平手晃平
平手 晃平(ひらて こうへい、1986年3月24日 – )は愛知県小牧市出身のレーシングドライバー。甘いマスクと積極的にオーバーテイクを仕掛け成功させるドライビングスタイルが持ち味のドライバーである。
プロフィール
- 身長: 171cm
- 体重: 63kg
- 血液型: Rh+O型
- 趣味: 音楽鑑賞・テニス
- 愛車: トヨタ・アルテッツァ・レクサスIS350
- 尊敬するドライバー: アイルトン・セナ
経歴
1999年に13歳でカートレースデビュー。全日本ジュニアカート選手権の初代シリーズチャンピオンに輝いた。その後、カートレースで活躍を重ねる。2001年には、15歳でフォーミュラトヨタレーシングスクール(FTRS)を受講しスカラシップを獲得。普通自動車運転免許取得の年齢に達していないため、日本自動車連盟(JAF)より限定ライセンスの発給を受ける。
2002年はフォーミュラ・トヨタに史上最年少で参戦を果たし、第2戦で史上最年少優勝(16歳2ヶ月)を果たした。この年のシリーズランキングは2位であった。2003年よりトヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(略称TDP。旧名称はトヨタ・ドライバーズ・アカデミー、略称TDA)の支援のもと、フォーミュラ・ルノー2000イタリア選手権に挑戦し(-2004年)計7勝の実績を上げた。
2005年からはF3ユーロシリーズに参戦し、ランキング12位。2006年は初勝利も飾り、ランキング3位に躍進した。
2007年はトライデント・レーシングからGP2に参戦、第6戦ニュルブルクリンクレース1で5位,レース2で決勝最高位である2位を獲得した。しかしそれ以外のレースではノーポイントに終わり、ランキング19位であった。
2008年は日本に活動の場を移しフォーミュラ・ニッポンにIMPULから、またSUPER GTのGT300クラスにaprから参戦。
フォーミュラ・ニッポンでは、第5戦鈴鹿のレース2で初優勝を飾った。しかし、第6戦もてぎのレース1で伊沢拓也とのバトル中に接触し宙を舞う大クラッシュに遭い、胸椎の圧迫骨折および肺挫傷で全治1か月と診断され、第7戦富士を欠場した。最終戦菅生には復帰し、ランキング4位とルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。
SUPER GTでは同じくTDP契約ドライバーである国本京佑と組み、第3戦FUJI GT 500km(富士)では初ポールポジションと初優勝を達成した。しかし前述のフォーミュラ・ニッポン第6戦での事故により第6戦インターナショナルポッカ1000km(鈴鹿)と第7戦MOTEGI GT 300km(もてぎ)を欠場した。
2009年より芸能事務所「プラチナムプロダクション」とマネージメント業務を行っている。現在の主な活動は、ブログの更新である。
2009年フォーミュラ・ニッポンでは引き続きIMPULから、SUPER GTはGT500クラスにステップアップしDUNLOP SARDから参戦。フォーミュラ・ニッポンでは開幕戦の富士でポールポジションを獲得するも3位、これと最終戦の3位が最高順位でランキング5位だった。SUPER GTではアンドレ・クートと組み参戦、ランキングは14位だった。
2010年にもそれぞれのカテゴリに参戦を継続。SUPER GTではランキング12位であった。フォーミュラ・ニッポンでは開幕戦鈴鹿で伊沢拓也をダンロップコーナーで抜くなどオーバーテイクショーを展開し4位、第3戦富士では独走で優勝を飾り、表彰台の上から恋人にプロポーズを敢行するなど話題となった。翌第4戦もてぎでも3位になったが以降のレースは低迷し、ランキング5位でこのシーズンを終えた。
2012年はフォーミュラ・ニッポンにおいてはProject μ/cerumo·INGINGに移籍して参戦する。
レース戦績
- 1999年 - 全日本ジュニアカート選手権(初代シリーズチャンピオン)
- 2000年
- 全日本カート選手権西地域ICAクラス(シリーズ3位・3勝)
- CIK-FIAオセアニアチャンピオンシップ(オーストラリア・3位)
- 2001年
- 全日本カート選手権西地域FAクラス(シリーズ5位)
- フォーミュラ・トヨタ・レーシング・スクール(FTRS)受講
- 2002年 - フォーミュラ・トヨタ(シリーズ2位・4勝)
- 2003年
- フォーミュラ・ルノー2000イタリア選手権(シリーズ8位・1勝)
- フォーミュラ・ルノー2000(F3マルボロマスターズサポートレース3位)
- 2004年
- フォーミュラ・ルノー2000イタリア選手権(シリーズ2位・6勝)
- F3ユーロシリーズ(Prema PowerTeamから計2戦スポット参戦)
- F3バーレーンGP(Prema PowerTeam)(20位)
- 2005年
- F3ユーロシリーズ(Team Rosberg)(シリーズ12位・最高位3位)
- F3マカオGP(15位)
- 2006年
- F3ユーロシリーズ(Manor Motorsport)(シリーズ3位・1勝)
- F3Ultimate Masters(Manor Motorsport)(決勝4位)
- F3マカオGP(Manor Motorsport)(決勝27位)
- 2007年 - GP2シリーズ(Trident Racing)(シリーズ19位)
- 2008年
- 2009年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(ahead TEAM IMPUL #20/スウィフト017.n RV8K)(シリーズ5位)
- SUPER GT・GT500クラス(LEXUS TEAM SARD #39 DUNLOP SARD SC430/LEXUS SC430 UZZ40 RV8KG)(シリーズ14位)
- 2010年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(Mobil1 TEAM IMPUL #20/スウィフト017.n RV8K)(シリーズ5位・1勝)
- SUPER GT・GT500クラス(LEXUS TEAM SARD #39 DUNLOP SARD SC430/LEXUS SC430 UZZ40 RV8KG)(シリーズ12位)
CM
2008年に光生アルミニューム工業のラジオCMに出演した。CBCドラゴンズナイター内で放送された。
関連項目
外部リンク
- 平手晃平オフィシャルサイト
- HIRATE KOUHEI Web Site(プラチナムプロダクション内のページ)
- 平手晃平SpecialBlog
- マノーモータースポーツオフィシャルサイト(2006年所属チーム)
PETRONAS TOM'S | KONDO RACING | Team LeMans | Team KYGNUS SUNOCO | HP REAL RACING | TEAM 無限 | |||||||
1 | A.ロッテラー | 3 | 安田裕信 | 7 | 大嶋和也 | 8 | L.デュバル | 10 | 金石年弘 | 15 | 佐藤琢磨(Rd.6 - FSC) | |
2 | 中嶋一貴 | 11 | 中山友貴(Rd.4,5) | 16 | 山本尚貴 | |||||||
SGC by KCMG | TEAM IMPUL | NAKAJIMA RACING | Project μ/cerumo·INGING | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | |||||||
18 | 折目遼 | 19 | J.P.オリベイラ | 31 | 中嶋大祐 | 38 | 平手晃平 | 40 | 伊沢拓也 | 62 | 嵯峨宏紀 | |
20 | 松田次生 | 32 | 小暮卓史 | 39 | 国本雄資 | 41 | 塚越広大 |