新杉田駅
新杉田駅 | |
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![]() 西口(2005年4月) | |
しんすぎた Shin-Sugita | |
![]() | |
所在地 | 横浜市磯子区新杉田町 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) 横浜シーサイドライン(駅詳細) |
新杉田駅(しんすぎたえき)は、神奈川県横浜市磯子区新杉田町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・横浜シーサイドラインの駅である。
乗り入れ路線[編集]
JR東日本の根岸線と、横浜シーサイドラインの金沢シーサイドラインが乗り入れ、接続駅となっている。当駅は金沢シーサイドラインで唯一、金沢区外に位置する駅である。
JR東日本の駅は、特定都区市内制度における「横浜市内」に属している。根岸線には「JK 05」、横浜シーサイドラインの金沢シーサイドラインには「1」の駅番号がそれぞれ付与されている。
近隣に京浜急行電鉄(京急本線)の杉田駅がある。杉田駅では根岸線・横浜シーサイドラインへの乗換案内を行っているが、当駅では京急線への直接の乗換案内は行われていない。
歴史[編集]
- 1970年(昭和45年)3月17日:国鉄根岸線・磯子駅 - 洋光台駅間の開通と同時に開業。
- 1978年(昭和53年)8月16日:新杉田駅東バスターミナル使用開始[1]
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 1989年(平成元年)
- 1998年(平成10年):発車メロディー導入。駅ビルリニューアル。
- 2000年(平成12年):JRホームにエレベーター設置。ホーム磯子寄りに上屋増設。
- 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」供用開始。
- 2006年(平成18年)12月12日:JRホームでエスカレータ設置工事を開始。
- 2007年(平成19年)
- 6月12日:JRホームでエスカレータ使用開始。
- 7月:2回目の駅ビルリニューアル。
- 2019年(令和元年)6月1日夜:金沢シーサイドライン新杉田駅逆走事故が発生[4][5]。
駅構造[編集]
根岸線の高架線はほぼ北西から南東に走り、その後は南へ行く。JRの駅の北東の脇に横浜シーサイドラインの駅があり、横浜シーサイドラインの高架は当駅からほぼ南東に延びる形となっている。
JR東日本[編集]
JR 新杉田駅 | |
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しんすぎた Shin-Sugita | |
◄JK 06 磯子 (1.6 km) (3.0 km) 洋光台 JK 04► | |
所在地 | 横浜市磯子区新杉田町6 |
駅番号 | JK05 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■根岸線 |
キロ程 |
11.1km(横浜起点) 大宮から70.2km 八王子から55.5 km |
電報略号 | シス |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
30,298人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1970年(昭和45年)3月17日 |
乗換 | 京急本線杉田駅 |
備考 |
業務委託駅[6] みどりの窓口 有 ![]() |
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。ホーム全体が勾配(横浜方が下り勾配、大船方が上り勾配)となっている。
駅舎は高架下にあり、それぞれのホームから階段が延びる。階段は各ホームにそれぞれ1本ずつある。1番線横浜寄りの階段および2番線大船寄りにあった階段では2007年(平成19年)6月12日からエスカレータが設置された。エレベーターも併設されている。
桜木町営業統括センター管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)[6]で、駅舎内にはみどりの窓口・自動改札機・自動券売機が設置されている。その他、改札外に売店「NewDays」新杉田1号店がある。以前は改札内にも売店があった。また、一時期に立ち食いそば店が改札口の横にあった。
トイレは改札内に設置されており、多目的トイレも設けられている[注釈 1]。
なお、1980年代末期までは、改札口・券売機は1階に設置されていた。
改札を出ると、根岸線の高架下に駅ビル「ビーンズ新杉田」があり、ここから北東側に行くと東口、南西側に行くと西口に出る。駅ビルには売店や食堂などが軒を連ねている。
のりばは東口側を1番線として、下表の通り。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
下り | 洋光台・大船方面 | |
2 | 上り | 横浜・東京・上野方面 | ![]() | |
![]() |
- | 新横浜・町田・八王子方面 | 朝晩のみ運転 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
ホームの大船方がカーブしていて見通しが悪いため、2番線への列車接近時には接近放送が流れてからホームに列車が到着するまでの間、接近警告機から踏切と同じ警報音が鳴り続ける。
横浜シーサイドライン[編集]
横浜シーサイドライン 新杉田駅 | |
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しんすぎた Shin-Sugita | |
(1.3 km) 南部市場 2► | |
所在地 | 横浜市磯子区新杉田町8-1 |
駅番号 | 1 |
所属事業者 | 横浜シーサイドライン |
所属路線 | ■金沢シーサイドライン |
キロ程 | 0.0 km(新杉田起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
29,803人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1989年(平成元年)7月5日[2] |
頭端式ホーム1面2線を持つ高架駅で、ホームドアが設置されている。駅番号は1。のりばは北側から1番線、2番線となっており、両方のホームで金沢八景方面からの列車が下車客を扱い、その後折り返し金沢八景方面に発車していく。直営駅。
ホームの西側に接する形で駅舎がある。ここには横浜信用金庫のATM・自動改札機・自動券売機と定期券・グッズなどを発売する有人の窓口がある。改札外のゆうちょ銀行ATMは撤去され、宅配便用ロッカー・コインロッカー・公衆電話がある。平日の午前中のみの営業の京急ステーションコマース運営の売店も設置されていたが[注釈 2]、2019年以降、存在していない。
改札外の調剤薬局で、平日の9-19時、土曜の9-13時の営業時間内ならば、飲料・飴などが購入可能。改札内外に飲料の自動販売機もある。
トイレは改札内に設置され、手洗器には液体石鹸も備え付けられ[注釈 3]、多目的トイレも設けられている。
横浜シーサイドラインの駅舎を出るとJRの東口の駅前に出る他、横浜シーサイドラインの駅舎とJRの駅ビルとを直接結ぶ通路も設けられている。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
下り | 金沢八景方面 | |
2 |
(出典:シーサイドライン:駅構内図)
利用状況[編集]
- JR東日本 - 2021年度の1日平均乗車人員は30,298人である[利用客数 1]。
- 横浜シーサイドライン - 2021年度の1日平均乗降人員は29,803人(乗車:14,894人/降車:14,909人)である[乗降データ 1]。
- 同社の中では第1位。
年度別1日平均乗降人員[編集]
近年の1日平均乗降人員推移は下記の通り。
年度 | 横浜シーサイドライン[注釈 4] | |
---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2006年(平成18年) | 31,310 | |
2009年(平成21年) | 32,536 | |
2010年(平成22年) | 32,430 | −0.3% |
2011年(平成23年) | 31,695 | −2.3% |
2012年(平成24年) | 32,398 | 2.2% |
2013年(平成25年) | 33,337 | 2.9% |
2014年(平成26年) | 32,919 | −1.3% |
2015年(平成27年) | 33,446 | 1.6% |
2016年(平成28年) | 33,559 | 0.3% |
2017年(平成29年) | 34,043 | 1.4% |
2018年(平成30年) | 33,973 | −0.2% |
2019年(令和元年) | 32,090 | −5.9% |
2020年(令和 | 2年)28,477 | −11.3% |
2021年(令和 | 3年)29,803 | 4.7% |
年度別1日平均乗車人員(1991年 - 2000年)[編集]
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度 | JR東日本 | 横浜新都市交通[注釈 4] | 出典 |
---|---|---|---|
1991年(平成 | 3年)31,116 | ||
1992年(平成 | 4年)31,913 | 13,753 | |
1993年(平成 | 5年)34,677 | 15,304 | |
1994年(平成 | 6年)34,830 | 15,266 | |
1995年(平成 | 7年)34,405 | 15,267 | [乗降データ 2] |
1996年(平成 | 8年)34,741 | 15,672 | |
1997年(平成 | 9年)34,743 | 15,340 | |
1998年(平成10年) | 36,360 | 16,920 | [神奈川県統計 1] |
1999年(平成11年) | 35,368 | 16,163 | [神奈川県統計 2] |
2000年(平成12年) | [JR 1]34,121 | 15,413 | [神奈川県統計 2] |
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)[編集]
年度 | JR東日本 | 横浜シーサイドライン[注釈 4] | 出典 |
---|---|---|---|
2001年(平成13年) | [JR 2]33,947 | 15,236 | [神奈川県統計 3] |
2002年(平成14年) | [JR 3]33,720 | 15,072 | [神奈川県統計 4] |
2003年(平成15年) | [JR 4]33,451 | 15,071 | [神奈川県統計 5] |
2004年(平成16年) | [JR 5]33,804 | 15,350 | [神奈川県統計 6] |
2005年(平成17年) | [JR 6]34,447 | 15,491 | [神奈川県統計 7] |
2006年(平成18年) | [JR 7]35,260 | 15,655 | [神奈川県統計 8] |
2007年(平成19年) | [JR 8]36,725 | 16,163 | [神奈川県統計 9] |
2008年(平成20年) | [JR 9]37,422 | 16,361 | [神奈川県統計 10] |
2009年(平成21年) | [JR 10]37,415 | 16,276 | [神奈川県統計 11] |
2010年(平成22年) | [JR 11]36,686 | 16,194 | [神奈川県統計 12] |
2011年(平成23年) | [JR 12]36,314 | 15,850 | [神奈川県統計 13] |
2012年(平成24年) | [JR 13]37,105 | 16,207 | [神奈川県統計 14] |
2013年(平成25年) | [JR 14]37,569 | 16,664 | [神奈川県統計 15] |
2014年(平成26年) | [JR 15]37,719 | 16,450 | [神奈川県統計 16] |
2015年(平成27年) | [JR 16]38,498 | 16,730 | [神奈川県統計 17] |
2016年(平成28年) | [JR 17]38,474 | 16,774 | [神奈川県統計 18] |
2017年(平成29年) | [JR 18]38,320 | 17,028 | [神奈川県統計 19] |
2018年(平成30年) | [JR 19]37,782 | 16,999 | [神奈川県統計 20] |
2019年(令和元年) | [JR 20]36,810 | 16,003 | [神奈川県統計 21] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]29,902 | 14,246 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]30,298 |
駅周辺[編集]
根岸線の東側は埋め立てによって生まれた工業地域となっており、IHI横浜工場、東芝横浜事業所、KATO HICOM本社、日本飛行機本社などがある。根岸駅付近から根岸線に沿ってきた首都高速湾岸線・国道357号は当駅で根岸線と分かれ、以後は金沢シーサイドラインに沿うこととなる。
駅の南西側では、国道16号沿いに古くからの町並みが開けている。2004年(平成16年)9月29日には西口から産業道路を挟んだ場所にマンションを併設した大規模な商業施設「らびすた新杉田」が完成し、駅の西口と新杉田歩道橋で直結している。
京浜急行電鉄(京急本線)の杉田駅はぷらむロード杉田商店街(県道22号)を西に400mほどの距離で、乗り換え客も多い。2008年3月15日より定期券についてJR新杉田駅・京急杉田駅接続の連絡運輸を開始した。
駅の周辺にある主要な施設としてはその他新杉田地域ケアプラザ、(地球シミュレータ等で有名な)JAMSTEC(海洋研究開発機構)横浜研究所などが存在する。
- らびすた新杉田
- 横浜市磯子区民文化センター 杉田劇場
- 杉田劇場は1945年から1950年(昭和21年から25年)まで存在した劇場で、美空ひばりが初舞台を踏んだことで知られる。2005年(平成17年)に国道16号の根岸線高架下に旧杉田劇場の跡地を表すモニュメントが建立されたが、文化センターにもこの杉田劇場の名前が付けられることとなった。
- 横浜市行政サービスコーナー新杉田
- 新杉田公園
- 磯子スポーツセンター
- 横浜市南部地域療育センター
- 磯子・金沢シーサイド住宅公園
バス路線[編集]
駅前バスロータリー内及び、らびすた新杉田前の「新杉田駅前」と、徒歩5分程の所にある国道16号上の「聖天橋」の二箇所が最寄りバス停。
乗り場[7] | 停留所名 | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 新杉田駅前 | 横浜交通開発 | 61:入国管理局・三井アウトレットパーク | 三井アウトレットパーク行は土休日のみ |
2 | 不使用 | |||
3 | 横浜交通開発 | 117(急行):藤森工業循環 | ||
4 | 横浜市営バス | 215:大谷団地循環 | ||
6 | 横浜交通開発 | 61:磯子駅 | ||
北方向 | 聖天橋 | 京浜急行バス | 4:磯子駅 磯6:上大岡駅 110:横浜駅 |
|
南方向 | 4:追浜車庫・追浜駅・金沢文庫 上5・磯6:杉田 110:杉田平和町 |
「4」系統の追浜駅・金沢文庫行は平日のみ運行 |
隣の駅[編集]
- 横浜シーサイドライン
金沢シーサイドライン
- 新杉田駅 (1) - 南部市場駅 (2)
脚注[編集]
記事本文[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ 磯子区歴史年表昭和46年~平成10年 磯子区総務部
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、24頁。
- ^ a b “東京高架の新杉田駅ビル 二階部分がオープン”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年7月20日)
- ^ “無人運転の車両逆走し衝突、横浜”. カナロコ. 共同通信 (神奈川新聞社). (2019年6月1日) 2019年6月2日閲覧。
- ^ “シーサイドライン25m逆走し衝突、15人重軽傷 横浜:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2019年6月2日) 2019年6月2日閲覧。
- ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
- ^ “新杉田駅前(しんすぎたえきまえ) 系統一覧/バス停時刻表検索 | 横浜市交通局”. web.archive.org (2022年6月14日). 2022年6月14日閲覧。
利用状況[編集]
- JR・私鉄の1日平均利用客数
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- JR・私鉄の統計データ
- 神奈川県県勢要覧