愛宕駅 (宮城県)

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愛宕駅
ホーム
あたご
Atago
松島 (2.0 km)
(4.4 km) 品井沼
宮城県宮城郡松島町高城字三居山二
北緯38度23分50.52秒 東経141度3分54.06秒 / 北緯38.3973667度 東経141.0650167度 / 38.3973667; 141.0650167
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 東北本線
キロ程 377.2 km(東京起点)
電報略号 アタ
駅構造 地上駅(盛土上)
ホーム 2面2線
開業年月日 1962年昭和37年)7月1日
備考 無人駅(自動券売機 有)
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愛宕駅(あたごえき)は、宮城県宮城郡松島町高城字三居山二(さんきょざんに)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線である。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。盛土の上に位置している。雨をしのぐ程度の待合所はあるが駅舎は無く、出入口は各ホームに設けられている。

松島海岸駅管理の無人駅。上りホーム入口に簡易自動券売機、下りホーム入口に乗車駅証明書発行機(現在は利用不能)、両ホーム上に簡易Suica改札機がある。松島花火祭りの時には駅員が派遣されて、臨時発売(特別改札)を行う。

のりば

(東側) 東北本線(上り) 松島仙台方面
(西側) 東北本線(下り) 小牛田一ノ関方面

駅周辺

かつては松島町の市街地から離れた駅で、駅前には小学校と中学校しかなかった。1985年昭和60年)3月ダイヤ改正により、普通列車の「一部停車」から全便停車に変更、および列車本数が大幅に増加したため、利便性が向上した。現在では、仙台への通勤客を見込んで建築されたマンションコンビニエンスストア、ホームセンターもある。

歴史

元々、岩切駅 - 品井沼駅間の東北本線は利府駅経由の山岳ルートを通っていた。この経路には急勾配が存在し、牽引力の弱い蒸気機関車を使用していた時代では、列車の運行に補助機関車を要していた。戦時中の1944年(昭和19年)に勾配緩和のため、現在のルートが貨物線として開業した。その後、この新線の旅客営業が開始されて東北本線のメインルートとなった。1962年(昭和37年)には利府駅経由の旧線が岩切駅 - 利府駅間を残して廃止されることになった。その際、旧線上に存在した(初代)松島駅が廃止され、新線上に設けられていた新松島駅が新しく「松島駅」を名乗る事になったが、両駅の間は大きく離れていた。そのため、(旧)松島駅から近い新線上の場所に代替駅を設けることになり、それによって開設されたのがこの愛宕駅である。

隣の駅

東日本旅客鉄道
東北本線
快速「南三陸
通過
普通
松島駅 - 愛宕駅 - 品井沼駅

関連項目

外部リンク