重富駅
重富駅 | |
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駅舎(2013年7月) | |
しげとみ Shigetomi | |
◄姶良 (1.6 km) (7.0 km) 竜ヶ水► | |
所在地 | 鹿児島県姶良市脇元3001 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州)[1] |
所属路線 | 日豊本線[1] |
キロ程 | 448.7 km(小倉起点) |
電報略号 | シケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
545人/日(降車客含まず) -2013年- |
乗降人員 -統計年度- |
1,084人/日 -2013年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)6月10日 |
備考 | 簡易委託駅[2] |
重富駅(しげとみえき)は、鹿児島県姶良市脇元にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。 特急「きりしま」の一部列車が停車する。
歴史
1901年(明治34年)、鹿児島県初の鉄道路線として、鹿児島線(当時)の国分駅(現在の隼人駅) - 鹿児島駅間が開業した当時から存在する歴史ある駅である。開業当時、姶良駅・帖佐駅・錦江駅はまだなく、当駅の東隣は加治木駅であった。このため帖佐駅が開設されるまでは、駅の所在する重富村だけではなく、帖佐村、山田村(重富村を含めて合併して現在の姶良市の旧姶良町地域)、吉田村(吉田町を経て現在の鹿児島市)、蒲生村(現在の姶良市の旧蒲生町)から広く利用される駅であった[3]。
2015年3月13日までJR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅であったが、JR九州の鉄道事業の赤字圧縮を目的として2015年春に同社管内で大規模な無人化が行われ、当駅も2015年3月14日より終日無人駅となった[1][4]。
しかし、地元の姶良市が人を常駐させた方が良いと判断し、JR経験者の所属するNPO法人に業務を委託して、5月1日から昼間のみ窓口での乗車券販売を再開した。2015年3月のダイヤ改正で、姶良市内では他に錦江駅も無人化されたが、重富駅は歴史が古く駅舎が立派であることなどを理由に、当駅のみ人員が配置されることになり、将来的には駅舎の一部で地元の物産の紹介などにも活用したいとしている[2]。
年表
- 1901年(明治34年)6月10日- 鉄道作業局が開設。
- 1971年(昭和46年)3月25日- 貨物取り扱い廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日- 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 2012年(平成24年)12月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始[5]。
- 2015年(平成27年)
駅構造
駅舎は1950年(昭和25年)に改築された和風の落ち着いた佇いを感じさせる駅舎となっている。かつて駅前に開業時に植えられたという大きなフェニックスの木が植樹されていたが、現在は伐採され、跡地は花壇となっている。
姶良市の受託による簡易委託駅である。
単式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
IC乗車カード「SUGOCA」の利用が可能で(相互利用可能ICカードはSUGOCAの項を参照)、簡易SUGOCA改札機が設置されている。SUGOCAの販売は行なっていない。
簡易自動券売機(ICカード非対応)、ICカードチャージ機が設置されている。
のりば
1 | ■日豊本線(下り) | 鹿児島中央方面 |
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2 | ■日豊本線(上り) | 隼人・国分・都城方面 |
利用状況
- 2013年度の1日平均乗車人員は545人である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2004 | 1,309 | |
2005 | 1,266 | |
2006 | 1,220 | |
2007 | 589 | 1,170 |
2008 | 598 | 1,185 |
2009 | 610 | 1,210 |
2010 | 581 | 1,159 |
2011 | 576 | 1,147 |
2012 | 553 | 1,096 |
2013 | 545 | 1,084 |
駅周辺
姶良市内の中心部からは離れているが、鹿児島まで20km未満と非常に近いので鹿児島のベッドタウンとしての需要がある。
- 重富郵便局
- 重富温泉
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- 重富駅(駅情報) - 九州旅客鉄道