ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧

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ハリー・ポッターシリーズ > ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧

ハリー・ポッターシリーズの魔法界の生物(ハリー・ポッターシリーズのまほうかいのせいぶつ)では、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の生物を解説する。

なお、解説文に記されているM.O.M.分類とは魔法省(Ministry of Magic)による生物の危険度を示したもので、Xの数が多いほど危険な生物ということになっている(ただし一部に例外があり、ケンタウルス・水中人・一角獣は「攻撃的なわけではなく相手に尊厳をもっての待遇を求める」という意味で「XXXX」、不死鳥はその飼育の困難さにより「XXXX」、スニジェットは希少な保護動物であるため「XXXX」となっている)。

登場生物[編集]

ケンタウルス[編集]

フィレンツェ(Firenze)
禁じられた森に住むケンタウルス。ダンブルドアに協力し、ホグワーツ教員(占い学教授)となったために群れから追い出された。女生徒からの人気は高かったようである。物語終了後に仲間と和解し、群れに戻った。映画では『賢者の石』に登場し、日本語版の吹き替えは宮内敦士が担当した。
ロナン(Ronan)
禁じられた森に住むケンタウルス。最後の決戦では、ほかのケンタウルス達と共にホグワーツ防衛隊に加勢した。
ベイン(Bane)
禁じられた森に住むケンタウルス。荒々しい性格。顎鬚があり、黒の胴体をしている。最後の決戦では、ほかのケンタウルス達と共にホグワーツ防衛隊に加勢した。
マゴリアン(Magorian)
禁じられた森に住むケンタウロス。黒髪。アンブリッジに縛りの呪いをかけられる。最後の決戦では、ほかのケンタウルス達と共にホグワーツ防衛隊に加勢した。

小鬼[編集]

ゴブリンとも呼ばれる。優秀な宝の番人。経済感覚が発達しており、守銭奴。小鬼の作る武器は汚れを落とす必要もなく、小鬼製の銀はそれ自身を強化するもののみを吸収する。それによりゴドリック・グリフィンドールの剣はサラザール・スリザリンのバジリスクの毒を吸収していた。グリップフックのような一部の小鬼は、ゴブリン鋳造の貴金属は「金を払った者に貸す」だけと考えているため、人間が「購入」後に承継するしきたりを敵視しており、7巻でそれが明るみに出た。

グリップフック(Griphook)
グリンゴッツで働く小鬼。1巻ではハリーとハグリッドをグリンゴッツ銀行の地下金庫に案内した。7巻で再び登場。一緒に逃亡していたディーン・トーマスと共に捕まりマルフォイ家の地下牢に監禁されていたが、ハリー達により助け出され脱出。「貝殻の家」に滞在。ハリーに感謝と同情の念を持っていた事がセリフから窺える。その後グリンゴッツのレストレンジ家の金庫破りに協力するが、約束を破ってグリフィンドールの剣を奪って逃走した。映画版ではその後、マルフォイ邸にて他の小鬼共々ヴォルデモートに殺された。
『賢者の石』ではヴァーン・トロイアーが、『死の秘宝』からはフリットウィックを演じるワーウィック・デイヴィスが演じている。日本語版の吹き替えは宮澤正が担当した。
ラグヌックI世(Ragnuk the First)
ゴブリン側の歴史でゴドリック・グリフィンドールに剣を奪われたことになっている。
ゴルヌック(Gornuk)
7巻に登場。魔法省のダーク・クレスウェルやテッド・トンクスと共に死喰い人のマグル狩りから逃亡していたが、捕まり殺害される。
ボグロッド
7巻に登場。映画版では、グリンゴッツのレストレンジ家の金庫の前に配置されていたドラゴンの炎に焼き殺された。
ジョン・キーが演じる。日本語版の吹き替えは後藤哲夫が担当した。

屋敷しもべ妖精[編集]

小さく醜い人型の魔法生物(独自の魔法を操り、その魔力は魔法使いより強力らしいが、敵対的に使われることは稀。また、杖を使わない)。茶色い顔、テニスボールくらいの大きな目、顔が割れて見えるほどに大きな口、コウモリのような長い耳、細く短い手足に長い指が特徴。甲高いキーキー声をしている。

特定の魔法使いを自身の「主人」とし、その主人や家族に一生涯仕え、日常の家事や雑用などの労働奉仕を行う(これは屋敷しもべ妖精にとって「本能行動」に当たる)。妖精自身にとって不本意な命令であっても、主人の命令には必ず従わなければならない。また、屋敷しもべ妖精は隷従の証として、衣服の代わりに枕カバーやキッチンタオルなどの布を身に付けている(主人から衣服を与えられることは、妖精にとって「解雇」を意味する)。また魔法使いとの間でいつからこうした交流が始まったのかは不明。

屋敷しもべ妖精の生活拠点は、大きな館や城など、大金を持つ魔法使いが住む比較的大きな建物が多い(そうでない場所での行動も可能だが、積極的に敷地外に出ることはない模様)。そのため、屋敷しもべ妖精を従えていることは魔法界では一種のステイタスと見なされている。なおホグワーツ魔法魔術学校では100人以上の屋敷しもべ妖精を雇っていて(主に日中は厨房、夜は城内で働いている)、その数は恐らくイギリス最多である。

一般に屋敷しもべ妖精の間では、主人に忠実で無休無償で奉仕することが名誉であり、自由になることや労働代償を求めることは不名誉とされる。これを知ったハーマイオニー・グレンジャーは、4巻でS.P.E.W.(Society for Promotion of Elfish Welfare、屋敷しもべ妖精福祉振興協会)を設立、屋敷しもべ妖精の「解放」を目指し活動しているが(映画では「解放」活動は描かれていない)、屋敷しもべ妖精の大多数は隷従を名誉と認識しているため、それを止めさせようとするハーマイオニーは大多数(ドビーを除く)の屋敷しもべ妖精から反発を受け嫌われる羽目に合っていた。さらにはグリフィンドール全体もそのとばっちりを受け、屋敷しもべ妖精たちがグリフィンドール塔の清掃を拒否したためドビーが一人で塔の掃除をする羽目になった。

屋敷しもべ妖精のモチーフは、ブラウニーレプラコーン、伝承上のホブゴブリンなど、特定の家に住み着いて奉仕する妖精であると思われる(実際、ブラウニーについては「家事の褒美として衣類を与えられると、満足して家から離れてしまう」と言われている)。

ドビー(Dobby)
男性。ハリー・ポッターが初めて会った屋敷しもべ妖精だが変わり者で、主人ではないはずのハリーに対して尊敬の念を抱いていた。
屋敷しもべ妖精を本能よりも、立場の悪さで客観的に見るなど、思慮深く見識に優れていたが、同族からは「恥、落ちこぼれ」とみなされていた。
勤勉な正直者だが、非常に要領が悪くあまり有能とはいえなかった。言ってはならないことを言ってしまった時は、壁や物に頭を連続でぶつけたりしながら「ドビーは悪い子!」と叫ぶ癖があった。また、その行為に関して、ハリーから止めるよう言われていたり、押さえ込まれていたりしたが、その癖は直らなかった。
元々はマルフォイ家に仕えていたが、ルシウス・マルフォイが「秘密の部屋」事件を起こそうとしていることを察知し、たびたびハリーの前に現れては警告を繰り返していた(そのたびにハリーはかなり手痛い目に遭っている)。事件解決後はハリーの策略により解放され、就職活動の末に後に給料(週給1ガリオンと月1日の休日[1])を貰ってホグワーツで働くようになった。
2巻では「ハリーを助けたい」という思いが空回りしていたドビーだが、4巻では「第二の課題」に臨むハリーに鰓昆布を与えたり、5巻ではダンブルドア軍団の会合場所として「必要の部屋」の情報をハリーに教えたりと、再登場以降はハリーをたびたび助けていた。ハリーの方も6巻でドラコ・マルフォイの尾行を依頼するなど、ドビーのことはそれなりに信頼していた。
7巻後半にて、アバーフォース・ダンブルドアの頼みでマルフォイの館に捕らわれたハリーたちを救うが、逃走の直前にベラトリックス・レストレンジの投げた小刀が胸に刺さりハリーの名前を呟き死亡。遺体は「貝殻の家」の庭に、ハリーによって埋葬された。塚の頭あたりに置かれた石には、ハリーにより「自由なしもべ妖精 ドビー ここに眠る」と刻まれた。
なお、映画での登場は『秘密の部屋』と『死の秘宝 PART1』であり、鰓昆布や「必要の部屋」の件はネビル・ロングボトムがドビーの役割を担う。声はトビー・ジョーンズ。日本語版の吹き替えは高木渉が担当した。
ウィンキー(Winky)
女性。優しく細やかで情に厚い性格。高所恐怖症。日本語版では尊敬語と謙譲語をよくとり違えて喋った。
バーテミウス・クラウチ・シニアを主人としていたが、クィディッチのワールドカップ直後、死喰い人騒ぎの現場に居合わせたことで、クラウチ家を解雇された。その後、マルフォイ家から解放されたドビーと共にホグワーツへ再就職した。しかし解雇された後もクラウチ家に忠実であり続け、ホグワーツでは飲んだくれて全く働いていなかった模様。なおクラウチ家を解雇後は、しょっちゅう泣いていた模様。
実はシニアの息子バーテミウス・クラウチ・ジュニアが母親と入れ替わって脱獄した後、クラウチ家でジュニアを世話していた。幽閉状態のジュニアを思い、彼をクィディッチのワールドカップ見物に行かせるよう主人に懇願して実現したが、彼女が見張りを怠ったためジュニアが死喰い人騒ぎを起こしたとされたのが、クラウチ家解雇の真実であった。法を遵守する主人にとって、ジュニアの脱獄は絶対に知られてはならない秘密であったため、彼女もアラスター・ムーディに化けていたジュニアから真実を聞くまで、その口を固く閉ざした。7巻発売後の作者インタビューによると、ホグワーツ最終決戦にはクリーチャーと共に参戦し、決戦後もホグワーツにいることが明かされた。映画版では未登場。
クリーチャー(Kreacher)
男性。
ブラック家に仕える屋敷しもべ妖精。主家が純血主義だったため、彼自身にも純血主義的な言動が見られた。また嫌味な独り言を言う癖があった。
5巻で実家に帰ってきたシリウス・ブラックに仕えるが、ブラック家の理念に反する上、自分を無視という形で虐待したシリウスには必ずしも従順ではなかった。シリウスの死後は彼の遺言によりハリーに仕えるが、ハリーのことも快く思っていなかった。
自分のことを可愛がってくれたレギュラス・ブラックのことを大切に思っており、そのため、7巻前半でハリーからレギュラスのロケットを贈られて以降、ハリーに甲斐甲斐しく仕えるようになり、「穢れた血」と蔑んでいたハーマイオニーにさえ敬意を払った(ただし、お辞儀しようとすると体がいう事を聞かず痙攣する)。7巻終盤では、ホグワーツの屋敷しもべ妖精を率いてホグワーツの戦いに参戦した。
映画版では『不死鳥の騎士団』と『死の秘宝 PART1』に登場した。声は5作目ではティモシー・ベイトソンが、7作目ではティモシー・ベイトソンが死去したためサイモン・マクバーニーが担当。日本語版の吹き替えは柴田秀勝が担当した。
ホキー(Hokey)
女性。故人。
ヘプジバ・スミスを主人としていたが、誤って主人のココアに毒を盛って殺してしまった(実際はヴォルデモートがスミス殺害の罪をホキーに着せたのではないかとアルバス・ダンブルドアは推測していた)。死の直前、ダンブルドアによって記憶を採取された。映画版には未登場。

巨人[編集]

フリドウルファ(Fridwulfa)
ハグリッドの母親。英国で最後の巨人であったが死亡した。
カーカス(Karkus)
7、8メートルある頭(ガーグ)。ハグリッドに好意的だったが、ゴルゴマスに殺された。
ゴルゴマス(Golgomath)
カーカスを倒し新しくガーグになった巨人。
グロウプ(Grawp)
ハグリッドの異父弟。最初はホグワーツの禁じられた森に連れてきたハグリットの言うことをまったく聞かなかったが、今では会話が出来るようになった。7巻終盤のホグワーツ最終決戦にも参戦した。

ペット[編集]

ふくろう[編集]

ハリー・ポッターシリーズでは、ふくろうは魔法使いの手紙を運ぶ手段として位置づけられている。

ヘドウィグ(Hedwig)
ハリーのペットで、大きな雌の白ふくろう。1巻で、ルビウス・ハグリッドが、ダイアゴン横丁にあるイーロップのふくろう百貨店で購入し、ハリーに入学(映画では誕生日)祝いとしてプレゼントした。
ハリーと友人等との手紙のやりとりを任されており、シリウス・ブラックに手紙を届ける等、時にはかなり危険な仕事もあるが、仕事は確実にこなしていた。主人であるハリーによく懐いており、他のふくろうに焼きもちを妬いたりもしていた。また、自分のふくろうを持っていないハーマイオニー・グレンジャーも、時々ハリーからヘドウィグを借りて手紙を出していた。ヘドウィグも、夏休みになると、ハリーに頼まれずとも気を利かせてハーマイオニーの所に行ってハリーへの手紙を運んで来たりしていた。
7巻前半でのダーズリー家から隠れ穴への移動時に、死喰い人の呪文(おそらく死の呪い“アバダ・ケダブラ”)により死亡した。なお、原作と映画版では死亡した経緯が異なった。映画では、ハリーを庇って死亡している。
なお、映画では雄のシロフクロウが演じている。
エロール(Errol)
ウィーズリー家の雄ふくろう。年老いているため、飛行後は常に疲れてしまう。
ヘルメス(Hermes)
パーシーが監督生就任祝いにもらったふくろう。
ピッグウィジョン(Pigwidgeon)
シリウスにもらったロンの豆ふくろう。妹のジニーが命名した。興奮すると、さえずり声を出す。ピッグと呼ばれ続けた為、命名した後でもピッグにしか反応しなくなっている。
ワシミミズク
ドラコ・マルフォイのふくろう。名前は不明。

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クルックシャンクス(Crookshanks)
ハーマイオニーの飼う赤色の猫。ニーズルとの雑種であるため、非常に頭が良い。3巻では初対面のスキャバーズの正体を見破り、スキャバーズに襲いかかったが、スキャバーズの飼い主であるロンよく思わず、クルックシャンクスを忌み嫌った。後に黒犬に変身したシリウス・ブラックと接触し、シリウスの依頼を受けてスキャバーズを捕らえようとした(これを避けるためにスキャバーズが逃亡したが、ロンは「クルックシャンクスがスキャバーズを食べた」と思い込み、ロンとハーマイオニーの仲が一時的に険悪になっていた)。
映画版では、『アズカバンの囚人』と『不死鳥の騎士団』に登場した。
ミセス・ノリス(Mrs. Norris)
アーガス・フィルチの飼い猫。2巻では石にされたが、マンドレイグ薬で元に戻った。
ティブルス(チブリス)(Tibbles)
アラベラ・フィッグの飼い猫。
スノーイー(Snowy)
アラベラ・フィッグの飼い猫。
ミスターポーズ(Mr. Paws)
アラベラ・フィッグの飼い猫。
タフティー(Tufty)
アラベラ・フィッグの飼い猫。

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ファング(Fang)
ハグリッドの飼うボアハウンド。人なつっこいが臆病。
フラッフィー(Fluffy)
ハグリッドが持ち込んだ三頭犬賢者の石を守る。音楽を聞けば睡眠に入る。
リッパー(Ripper)
マージョリー・ダーズリーの飼う年老いたブルドッグ。過去にハリーを追い掛け回し、高い木の上まで追い詰めたことがある。

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サラザール・スリザリンバジリスク
「スリザリンの蛇」とも呼ばれる、サラザール・スリザリンによって生み出されたバジリスク。スリザリンの継承者に従う。秘密の部屋に潜んでいた。ハリーによって退治される。
バジリスクの牙から分泌される猛毒は腐食性でホークラックスの破壊が可能。フェニックスの涙でしか中和する事が出来ない。
2巻でハリーがバジリスクの牙でトム・マールヴォロ・リドルの日記を破壊し、7巻ではハーマイオニーが「秘密の部屋」にてハッフルパフのカップを破壊した。また、「刀身より強い物質を吸収する」というゴブリン製ならではの特性をもつグリフィンドールの剣は、刃に毒が染み込み分霊箱を破壊できる武器となった。
ナギニ(Nagini)
名前の由来は、インド神話に登場する蛇神ナーガ(Naga)の女性形・ナギニ(Nagini)。
ヴォルデモートに仕える巨大な雌蛇。ヴォルデモートが最も信頼している生物で、ダンブルドアも「ヴォルデモートが何かを好きになることがあるとすれば、それはナギニである」と語っている唯一愛情に近しい感情を見せた存在。戦力としても強力な存在で、バチルダ・バグショットになりすましてゴドリックの谷を訪れたハリー達を襲撃したり、スネイプを殺害したりと、ヴォルデモートの命令を忠実にこなす。
ヴォルデモートが危険を承知で分霊箱にした。

その他のペット[編集]

アラゴグ(Aragog)
ハグリッドが禁じられた森で飼っているアクロマンチュラ。2巻で子蜘蛛達をハリー達に襲わせ、危うく殺しかけた。6巻で老衰のため死亡。密かに埋葬された。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場。日本語版の吹き替えは益富信孝が担当した。
アーノルド(Arnold)
ジニーの紫色のピグミーパフ。
スキャバーズ(Scabbers)
ロンの飼うネズミ。一時期クルックシャンクスに食べられたと思われたことがあり、ハーマイオニーとロンのけんかに一役も二役も買った。正体はピーター・ペティグリュー
テネブルス(Tenebrus)
禁じられた森で初めて生まれたセストラル。
トレバー(Trevor)
ネビルの飼うヒキガエル。よく逃げ出す。教授陣が講義の際よく実験台にしている。
ノーバート(Norbert)
ハグリッドが「ホッグズ・ヘッド」で見知らぬ男から譲り受けた、ノルウェー・リッジバック種の赤ちゃんドラゴン。後にルーマニアでドラゴンを研究しているチャーリーの元に送られた。雌であることが判明してからはノーベルタ(Norberta)と呼ばれている。
バックビーク(ウィザウィングズ)(Buckbeak, Witherwings)
ハリーを乗せてホグワーツ周辺を滑空したあと、自身を侮辱したドラコを爪で切りつけたかどで処刑されそうになったヒッポグリフ。ハリーとハーマイオニーによってシリウスを乗せ逃亡。5巻ではブラック家で生活していた。
6巻では、シリウスが死亡したためにハグリッドの元に戻ることになったが、安全のために「ウィザウィングズ」という名で呼ばれる。
7巻では他のヒッポグリフを引き連れ、ホグワーツ防衛隊に加勢した。
ビンキー(Binky)
ラベンダーの飼っていた赤ちゃん兎。狐に食べられたらしい。
フォークス(Fawkes)
校長室にいる赤と黄金のとても美しい不死鳥。2巻ではハリーが蛇のバジリスクと戦っている時に組み分け帽子を持ってきた後でバジリスクの眼を嘴で突っついて潰す援護をし、決着後にバジリスクの牙の毒で傷ついたハリーをその涙で治癒、さらに、ハリー、ロン、ジニー、ギルデロイ・ロックハートをぶら下げて秘密の部屋から校長室まで驚くべきスピードで飛ぶ。5巻ではヴォルデモート卿がハリーに放った死の呪文を丸呑みにしたと同時に炎に包まれ燃え尽き、その後は灰の中から生まれ変わった。6巻でダンブルドアが死亡した際、悲しみの唄を歌った後にホグワーツを去った。
かつてオリバンダー老人に尾羽を提供。この羽を基にヴォルデモートとハリーの杖が作られた。

その他の登場生物[編集]

マーカス(Murcus)
ホグワーツ近くの湖に住んでいる水中人(マーピープル)の女の長。4巻の、三校対抗試合第二の課題で、時間切れになったハリーをマーミッシュ語で弁護していた。
バンジー
セキセイインコ。5巻で水上スキーを覚えたことがマグルのニュースで報じられていた。

生物種[編集]

魔法動物[編集]

アクロマンチュラ(Acromantula)
M.O.M.分類:XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
原産地:ボルネオ島(最古の記録は1794年)
人並の知能を持ち言語が話せる八目の巨大な蜘蛛。黒い毛が生えている。興奮したりするとハサミを鳴らす。分泌する毒は非常に貴重で高価(スラグホーン曰く「半リットルで100ガリオンになるかもしれない」)。ジャングルに住む。ドーム型の巣を作り、1度に最高百個の卵を産む。卵はビーチボール程で白く柔かく、6~8週間で孵化する。雄より雌の方が大きい。ハグリッドによると、死んだ仲間を食べる習性があるらしい。
魔法使いが創り出したとされるが、訓練が出来ない為、非常に危険。実際に相対したハリーは危険度を表すXを多数書き足している。
卵は魔法生物管理部の取引禁止品目Aクラスに指定されている。20世紀に実験飼育禁止令が出された。
アッシュワインダー(Ashwinder)
M.O.M.分類:XXX
魔法火を長時間ほったらかしで燃やし続けると創り出される、真っ赤に輝く目をした灰白色の細い蛇。世界中に存在する。這ったところに灰だらけの跡が残る。たった1時間の命で、暗い隔離された場所に鮮やかな赤い卵を産み付けたあと崩れて塵になる。卵は高熱を発するため、呪文で凍結させないと火事になる。凍結した卵は「愛の妙薬」の原料として高い価値を持つ他、それ自体を食することで熱冷ましとしても使える。
エルンペント(Erumpent)
M.O.M分類:XXXX
生息地:アフリカ
サイに似た大型の灰色の動物で、体重は1トンに達する。皮膚は厚くて硬く、大概の呪文をはねつける。鼻の上の大きな角と長い尾を持つ。その角は皮膚や金属などあらゆるものを貫くほどの硬度を持ち、また体内にはあらゆるものを破裂させる毒液を持つ。交尾の季節になると、オス同士はメスを巡っての争いの際にその毒液で相手を破裂させる。
7巻では「しわしわ角スノーカックの角」としてこれの角が登場した。
オーグリー(Augurey)
M.O.M.分類:XX
原産地:イギリス、アイルランド
生息地:北ヨーロッパ
緑がかった黒色の、小さなハゲワシのような鳥。悲しげな目つきをしている。昆虫や妖精を食する。土砂降りの時のみ飛び、それ以外はイバラやトゲで作った巣にいる。
低く震える鳴き声を発し、かつては人間の死の予兆を意味すると思われていたが、実際にはもうすぐ雨が降ることを予報しているだけであった。
キメラ(Chimera)
M.O.M.分類:XXXXX
頭はライオン、胴体はヤギ、尾はドラゴン。凶暴で血に飢えている為、非常に危険。
退治に成功したのは1例しかなく、その魔法使いは戦いの後に疲労により天馬から落ちて死亡した。
卵は魔法生物管理部の取引禁止品目Aクラスに指定されている。
グールお化け(Ghoul)
M.O.M.分類:XX
出っ歯の人食い鬼に似た醜い生物。魔法使いの家の屋根裏や納屋などに住みつき、呻き声をあげたり、物を投げたりする。蜘蛛や蛾を食する。魔法使いの家がマグルの手に渡った場合、魔法省魔法生物規制管理部のグール機動隊が出動し、家に住みついたグールお化けを除去する。
クラップ(Crup)
M.O.M.分類:XX
原産地:イギリス南東部
ジャック・ラッセル・テリアに似ており、尾が二股になっている。あらゆるものを食す。魔法使いに忠実で、マグルには獰猛。魔法使いが創り出したとされる。
飼うには魔法生物規制管理部許可が要る。許可を貰うには、マグル移住地域で管理する能力があることを証明しなければいけない。法律で、生後6~8週間になったら「切断呪文」で尾を取り除くことが義務となっている。
グリフィン(Griffin)
M.O.M.分類:XXXX
原産地:ギリシャ
頭・前足が鷲、胴体と後ろ足がライオン。生肉を食する。宝物の警備のため、一部の魔法使いが飼育している。
ケンタウルス(Centaur)
M.O.M.分類:XXXX
原産地:ギリシャ
生息地:ヨーロッパ各地
森に住み、言葉を話す。上半身は人間、下半身は馬。下半身の毛色は5、6種類ある。習性は謎に包まれているが10~50頭の群れを作り、プライドが高く「半獣」と呼ばれることを嫌い、自分達を侮辱するものには制裁を加える。占い、天文学、洋弓、癒しに精通している。基本的に魔法使いやマグルを信用していない。ユニコーンと同様、敬意を持って接するべき存在ゆえにM.O.M.分類はレベル4である。
禁じられた森に住むケンタウルスはアルバス・ダンブルドアに一目置いており、彼の葬儀の際には全員が参列し慰問の弓矢を放った。
コカトリス(Cockatrice)
M.O.M.分類:不明
ハーマイオニーが読んだ本に載っていた。
1792年の三大魔法学校対抗試合で大暴れし、当時の校長が全員負傷したらしい。
火蜥蜴/サラマンダー(Salamander)
M.O.M.分類:XXX
小型で白色のトカゲ。火の中に棲み、炎を餌とし、火を噴く。色は姿を現すときの火の温度によって変わる。自分が生まれた火が燃えてさえいれば死ぬことは無い。胡椒を与えれば、最高6時間火の外で生きることが出来る。
サラマンダーの血液は強力な回復薬に使われる。
尻尾爆発スクリュート(Blast-Ended Skrewt)
M.O.M.分類:XXXX
名前の通り尻尾が爆発する。雄は針を持っており、メスは腹に吸盤がある。共食いをする。孵った時は体長約15,6cmで殻を剥かれた奇形のロブスターの様な姿をしており、胴体は青白くぬめぬめしていて、脚が彼方此方から出ている。顔や口の場所が判らず、腐った魚の様な匂いがする。成長し切った時は体長約3mで蠍の様な姿をしており、背中に長い棘を丸め込んでいる。厚い甲殻は呪文を弾き返す。
ハグリッドが創り出した。恐らくマンティコアとファイア・クラブの雑種。
4巻でハグリッドが飼い方を見つけるため、魔法生物飼育学の生徒に任せた。成長し切ったものが三大魔法学校対抗試合の第三の課題の障害物として登場した。
水魔
河童(Kappa)
M.O.M.分類:XXXX
生息地:日本(ちなみに第3巻ではルーピンが病欠した際、代わりに来たスネイプは、生息地を蒙古と間違えて覚えていた事が判明)
浅い池や川に棲む。全身がうろこに覆われ、頭頂の凹みに水が溜まっている。凹みの水が無くなると力を失う。人を水中に引きずりこみ、人の生き血を吸う。
名前が彫られたきゅうりを放り投げるとその名前の人には悪さをしなくなる。出会った時は、お辞儀をした方が良い(凹みから水が零れる為)。
グリンデロー(Grindylow)
M.O.M.分類:XX
生息地:イギリス、アイルランド
湖に棲む。薄緑色をしており、指は長く握力が強いが折れやすい。角があり、歯は緑。小魚を食す。攻撃的で指で締め付けてくる。
水中人が飼っている場合がある。
ケルピー(Kelpie)
M.O.M.分類:XXXX
生息地:イギリス、アイルランド
様々な形に変身する水魔。ガマの穂をたてがみに模した馬、あるいは海蛇の姿になることが多い。油断した者を背中に乗せて水中に引きずり込み、食い殺す。ただし、「縄かけ呪文」で手綱をかけると、大人しくなる。
ネス湖に生息するネッシーはこのケルピーのことである。
スニジェット(Snidget)
M.O.M.分類:XXXX(絶滅危惧種であるため)
生息地:世界中
別名:ゴールデン・スニジェット
真ん丸な身体をした小型の鳥。長く鋭いくちばしと赤い目を持つ。飛行速度は極めて速く、翼の関節の回転により方向転換も素早い。
11世紀の頃から乱獲され、クィディッチでも捕まえると150点になるルールで使われた。そのため14世紀半ばまでの間に数が激減したため、捕獲とクィディッチへの使用が禁止された(クィディッチには、代わりにスニッチが用いられるようになった)。なお、その禁を破ると厳罰が処せられる。
スフィンクス(Sphinx)
M.O.M.分類:XXXX
頭は人、体はライオン。知能が高く、謎々やパズルを好む。守っている物が危険に晒されると、危険になる。
1000年以上貴重品や隠れ家を守る為に使われてきた。
第4巻では三大魔法学校対抗試合の第三の課題でハリーに謎々を出した。
ディリコール(Diricawl)
M.O.M.分類:XX
原産地:モーリシャス
丸い胴体の飛べない鳥。危険を感じると、姿を消して別の場所に移動する。
実はドードーはこの鳥のことである。
天馬(Winged Horse)
M.O.M.分類:XX-XXXX
生息地:世界中
翼のある馬。4種類いる。マグルの目につかないよう、所有者は定期的に「目くらまし呪文」をかけることが義務付けられている。
アブラクサン(Abraxan)
パロミノ(月毛の馬)の様な姿をしている。象ほどもある巨大な馬で、蹄はディナー用の大皿より大きい。毛は金色で、目は赤い。マダム・マクシーム曰くシングルモルト・ウィスキーしか飲まない。
第4巻でボーバトンの代表選手が乗っていた馬車をひいていた。
セストラル(Thestral)
黒毛。目は白く、外見は骨ばっていてドラゴンの様な翼をしている。死を見たことのある人間にだけ姿が見える(最も『炎のゴブレット』の最後でハリーに姿が見えなかったので直ぐに見える様になる訳では無い模様)。希少種。ホグワーツにいるものは知能がかなり高く、馬車を引くのに利用されている。肉食でフクロウも襲うが、ホグワーツのセストラルは襲わない様ハグリットにしつけられている。ハリーにして経験が無いほどの高速で飛ぶ事が可能。また死の秘宝の一つ・ニワトコの杖の芯にはセストラルの毛が使われている。
イーソナン(Aethonon)
栗毛。イギリス、アイルランドに多く生息。
グレニアン(Granian)
灰色。足が速い。
噛み付き妖精/ドクシー(Doxy)
M.O.M.分類:XXX
生息地:北ヨーロッパ、アメリカ
妖精としばしば混同される。体は黒い毛に覆われ腕と脚は各4本あり、羽はカブトムシのように光っており、牙は2列に並んでいて鋭く、毒がある。寒冷な気候を好む。1度に最高500個の卵を産み、地中に埋め、その後2~3週間で孵化する。
噛まれたら解毒剤を服用する必要がある。
ドラゴン(Dragon)
トロール(Troll)
M.O.M.分類:XXXX
原産地:スカンディナヴィア
生息地:イギリス、アイルランド、その他北ヨーロッパ
身長最大4m。体重最大1t。しばしば棍棒を持っている。強力だが知能はO・W・L等の試験で最低のT(トロール並)と揶揄されるくらい恐ろしく低い。暴力的で行動が予測不可能。ブーブー唸って会話するが簡単な言語が話せるものもいる。知性が高いと守衛になることもある。
川トロール
皮膚は紫色。短い角がある者や毛深い者もいる。橋の下に潜む。あらゆるものを食す。
森トロール
皮膚は薄い緑色。緑か褐色のザンバラ髪が生えている者もいる。
山トロール
最も大きい。皮膚は薄い灰色。禿げている。
ナール(Knarl)
M.O.M.分類:XXX
原産地:北ヨーロッパ、アメリカ
ハリネズミそっくりの生物で、見分けがつかない。家の庭にハリネズミ用の餌を置いた際、暴れて庭の植物や装飾品を破壊すれば、それはナールである。
ニーズル(Kneazle)
M.O.M.分類:XXX
原産地:イギリス
猫に似た小型の生物。毛は斑点・斑入り・ブチなど様々。大きな耳とライオンに似た尾を持つ。悪い人物や不審な人物を見分ける能力がある。
多胎であり、1回の妊娠で最高8匹を生む(普通の猫との異種交配も可能)。飼育には許可証が要る。現在では世界中に輸出もされている。
ハーマイオニーの猫のクルックシャンクスはニーズルの血を引いている。
ニフラー(Niffler)
M.O.M.分類:XXX
生息地:イギリス
ふわふわしていて黒く、鼻は長い。光るものを好み、それを探す為に鼻で地面を掘る。巣は最深地下6mにあり、一度に6~8匹の子を産む。
宝を探すのによく用いられ、小鬼も使っている。室内で飼うと家具などを破壊される可能性がある。
庭小人/ノーム(Gnome)
M.O.M.分類:XX
生息地:北ヨーロッパ、アメリカ
庭の害獣。身長30cm。頭は大きく、歯は鋭く、足はごつごつしている。頭は悪い。
駆除するには足を持ち、目が回るまで振り回し塀の外に投げるかジャービーを使って追い払う。油断すると鋭い歯でかまれる。
バジリスク(Basilisk)
を参照。
パフスケイン(Puffskein)
M.O.M.分類:XX
球形で、毛は柔らかいクリーム色、舌は細長くピンク色。満足するとフンフンという低い音をだす。従順で世話が簡単。あらゆる物を食すが、特に寝ている魔法使いの鼻に舌を伸ばして鼻糞を食べるのが好き。
子供たちにはペットとして人気が高い。
ピグミーパフ(Pygmy Puff)
M.O.M.分類:XX
ミニチュアのパフスケイン。ピンクと紫の2種類がいる。フレッドとジョージが繁殖させ、ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ店で売っている。繁殖が追いつかないほど売れている。ジニーのジョークでは、ロンにはこの生物の刺青がある。
火蟹(Fire Crab)
M.O.M.分類:XXX
原産地:フィジー
リクガメに似ており、甲羅には宝石がちりばめられている。攻撃を受けた際には尻から火を噴く。ペットとして輸出されているが、飼育には許可証が要る。
ピクシー妖精(Pixie)
M.O.M.分類:XX(テキストには多数書き足されているが、ロン曰く「ロックハートならね」とのこと)
身長最大20cm。群青色。悪戯好き。羽はないが飛んでいる。ボーっとしている人間を高いところに置き去りにすることがある。非常に甲高い声で仲間と会話する。胎生。
ヒッポグリフ(Hippogriff)
M.O.M.分類:XXX
原産地:ヨーロッパ
頭・前足・羽は大鷲で、胴体・後ろ脚・尻尾は馬の半鳥半馬の生き物。前脚の鉤爪は15、6cmほど。毛並みは嵐の空のような灰色、赤銅色、赤ゴマの入った褐色、栗毛、漆黒などとりどり。誇り高く、侮辱したりすると怒り攻撃する。地中の虫や鳥、小型哺乳類も食す。大きな卵を一つだけ産み、これが24時間以内に孵化する。1週間で飛べるようになるが、長旅するには数ヶ月掛かる。
近づいて触るには、2、3秒程目を合わせ、お辞儀した後、ヒッポグリフがお辞儀するまで待たなければいけない。ハグリッドは「バックビーク」という名のヒッポグリフを飼っていた。
所有者には、マグルの目に付かないよう「目くらまし呪文」を毎日かけることが義務付けられている。余談だが、ホグワーツ女子生徒間ではハリーの胸にはこの生物の刺青があるという噂があるようだ。
おいでおいで妖精/ヒンキーパンク(Hinky Punk)
鬼火のように幽かで儚げな一本足の生き物。一見無害だが、旅人を迷わせて沼地に誘う。目の前を跳び、手招きで連られて来たものを沼地に引き込む。
妖精/フェアリー(Fairy)
M.O.M.分類:XX
身長3~13cmの小さな人間のような生物。背中には羽を生やしている(種類により羽の色は異なる)。森林や林間の空き地に生息する。天敵はオーグリーで、襲われた際には弱い魔力で阻止する。喧嘩っ早く、うぬぼれが強い性格。人間の言葉は理解できるが、話すことはできない。仲間とは羽音でコミュニケーションをとる。
卵生で、一度に50個の卵を葉に産み付ける。孵化から6~10日でさなぎ、1ヶ月で成体となる。
不死鳥/フェニックス(Phoenix)
M.O.M.分類:XXXX(飼育が困難なため)
生息地:エジプト、インド、中国
白鳥ほどの大きさの鳥。体は真紅で、尾は金色で長く、鉤爪を持つ。巣は山頂に作る。衰えると、肉体を炎と化して灰の中から雛として生まれ変わることが出来る。瞬間移動の様なことを出来る。草食。
雛は老鳥と同じくらい醜い。驚くほどの重い荷を運び、涙は強力な癒しとなる。歌は魔力を持ち、善人には勇気を与え、悪人には恐怖を与える。ペットとしてはとても忠実。
プリンピー(Plimpy)
M.O.M.分類:XXX
生息地:深い湖
球形の魚で、斑点と水掻きのついた2本の足を持つ。その足で湖底を歩き、水カタツムリなどの餌を捕獲する。泳いでいる最中に足や衣服をかじることがあるが、特に危険なことは無い。ガルピング・プリンピーとの関連は不明。
レタス食い虫/フロバーワーム(Flobberworm)
M.O.M.分類:X
成長すると25cm程になる虫。体はは褐色で太く、前後の区別が付かず、両端から粘液を出す。どんな野菜でも食し、好物はレタス。
粘液は魔法薬を濃くするのに使われる。
ボウトラックル(Bowtruckle)
M.O.M.分類:XX
生息地:イギリス南部、ドイツ南部、スカンジナビアの一部
体長最大20cm。木の守番で、だいたいは杖品質の木に住んでいる。長く鋭い指を持ち、樹皮と小枝から出来ているので発見するのは困難。性格はおとなしい。昆虫を食す。自分の住む木に危険が及ぶと指で攻撃する。ボウトラックルが住む木を切りとる場合はワラジムシを供えると、宥められる。手に入るなら妖精の卵も有効。
まね妖怪/ボガート(Boggart)
M.O.M.分類:XXX
近くにいる人間の一番怖いものに化ける妖怪。本当の姿は誰も知らない。暗く狭い所を好む。「リディクラス」で退治できる。
ハリーは守護霊の呪文の練習で吸魂鬼の代わりに何度も使った。
マートラップ(Murtlap)
M.O.M.分類:XXX
生息地:イギリスの海岸地域
ネズミのような生物で、背中にはイソギンチャクのようなものを生やしている。このイソギンチャクのようなものをピクルスにして食べると、呪いやジンクスに対する抵抗力が現れる(ただし食べ過ぎると副作用で耳から紫の毛が生える)。甲殻類を餌とするが、自分を踏みつけた者の足も食べる。裏ごししたエキスは癒しの効果があり、アンブリッジの罰則によって傷ついたハリーの手も幾分楽にした。
水中人/マーピープル(Merpeople)
M.O.M.分類:XXXX
生息地:世界中
別名:セイレン(Seiren)、セルキー(Selkie)、メロウ(Merrow)
言語はマーミッシュ語(地上で人間が聞くと叫び声に聞こえる)。文字通り主に水中で暮らし(地上での活動も可)、湖などの底に家を建てて住んでいる。音楽を好む。水魔を飼いならしているものもいる。
人間ではアルバス・ダンブルドアバーテミウス・クラウチ・シニアがマーミッシュ語を話せることを確認されている。ホグワーツの湖に住んでいる水中人はダンブルドアと知り合いで、彼の葬儀の際には湖面で慰問の音楽を演奏した。ユニコーンやケンタウルスと同様、敬意を持って接するべき存在ゆえにM.O.M.分類はレベル4である。
マンティコア(Manticore)
M.O.M.分類:XXXXX
生息地:ギリシャ
頭は人間、胴体はライオン、尾はサソリの形をした生物。非常に危険な生物だが、生息数は希少。獲物を食べる時に小声で嘆きの歌を口ずさむ。皮は丈夫で、ほとんどの呪文が効かない。刺されると即死する。
一角獣/ユニコーン(Unicorn)
M.O.M.分類:XXXX
生息地:北ヨーロッパ
森に棲む馬。毛は白色で頑丈、蹄は金色で、角がある。角、血液、鬣は強力な魔法特性を持つ。その血液は、「生きながらの死」とすら言われる恐ろしい代価を持つものの、死を目前に控えた者さえも蘇らす事が出来、衰弱したヴォルデモートを辛うじて生かす時にも使われた。生まれた時は毛は金色だが、2歳ほどで毛は銀色に変わり、4歳ほどで角が生え、7歳ほどで毛は白色になる。幼い時を除き、魔法使いより魔女を好む。素早く、捕らえにくい。
角や血液、鬣は色々な魔法に使われ、毛は杖の芯に使われる。
なお、M.O.M.分類がレベル4であるのは危険な生物だからではなく、敬意を持って接するべき存在とされているため。ケンタウルスや水中人も同様。
赤帽鬼/レッドキャップ(Red Cap)
M.O.M.分類:XXX
生息地:北ヨーロッパ
古戦場などヒトの血が流れた所に棲む小人の様な生物。夜にマグルが一人で外にいると棍棒で殺そうと襲ってくる。
レプラコーン(クローリコーン)(Leprechaun)
M.O.M.分類:XXX
生息地:アイルランド
身長最大20cm。森林に棲む。緑色をしていて、木の葉で簡単な衣服を作る。2、3時間で消失する偽物の黄金を創れる。木の葉を食す。悪戯好き。胎生。
クィディッチのアイルランド・ナショナルチームのマスコット。レイブンクロー寮の寮監フリットウィックはレプラコーンの血を引いている。
巨人(Giant)
体長は10mを超える生物。肉食。前世紀に仲間同士の殺し合いによりほとんどが滅んだ。残った者達はヴォルデモートに与し、闇祓いにより滅ぼされたとされるが、実際にはわずかな数がヨーロッパ某所に群れを作って生息している。人間との交配も可能で、ハグリッドの母は巨人である。またボーバトンの校長マダム・マクシームも巨人の血を引いている。しかしハグリッドやマダム・マクシームのような「半巨人」は凶暴と言われ、一部の心ない人間の差別の対象にもなっている。
泣き妖怪/バンシー(Banshee)
顔は緑色で骸骨の様で、髪は長い。大きな嘆きの声をだす。
ヴィーラ(Veela)
髪はシルバー・ブロンドで肌は月の様に輝く。非常に美しく何もしなくても男を誘惑することが出来る。怒ったときに見せる真の姿は半鳥人の様な姿で、炎を投げつける。
クィディッチのブルガリア・ナショナルチームのマスコット。人間との交配も可能で、フラー・デラクールの祖母はヴィーラである。
小人(Dwarf)
第2巻ロックハートがバレンタインにキューピッドの格好をさせて、生徒全員にカードを配らせた。
三頭犬(Three-headed dog)
文字通り3つ首の巨大な犬。第1巻でハグリッドが飼っていた。
死神犬/グリム(Grim)
墓場に取りつく黒く巨大な亡霊犬で死の前兆とされている。シリウス・ブラックが動物もどきとして変身した姿は度々これに誤認されていた。ビリウス・ウィーズリーはこれを見た24時間後に死んだ。

伝説の生き物[編集]

これらの生物は、ハリー・ポッターシリーズの世界観においてもその実在性が疑われる生物である(当然現実世界には実在しない)。

ガルピング・プリンピー(Gulping Plimpy)
ルーナが言うには、ガーディルート(6巻でルーナが所持していたエシャロットのようなもの)を使えば追い払う効果がある。存在するかどうかは不明。存在が確認されているプリンピーとの関連も不明。
ラックスパート(Wrackspurt)
ルーナが言うには、目に見えず、耳から入り頭をボーっとさせる生物。存在するかは不明。
ブリバリング・ハムディンガー(Blibbering Humdinger)
詳細不明。7巻でルーナがハリーを一人にしてあげようとした際、窓の外にいると大声で叫んで周囲の気をそらした。
しわしわ角スノーカック(Crumple-Horned Snorkack)
詳細不明。7巻ではその角とされるものが登場したが、実際はエルンペントのものだった。作者が明かした設定によると、ゼノフィリウス・ラブグッドにより創作された架空の生物であり、ルーナも後年になって架空であることを認めざるを得なくなった。
ヘリオパス(Heliopath)
ルーナが言うには、大きな炎を上げる背の高い火の精で、コーネリウス・ファッジがその軍隊を組織しているという。
アンガビュラー・スラッシキルター(Umgubular Slashkilter)
ルーナが言うにはファッジが用いている生物らしいが詳細は不明。

ヒトたる存在[編集]

俗に言う亜人。拒否したのはケンタウロス、水中人、霊魂(ゴースト)。相応しいが望んだことが無いのはレプラコーン。可能性があるのはヴィーラ、巨人、小人、泣き妖怪、ニンフ、屋敷しもべ妖精(ここでは動物と分類する)。

狼人間[編集]

(Werewolf)

M.O.M.分類:XXXXX
原産地:北ヨーロッパ(推測)
噛まれた人が狼人間になる。一ヶ月に一度、満月の時に凶暴な狼人間に変身する。積極的に人を餌食にしようとする(変身時のみ)。そのため彼らは差別を受け、社会生活において非常に不利な状況下にいる。その事を促したのがアンブリッジが発案した「反人狼法」である。狼人間には粗野で暴力的な人間が多いとされるが、経済的に不利なため盗みなどに走り、それが定着したとも考えられる。現にリーマス・ルーピンなどの立派な人格者も僅かにいるが、現在彼らのほとんどはフェンリール・グレイバックなどのように闇の陣営に付いている。
治療法はないが、トリカブト系脱狼薬によって症状を軽減(変身時も正気を保つ)できるようになってきている。

鬼婆[編集]

(Hag)

子供を食す。
小鬼(Goblin)
言語はゴブリディグック語。確認されているのは「ブラッドヴァッグ」が「つるはし」という意味の単語であるということ。普段は物腰柔らかく魔法使いに接しているが、内心は経済的な利益のために接しているだけのようにも思える。また、丁寧な口調のなかにも慇懃無礼な要素が含まれていることもある。彼らは杖を持っているわけではないが、金属器などの道具を作る特別な魔法を知っており、ゴドリック・グリフィンドールの剣などは彼らが作った。一部のゴブリンは、彼らの考え方で言うと物を「買い取った者」ではなく、物を「作った者」が真の所有者であると考えている(売った物はあげたのではなく、貸したと考えている様子)。意外に血を好む傾向にあり、小さな身体に似合わず力も強い。グリンゴッツ魔法銀行の職員を務めている。

吸血鬼[編集]

(Vampire)

原産地:トランシルヴァニアシュヴァルツヴァルト(推測)。
サングィニという吸血鬼が一度だけ登場したことがある。ルーナ曰く、ルーファス・スクリムジョールは吸血鬼だとハリーに語っていた。

吸魂鬼[編集]

(Dementor)

全身がマントに覆われているため、黒い人影のように見える。また、とても背が高い。頭巾をすっぽりと被っているので顔を見た者はそうそういない(映画『不死鳥の騎士団』では被っていない)。その理由は、見た者のほとんどが吸魂を施されているためである。眼のあるはずの所に口があり、そこから「吸魂鬼の接吻(ディメンターのキス)」と呼ばれる。口から魂を吸い取られた人間は、後に吸魂鬼と同じようになってしまうと言われている。
ただし、このように見えるのは魔法が使える人間のみで、マグルスクイブはその姿を見ることはできない(霧のように感じる)。ただし、スクイブであるアラベラ・フィッグは、見えなくても吸魂鬼の仕業であると分かるだけの知識を持つと作者が説明している。
地上を歩く(実際には滑っているが、便宜上このように表現)生物の中で最も忌まわしきものの1つと言われており、人間の心から発せられる幸福・歓喜などの感情を感知し、それを吸い取って自身の糧とする。その影響力は凄まじく、吸魂鬼が周囲にいるだけで人間は活力を失ってしまう。特に、ハリー・ポッターのように過去に悲惨な記憶を持つ者ほど、吸魂鬼の影響を受けやすい。
ただし、吸い取れるのは前述の感情のみで、それ以外の感情(妄執など)は吸い取れない。人間ほど感情が複雑でないためか動物の感情も吸い取れないうえに目が見えないため(眼窩は存在するが目玉がない)、動物もどきが動物に変身してしまうと感情を吸い取れなくなる。
前述の能力に加え、吸魂鬼は普段隠されている口を使って人間の魂を直接吸い取れる(吸魂鬼の接吻)。この時、魂を吸い取られた人間は廃人状態となり、時を経て吸魂鬼と化してしまう。
映画では吸魂鬼が姿を見せると周囲の気温が下がり、ガラスについた水滴や池などが凍りつき草花は枯れてしまう。
吸魂鬼に向かって「守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)」を使用すると、吸魂鬼を追い払える。また、ルーピン曰く、鬱になったときはチョコレートを食べると気分が良くなる。
前述の能力から吸魂鬼は魔法界で非常に恐れられており、長らくアズカバンの看守を務めてきたが、5巻初頭でハリーを罠にかけるためにドローレス・アンブリッジの命令でハリーを襲撃し、近くにいたダドリー・ダーズリーを昏倒させた。5巻終盤でヴォルデモートに与し、アズカバンを棄てた(アルバス・ダンブルドアは当初からこのことを予見していたため、吸魂鬼をホグワーツに入れることに反対した)。6巻では吸魂鬼がイギリス中に現れたため、イギリス全域が霧に覆われる始末になっている。また、7巻では死喰い人が吸魂鬼を呼び出しており、完全に悪の組織の一員となってしまっている。
吸魂鬼の設定は、ローリングがうつ病に罹患した時の心理状態を基に考え出したとされる。映画『アズカバンの囚人』DVDのメイキングでは、「十代のころ、黒いフードを被った人影の夢を見た」と語っている。
「吸魂鬼」という訳語は、松岡佑子吸血鬼を基に考え出した造語である。日本語版では「吸魂鬼」の記述が多く用いられているが、ルビは「きゅうこんき」「ディメンター」双方あり、統一されていない。映画版の日本語吹き替えでは、「ディメンター」で統一されている。

魔法植物[編集]

悪魔の罠(Devil's Trap)
暗闇と湿気を好む蔓草で、生き物に巻きついて絞め殺そうとする。日の光に弱い。
暴れ柳(Whomping Willow)
ルーピンが入学するのと同時に(正確にはルーピンが入学したから)植えられた、近づくものを攻撃する柳。触られるのを嫌い、アーサーのフォードアングリアを攻撃したり、ハリーのニンバス2000を修復不可能なほどに破壊した。幹のどこかにある、ある点を突くと動かなくなる。根元に「叫びの屋敷」に続く穴がある。
アビシニア無花果(Abyssinian Shrivefigs)
ハリー達は薬草学の授業でこれの大木の剪定作業をした。
鰓昆布(Gillyweed)
深緑色をした昆布で、ぬるぬるしている。これを食べると1時間、耳の後ろにが生え、鰓呼吸が可能になる(但し、映画版では薬草学者からは塩水淡水で効果が違うのでは、という意見も出ている)。4巻で、第二の課題をこなす為にハリー・ポッターが使用した。この時、ハリーは原作ではドビーから、映画ではネビルからこれを貰っている(但し、どちらもアラスター・ムーディに変装したバーテミウス・クラウチ・ジュニアセブルス・スネイプの薬品庫から盗んでいる)。
飛びはね毒キノコ(Leaping toadstool)
薬草学の授業でアーニー・マクミランがそれの入ったバケツを取ってくださいとハリーに声をかけていた。
花咲か豆(Puffapod)
ふっくらしたピンクの鞘がなった豆の木。豆はつやつやしており扱いに気をつけないとすぐ花が咲く。ロンは薬草学の授業でうっかり床にばらまき、豆が次々に花を咲かせていた。
ひらひら花(Flitterbloom)
触手がある。鉢植えが悪魔の罠の切り枝に似ているらしい。
ピョンピョン球根(Bouncing Bulb)
薬草学の教材の一つ。植え替え作業中にハリーの顔にぶつかった。
ブボチューバー(Bubotuber)
通称「腫れ草」。真っ黒で太い大ナメクジが土を突き破って直立しているような姿をしている。かすかにのたくるように動き、一本一本にテラテラ光る大きな腫れ物がブツブツと噴き出し、その中に膿が詰まっている。膿は黄緑色で石油臭がし、直接触ると皮膚に害が出るが、頑固なにきびに効果がある薬を作れる。
ブルブル震える木(Flutterby Bush)
薬草学の授業でハーマイオニーが剪定をしていた。大きな鉢に植えられており、風もないのにさざなみのようにゆっくりと葉が震える。
マンドレイク(Mandrake)
別名、「マンドラゴラ(Mandragora)」。泣き声を聞いた者は命を落とす(若いマンドレイクの場合は数時間気絶する)ので、扱う時は耳栓が必要である。姿形を変えられたり、呪いをかけられた人を元の姿に戻すのに使われる。たいていの解毒剤の主成分になる。紫がかった緑色のふさふさした葉が頭から生えた醜い男の赤ん坊の姿をしている。
毒触手草/有毒食虫蔓(Venomous Tentacula)
2巻で登場した長い触手を持つ棘だらけの暗赤色の植物。歯が生えている。5巻以降は有毒食虫蔓と訳されていた。薬草学の授業で背後から突然つかみかかったりする。有毒食虫蔓の種はC級取引禁止品でずる休みスナックボックスの材料になる。
ミンビュラス・ミンブルトニア(Mimbulus mimbletonia)
ネビルが誕生日に叔父さんから貰った植物。グリフィンドール談話室の合言葉にもなった。アッシリアの辺りに生えているらしい。小さな灰色のサボテンのような形をしており、針の代わりにおできのようなものが表面を覆っている。ホグワーツにも無いと思われる希少な植物。かすかに脈を打っていて、成長すると音を出す。防衛機能を持っており、ネビルが羽根ペンの先でつつくとおできというおできからドロリとした暗緑色の臭い液体がどっと噴き出した。この「臭液」はとても臭いが毒ではない。
ラッパ水仙(Daffodil)
ラッパを吹き鳴らす水仙。スプラウトが育てている。
キーキースナップ(Screechsnap)
キーキー喚く植物。薬草学の教材のひとつ。
牙つきゼラニウム(Fanged Geranium)
薬草学の試験でハリーがちょっと噛まれた。
スナーガラフ(Snargaluff)
株は節くれだっていて、先端から長い棘だらけの茨のような蔓を出し攻撃する肉食植物。蔓を2本捕まえて結び合わせると触手のような枝と枝の真ん中に穴が開くが、この穴の中には気味悪く脈打つグレープフルーツ大の緑色の豆が入っている。スナーガラフの豆は非常に堅く、割るには鋭い物で穴を開ける必要がある。豆の中には芋虫のように蠢く薄緑色の塊茎が詰まっている。

参考文献[編集]

  • 『ハリー・ポッター』シリーズ各巻
  • ニュート・スキャマンダー(J・K・ローリング)『幻の動物とその生息地』(静山社、2001年)
  • ケニルワージー・ウィスプ(J・K・ローリング)『クィディッチ今昔』(静山社、2001年)

脚注[編集]

  1. ^ ダンブルドアの提示した額はもっと高額であったが、ドビー自身が値切った。