まんだらけ
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | |
| 本社所在地 |
〒164-0001 東京都中野区中野五丁目52番15号 |
| 設立 | 1987年(昭和62年)2月20日 |
| 業種 | 小売業 |
| 法人番号 |
4011201005139 |
| 事業内容 | 古書籍店の経営、古書籍の通信販売、書籍・雑誌・おもちゃ類の販売、書籍・雑誌の編集・出版 |
| 代表者 | 代表取締役社長 古川益蔵 |
| 資本金 | 8億3744万円 |
| 発行済株式総数 | 723万6000株 |
| 売上高 | 95億83百万円(2017年9月期) |
| 営業利益 | 7億40百万円(2017年9月期) |
| 純利益 | 4億10百万円(2017年9月期) |
| 純資産 |
63億34百万円 (2017年9月30日現在) |
| 総資産 |
147億32百万円 (2017年9月30日現在) |
| 従業員数 | 371人(2017年9月30日現在) |
| 決算期 | 9月30日 |
| 主要株主 |
古川 益蔵 31.89% 有限会社カイカイキキ 4.93% 古川 清美 3.98% (2017年9月30日現在) |
| 外部リンク | https://www.mandarake.co.jp/ |
まんだらけは、漫画専門の古書店及びそれを運営する会社、または同社が発行していた冊子の名称。会社としての商号は株式会社まんだらけ(英: Mandarake Inc.)。
目次
沿革[編集]
漫画雑誌『ガロ』(青林堂)で安部慎一、鈴木翁二と並び「ガロ三羽烏」や「一二三トリオ」と称された漫画家の一人・古川益三が[1]、1980年(昭和55年)(古川益三著『まんだらけ風雲録』によると1982年)に東京都中野区にある中野ブロードウェイに漫画専門の古書店「まんだらけ」を開店したのが始まりである。
前身は調布市にあった貸本屋(後に漫画専門古書店)「憂都離夜」(ゆとりや)で山口芳則(水木しげるの元アシスタント)らと創業した。
相場が確立していなかった漫画本に対し、希少価値を考慮した価格設定を行い、古書としての取引相場の基準を作った。また、マニアの間でも現存が疑われていた足塚不二雄の『UTOPIA 最後の世界大戦』を発掘し、100万円という値段(当時は手塚漫画でも高くて20万から25万円程度)を付けた事で話題となった[2]。
漫画専門店として有名になった事で、古川は後に「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)に鑑定士として出演するようになった。しかし、すがやみつるの原稿を石ノ森章太郎の原稿と間違えるなど、鑑定眼に関しては疑問視する声もある。
1987年(昭和62年)には株式会社まんだらけを設立、会社組織として運営されるようになる。初代の社長は古川の父親で、古川は後に二代目社長となった。
中野ブロードウェイ内で店舗を増やし、中野ブロードウェイを日本屈指のおたくビルへと変貌させるきっかけを作った。やがて、漫画だけではなくアニメやゲーム等に関する音楽・映像ソフトや各種おもちゃ、アニメグッズ、同人誌、コスプレ衣装など、あらゆるジャンルのマニア・おたく向け商品を扱うようになった。また、通販用に写真目録「まんだらけ漫画目録」(後の「まんだらけ」「まんだらけZENBU」)を作成、古本漫画取引相場の基準となった。
1994年(平成6年)には渋谷店を開店させ、以後各地に店舗を拡大させた。各店舗には何らかのコスプレをした店員を常時配置させたことでも話題となった。1999年(平成11年)にはアメリカ・ロサンゼルスに進出、これを皮切りに海外各地に店舗を出すまでに至ったが、その後海外店舗は全て閉店している(海外向けにはインターネット通信販売を行っている)。
1995年(平成7年)には出版部を設立、「まんだらけ漫画目録」の発行を始めた。その後、出版部では古川の同人誌や通販目録を兼ねた冊子「まんだらけZENBU」、漫画家の画集、復刻版コミック等を編集・発行している。
2000年(平成12年)7月26日、マザーズに上場。公募価格125万円に対し、93万円で売り気配、取引が成立せず権利落ちとなったが、現在では「萌え関連銘柄」として認知されている。
2001年(平成13年)2月1日にストリーミング配信の研究開発会社である(株)アクティビジョンと資本提携し、映像配信事業を共同展開する予定だったが、後に資本を引き上げ、自社でインターネットテレビMandarayを開設した。
2008年(平成20年)4月5日、自社ビル「まんだらけコンプレックス(新秋葉原店)」オープン。
2015年(平成27年)2月1日、上場市場が東京証券取引所第二部に変更された。
店舗[編集]
中野店を本拠地とし、政令指定都市に店舗を広げている。東北地方、北陸地方、中国地方、四国地方には店舗が存在しない。
北海道地方(1店舗)[編集]
- 札幌市(札幌店) - 2012年(平成24年)3月17日に、ファッションビルCOSMO(現・札幌ナナイロ)5階からノルベサ2階に移転オープンした。これにより、店舗規模・店舗面積ともに以前の3倍となった。[3]
関東地方(5店舗)[編集]
- 東京都・中野区(中野店)
- 本店
- スペシャル
- マニア館
- LIVE館
- DEEP館
- 変や
- MANDARAY
- などが中野ブロードウェイの2-4階に点在する。
- 東京都・渋谷(渋谷店)
- 東京都・秋葉原(コンプレックス)※秋葉原店からの事実上の移転先
- 東京都・池袋(池袋店)※乙女ロードに位置し、主に女性向け商品を取り扱う。
- 宇都宮市(宇都宮店)
東海地方(1店舗)[編集]
- 名古屋市(名古屋店)※2007年(平成19年)に中区錦から同区の現在地へ移転
近畿地方(2店舗)[編集]
九州地方(2店舗)[編集]
出店予定だった店舗[編集]
- 熊本市(熊本店) - 2005年(平成17年)春、熊本市に進出するとまんだらけ公式サイトやその他広告媒体などで告知され、熊本県初の本格的な同人ショップがオープンすると期待されていた(それ以前は買い取りのみで中古の同人誌だけしか扱わない古本屋しかなかった)が、諸般の事情により支店を進出させる計画が頓挫した。その4年後にメロンブックス熊本店がオープンすることになり、熊本県初の本格的な同人ショップの座はメロンブックスに奪われた形になった。
かつて存在した店舗[編集]
事件[編集]
買取におけるトラブル[編集]
ヴィンテージグッズの買取販売を行う会社の性質上、買取を巡ってトラブルとなる事がたびたびある。過去には盗難に遭った宮崎駿の水彩画「ラッパを吹く少年」が目録で販売されたり、アニメ制作会社から盗まれたセル画を買い取り販売しようとしたため、元の制作会社から提訴されたこともある[4]。また、ワンダーフェスティバルで当日版権が許可された上で発売されたガレージキットを現地で仕入れて店頭で売っている事なども問題となった[5]。
2003年、渡辺やよいの原稿がインターネットオークションに出品されていることが発端となり、まんだらけが盗難品である渡辺や弘兼憲史らの原稿を売買していた事実が明るみに出る。「単行本を復刻する」として漫画家から原稿を預かっていたさくら出版が2002年に倒産、原稿を漫画家に返還せず、まんだらけに転売したとされる。 当初、まんだらけ側は「盗品であるとの確証がもてない」ことを理由に漫画家の返還要求を拒否していたが、その後の訴訟で原稿は返却された。(詳しくは漫画原稿を守る会を参照)
2015年2月ごろ、インターネットを介して買い取りを行った際に古物営業法に定められた本人確認を怠ったとして、2016年3月、警視庁は法人としてのまんだらけと社長の古川を書類送検し、7月25日に東京簡易裁判所が両者に罰金刑の略式命令を出したほか、東京都公安委員会も買い取りを行っていたコンプレックス店に対し9月12日から1ヶ月間の宅配買い取り業務の営業停止処分を下している[6][7]。
2018年5月10日、まんだらけオークションにおいて、梶原一騎とながやす巧の作品『愛と誠』のカラー原画が売買されていた事実が発覚し騒動となる。週刊少年マガジン編集部によると、1974年ごろ、テレビ局やレコード会社に貸し出した際に行方不明となったカラー原画10枚とモノクロ原画5枚のうちの1枚とされる。当時、警察にも紛失届が提出され、ながやす本人も外部へ譲渡・売却した事実はないとしている。 講談社は原画を返却するよう求めたがまんだらけ側はそのままオークションサイトで販売、400万円の高値で落札された[8][9]。まんだらけ側は「編集部に非のある話であり、出版社がオークションで落札すべきであった」と公式サイトで反論している。
万引き画像公開をめぐる是非[編集]
2014年8月4日17時頃、中野店4Fの変やにおいて、野村トーイ製の「鉄人28号 No.3 ゼンマイ歩行」(約25万円)のブリキ人形が盗まれる万引き窃盗事件が発生。これに対し、まんだらけは自社のウェブサイトで犯人と思われる男の顔写真をモザイク入りで公開し、「8月12日までに返しに来ない場合、顔写真のモザイクを外して公開する」という旨の窃盗被害品返還の呼びかけ[10]の声明をおこなった。
こうした声明に対し弁護士などの法律関係者は、あくまで法律遵守の観点から、警察がウェブサイトで公開する場合を除き、一企業が勝手に顔写真を晒す行為は「人の名誉に対して害を加える告知をしているといえるので、店側が脅迫罪として処罰される可能性がある」と指摘している[11]。また、警視庁も中止を要請していた[12]。これに対してまんだらけでは、「法的リスクを承知のうえで公開する」としていたが[13]、最終的に中止を決めた[14]。
この件について社長の古川益蔵は「一言で言えば、商品を返してもらいたかったということだ。我慢の限度だった」としつつ、反響については「「何でこんなことを」という声と「よくやった」という声が50:50だったが、最後は90%が「よくやった」だった。反響の大きさには正直驚いた」と語っている[15]。タレントの中川翔子なども画像公開を支持し、犯人への怒りを露わにしていた[16]。
同年8月19日に警視庁捜査3課が、千葉市在住の50歳のアルバイトの男を窃盗容疑で逮捕した。同月7日に中野区内の別の古物商に64,000円で売却しており、そこから関与が浮上した。警察の調べに対して容疑を認めており、動機について「ショーケースのガラス戸が少し開いていたので盗んだ、売ってお金にしようと思った」、まんだらけが警告を出したことについても「玩具を売ってから知った」と語っているという[17]。同年10月17日に行われた初公判では、この男が以前にも秋葉原のまんだらけの店舗でも約200万円のソフトビニール製の人形「宇宙怪人 ササヒラー」を万引きしており、この時は店側と示談していたことが明らかにされた[18]。同月31日の判決公判では「転売目的で高額な玩具を狙って万引きしており、刑事責任には相応の重さがある」としつつも、転売先とは示談が成立し、玩具がまんだらけに返還される見込みであるほか、弁償も一部済んでいるとして刑の執行を猶予するのが相当とだとし、懲役1年、執行猶予3年の判決が言い渡された[19]。
残業代不払い・過重労働関連[編集]
2012年11月16日元社員の女性が、未払いの残業代229万46円と付加金219万46円の支払いを求める訴えを東京地裁に提起した裁判で「被告は原告に対し、223万3,606円を支払え」(未払金)、「被告は原告に対し、210万8,165円を支払え」(付加金)と命じた判決が出され、原告の主張が全面的に認められた[20]。 また、2012年11月16日にも、元社員1人がまんだらけを相手取り、未払い賃金140万7,750円、付加金132万4959円、不法行為責任して10万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こしている。
参考文献[編集]
- 古川益三 『まんだらけ風雲録』 (1995年、太田出版) ISBN 4872332156
脚注[編集]
- ^ 『東京人』2014年7月号「ガロとCOMの時代」NO.341
- ^ 「まんだらけ風雲録」より。ちなみにこの『最後の世界大戦』は1980年(昭和55年)8月24日未明に万引きされ、行方不明になった。当日は大混雑だったらしく、閉店する際に古川がショーケースを見るまでなくなっていることに気づかなかったという。「漫画の手帖」2号(漫画の手帖事務局、80年)3ページ参考。
- ^ まんだらけ札幌店 3/17新規移転OPEN!!
- ^ 「セーラームーン」元の持ち主へ=盗難セル画、古書店に返還命令-東京地裁
- ^ ワンダーフェスティバル2004夏ガイドブック『今一度真剣に考えたい「当日版権」が有する意味』参照。
- ^ 「まんだらけ」行政処分 本人確認が不十分[リンク切れ],朝日新聞,2016年9月3日
- ^ まんだらけを営業停止処分 本人確認不十分 Archived 2016年9月2日, at the Wayback Machine.,スポーツニッポン,2016年9月3日
- ^ 「愛と誠」紛失原画400万円で落札 講談社は「残念」 朝日新聞 2018年5月11日
- ^ 「愛と誠」紛失原画が競売サイトに 400万円で落札 講談社が注意喚起 スポーツニッポン 2018年5月10日
- ^ 警告 8月4日17時頃 まんだらけ中野店4F変やで25万円の野村トーイ製 鉄人28号 No.3 ゼンマイ歩行を盗んだ犯人へ まんだらけ公式サイト
- ^ 「盗品を返さなかったら顔写真を公開する」 まんだらけの「警告」は問題ないのか? 弁護士ドットコム 2014年8月7日
- ^ “万引犯の顔 公開中止を 警視庁が申し入れも「まんだらけ」は公開の意向”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2014年8月12日). オリジナルの2014年8月12日時点によるアーカイブ。 2019年3月20日閲覧。
- ^ 「法的リスクは承知のうえ」 まんだらけが「万引き犯」顔写真を13日0時に公開へ 弁護士ドットコム 2014年8月12日
- ^ “警視庁の要請により顔写真の全面公開は中止させて頂きます”. まんだらけ. 2014年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月20日閲覧。
- ^ まんだらけ社長独白「あの騒動と会社の今後」,東洋経済,2014年10月5日
- ^ “しょこたん、「まんだらけ」万引き犯に怒り”. RBB TODAY (イード). (2014年8月13日) 2019年3月20日閲覧。
- ^ “まんだらけ:50歳男逮捕…窃盗容疑で 玩具「転売目的」”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2014年8月19日). オリジナルの2014年8月21日時点によるアーカイブ。 2019年3月20日閲覧。
- ^ “まんだらけ窃盗犯以前にも200万人形万引”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2014年10月18日). オリジナルの2014年10月19日時点によるアーカイブ。 2019年3月20日閲覧。
- ^ “まんだらけ万引き、被告に有罪判決 鉄人28号玩具盗む”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2014年10月31日). オリジナルの2014年10月31日時点によるアーカイブ。 2019年3月20日閲覧。
- ^ まんだらけ、違法就労訴訟で敗訴!長時間の強制タダ働きの実態が露呈,ビジネスジャーナル 2013年01月29日12時00分
外部リンク[編集]
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