年(平成9年)体育祭までは、相撲体操の存続を望む有志により、閉会式後にゲリラ開催が行われ、職員も黙認する状態であった)。
現在は体育祭後、男子のみが参加出来る「ファイヤーストーム(通称:ストーム)」が行われる。
9月と3月に年二回クラスマッチが開催される(2023年度までは7月と3月開催)。3月は卒業式後のため、1・2年生のみで開催する。また、体育祭と同様のカラーシャツを着用するように指定されている。
部活動
[編集]運動部
[編集]文化部
[編集]著名な卒業生
[編集]- 荻野久作 - 産婦人科医
- 富安風生 - 俳人。逓信次官などを歴任。芸術院賞
- 池田末男 - 陸軍少将。戦車第11連隊長として占守島の戦いで奮戦し、戦死
- 桜井省三 - 陸軍中将
- 宮崎周一 - 陸軍中将。ミズーリ号降伏文書調印使節一員
- 丸山薫 - 詩人
- 清川正二 - 1932年ロス五輪100m背泳ぎ金メダリスト・1936年ベルリン五輪100m背泳ぎ銅メダリスト、日本人初IOC副会長、元兼松社長
- 杉浦明平 - 小説家、評論家、毎日出版文化賞
- 中尾佐助 - 農学者、文化人類学者、大阪府立大学名誉教授。照葉樹林文化論。毎日出版文化賞
- 今西晃 - 元丸美屋食品工業社長
- 青木茂 - 元参議院議員、サラリーマン新党初代党首
- 高橋アキラ - 元豊橋市長、愛知県議会議長
- 村田敬次郎 - 元衆議院議員、元自治大臣兼国家公安委員長、元通商産業大臣
- 大林太良 - 民俗学者、東京大学名誉教授、朝日賞、毎日出版文化賞
- 今泉潤太郎 - 愛知大学名誉教授。中国語学者。瑞宝中綬章受章
- 白井永二 - 神社本庁総長
- 川合伸旺(時習3回生) - 俳優、声優
- 子安美知子(時習4回生) - ドイツ文学者。早稲田大学名誉教授。シュタイナー教育の紹介者
- 高柳先男(時習8回生) - 国際政治学者、元中央大学教授、毎日出版文化賞
- 板倉文忠(時習11回生) - 名古屋大学名誉教授、元電子情報通信学会副会長、紫綬褒章、ディジタル信号処理、音響・音声工学
- 藤田佳久(時習11回生) - 愛知大学名誉教授。地理学者。東亜同文書院記念基金会記念賞受。
- 早川勝(時習11回生) - 元豊橋市長、元衆議院議員、元内閣総理大臣補佐
- 小川晴久(時習11回生) - 東洋思想学者、東京大学名誉教授。
- 杉田成道(時習14回生) - テレビディレクター、映画監督。『北の国から』シリーズ演出
- 伊丹敬之(時習15回生) - 一橋大学名誉教授、元組織学会会長、文化功労者、紫綬褒章
- 宮城谷昌光(時習15回生) - 歴史小説家。『夏姫春秋』で直木賞受賞
- 太田昭宏(時習16回生) - 衆議院議員、公明党前代表、元国土交通大臣
- 内田雅敏(時習16回生) - 弁護士、社会運動家
- 板倉英則(時習17回生) - 元国土交通審議官、元日本下水道事業団理事長、元不動産適正取引推進機構理事長
- 杉井孝(時習17回生) - 元大蔵省大臣官房審議官、弁護士
- 山本明彦(時習17回生) - 元衆議院議員、元内閣府副大臣
- 太田房江(時習22回生) - 参議院議員、元大阪府知事、元通商産業省大臣官房審議官、元岡山県副知事
- 近藤晴貞(時習23回生) - 西松建設社長、全国建設業協会会長、一級建築士
- 安形哲夫(時習24回生) - ジェイテクト社長、中部経済連合会副会長、時習館同窓会教育基金理事長
- 佐原光一(時習24回生) - 前豊橋市長、元国交省中部地方整備局副局長
- 平田満(時習24回生) - 俳優
- 佐野裕志(時習25回生) - 民事訴訟法学者、専修大学教授、元法務省司法試験考査委員
- 岩瀬敏(時習26回生) - 宇宙医学者、 神経内科医、愛知医科大学客員教授
- 松井茂記(時習26回生) - 憲法学者、ブリティッシュコロンビア大学教授、大阪大学名誉教授
- 池上俊一(時習27回生) - 歴史学者。東京大学大学院総合文化研究科教授。西洋中世史
- 岡田太造(時習28回生) - 元厚生労働省社会・援護局長、元内閣府大臣官房審議官
- 林眞琴(時習28回生) - 法務官僚、検事総長(第49代)
- 内藤秀男(時習30回生) - 元鹿児島地検検事正(防大卒の初の検事正)、弁護士、元陸上自衛官(防大26期)
- 宮川美津子(時習30回生) - 最高裁判所判事、弁護士
- 杉田浩章(時習32回生) - 元ボストン・コンサルティング・グループ日本代表、早稲田大学教授
- 木俣佳丈(時習35回生) - 元参議院議員、元参議院経済産業委員会委員長
- 根本幸典(時習35回生) - 衆議院議員、国土交通大臣政務官
- 阿部悌(時習43回生) - NHKアナウンサー
- 大蔵哲士(時習43回生) - NHKラジオセンターディレクター
- 蝶々(時習43回生) - エッセイスト
- ハンサム判治(時習44回生) - 歌手、デブパレード、ハンサム兄弟
- 村上大樹(時習44回生) - 劇作家。劇団「拙者ムニエル」主宰
- 太田裕朗(時習47回生) - 実業家
- 北原栄治(時習47回生) - 映画監督
- 石川慶(時習48回生) - 映画監督
- 尾川智子(時習49回生) - フリークライマー
- 佐々木洋平(時習52回生) - 俳優
- 黒田信哉(時習53回生) - NHKアナウンサー
- 神谷修平(時習53回生) - 建築家、クリエイティブディレクター、実業家
- 光部杏里(時習54回生) - 元NHK静岡放送局キャスター
- 鈴木しおり(時習54回生) - メ〜テレアナウンサー
- 鈴木理香子(時習55回生) - フリーアナウンサー、元中京テレビ、青森朝日放送アナウンサー
- 福井仁美(時習57回生) - 実業家、元タレント
- 神戸和貴(時習58回生) - NHKアナウンサー
- 仲井洋平(時習60回生) - 社会人野球選手
- 鈴木亜由子(時習62回生) - 陸上競技選手
- 山本修平(時習62回生) - 陸上競技選手
- 大野晃佳(時習68回生) - 読売テレビアナウンサー
- 仲川晴斐(時習71回生) - 中京テレビアナウンサー
交通
[編集]脚注
[編集]関連項目
[編集]- 愛知県高等学校一覧
- 旧制中等教育学校の一覧 (愛知県)
- ナンバースクール
- 負けヒロインが多すぎる! - 主人公たちが通う高校のモデルになっている。