宮國椋丞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • 宮國椋丞
  • 宮国椋丞
宮國 椋丞
読売ジャイアンツ #30
Giants guniguni30.JPG
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県糸満市(出生地は石川県金沢市
生年月日 (1992-04-17) 1992年4月17日(26歳)
身長
体重
186 cm
84 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 ドラフト2位
初出場 2012年4月8日
年俸 2,400万円(2018年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

宮國 椋丞(みやぐに りょうすけ、1992年平成4年)4月17日 - )は、読売ジャイアンツに所属するプロ野球選手投手)。沖縄県糸満市出身(出生地は石川県金沢市)。

「國」の字が旧字体であるため、メディアによって宮国椋丞の表記も見られる。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

石川県金沢市生まれ[2]。兄の影響で小学一年生で野球を始める。高嶺中学校時代は軟式野球部に所属。

糸満高校では沖縄県1年生大会決勝で興南高校に投げ勝ち、7年ぶりの優勝に貢献。2年春からエースとして活躍し、3年夏には県大会決勝に進むも島袋洋奨投手を擁する興南高校に敗れた[3]

2010年10月28日のプロ野球ドラフト会議にて読売ジャイアンツから2位指名を受け入団した。背番号は、かつて江川卓が使用していた「30」となった。

プロ入り後[編集]

2011年イースタン・リーグで4試合に登板し、19イニングを投げて自責点0だった[4]。シーズン後は宮崎秋季キャンプに参加し、川口和久投手総合コーチから高評価を得た[5]

サインに応じる宮國(2012年)

2012年は春季キャンプから一軍に帯同[6]3月25日に行われたオークランド・アスレチックスとの親善試合では先発して5回9奪三振1失点で[7]、開幕ローテーション入り。4月8日阪神戦で一軍公式戦初登板。先発して7回を1失点に抑え、巨人では槙原寛己以来29年ぶりとなる10代での初登板初勝利を挙げた[8][9]。5月1日の広島戦ではプロ初完投・初完封勝利を記録。高卒2年目での完封は巨人では桑田真澄以来となった[10]。しかし、5月16日のオリックス・バファローズ戦で右肩に違和感を覚え、翌日に登録抹消。二軍での調整を経て7月15日に一軍復帰。8月5日のDeNA戦で3ヶ月ぶりの勝利を挙げると[11]、レギュラーシーズン終了まで先発ローテーションの一角を担った。ポストシーズンは2試合に登板し、中日とのCSファイナルステージ第3戦に先発して5回3失点[12]日本ハムとの日本シリーズでは第4戦に先発し7回3安打無失点[13]。いずれも勝敗はつかなかった。アジアシリーズでは決勝のラミゴ戦に先発。6回1失点で勝利投手となった[14]

2013年WBCに出場したエース内海哲也の代役として開幕投手を務めた。20歳での開幕投手は1988年桑田真澄以来だったが[15]、7回途中3失点で勝ち星はつかず。7月25日の広島戦で2回途中8失点でノックアウトされるなど[16]、打たれ出すと止まらなくなるピッチングが目立つようになり、シーズンを通じてスランプに陥り、このシーズンは三度の二軍降格を命じられた。10月3日に右下腿内側痛が判明し、ポストシーズンの出場が絶望的となった[17]CSには出場せず、日本シリーズの40人枠からも外れた。

2014年は、オープン戦から不調が続き、開幕一軍から外れる。4月と8月に1度ずついずれも横浜DeNAベイスターズ戦に先発するも2試合とも4回持たずKOされ、即二軍降格された。10月6日、広島戦で先発し7回1失点と好投、前田健太に投げ勝ちチームの最終戦でようやく初白星を挙げた[18]

2015年は、先発から中継ぎに転向し、新人の戸根千明とともに、主に点差の付いた試合やマシソン山口鉄也に繋げる役割を果たし中継ぎの一角として活躍。39試合に登板した。

2016年も、中継ぎとして34試合に登板。

2017年は、先発に復帰したものの6月までに0勝7敗(1敗はリリーフでの敗北)、チームでは2005年の桑田真澄以来となる7連敗となった。

選手としての特徴[編集]

ワインドアップから長身を活かして投げるスリークォーターから繰り出すナチュラルに変化する最速150km/hのストレート[19][20][21][22]に加え、スライダースローカーブフォークボールが持ち球[23]。加えて2012年シーズン中にツーシームを習得した[24][25]。打たせて取る投球スタイル[26]。高校時代から肘のしなりや低めへの制球力に定評があり[27]牽制クイックフィールディング[28]など、マウンドさばきも巧み[29]。首脳陣からの評価は高く[30]、将来のエース候補と期待されている[31]

人物[編集]

マウンドでは堂々とした投球を見せる一方で、インタビューや囲み取材は苦手とするなどシャイな一面がある[32]。以前は偏食家野菜果物はほとんど食べなかったが、球速アップを目指して2012年から食生活の改善に取り組んでいる[33][34]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2012 巨人 17 15 1 1 0 6 2 0 0 .750 386 97.0 76 4 28 1 3 54 3 1 27 20 1.86 1.07
2013 17 17 0 0 0 6 7 0 0 .462 401 87.2 113 8 35 0 2 50 2 0 52 48 4.93 1.69
2014 3 3 0 0 0 1 1 0 0 .500 64 14.0 22 3 3 0 1 6 2 0 11 10 6.33 1.79
2015 39 0 0 0 0 3 1 1 5 .750 194 49.0 38 4 15 1 0 28 3 0 17 16 2.94 1.08
2016 34 0 0 0 0 4 1 0 6 .800 162 39.2 38 6 9 0 0 14 0 0 14 13 2.95 1.18
2017 17 9 0 0 0 1 7 0 1 .125 246 57.0 64 5 18 0 0 41 0 1 32 30 4.74 1.44
NPB:6年 127 44 1 1 0 21 19 1 12 .525 1453 344.1 351 30 108 2 6 193 10 2 153 137 3.58 1.33
  • 2017年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 30 (2011年 - )

記録[編集]

投手記録
打撃記録
  • 初安打・初打点:2012年5月1日、対広島東洋カープ4回戦(東京ドーム)、3回裏に篠田純平から中前適時打

登場曲[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 巨人 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2018年6月7日閲覧。
  2. ^ 『スポーツアルバム No.41 宮國椋丞』(ベースボール・マガジン社) 69頁。
  3. ^ プロ注目の糸満・宮国、悲願届かず デイリースポーツオンライン 2010年7月18日
  4. ^ 巨人宮国DeNA戦で1軍デビュー nikkansports.com 2011年12月11日
  5. ^ 巨人 期待の右腕 宮国に川口コーチ絶賛「彼が投手陣を助けてくれるかも」 スポニチアネックス 2011年11月10日
  6. ^ 原監督 新人王候補の2年目・宮国1軍スタートを決断 スポニチアネックス 2012年1月23日
  7. ^ 巨人宮国メジャー相手に圧巻奪三振ショー 日刊スポーツ 2012年3月26日
  8. ^ 巨人救った19歳・宮国 槙原以来29年ぶり10代初登板初勝利! スポーツニッポン 2012年4月8日
  9. ^ 槙原氏以来、宮国が巨人10代の初登板勝利 デイリースポーツオンライン 2012年4月8日
  10. ^ 宮国、桑田以来の高卒2年目プロ初完封!どエライ東京Dデビュー! スポーツ報知 2012年5月2日
  11. ^ 宮国様サマ~!戻ってきた夏男が久々3勝 nikkansports.com 2012年8月6日
  12. ^ 【巨人】宮国5回3失点KO/CS nikkansports.com 2012年10月19日
  13. ^ 【巨人】宮国堂々!7回3安打0封 nikkansports.com 2012年10月31日
  14. ^ 原巨人5冠!アジアも制覇/アジアS nikkansports.com 2012年11月12日
  15. ^ 20歳宮国、開幕投手へ 88年桑田以来 日刊スポーツ 2013年3月3日
  16. ^ 宮国最悪8失点KO2軍…恥ずかしい試合 日刊スポーツ 2013年7月26日
  17. ^ 宮国、CSも日本Sも絶望!右下腿内側痛で全治1か月以上 スポーツ報知 2013年10月4日
  18. ^ http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK10688_W4A001C1000000/
  19. ^ 宮国「魔球」持ってた!予測不能な変化で開幕ローテ狙う! 2012年2月27日 スポーツ報知
  20. ^ 『2013 プロ野球オール写真選手名鑑』 日本スポーツ企画出版社、2013年、9頁。ISBN 978-4-905411-11-6
  21. ^ 宮国、自己最速150キロ!7回3失点2被弾も原監督「いい形で戻ってきた」”. スポーツ報知 (2013年6月28日). 2013年7月1日閲覧。
  22. ^ 宮国ヒヤリ3勝!阿部に怒られた 被弾後藤にど真ん中”. スポニチ Sponichi Annex (2012年8月6日). 2012年8月6日閲覧。
  23. ^ 【プロ野球】急成長右腕、巨人・宮國椋丞のローテーション入りはあるか? web Sportiva 2012年02月27日
  24. ^ 宮国「動く球」で幻惑投球 初東京ドームで初完封 スポニチアネックス 2012年5月2日
  25. ^ 【巨人】FA捕手!実松が宮国完封リード nikkansports.com 2012年5月1日
  26. ^ 宮国、1軍合格!課題3項目クリア、15日・中日戦で復帰へ スポーツ報知 2012年7月9日
  27. ^ ドラフト候補&監督直撃インタビュー 『野球小僧』10月号、白夜書房、雑誌18801-10、72-73項。
  28. ^ 巨人宮国、広い「捕」幅で最速バント処理 nikkansports.com 2013年2月5日
  29. ^ 巨人の宮國椋丞は本物なのか?若手投手が一軍入りする必要条件。 NumberWeb 2012年3月4日
  30. ^ 巨人・原監督、プロ初完封の宮國に「私自身も勉強するところがある」 スポーツナビ 2012年5月1日
  31. ^ 伝統の球団のイケメンエース候補 巨人の宮国椋丞投手 msn産経ニュース 2012年6月23日
  32. ^ 宮国年俸大幅アップも声小さく nikkansports.com 2012年11月29日
  33. ^ Close up 宮國椋丞(巨人) 二軍に2ヵ月落とされ球速10km/hアップ 2/3 現代ビジネス 2012年09月29日
  34. ^ 宮國椋丞(巨人) 二軍に2ヵ月落とされ球速10km/hアップ 3/3 現代ビジネス 2012年09月29日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]