ビオランテ
ビオランテ | |
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ゴジラシリーズのキャラクター | |
初登場 | 『ゴジラvsビオランテ』 |
作者 | |
演 | 竹神昌央 |
ビオランテ (Biollante[出典 1]) は、日本の特撮映画『ゴジラvsビオランテ』に登場する架空の怪獣。別名はバイオ怪獣[出典 2][注釈 1]。
特徴[編集]
モチーフはバラ(薔薇)であり[20]、誕生の際にその細胞と人間の細胞、そしてゴジラ細胞(以下「G細胞」と表記)が用いられる。
東宝映画初の巨大植物怪獣である[21]とともに、平成VSシリーズで初めてゴジラと対決した怪獣でもある[出典 3]。
名称[編集]
劇中では、遺伝子工学の権威である生物学者の白神源壱郎が北欧の神話に登場する植物の精霊の名前から命名したとされる[出典 4]。ただし、あくまでも「北欧の神話に出てくる」であり、実際の北欧神話にビオランテという名はない[注釈 2]。
『ゴジラvsビオランテ』の原作者である小林晋一郎は、ビオランテの名前について、自著の中でポール・ヴェルレーヌの詩の一節「秋の日の ヴィオロンの ためいきの……」から「ヴィオロン」を取り、末尾に怪獣の名前に使われることのなかった「テ」を付けたと記しており、バイオテクノロジーを暗示するような名前になったのは偶然であったと述べている[出典 5]。別案として融合細胞を表すハイブリドーマという名称もあったが、小林は生命工学用語そのものとすることを避けた[27]。
ミラマックスによる『ゴジラvsビオランテ』の英語吹替版をはじめとして、英語圏ではバイオランテと発音される。
各形態の名称は公開当時、朝日ソノラマの宇宙船文庫[28]内で「東宝公認正式名称」として「花獣型・獣樹型」が紹介されていたが、関連書籍やグッズなどでは「第1形態・第2形態[出典 6]」「花獣・植獣[出典 7]」「花獣タイプ・植獣タイプ[出典 8]」「花獣形態・植獣形態[出典 9]」「幼獣・成獣[22]」「植獣タイプ・成獣タイプ[8]」「花獣・獣樹[12]」「薔薇バージョン・Gバージョン[36]」「Aタイプ・Bタイプ[37][38]」「(後者のみ)最終形態[2][3]」「(前者のみ)植物形態[39]」など表記が統一されていない。
バンダイから発売されたソフビ人形では、バイオビオランテという名称になっている[40][41]。
劇中での活躍[編集]
誕生[編集]
愛娘・英理加をG細胞をめぐるバイオメジャーのテロ行為によって失った白神は、英理加の遺伝子だけでも生き永らえさせようと考え、英理加が生前に最も好んだバラに彼女の遺伝子を融合させて育成を試みるが、地震の発生などもあって実験は失敗し、バラ(英理加)は瀕死状態となってしまう。そこで白神は、自己再生能力の遺伝子を持ったG細胞をバラ(英理加)に注入させる遺伝子操作により、永遠の命を持つ植物を作り上げようと考える[出典 10]。
対ゴジラを名目とした抗核エネルギーバクテリア (ANEB) 製作の交換条件として、事前調査用に貸与されたG細胞を無断で利用し、それに"英理加の細胞を融合させたバラの細胞"を組み込んだ結果、ビオランテは誕生する。しかし、ビオランテは白神の意図に反して英理加の意識を侵食し、凶暴なゴジラとしての性質を徐々に発現させていった[注釈 3]。
当初はごく普通のバラであったが、次第にG細胞の驚異的な細胞分裂の影響が現れ始め、白神研究所に侵入してANEBの資料を盗み出そうとしていたアメリカ企業のバイオメジャーのエージェント2人とサラジア共和国のエージェントによる銃撃戦中、テロリストの1人を異常進化した蔦[注釈 4]などで絞殺し、壁を突き破って失踪する。
花獣形態[編集]
ビオランテ | |
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(花獣形態) | |
別名 | バイオ怪獣[出典 2] |
体長 | 85 m[出典 11][注釈 5] |
体重 | 6万[出典 11] - 10万 t[出典 12] |
出身地 | 白神新植物研究所[出典 13][注釈 6] |
出現地 | 神奈川県芦ノ湖畔の白神新植物研究所[16][17][注釈 7] |
逃走したビオランテが、芦ノ湖に巨大なバラの花を咲かせた形態[1]。
蔦[出典 14][注釈 8]を触手のように操ることができ、その先には牙の生えた動物のような口がついている[7][42]。また、根を束ねた壁を前面に立てて防御態勢をとる[7]。猛火や高熱には非常に弱く、ゴジラの放射熱線の直撃によって2回炎上している。なお、この形態ではその場から動けない[出典 15]。
現れたゴジラを相手に口のついた根を巻き付けて戦うものの、ゴジラに放射熱線で炎上させられて敗北し、一旦は黄金の胞子となって空に消滅する[出典 16]。周囲の霧は、ビオランテの急成長に伴って温度が上がったため、発生したと分析される[43]。
- スーツアクターは竹神昌央[出典 17]。
- 生頼範義によって描かれた花獣形態の初期ポスターは、前年に開催された「花の万博」をイメージしていた[34]。
- 小林による初期案では、ビオランテの花粉によって人間が植物化し、増殖していくという設定であった[20]。
植獣形態[編集]
ビオランテ | |
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(植獣形態) | |
体長 | 120 m[出典 18] |
体重 | 20万 t[出典 18] |
出身地 | 白神新植物研究所[出典 19][注釈 9] |
出現地 | 若狭湾[15](若狭湾沿岸[7]) |
ゴジラの放射熱線のエネルギーによって細胞分裂が異常に刺激され、獣性要素が強化した形態[出典 20]。口角に牙を生やした爬虫類状の巨大な頭部を持つ[出典 21]。
若狭湾付近に配備された実験機器「マイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステム」でもゴジラを阻止できず、原子力発電所破壊の危機が迫る中、上空から降り注いだ光り輝く胞子が変貌して地下から出現し、ゴジラとの再戦に臨む。
花獣形態時よりも触手状の根や体重が格段に増えている。また、戦闘能力も格段に向上しており、水辺にいなくとも地表での活動が可能となったうえ、移動できるようになっている[33]。ゴジラ以上の巨体とそれを支える口のついた触手状の根による攻撃、さらには黄色い強酸性の樹液[出典 22][注釈 10]や巨大な口腔での噛み付きにより、ゴジラを追い詰める[45]。その際に口内へ放射熱線を放たれ、後頭部まで貫通されるダメージを負うものの、まもなくゴジラには自衛隊によって打ち込まれていたANEBの効果が現れ、昏倒する。そして、ビオランテは失っていた人間の心を取り戻し[注釈 11]、最後は自らの意思で光の胞子となって宇宙に消えた[出典 24]。
- スーツアクターは柴崎滋、木村義隆[44][31]。
- 『ゴジラvsスペースゴジラ』では、『ゴジラvsビオランテ』の映像の流用で登場している。
- ビオランテがゴジラの前に現れた理由について、川北紘一はDVDのオーディオコメンタリーで「ゴジラと同化しようとしていた」と語っている。当初の構想では、ゴジラを貫いたビオランテの蔓がゴジラと同化しようとする描写も存在した[46]。
- 平成ゴジラシリーズの登場怪獣・登場メカを対象としたねとらぼによるアンケートでは人気が高く、2021年・2022年・2023年と3年連続で第1位を獲得している[出典 25]。
制作[編集]
創作経緯[編集]
原作者の小林晋一郎は、『ゴジラ』(1984年版)を観て、ゴジラ単独でのストーリーに限界を感じたことから対決ものとすることを考え、新怪獣として従来のゴジラでは対戦相手として手つかずであった植物怪獣を選んだ[48]。
小林は、女性客層を意識した要素の一つとして花を取り入れた[27]ほか、ビオランテを雌雄同体・単性生殖の生物と想定し、ゴジラとの戦いで乱れ飛んだ花粉から新たな個体がいずれ復活すると考えており、自身の怪獣映画復活への想いを込めていたと述べている[49]。
一方で、小林は「花がゴジラと戦う」というイメージが多くの理解を得るのに時間がかかったと述懐している[48]。特技監督の川北紘一は、バイオテクノロジーから生まれたという新しい要素であったがゆえに、小林やプロデューサーの田中友幸らとの間にビオランテ像のギャップがあったと述懐している[50]。また、川北は特殊技術としては好みであったが、ストーリーとしては理解しづらく暗い内容になってしまうことから、好みではなかったと述べている[46]。
デザイン[編集]
『ミラーマン』などの怪獣デザインで知られる米谷佳晃が、『ゴジラvsビオランテ』の企画段階から参加していた。この時点では叩き台となるべきデザイン画がまだ存在せず、米谷が花獣形態や植獣形態も含めたさまざまな検討用デザインを描き、大森一樹などの本編班へ提供していた。花獣形態は米谷が『緊急指令10-4・10-10』の第1話用に手がけたダーリングウツボを基にしており[51]、植獣形態は米谷が『帰ってきたウルトラマン』第34話用に手がけたレオゴンを基にしたスーツアクターを2名ほど要する四つ足怪獣として描かれているが[52]、企画自体が何度も頓挫しかけた経緯もあって、ビオランテのデザイン画は決定に至らないまま、作者の米谷へ返却された。
原作者の小林晋一郎もデザインを行なっており、花の中央に女性の顔があるものや、蝶のような毒々しい花弁のものなどが描かれている[出典 26]。小林は、エミール・ガレなどのアール・ヌーヴォー作家によるガラス工芸や、辻村ジュサブローや四谷シモンなどが手掛ける人形などをイメージしたと述べている[出典 27]。
特撮班の川北紘一も、本編班とは別のルートで多くの人々にビオランテのデザイン画を発注しており、企画段階では『大鉄人17』などの特撮美術で知られる松原裕志や、イラストレーターの横山宏、マーブリング・ファインアーツ、アップ・アート、スタジオぬえが参加している[25][54]。企画段階で描かれた松原や横山などの検討用デザインを参考に、『ガンヘッド』でエアロボットのデザインを手がけたスタジオOXが参加するが[55][56]、ビオランテのデザイン画は決定に至らないまま本作品の撮影が始まる事態になった[20][注釈 12]。川北は『ガンヘッド』の撮影中に面識があった西川伸司を抜擢し[60]、東宝上層部からの注文にも沿ったビオランテを描かせ[注釈 13]、特撮美術の大澤哲三が造形用の決定デザインに仕上げた[出典 28]。
西川の証言によれば、コンセプトのひとつとして「動物のパーツを植物的に構成する」ことに重点を置いたという[65][66]。西川は、まず動物と植物の違いを左右線対称か点対称かであると分析し、手足に見立てた蔓を放射状に生やすなどしている[66]。川北からは、植物モチーフにありがちな華奢なデザインではなく、ゴジラに見劣りしない重量感を求められたといい、西川は最初の打ち合わせで川北から提示されたラフレシアやメタセコイア、木の切り株などのキーワードを元にその場でそれぞれのラフスケッチを描き[出典 29]、後日にこれらをまとめたイメージでデザインした[68][注釈 14]。また、多数の頭部で「バイオテクノロジーによる異形」をイメージを表現したものや、川北から「動かなくていい」と言われたことで、動かないタイプのものも描かれた[59]。さらに、これまでの検討デザインでは花びらがついた時点で似たような印象になってしまっていたことから、川北から「花びらはビオランテにいらない」と言われたため、花びらをつけないこととなり、西川は怪獣全体を一つの花と解釈している[出典 30]。胴体にはウツボカズラ、触手にはハエトリソウの要素を取り入れている[69]。それらのほか、川北の提案で口が枯れた木の先端になっているものも描かれている[59]。葉の裏の葉脈沿いに生えているトゲを歯に置き換えたというイメージで、口の中には無数の牙が生えており、通常の動物ではありえない構造のキメラ感を出している[69][60]。また、ゴジラの要素として背びれを加えている[58]。
最終形態は、時間がなかったため、3日で描き上げられた[61][59]。四方に口が伸びており、当初は海上に出現すると想定されていたため、根が本体の下に伸びている[59]。ニワトリをモチーフにした顔や、目が開いた口の中にあるもの、ゴジラ型の顔をストレートに付けて左右に2つ顔を付けたものも描かれた[59]。口を開くと目が左右に現れるものも描かれたが、四方に広がる口は修正し、その名残りとして左右についた牙が広がるものも描かれた[59]。
従来の特撮怪獣よりもハリウッド映画などのSFモンスターを彷彿とさせる姿となっていることが、一般客層への作品の浸透にも貢献したとされる[31]。
粘土原型は1999年の時点で東宝特美倉庫に保管されていることが確認されている[36]。
造形[編集]
造形はビルドアップが担当[出典 31]。花獣形態はビルドアップの工房で制作したパーツが東宝の倉庫で組み立てられ、植獣形態は頭部原型をビルドアップで作り、胴体は東宝で造型作業が行われた[72][43]。ビルドアップの品田冬樹によれば、決定デザインが届いたのはクランクアップの28日前であったという[43]。
頭部原型は島崎恭一が担当した[72]。造型ではデザイン画よりもボリュームが増している[72]。植獣形態の体表のディテールもデザイン画にはなく、海外クリーチャー風のテクスチャーを得意とするスタッフが造型段階で加えたものである[43]。
品田は、花獣形態は発注どおりにパーツを制作したが、現場で蔦の位置を変えたり、発注より長い触手を要求されたりするなどの変更を指示され、苦労したという[43]。また、触手の操演で不具合が生じることから、手繰りギニョールが制作された[43][注釈 15]。スーツは耐久性に難があり、水から上げるとFRPやアルミ製のパーツが折れるなどしていた[43]。後に品田は、特技監督の川北紘一から「あのバラには絶望した」と告げられたという[43]。花獣形態の着ぐるみは、ゴジラの放射熱線によって倒されるシーンの撮影で実際に燃やされた[出典 32]。その後、蕾部分が作り直された[37][注釈 16]。
植獣形態の造形物は3メートルにおよび[71]、操演にはキングギドラを上回る32本のピアノ線が使用されているほか[出典 33]、スタッフも20人あまりが動員されており[出典 34]、大変だったと川北は語っている。頭部はラテックス製で、原型から型抜きされており、FRP製の頭蓋骨を芯としている[38]。牙は、安全性から軟質ポリエステル樹脂で作られた[38]。口元の皮膚には避妊具を用いている[38]。
植獣形態の蔦は、デザイン画では先端がハエトリソウのような形状であったが、造形物は完成済みの花獣形態のものがそのまま用いられた[21]。口部はFRP製[37]。本編撮影では、実物大の蔓の造形物が用いられた[37][71]。
撮影後、植獣形態の造形物は、1990年夏に三井グリーンランドで開催された展示イベント「ゴジラVSビオランテ 特撮の世界」で展示された[79]。
撮影・演出[編集]
特技監督の川北紘一は、植物怪獣は難しく、どうやったら作品がうまくいくかを一番気にしていたといい、クランクイン後も試行錯誤を継続していたと述べている[74]。後年のインタビューでは、最終形態が決まらなかったことから得体の知れない謎の怪獣として他の怪獣とは取り組み方を変えたが、観客には明白なキャラクターとして認知されなかったことが問題であったと述懐している[80]。
花獣形態が芦ノ湖で霧に包まれて佇んでいるという描写は、単なる巨大なバラではキャラクターが弱いため、逆光によってシルエットを見せることでファンタジックさを演出するとともに[43]、湖面への照明機材の映り込みを避ける意図もあった[73][81]。セット自体も、アオリ気味で撮影するためにあえて狭く作られた[73]。
植獣形態での移動シーンは当初の予定になく[出典 35][注釈 17]、撮影も最後近くになって川北が思いついたアイデアであった[46][注釈 18]。動かないままでは迫力が足りないということで撮影された[64]が、DVDに収録された撮影風景ではスタッフたちの「すげー」という笑い声が聞こえる。立風書房の書籍『ゴジラvsビオランテ大百科』には「ビオランテの弱点は、地上を動けないことだ。植物のように根をおろしているからだ」と記述されている[83]が、1992年にテレビ東京系で放映された『冒険!ゴジランド』ではゴジラ博士が「ビオランテは動けないのが弱点」と発言したため、移動シーンが流れた際には出演者から「動いているじゃないですか」と指摘され、返答に困る場面があった。操演とレール移動を併用するノウハウは、映画『ヤマトタケル』でのヤマタノオロチの撮影に活かされた[84]。出現シーンでは、フォークリフトに造形物を乗せて撮影している[75]。
当初はビオランテの最期をアニメーションで描写し、ゴジラを飲み込んだあと、空へ消えていく予定だった[85][注釈 19]。しかし、アニメと実写が親和せず、カットされた[85]。川北は、「そのアニメを観たスタッフのほぼ全員がア然としているのを見て非常にガッカリし、上記のように変更した」と語っている[要出典]。このアニメーションは、DVDに映像特典として収録されている。
ゴジラとの戦闘では、怪獣に血を流させないという円谷英二の方針に則りつつ、痛みの表現として樹液を噴出させている[81]。
『ゴジラvsビオランテ』のエンドロールには、ビオランテが宇宙空間から地球を見守るような演出がある(劇中でも、三枝未希がその様子を絵に描いている)。
その他の作品[編集]
- 有馬治郎による小説版では、植獣形態が四肢と尾がある動物的な容姿と描写されており、口から熱線を吐く場面も存在する[87][86]。
- 漫画『怪獣王ゴジラ』では、悪の科学者であるマッド鬼山が新たに生み出した「ネオ・ビオランテ」として登場。
- 映画『ゴジラ FINAL WARS』では、バンクーバーにて子供がビオランテのソフビ人形で遊んでいるシーンがある。
- アニメ映画3部作『GODZILLA』の前日譚を描く小説『GODZILLA 怪獣黙示録』では、2039年9月にノルマンディー海岸に出現した新種として登場。「オペレーション・エターナルライト」においてノルマンディーに上陸したGフォース(地球連合欧州派遣軍)を奇襲し、当初の花獣形態からメーサー砲の直撃を受けて炎上した後は植獣形態に進化する。巡洋艦・赤穂やマーカライトファープなどを破壊してGフォースを苦しめたが、根元の空洞にある心臓部を地底戦闘車モゲラで破壊され、死亡する。植物状の体組織や驚異的な再生能力から、ゴジラの近似種に当たるのではと推測されている[88][注釈 20]。
関連作品[編集]
- 帰ってきたウルトラマン - 本作品の原型といえるエピソードである(原案者が同じ)第34話「許されざるいのち」には、やはり動物と植物との融合怪獣であるレオゴンが登場する。レオゴンのデザインを手がけた米谷佳晃がビオランテの検討用デザインを手がけ、出現場所も同じ芦ノ湖であるなどの共通点がある[89]。
- ゴジラvsスペースゴジラ - 劇中でスペースゴジラが誕生した可能性のひとつとして、本作品で宇宙に消えたビオランテの細胞が権藤千夏の推論により挙げられている。
- ゴジラ2000 ミレニアム - ビオランテのデザインに参加した西川伸司は、ビオランテが街中で暴れなかったことを不満に感じた点に挙げており、自身が絵コンテを担当した同作品では、巨大UFOがケーブルを操ってゴジラと戦うシーンにビオランテの触手攻撃のイメージを取り入れている[90]。
備考[編集]
2023年に展開されたゴジラシリーズとテレビアニメ『呪術廻戦』の初コラボレーショングッズでは、ビオランテを構成する要素であるバラを名前に含む釘崎野薔薇が相手となっている[91]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 資料によっては、巨大植物と記述している[19]。
- ^ 書籍『ゴジラ大百科』では、「小林晋一郎による造語」と記述している[25]。なお、映画監督や脚本家としても知られる評論家の切通理作は、著書『日米ゴジラ大戦』(青弓社、1998年、ISBN 4-78-727097-4、p.74)にて「北欧神話に登場する植物の精霊の名前」と記述している。
- ^ G細胞と融合する前は超能力者に対してわずかながらの意思疎通が可能であったが、G細胞と融合した後は成長するにつれて助けを乞う精神波しか発しなくなっていく様子が、劇中の三枝未希を通じて語られている。
- ^ 書籍によっては、この時の形態を初期形態[14]と記述している。
- ^ 資料によっては、「?」と記述している[39]。
- ^ 資料によっては、「芦ノ湖畔」と記述している[12]。
- ^ 資料によっては、「芦ノ湖」と記述している[7]。
- ^ 資料によっては、「ツル[19]」「茎、枝、根[39][34]」と記述している。
- ^ 資料によっては、「若狭湾内陸」と記述している[12]。
- ^ 資料によっては、名称を猛毒樹液[1]、強酸性溶解液[出典 23]、放射能樹液[39]と記述している。
- ^ 書籍『ゴジラ大百科 [新モスラ編]』では、倒れ込んだゴジラを確認して戦闘意欲を失ったと記述している[2]。
- ^ 西川伸司は、デザインを検討していた時点で大プールでのマスコミ向け撮影が始まっていたと証言しており[57][58]、最終形態のデザインは製作発表時に提出したという[59]。
- ^ 書籍『ゴジラ大百科』では、西川とスタジオOXとのコンペ形式であったと記述している[61]。
- ^ そのため、西川はデザイン画は自身の創作ではなく、川北から打ち合わせの席上で具体的に示されたイメージを合わせたものだと述べている[58][59]。
- ^ このギニョールは、川北が見学の子供たちを驚かせるのにも用いていたという[43]。
- ^ 川北は、ビオランテの造形物は蕾の状態と花が開いたものに、植獣形態を合わせた3体であると述べている[74]。
- ^ 絵コンテを手掛けたスタジオOXの杉田篤彦は、執筆時点で動かすことをあきらめ、ディテールを強調した見せ方で描いていたが、ラッシュで動いている様子を見て驚いたという[82]。
- ^ 撮影現場では当日に聞かされたスタッフも多かったというが[75]、川北自身は以前から検討していたという[50]。
- ^ 小林たつよしによる漫画版では、この展開に沿った内容となっている[86]。
- ^ アニメ映画3部作に登場するゴジラは、過去作品の登場個体と違って植物を起源としているためである。詳細はゴジラ (架空の怪獣)#GODZILLA(アニメーション3部作)を参照。
出典[編集]
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- 小説
- 監修:虚淵玄、著者:大樹連司『GODZILLA 怪獣黙示録』角川書店、2017年10月25日。ISBN 978-4-04-106181-7。