斉藤和子

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斉藤 和子
さいとう かずこ
生年月日 (1974-09-29) 1974年9月29日(49歳)
出生地 日本の旗 日本 千葉県船橋市
出身校 日本大学農獣医学部食品経済学科
(現生物資源科学部食品ビジネス学科)
前職 日本共産党職員
現職 日本共産党千葉県西部地区委員会常任委員・青年学生部長
所属政党 日本共産党
称号 農学士
教員免許高等学校
公式サイト さいとう和子公式サイト

選挙区 比例南関東ブロック千葉4区
当選回数 1回
在任期間 2014年12月19日[1] - 2017年9月28日
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斉藤 和子(さいとう かずこ、1974年9月29日 - )は、日本政治家日本共産党所属の元衆議院議員(1期)。本名:坂井 和子(さかい かずこ)[2]

経歴[編集]

千葉県船橋市生まれ。千葉県立薬園台高等学校園芸科日本大学農獣医学部食品経済学科(現・生物資源科学部食品ビジネス学科)卒業。

大学卒業後、千葉県立清水高等学校の常勤講師として2年間務める。その後日本共産党千葉県委員会に就職。

2011年日本共産党千葉県西部地区委員会常任委員・青年学生部長。

2012年より船橋市で始まった原子力撤廃市民運動「脱原発船橋(仮)」に参加。

2016年区割り変更の影響により千葉4区(二和出張所管内・豊富出張所管内を除く船橋市)から千葉13区(二和出張所管内・豊富出張所管内の船橋市、鎌ケ谷市印西市白井市富里市、旧沼南町柏市印旛郡)へ移動[3]

選挙結果[編集]

2009年第45回衆議院議員総選挙千葉4区より出馬するも落選。

2010年第22回参議院議員通常選挙千葉県選挙区より出馬するも落選[4]

2012年第46回衆議院議員総選挙に千葉4区より出馬するも落選[5]

2013年の船橋市長選挙に出馬するも落選[6]

2014年第47回衆議院議員総選挙に千葉4区より出馬。落選するも比例南関東ブロックにて比例復活し、初当選した[7]

2017年第48回衆議院議員総選挙千葉13区より出馬するも落選。比例復活もならなかった。

2021年第49回衆議院議員総選挙では、比例南関東ブロック日本共産党単独3位で出馬するも落選。

2022年第26回参議院議員通常選挙に千葉県選挙区より出馬するも落選[8]

2023年4月の衆議院千葉5区補欠選挙に出馬するも落選[9]

政策・主張[編集]

憲法[編集]

  • 憲法改正について、2021年のアンケートで「反対」と回答[10]。2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[11]
  • 9条改憲について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[12]9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[11]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2021年の毎日新聞社、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[13][11]

外交・安全保障[編集]

  • 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「反対」と回答[10]敵基地攻撃能力を持つことについて、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[11]
  • 「北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「反対」と回答[10]
  • ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[14]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[11]
  • 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[15]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「ある程度減らすべき」と回答[11]
  • 徴用工訴訟問題慰安婦問題などをめぐり日韓の対立が続くなか、関係改善についてどう考えるかとの問いに対し、2022年の毎日新聞社のアンケートで「日本政府がより譲歩すべきだ」と回答[12]

ジェンダー[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2021年、2022年のアンケートで「賛成」と回答[10][11]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年、2022年のアンケートで「賛成」と回答[10][11]
  • クオータ制の導入について、2022年のアンケートで「賛成」と回答[11]

その他[編集]

  • 森友学園を巡る公文書改竄問題で、財務省が開示を拒んでいた「赤木ファイル」が2021年6月22日、大阪地裁の命令によって公開された[16]。国の対応をどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで「さらに調査や説明をすべきだ」と回答[13]
  • 原子力発電への依存度について今後どうするべきか」との問題提起に対し、2022年のアンケートで「ゼロにすべき」と回答[11]

脚注[編集]

  1. ^ 平成26年12月19日中央選挙管理会告示第30号(平成二十六年十二月十四日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
  2. ^ 平成26年12月19日 官報特別号外
  3. ^ 【赤旗】千葉・小選挙区5候補発表 2016年5月19日”. さいとう和子公式サイト (2016年5月19日). 2023年3月3日閲覧。
  4. ^ 参議選2010”. YOMIURI ONLINE. 2010年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月19日閲覧。
  5. ^ 衆議選2012”. YOMIURI ONLINE. 2012年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月19日閲覧。
  6. ^ 平成25年船橋市長選挙開票結果 船橋市公式サイト
  7. ^ “議員ラッシュ”船橋関係が5人 共産、公明に待望「地元議員」 区割り変更、難解な選挙制度も作用 市長歓迎「船橋にプラスになる」 【ちば衆院選】”. 千葉日報 (2014年12月16日). 2014年12月19日閲覧。
  8. ^ 千葉 参議院選挙結果・開票速報 参院選2022”. NHK. 2023年3月3日閲覧。
  9. ^ “衆議院 千葉5区 補欠選挙 自民 英利アルフィヤ氏が初当選”. NHKニュース. (2023年4月24日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230424/amp/k10014046791000.html 2023年4月24日閲覧。 
  10. ^ a b c d e f g 斉藤和子”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i j 選挙区 千葉”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。
  12. ^ a b 斉藤和子 共産 南関東”. 第26回参院選. 毎日新聞社. 2022年6月28日閲覧。
  13. ^ a b 共産 南関東 斉藤和子”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
  14. ^ ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
  15. ^ 川田篤志、柚木まり「防衛費や子ども関連費倍増も 財源検討は参院選後に先送り 政府が「骨太方針」閣議決定」『東京新聞』、2022年6月8日。2022年6月27日閲覧。
  16. ^ 原田晋也、皆川剛「森友問題「赤木ファイル」黒塗りでも読み解けたこと、残った謎 安倍昭恵氏の削除は初日に指示」『東京新聞』、2021年6月23日。2021年9月21日閲覧。
  17. ^ 日本共産党公式ホームページ 動画

関連項目[編集]

外部リンク[編集]