戸根千明

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戸根 千明
読売ジャイアンツ #50
Giants tone50.JPG
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 京都府綴喜郡田辺町(現・京田辺市
生年月日 (1992-10-17) 1992年10月17日(28歳)
身長
体重
174 cm
100 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 ドラフト2位
初出場 2015年3月28日
年俸 1,800万円(2021年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

戸根 千明(とね ちあき、1992年10月17日 - )は、読売ジャイアンツに所属する京都府綴喜郡田辺町(現在の京田辺市)出身のプロ野球選手投手)。妻は、ローカルアイドルNiimoのメンバー)として活動していた佐々木舞夕(ささき まゆ)。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

フィリピン系日本人(母親がフィリピン人)である[2] 田辺中学時代は南京都NSボーイズでプレーしていた。

高校は島根県の江の川高等学校に入学し、1年夏からベンチ入り。石見智翠館高校と校名が変更になった2年からはエースとなったが甲子園出場はなかった[2]

高校卒業後は日本大学に進学し、1年春からリーグ戦に出場した。大学4年間の通算成績は12勝14敗、防御率1.71。

2014年のNPBドラフト会議で、読売ジャイアンツ(巨人)から2巡目で指名。契約金7,000万円、年俸1,200万円(金額は推定)という条件で入団した[3]。背番号は50

巨人時代[編集]

2015年には、オープン戦で好成績を残したことを背景に、レギュラーシーズンの開幕から一軍に帯同。3月28日の対横浜DeNAベイスターズ戦(東京ドーム)で、公式戦デビューを果たした。その後も、山口鉄也スコット・マシソンにつなぐ中継ぎでの登板が主体であった。9月12日の同カードで一軍公式戦初勝利を挙げた。最終的に、46試合登板、1勝1敗1セーブ5ホールド、防御率2.88を記録。オフに、1,050万円増の推定年俸2,250万円で契約を更改した[4]

2016年には、春季キャンプ中の2月21日に、野球日本代表による台湾代表との強化試合(3月5・6日に京セラドーム大阪で開催)に向けた日本代表チームのメンバーへ追加登録[5]。実際に、6日の第2戦で6回裏に登板すると、1イニングを三者凡退に抑えた[6]。シーズン中は、前年に続いて、中継ぎ主体の起用で一軍公式戦42試合登板、1勝0敗1セーブ5ホールド、防御率4.50を記録。オフに、250万増の推定年俸2,500万円で契約を更改した[7]

2017年には、シーズンを通じて不調だったが、二軍のイースタン・リーグ公式戦では42試合の登板でリーグ最多の18セーブをマーク。一軍ではチームのレギュラーシーズン最終戦でこの年唯一の白星を記録したものの、わずか6試合の登板に終わった。オフに、500万円減の推定年俸2,000万円で契約を更改した[8]

2018年には、一軍の春季キャンプに参加していたが、終盤にA型インフルエンザウイルスへ感染[9]。その影響で調整が遅れたほか、左肘のコンディション不良に見舞われたため、入団後初めて一軍公式戦への登板機会がなかった。オフに、500万円減の推定年俸1,500万円で契約を更改した[10]

2019年には、オープン戦期間中の3月18日に、MLBの開幕2連戦に向けて来日していたシアトル・マリナーズとのプレシーズンゲーム(いずれも東京ドーム)4回表1死2・3塁から登板。後に開幕第2戦で現役引退を表明するイチローから三振を奪ったほか、2番からの打順で迎えた5回表を三者凡退に抑えるなど、1回2/3を無失点で凌いだ[11]。そのままレギュラーシーズンの開幕を一軍で迎えると、一軍公式戦26試合の登板で8ホールドと防御率1.99を記録した。しかし、通算投球イニング22回2/3で20四死球を出し、制球面で課題を残した。さらに、5月に右脇腹痛[12]、8月には左肘内側の痛みを訴えるなど[13]、戦線を頻繁に離脱。9月19日に左肘遊離軟骨の除去手術(左肘のクリーニング手術)を受け[14][15]、以降はリハビリに専念した。オフに、500万円増の推定年俸2,000万円で契約を更改した[16]

2020年には、レギュラーシーズン開幕直前の6月6日に行われた練習試合で右ふくらはぎの張りを訴えた[17]。その影響で開幕一軍入りを逃したばかりか、開幕後はイースタン・リーグの公式戦にも登板しなかった。開幕翌月の7月中旬からは、投手登録のまま、三軍で投打の二刀流に挑戦[18]。9月下旬からは、三軍の練習試合に指名打者外野手として出場した。同月23日には、福岡ソフトバンクホークス三軍との練習試合で野手としての実戦初安打を放ったほか、左翼手として実戦で初めて外野の守備に就いた[19]。さらに、イースタン・リーグの公式戦にも、野手として13試合に出場。打率.152、2打点という成績を残したほか、4試合で外野の守備に就いた[20]。しかし、実践を重ねるうちに二刀流の難しさを感じたとのことで、11月のフェニックスリーグへ参加する前に首脳陣へ相談。結局、翌2021年から投手へ再び専念することになり[21]、200万円減の推定年俸1,800万円で契約を更改した[21]

選手としての特徴[編集]

投手としては、スリークォーターの投球フォームが特徴。最速150km/hのストレートに、スライダーカーブチェンジアップを織り交ぜている[2]

左打者としての豪快なスイング、身体能力の高さ、高校時代に対外試合で通算39本塁打を放った実績[21]を買われて、巨人入団6年目(2020年)のシーズン途中から二刀流へ挑戦した[22]。実際には3ヶ月ほどで挑戦を断念したものの、左投手との対戦で内角攻めの後にスライダーを投げられて空振りを喫した経験から内角攻めの重要性、左翼守備中に見た投手の姿からマウンドでの立ち振る舞いの重要性を改めて認識。このような経験を生かすべく、2021年シーズンから投手へ再び専念することを決めた[21]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2015 巨人 46 0 0 0 0 1 1 1 5 .500 168 40.2 26 3 18 0 0 39 0 0 13 13 2.88 1.08
2016 42 0 0 0 0 1 0 1 5 1.000 161 36.0 37 5 17 0 3 25 0 0 19 18 4.50 1.50
2017 6 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 45 8.0 13 1 4 0 2 11 0 0 8 6 6.75 2.13
2019 26 0 0 0 0 0 1 0 8 .000 104 22.2 17 2 17 2 3 21 0 0 7 5 1.99 1.50
NPB:4年 120 0 0 0 0 3 2 2 18 .600 478 107.1 93 11 56 2 8 96 0 0 47 42 3.52 1.39
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2015 巨人 46 0 9 0 0 1.000
2016 42 4 7 0 1 1.000
2017 6 0 2 0 0 1.000
2019 26 2 7 0 1 1.000
通算 120 6 25 0 2 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録
打撃記録
  • 初打席:2019年7月31日、対広島東洋カープ16回戦(東京ドーム)、5回裏にクリス・ジョンソンから一前犠打

登場曲[編集]

  • 「Immortals (From "Big Hero 6")」Fall Out Boy(2015年)
  • 「The Bomb」Pigeon John(2016年)
  • 「The Race is On」作曲:古代祐三湾岸ミッドナイト Maximum Tune 5DXより(2017年)
  • 「Go Off」Lil Uzi Vert, Quavo & Travis Scott(2019年)
  • 「Maria」Hwa Sa(2021年 - )

背番号[編集]

  • 50 (2015年 - )

代表歴[編集]

  • 侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ(2016年)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2009年4月に校名変更。

出典[編集]

  1. ^ 巨人 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2020年12月10日閲覧。
  2. ^ a b c 母フィリピン人の日大・戸根147キロ左腕”. 日刊スポーツ (2014年10月10日). 2021年4月19日閲覧。
  3. ^ 巨人 ドラ2戸根と契約 背番号50に”. スポーツニッポン (2014年11月17日). 2021年4月19日閲覧。
  4. ^ 巨人戸根1050万増、2年目は「違った自分を」”. 日刊スポーツ (2015年11月26日). 2021年4月19日閲覧。
  5. ^ “侍ジャパン強化試合 出場選手変更のお知らせ”. 野球日本代表. (2016年2月24日). https://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20160221_1.html 2020年9月28日閲覧。 
  6. ^ “日本通運 presents 侍ジャパン強化試合 チャイニーズ・タイペイvs日本 2016年03月06日(日) 京セラドーム大阪 打席結果・投打成績”. 野球日本代表. (2016年3月6日). https://www.japan-baseball.jp/jp/team/topteam/score/20160306_1/table.html 2020年9月28日閲覧。 
  7. ^ 巨人戸根250万増「勝利の方程式入り」を目標に”. 日刊スポーツ (2016年11月28日). 2021年4月19日閲覧。
  8. ^ 巨人戸根500万円減額、自主トレ「1人で孤独に」”. 日刊スポーツ (2017年11月29日). 2021年4月19日閲覧。
  9. ^ “巨人・吉川尚と戸根がインフルと診断”. BASEBALL KING. (2018年2月26日). https://baseballking.jp/ns/145194 2020年9月28日閲覧。 
  10. ^ 巨人戸根500万減 巻き返し「体の力は十分ある」”. 日刊スポーツ (2018年11月28日). 2021年4月19日閲覧。
  11. ^ “巨人・戸根、イチローとの対戦は「夢のような時間」”. BASEBALL KING. (2019年3月19日). https://baseballking.jp/ns/182345 2020年9月28日閲覧。 
  12. ^ 巨人、鍬原&池田が今季初昇格へ 戸根&アダメスを抹消”. スポーツニッポン (2019年5月27日). 2021年4月19日閲覧。
  13. ^ 巨人戸根が左ヒジ痛で登録抹消 藤岡貴裕が初昇格”. 日刊スポーツ (2019年8月16日). 2021年4月19日閲覧。
  14. ^ 巨人戸根が左肘手術へ CS目指すも状態上がらず”. 日刊スポーツ (2019年9月19日). 2021年4月19日閲覧。
  15. ^ 【巨人】戸根、左肘関節の手術が成功”. スポーツ報知 (2019年9月20日). 2021年4月19日閲覧。
  16. ^ 巨人 戸根、500万円増でサイン 要所で活躍も故障離脱 来季へ「まずはケガしないこと」”. スポーツニッポン (2019年12月5日). 2021年4月19日閲覧。
  17. ^ 巨人・戸根が右ふくらはぎの強い張りで病院へ”. サンケイスポーツ (2020年6月6日). 2021年4月19日閲覧。
  18. ^ “【巨人】戸根千明が二刀流挑戦、原監督が後押し”. スポーツ報知. (2020年7月18日). https://hochi.news/articles/20200717-OHT1T50000.html 2020年7月18日閲覧。 
  19. ^ “巨人・戸根 三軍練習試合で二刀流挑戦後初安打!初の外野守備も”. スポーツニッポン. (2020年9月27日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/09/28/kiji/20200927s00001173466000c.html 2020年9月28日閲覧。 
  20. ^ 2020年度 読売ジャイアンツ 個人守備成績(イースタン・リーグ)”. NPB日本野球機構. 2021年4月19日閲覧。
  21. ^ a b c d “巨人 今季二刀流挑戦の戸根、再び投手に専念”. スポーツニッポン. (2020年12月10日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/12/10/kiji/20201210s00001173253000c.html 2020年12月10日閲覧。 
  22. ^ “二刀流挑戦の巨人・戸根が打撃練習公開 練習倍増に「振らないといけない立場」”. Full-Count. (2020年7月29日). https://full-count.jp/2020/07/29/post844470/ 2020年9月28日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]