伊丹敬之

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伊丹 敬之(いたみ ひろゆき、1945年3月16日[1] - )は、日本経営学者国際大学学長、一橋大学名誉教授。元組織学会会長。

愛知県豊橋市生まれ。一橋大学宮川公男今井賢一らの指導を受けた[2]カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了、経営学博士スタンフォード大学経営大学院客員准教授、一橋大学商学部教授、INSEAD客員教授、ザンクトガレン大学客員教授等を歴任し、日本の経営学界において、日本企業の実証研究を第一世代として行った[3]東芝取締役、JFEホールディングス監査役商船三井監査役等も務めた。紫綬褒章受章。日経・経済図書文化賞等受賞。ヴロツワフ経済大学名誉博士。指導学生に伊藤秀史(早稲田大学教授)[4]など。

年表[編集]

社会的活動[編集]

受賞[編集]

著書[編集]

  • 経営戦略の論理(日本経済新聞社・1980年10月)
  • 日本的経営論を超えて 企業経営力の日米比較 (東洋経済新報社・新書、1982年8月)
  • 新・経営戦略の論理 見えざる資産のダイナミズム(日本経済新聞社・1984年10月)
  • マネジメント・コントロールの理論(岩波書店・1986年3月)
  • 人本主義企業 変わる経営変わらぬ原理 (筑摩書房・1987年12月)のち学芸文庫、日経ビジネス人文庫
  • マネジメント・ファイル 1988(筑摩書房・1987年12月)
  • マネジメント・ファイル 1989(筑摩書房・1989年1月)
  • ポーランドからの手紙 1989 Poland moving forward(筑摩書房・1990年3月)
  • マネジメント・ファイル 1990(筑摩書房・1990年7月)
  • グローカル・マネジメント 地球時代の日本企業 (NHK出版・1991年5月)
  • マネジメント・ファイル 1993(NTT出版・1993年5月)
  • 日本産業三つの波 NTT出版 1998.7
  • 場のマネジメント 経営の新パラダイム(NTT出版・1999年1月)
  • 経営の未来を見誤るな デジタル人本主義への道(日本経済新聞社・2000年2月)「デジタル人本主義への道」日経ビジネス人文庫
  • 日本型コーポレートガバナンス 従業員主権企業の論理と改革(日本経済新聞社・2000年12月)
  • 創造的論文の書き方(有斐閣・2001年12月)
  • 経営と国境』 白桃書房、2004年ISBN 9784561223986
  • 場の論理とマネジメント(東洋経済新報社・2005年12月)
  • よき経営者の姿 日本経済新聞出版社 2007.1
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門 東洋経済新報社 2007.7
  • 経営の力学 決断のための実感経営論 東洋経済新報社 2008.11
  • イノベーションを興す 日本経済新聞出版社 2009.12
  • エセ理詰め経営の嘘 日本経済新聞出版社 2010.3
  • 本田宗一郎 ミネルヴァ書房・日本評伝選、2010
  • 日本企業は何で食っていくのか (日経プレミアシリーズ)日本経済新聞出版社 2013.5

共編著[編集]

  • 日本企業の多角化戦略―経営資源アプローチ(吉原英樹,加護野忠男,佐久間昭光共著)日本経済新聞社出版局 1981年
  • 企業の経済学(青木昌彦共著)(岩波書店・1985年3月)
  • 技術開発の国際戦略 イノベーションと経営の新展開(斎藤優共編著)東洋経済新報社・1986年11月
  • 逆転のダイナミズム 日米半導体産業の比較研究 伊丹研究室共著 エヌ・ティ・ティ出版 1988.7
  • 日本のVTR産業なぜ世界を制覇できたのか 伊丹研究室共編著 NTT出版 1989.6
  • ゼミナール経営学入門(加護野忠男共著)(日本経済新聞社・1989年3月)
  • 円が揺れる企業は動く プラザ合意から円高景気まで 伊丹研究室共著 NTT出版 1990.6
  • 日本の造船業-世界の王座をいつまで守れるか 伊丹研究室共編著 NTT出版 1992.7
  • 日本の化学産業なぜ世界に立ち遅れたのか 伊丹研究室共編著 NTT出版 1992.3
  • 日本の銀行業ほんとうに発展したのか 伊丹研究室共編著 NTT出版 1993.10
  • 日本の自動車産業なぜ急ブレーキがかかったのか 伊丹研究室共編著 NTT出版 1994.12
  • なぜ「三つの逆転」は起こったか 日本の半導体産業 伊丹研究室共編著 NTT出版 1995.9
  • 日本のコンピュータ産業なぜ伸び悩んでいるのか 伊丹研究室共編著 NTT出版 1996.9
  • 日本の鉄鋼業なぜ,いまも世界一なのか 伊丹研究室共編著 NTT出版 1997.12
  • 産業集積の本質 柔軟な分業・集積の条件(松島茂,橘川武郎共編)有斐閣・1998年9月
  • 当たり前にやれば勝てる、日本の会社 起ちあがれ、中堅サラリーマン 中堅サラリーマン共著(東洋経済新報社・1999年6月)
  • 場のダイナミズムと企業 西口敏宏,野中郁次郎共編著(東洋経済新報社・2000年1月)
  • まずは社長がやめなさい(丹羽宇一郎共著)(四谷ラウンド・2001年3月、文春文庫・2005年9月)
  • 日本の繊維産業なぜ、これほど弱くなってしまったのか 伊丹研究室共編著 NTT出版 2001.4
  • 情報化はなぜ遅れたか 日本企業の戦略と行動 伊丹研究室共編著 NTT出版 2001.10
  • 失われなかった10年(伊丹雄二郎共著)(NTT出版・2002年6月)
  • 企業戦略白書I-7 日本企業の戦略分析(一橋MBA戦略ワークショップ共著)(東洋経済新報社・2002-2008)
  • 「環境」と「高齢化」の産業化 日本企業の戦略と行動 伊丹研究室共編著 NTT出版 2003.10
  • ケースブック 経営戦略の論理(西野和美共編著)日本経済新聞社・2004年4月)
  • 空洞化はまだ起きていない 日本企業の戦略と行動 伊丹研究室共編著 NTT出版 2004.6
  • 見えざる資産の戦略と論理(軽部大共編著)日本経済新聞社・2004年11月)
  • 技術者のためのマネジメント入門 生きたMOTのすべて 森健一共編 日本経済新聞社 2006.10
  • 日米企業の利益率格差 編著 有斐閣 2006.11
  • 松下電器の経営改革 加藤俊彦,田中一弘,‎‎中野誠共著 有斐閣 2007年
  • MOTの達人 現場から技術経営を語る 森健一,鶴島克明共著 日本経済新聞出版社 2007.11
  • 「日本の経営」を創る 社員を熱くする戦略と組織 三枝匡共著 日本経済新聞出版社 2008.11
  • 日本の技術経営に異議あり 現場からの告発 東京理科大学MOT研究会共編著 日本経済新聞出版社 2009.11

一橋大学伊丹研究室[編集]

一橋大学伊丹敬之ゼミナールでは4年次に共同研究を行い、その結果をNTT出版から商業出版するというユニークな試みを1988年~2004年まで行っていた。

研究結果(伊丹敬之・伊丹研究室著として出版されている)

  • 逆転のダイナミズム 日米半導体産業の比較研究(NTT出版・1988年7月)
  • 日本のVTR産業 なぜ世界を制覇できたのか(NTT出版・1989年6月)
  • 円が揺れる 企業は動く プラザ合意から円高景気まで(NTT出版・1990年6月)
  • 日本の化学産業 なぜ世界に立ち遅れたのか(NTT出版・1991年6月)
  • 日本の造船業 世界の王座をいつまで守れるか(NTT出版・1992年7月)
  • 日本の銀行業 ほんとうに発展したのか(NTT出版・1993年10月)
  • 日本の自動車産業 なぜ、急ブレーキがかかったのか(NTT出版・1994年12月)
  • なぜ「三つの逆転」は起こったか 日本の半導体産業(NTT出版・1995年9月)
  • 日本のコンピューター産業 なぜ伸び悩んでいるのか(NTT出版・1996年9月)
  • 日本の鉄鋼業 なぜ、いまも世界一なのか(NTT出版・1997年12月)
  • 日本産業 三つの波(共著)(NTT出版・1998年7月)→この本は過去10年間の研究結果を元に書かれている。
  • 日本の繊維産業 なぜ、これほど弱くなってしまったのか(NTT出版・2001年4月)
  • 日本企業の戦略と行動 なぜ情報化は遅れたか(NTT出版・2001年10月)
  • 日本企業の戦略と行動 「環境」と「高齢化」の産業化(NTT出版・2003年10月)
  • 日本企業の戦略と行動 「空洞化はまだ起きていない」(NTT出版・2004年6月)

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.298
  2. ^ 一橋ビジネスレビュー 2013 Spring(60巻4号)
  3. ^ 小川進「訓詁学から実証研究へ」一橋ビジネスレビュー 2013 Spring(60巻4号)
  4. ^ [1]
  5. ^ 「昭和43年度学位授与・単位修得論文」一橋研究
  6. ^ 三菱レーヨン株式会社 2002年5月14日プレスリリース 
  7. ^ 「国際大学新学長に伊丹氏を選任」毎日新聞2017年7月7日
  8. ^ 経済産業省公式ウェブサイト
  9. ^ 首相官邸公式ウェブサイト
  10. ^ 首相官邸公式ウェブサイト
  11. ^ 「学長からのメッセージ」国際大学

関連項目[編集]

外部リンク[編集]