ディーふらぐ!

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ディーふらぐ!
ジャンル 学園
漫画
作者 春野友矢
出版社 メディアファクトリー
掲載誌 月刊コミックアライブ
発表期間 2008年9月号 -
巻数 9巻(以下続巻)+α
話数 65話(以下継続)+α
アニメ
原作 春野友矢
監督 菅原静貴
シリーズ構成 上江洲誠
キャラクターデザイン 松本健太郎
音楽 松田彬人
アニメーション制作 ブレインズ・ベース
製作 ディーふらぐ!製作委員会
放送局 #放送局を参照
放送期間 2014年1月 - 3月
話数 全12話+OAD1話
ドラマCD
発売元 コミックとらのあな
発売日 2010年7月23日(Vol.1)
2011年12月22日(Vol.2)
アニメ版ドラマCD
発売元 とらのあなレコーズ
発売日 2014年3月6日(第1弾)
2014年4月25日(第2弾)
2014年12月28日(第3弾)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

ディーふらぐ!』(D-FRAGMENTS)は、春野友矢による日本漫画作品。『月刊コミックアライブ』(メディアファクトリー)にて2008年9月号[1]から連載中。他メディア上での展開としてドラマCDが発売されている。2014年1月より3月までテレビアニメが放送された。

概要

作者の初連載作品。劇中で登場人物たちが自称する火や土などの「属性」が宣伝媒体で取り上げられるが、これはあくまで属性に関連するものを好んでいたり身体的特徴であるというだけであり、作中にファンタジー的な能力や技術を持つ者は登場しない。

登場人物の名前は京王線(と直通先の都営新宿線)を始めとする日本の鉄道駅の名称を想起させるようなものが多く(「柴崎芦花」に対する、柴崎駅芦花公園駅など)、実際に2014年1月14日から2月11日までの間に京王電鉄都営地下鉄とのコラボレーション企画(スタンプラリー)が実施されている。また、大半が姓のみしか明かされておらず、レギュラーである高尾や船堀もその代表であり、一エピソードのみ登場する登場人物(いわゆるモブキャラクター)の殆どがそれに当てはまる。

あらすじ

府上高校の小さな不良グループのリーダーとして少しだけ知られている風間堅次がひょんなことからゲーム製作部の部室を覗いてみると、その中では小火災が発生していた。中にいた部員たちとともに消火には成功するものの、彼女たちは堅次の記憶を奪って火災を隠蔽しようと目論み、彼を襲う。堅次は必死に逃げるが、部長・柴崎芦花に助けられたことをきっかけに同部へ入部する羽目になってしまう。 このゲーム制作部の部員・顧問更には他の不良グルーブ等、性格に偏りがある者たちに囲まれ、その行動に迷惑を被りつつも、最も常識的な風間堅次は部活をそして学校生活を楽しく過ごしていく。

登場人物

※担当声優はドラマCD版・テレビアニメ版共通。

ゲーム製作部(仮)

風間 堅次(かざま けんじ)
声 - 小西克幸
主人公。8月4日生まれ、血液型O型。身長175cm、体重67kg。2年B組所属。府上学園の一不良として少しは知られていたが、ゲーム制作部(仮)の部室に足を踏み入れてしまったことから騒動に巻き込まれ、結果的にゲーム製作部(仮)に入部することになる。
やや口調は荒いものの、性格は至って良心的であり、ゲーム製作部(仮)では随一の常識人。作中で最大のツッコミ要員。アニメでは芦花が落としたチラシを拾ってあげたり、道を独占して歩く不良を注意したりなど良識的な面が強調されている。頭の髪が相当固いうえにかなりツンツンしており、無自覚に高尾の胸にブスブスと刺して殴られたりする。一方でその特徴的な髪の毛でしか認識されてない疑いがあり、髪型を変えると部員(桜を除く)や高尾に気づかれないこともあるため、他の部員たちと比べて個性が薄いのではないかと気にしているのと同時に髪以外の個性が没個性である事に気づき、芦花との再戦時に勝利する為に髪型を坊主にするという暴挙に出た。その際、母親を介して父親のカツラを借り受けているが、嫌がる素振りを見せた事から年頃なのか父親にいい感情を持ってない事を伺わせる。なお、坊主にした直後に科学部の育毛剤の研究に協力した結果、髪は短期間で元の長さにまで戻った。
負けず嫌いで、勝つためなら卑怯な手段でも使う。同時に勝負事が好きであり、勝負事が絡むとボケの立場になることも多い。不良12人に挑んで3人倒せるなどある程度ケンカは強いようだが、他の部員の強さが桁違いだったり、女の子は殴れなかったりするためあまり強い印象は持たれていない。府上学園をシメるつもりでいるが、学園の裏ボスである芦花は女の子のため殴れず、そもそも学園の女子の戦闘力が軒並み異常に高いため、結局ゲーム制作部(仮)の部員として日々を過ごしている。本人は認めていないが、芦花からは風属性(そのまま名前から)、桜からは姫属性(よく攫われるため)などと言われている。秘技は窓のサッシや特定の人物等を踏み台にして高く飛び上がる「垂直飛び」。
一時期は荒れており、無謀な喧嘩を挑んだこともあった。しかしゲームとは言え府上学園の錚々たるメンバーに(卑怯な手段を用いて)勝利したため、噂が広まって校内はおろか他校の不良からも恐れられ喧嘩自体にならず、最近は真っ当(?)な学生生活に落ち着きがちになっている。
両親が共働きであったため、幼い頃から妹の之江と交代で食事を作ってきた。本人も「簡単な料理ならできる」と言い、高尾と比較して舌が肥えている様子もあってそこそこの腕前ではないかと思われる。ゲーム制作部(仮)のメンバーに対しては、八以外を名前で呼ぶことが滅多になく基本的に「お前」「あいつ」または個人に掛かる役職名[注 1]で呼んでいる。
柴崎 芦花(しばさき ろか)
声 - 花澤香菜
部長。4月10日生まれ、血液型A型。身長143cm、体重33kg。2年A組所属。小柄な体格で、髪型はウェーブのかかったショートに両端をくくっている。風間一派を自称することもある。
あまり起伏の激しくない性格で、口調は誰に対しても丁寧語。自称炎属性で室内で花火をしたり、萌え(燃えにかけている)台詞を吐くことが多い。その実、闇属性でもあるらしく、袋や暗幕などで相手の視界を奪うことが得意。過去に生徒会長と前会長との戦いを終わらせたことで学園の裏ボスとして一部では認識されており、最強の闇と呼ばれ芦花本人もその異名は承知している。しかし、自分で異名を語る時は「人間火炎放射器」と自称している。
元は(本当の)ゲーム製作部に所属していたが部に馴染めず、千歳が起こした事件をきっかけに退部し、彼女の誘いを受けて新たに部活を作った。堅次が入部した後は何かと彼の側におり、好意を抱くとともに厚い信頼を寄せているようでかなり積極的にアプローチするが、堅次にとっては突拍子もない事態に次々と振り回されているためか伝わっていないが、本人に堅次を振り回している自覚はある模様。
精神的なダメージに弱く、すぐに落ち込む。キレると闇属性になって他のことが目に入らなくなり、止めようとした堅次を気にせず引きずって歩くなど力も数段上がる模様。ケンカでも堅次の一撃よりも速く相手の頭に袋をかぶせてしまったり、不良2人を一瞬で倒したりと高い戦闘力を誇る(なぜか袋をかぶせる攻撃が最も速い)。奥義は「暗黒の目潰し」。この袋は自身の母が作っている「闇の布」を加工したもの。
食いしん坊であり、見た目以上によく食べ、風間の弁当を狙うほどである。握り寿司が得意料理であると自称しているが、実際は寿司屋のおじさんの仕事を見よう見まねで遊んでいただけらしく本当に握れるかは不明。
感情豊かではあるものの、作中で笑顔を見せる場面は少なく、2度見せた時はいずれも堅次との勝負絡みである。
ちなみに「蟷螂拳には虎拳」と発言した事があり、ドラゴンキングダムを鑑賞したことがあるようである。
烏山 千歳(からすやま ちとせ)
声 - 斎藤千和
芦花の親友で、府上学園15代生徒会長。4月27日生まれ、血液型B型。身長170cm、体重47kg。2年D組所属。髪型は紫色のロング。校内のカリスマ的存在だが、その手法に強引な所が多く暴力も辞さない。自称土属性で、後述の砂場遊びが由来らしい。大地のもの全般が土属性らしく、土や砂だけでなく鉱物、さらにそれを加工したロッカーやドアなども土属性扱いとして武器にする。土属性を名乗るだけあって土マニアであり、幼少の頃から土や砂が好きで、公園ではひたすら砂場で遊んで山や城を作ろうとしていた他、現在でも農作物を栽培したり、雑草の茂った庭の手入れをしたがったり、海に行っても海へ入る前に砂の誘惑に負けたりする。
芦花とは幼少期からの付き合いで、彼女の回想によれば当時は「ちーちゃん」と呼ばれ、非常に泣き虫で多摩に執拗な嫌がらせを受けていつも泣いていた。当時のことは本人にとって忘れたい過去らしく、その話を暴露された際には恥ずかしさの余り縮こまってしまった。芦花や多摩と共に過ごすうちに心身を鍛えられ、今の身体能力や性格が形成された[注 2]。また、幼少期からお化けが大の苦手であり(その原因になったのは姉)、少し話題に上がっただけでも激しく動揺する。
かつて芦花が(本当の)ゲーム製作部で孤立していた時に、部員たちに制裁を加えて半壊滅状態に追い込んだことがあり、その後に芦花とともに新しい部活を立ち上げた。ゲーム自体にはあまり関心が無いようだが、宇宙エロ本争奪ゲームではキャラクターを用意するなど制作に参加していた模様。
戦闘力は高く、不良3人を相手に殴り飛ばしたりドアをもぎ取って叩きつけたりとアグレッシブな戦いを見せていた。奥義はローキックの「鍾乳石砕き」。他、ポケットから取り出した泥団子による目潰しも使う。
かなりのお姉ちゃんっ子で、幼い頃から姉に何かと面倒を見てもらっていた[注 3]。今では逆に病弱な姉を世話を焼いており、普段の食事もほぼ千歳が作っているのだが、スタイルは姉の方が良く、姉の制服が入る事に疑問を覚えている。
水上 桜(みずかみ さくら)
声 - 高橋美佳子
部員の一人。3月28日生まれ、血液型AB型。身長159cm、体重40kg。1年D組所属。髪型はピンクのショートカット。フランクでサバサバしているが掴み所がない性格。自称水属性
いわゆる天才で、努力しなくても何でもできてしまうため自分は努力をしないが、他人が努力している姿を見るのが好きなためゲーム製作部(仮)にいる。元々は芦花に全てを諦めるほどの何かをされて部室へ連れてこられた。天才であることはわりと有名らしく、1年期待のルーキーとして知名度もある模様。「水が飲みたくなるから」という理由で辛党。やや癖のあるショートカットに見えるがこれは寝癖。
部員の中で一番堅次のことを理解していると自負しており、堅次がこの部にいては学園をシメることはできなくなることを感覚的に理解している。そのために堅次には厳しい言葉を浴びせることもあるが、彼を思ってのことであり別に嫌っているわけではない。後ろから抱きつく、飲みかけの水を渡そうとする、堅次が高尾にエッチなことをしたと誤解された時に白目で威圧する、堅次が半ばヤケクソ気味に発した「髪をピンクに染めようかな」発言で嬉しそうにする、堅次が投げ捨てたA天のキャップを嬉しそうに被り直すなど、堅次に対して好意はある模様。ゲーム制作部の中で唯一髪の毛以外で風間を覚えている存在でもある。
一人っ子であり堅次の様な兄が欲しかったらしく、堅次や之江と共に参加した名水争奪戦のレース以降は殊更に堅次の妹を自称している。堅次の実の妹である之江に対しては水好きを強要したり奇妙な友人関係を築くと共に、対抗心を持っている。
不良9人相手に「これなら1人で事足りる」と言ったり、3人がかりでケンカになっても余裕で倒してしまうなど戦闘力も高い、第一話でも身長に差がある長山を力ずくで水を飲ませて、失神させた。魔の十四楽団との戦闘時には、両手を水で濡らして攻撃していたが、これは、気に入った相手以外は直接触れるのが嫌なため、洗浄とコーティングを兼ねておこなっていただけであり、戦闘そのものとは関係がない。奥義は水を撒き散らす迷惑な技の「水仙の舞」。
水属性だが海水は「飲めたもんじゃない」ために嫌いらしく、海を前にして爪を噛んでいた。
大沢 南(おおさわ みなみ)
声 - 小清水亜美
ゲーム制作部(仮)顧問で、2年D組の担任。10月23日生まれ、血液型A型。身長157cm、体重43kg。髪型は紺色のポニーテール。
いつも卒業生の登戸から譲られた府上学園指定のジャージを着ている。何事にもやる気がなさそうにしており、部員たちと一緒になって悪ノリすることも多い。自称雷属性で、たしなみとしてスタンガンを持ち歩いている。奥義はスタンガンを押し付けるだけの「電撃ネットワーク」。
教師ではあるが、身長が桜よりも低かったり部員たちと同じような行動を取ったりしていたため、入部当初の堅次からは生徒だと勘違いされ風間母も初対面では教師だと気付かなかった。しかしなんだかんだで部員にはフォローを裏で入れているようで、堅次が荒れていた時期はかばっていた模様。
小柄な体格を気にしている様子はないが、高尾の胸ネタについて不機嫌になったりダメージを受ける様子はある。
自宅は八王子にあり、新任時はなぜか学校に辿り着くだけで満身創痍な状況に追い込まれ、現在でも休日ダイヤになると容易に出歩けないらしく、作中でも普通に舗装された道を歩けておらず、平日でも学園へ着くころにはボロボロになっている。
顧問ではあるのだが、部員からは全くと言っていいほど頼りにされていない。普段は怠惰な性格で、とにかく隙があれば眠りこけており、一時期は出番そのものが減っていた。次第にそのことを気にし始め、泣いたり、無駄に登場してきたりする。また、一週間に数時間だけ全く眠気が無い活気に満ち溢れた状態(通称『パーフェクトチャージ』)になる。
子王 八(しおう はち)
声 - 宮田幸季
部員の一人。7月29日生まれ、血液型B型。身長177cm、体重66kg。2年C組所属。爽やかな風貌の美男子。芦花からは光属性と評される。金属性とされることもある。
いくつもの企業を有する子王グループの御曹司であり、その家柄や容姿、人当たりのいい性格で女性からの人気は高い。唯一自分になびかない芦花に対して好意を抱いているが、そのきっかけとなった「袋」に対しても執着しており、その感情表現は変態染みている。そのため部活動の活動日を教えられないなど、芦花からは明らかに避けられているが、八本人は全く気にしていない。芦花が気に入っている堅次に対しては、芦花と袋を巡る良きライバルとして認識している他、その関係から堅次以外の風間一派の3人と懇意にしている。その堅次からは、(仮)部員の中で唯一、名前で呼ばれる。
御曹司ではあるが、狭い所に居ると落ち着くという性分であり、芦花の袋攻撃もむしろ喜ばせるだけとなっている。逆に広いところだと落ち着かないため、部室の中心にいただけでも不安がっていた。

風間一派

府上学園の不良集団の一つだが、横縞と長山のキャラが濃いおかげで肝心のリーダーである堅次の名前はあまり知られていない。8.5巻では芦花と中もカウントされている。

河原 中(かわはら あたる)
声 - 福山潤
2年F組所属。5月1日生まれ、血液型B型。身長174cm、体重64kg。生徒会副会長。風間一派の影のボスや参謀とも自称している。細いメガネをかけている。
堅次たちとは小学校時代から幼馴染だったが、高校に上がって唯一不良にならなかった。生徒会長である千歳を敵視しているものの、マゾヒストであるために千歳の横暴を黙認しながら現在の位置に落ち着いている。風間たちには昔のように親しく「あっちゃん」と呼べと言っているが、作中で堅次から呼ばれたことはない。
生徒会側でありながら堅次に情報をリークしたり、生徒会の権力で裏から色々手配したりしているが、これは堅次が学園をシメてくれた方が御しやすいという思惑からである。堅次のために何かをしてやろうという友情もあるが、マゾの欲求に負けて放棄してしまいそうになったり、思い出に浸って機を失ったりと空回る。最強の闇が起こした事件について何か知っているらしく、芦花が最強の闇と知った時には「あなた様が…」と言いながら泡を吹いていた。
横縞(よこしま)
声 - 後藤ヒロキ
堅次の幼馴染で不良仲間。6月13日生まれ、血液型B型。身長130cm(見た目上40cmくらい)、体重80kg。2年F組所属。通称リトルフット。小太りした体格で身長は低く、いつも縞シャツを着ている。髪型は虎刈りだったが、南のスタンガンにあてられてからはその髪が逆立っている。
顔の割に結構悪い考えを思いつくタイプ[注 4]。ゲーム部室で小火現場を見てしまったため、記憶消去と称して南にスタンガンを浴びせられ、本当に小火のあった1話の内容を丸ごと忘れてしまう。
長山 ひろし(ながやま ひろし)
声 - 松田健一郎
堅次の幼馴染で不良仲間。11月14日生まれ、血液型O型。身長190cm、体重81kg。2年F組所属。通称ロングマウンテン。長身でいつもサングラスをかけている。やや存在感が薄い。
ゲーム部室で小火現場を見てしまったため、記憶消去と称して桜に頭から水の入ったバケツを叩きつけられ(アニメではペットボトルに入った水を大量に飲まされ)、本当に小火のあった1話の内容を丸ごと忘れてしまう。

(本当の)ゲーム製作部

高尾(たかお)
声 - 伊藤静
(本当の)ゲーム制作部部長。12月26日生まれ、血液型A型。身長163cm、体重46kg。3サイズは92-61-83のHカップ。2年C組所属。カチューシャと肩から下をみつあみにした髪がトレードマーク。1年生の時に買ったジャージのチャックが弾け飛ぶ(チャックボーンする)ほどの巨乳は母親ゆずりで、既に母のバストサイズを超えている。真面目で何事もテキパキとこなし後輩の信頼も厚いが、風間らゲーム製作部(仮)が関わると天然気味でツメが甘い所が目立つ。普段は気丈だが、予想外の展開や身の危険に直面するとすぐテンパったり半泣きになるなど、メンタル的に弱いところも。
芦花とは友人同士だったが、芦花がゲーム製作部を退部してからは疎遠になっており、彼女が立ち上げたゲーム製作部(仮)を敵視し、隙あらば吸収しようと目論んでいた。しかし、フフ祭(所謂文化祭)の一件以降は、普通に会話をするくらいまでに関係が修復している。部長としての手腕は本物で、千歳によって半壊滅状態にあった部を建て直し、大会などでも実績を残している。
常識人同士で堅次とはよく気が合うが、特に学園祭以降は彼に好意を抱く場面が目立つようになる。芦花に対しても堅次を巡って対抗心を燃やすが、間の悪さやツメの甘さが原因で堅次へのアプローチは大抵空回りしており、全く好意に気づいてもらえていない。最近はゲーム製作部(仮)に馴染みつつある。
発売日にゲームを並んで購入する程のゲームオタクで、好きなゲームは魔導村。休日はもっぱら徹夜でゲームに明け暮れており、その際の惨状を姉達に叱られている。
千歳曰く、奥義は巨乳の者しか修得できないという「高尾斬」。ゲーム制作部(仮)の面々と違い積極的に荒事に参加せず、基本的に非戦闘員。しかし芦花が「潜在能力に一目置いている」という程にポテンシャルは高く、特に堅次が絡むと思いもよらない力を発揮する。
なお、下の名前は出す機会が無いのではなく、意図的に伏せられている(高尾母が名前を呼ぶ時に姉の叫び声で文字がかき消される、など)だけで、決まってはいるらしい。
稲田 堤(いなだ つつみ)
声 - 豊口めぐみ
1年生の女子部員。クラスはA組。楕円型レンズの眼鏡をかけている。やや腐女子的な趣味があるようで、桜ヶ丘に女装をさせては鼻血を出している。桜ヶ丘が女装するのは堅次絡みが非常に多いため彼によく感謝しているが、本人は全く理由がわかっていないため不思議がられている。やや仕切りたがりな面があり、イベントの司会や審判を自ら買って出ることが多い。また、暴走しやすい。
高尾の気持ちを知っており陰ながらアシストもしているのだが、肝心の高尾がそれらの行為をことごとく無駄にするため歯がゆく思っている。「橋本名選手の冒険離島」の際には、高尾の駄目っぷりに呆れる余り、彼女を「モテアマ」(せっかくの資質を持て余している女)と呼んだ。
桜ヶ丘(さくらがおか)
声 - 白石涼子
1年の男子部員。クラスはA組。童顔の美少年。本人に女装趣味は無いが、堅次を陥れる計画の際に男子であると都合が悪かったために女装をし、以後堅次の前では常に女装するハメになってしまった。
山田(やまだ)
声 - 藤原貴弘
1年生の男子部員。クラスはE組。巨漢で強面だが、その実性格は温厚で非暴力主義者。一度誤解により警察に連行されたが、その後は無事に学校に戻っている。

元生徒会

境 多摩(さかい たま)[注 5]
声 - 植田佳奈
前生徒会長。1月1日生まれ、血液型AB型。身長181cm、体重58kg。3年E組所属。学校では常に長袖の黒セーターを着用。幼い頃に千歳の姉に千歳の砂場遊びをやめさせるよう頼まれるが[2]、芦花と千歳の逆襲によって返り討ちにされてしまう。それ以来十数年に渡って芦花・千歳と反目し続けており、ゲーム制作部(仮)の廃部を賭けた勝負を持ち掛けるため、人質として堅次を拉致した。
堅次が拾ったお年玉の持ち主でもあり、後にこのお年玉は勝負に勝ったゲーム制作部(仮)への報奨金として使われる事になる。
飄々とした性格で、やや間延びした口調で喋る。細身の外見に似合わず戦闘力は極めて高く、暴力沙汰を得意とする千歳でさえ「一人では危ない」と芦花に言わしめるほど。堅次を一撃で跳ね飛ばすほどの強烈な張り手が主な戦闘手段。
髪型は長めのツインテールで、芦花得意の「袋かぶせ」を、両テールを引っ張ることで防いで見せた。また、髪を回転させ攻守を担う「ダブル歌舞伎」という技も持つ。ふとしたきっかけから続けているが、現在ではこだわりもあるらしい。ゲーム対決の際に不意を突かれて堅次に解かれ「下ろしたほうが綺麗」と言われた時にはときめいていたが、その後はやはり戻していた。本人曰く「普段はストレートヘア」であるらしい。
対決を経てからは、堅次の妹ポジションを狙う桜に対してこちらはお姉ちゃんであることを誇示しており、「タマお姉ちゃん」と呼ばせようとしたり、堅次の幼馴染の百草に対して関係を脅迫まがいに問い詰めたりしている。
十分に美少女な顔立ちではあるが、デフォルメされて平べったい顔になることが多い。
神泉(しんせん)
声 - 仙台エリ
前生徒会書記。2月24日生まれ、血液型A型。身長156cm、体重49kg。3年D組所属。多摩の幼馴染み。酔いやすい体質なのか、やたらと吐く。全校集会の壇上で吐いたため、多摩からゲロ子というありがたくないあだ名をつけられており、下級生やバイト先の店長からすらも「ゲロで有名」と認知されている。喫茶店でアルバイトをしている他、イベントの受付などのアルバイトをしていることが多い。威勢は良いが、抜けた性格でドジを踏む(そして吐く)ことが多く、元生徒会の中では所謂「鉄砲玉」扱いで戦力として計算されていないなど、かなり立場が低い様子。戦闘においては科学部のロボット「アイル」に搭乗する。
松原 東(まつばら あずま)
声 - 三瓶由布子
前生徒会会計。3年E組所属。神泉同様多摩の幼馴染み。強面で無表情だが学業にもスポーツにも優れ、学園始まって以来の才女と言われる。戦闘力も高く、本気を出していない状態でも桜と互角であった。九段下と合わせて「府上学園の二大姉御」と呼ばれる。作中では芦花の袋を巡るゲーム大会に観客として登場しており、元生徒会のメンバーでは一番早く登場している。
長沼(ながぬま)
声 - 石田彰
前生徒会副会長。3年E組所属。一見ニヒルなクールガイだが内面はアニメおたくで、声優にも詳しい模様。深夜アニメを全てリアルタイムで観ているらしく、眼を休めたり眠ったりするために学校ではいつも眼を閉じているか薄目である。一番影が薄そうに見えて、実は一番キャラが濃い。神泉のバイト先の喫茶店にいることが多い。前生徒会の中では唯一の男で、3人とは幼馴染みではないようである。

料理部

船堀(ふなぼり)
声 - 豊崎愛生
今年の学園祭ミス奥さんの似合う女性No.1(非公式)。2月7日生まれ、血液型O型。身長155cm、体重41kg。2年B組所属。最初は写真のみの登場だったが、堅次と同じクラスであることが判明して以来、準レギュラー化。コミックスのおまけ漫画によれば、堅次は「船堀」が彼女の下の名前だと素で思っていた模様。
家事万能で、気配りも行き届く優しい性格。休日は老人ホームなどの慰問をしている。引っ込み思案な性格だが、看護婦に憧れているからか怪我等は見逃せないらしく、嫌がる堅次に対して一歩も引かず笑顔で断固として病院を勧めた。
何かと騒動に巻き込まれておどおどしていることが多いからか、堅次が率先して世話を焼く人物で、彼女自身も堅次に惹かれている。高尾に対しては堅次を巡って対抗心を抱いていると共に、その性格からか彼と親しくする度に申し訳なく思っている。
高尾同様、下の名前は決まっているらしい。
東(ひがし)
料理部員の女子生徒。実家は「イオランラーメン」というラーメン屋で看板娘だが、店にはあまり出ていないらしい。カップラーメンにお湯を注ぐのが得意。
大島(おおしま)
料理部員の女子生徒。「~っす」という語尾が特徴。同じ部員の船堀に憧憬を向けている。
西永 福子(にしなが ふくこ)
声 - 松来未祐
料理部顧問。もともと家庭科部顧問で、料理部は新たに兼任している。真面目な性格でギャンブルなどもした事は無かったが、あるきっかけで吹っ切れたのか料理部を騙す形で橋本名選手の冒険離島に巻き込んだ。

主要人物の家族

風間 之江(かざま のえ)
声 - 加藤英美里
堅次の妹。2月28日生まれ、血液型O型。身長152cm、体重37kg。1年E組所属。兄同様の堅い髪がコンプレックス。
友人から堅次が所属するゲーム制作部(仮)の噂を聞き、部室を訪れたことからゲーム制作部(仮)関係の騒動に関わるようになってしまう。思い込みが激しく、負けず嫌いな性格。年上に対しては「〜っす」という口調で話す。ツッコミ気質は兄と同じだが、兄と比べると精神的にやや弱く、どうしようもなくなると「お兄ちゃん」と泣き叫んで助けを呼ぶことが多い。
両親が共働きで家を留守にするため、幼少期は堅次が風間一派と遊びに行けなくなって難儀するほどにべったりだったが、今では普段は「兄貴」呼ばわりで、学園内では滅多に話しかけないなど複雑な年頃。本人は否定しているがブラコンな面もあり、堅次の妹になることを宣言する桜には対抗心を燃やしていたり、坊主になった事を秘密にされていた時には本人に見えない所で怒っていた。
アイスが好物ということもあり、桜からは氷属性と呼ばれているが、橋本名選手の冒険離島では妹属性と呼ばれていた。
食事を兄と交代で作っているためか、かなりの料理上手。高尾に対しては、兄に対する扱いが酷いと聞いて誤解したこと、高尾の胸を誤って揉んでしまった事で(狼狽した高尾に)突きとばされた経験から、暴力的な意味で恐れており、非常に警戒している。
風間一派の面々とも顔見知りであり、横縞、長山を「横にい」「長にい」とよぶが中だけは「あたる」と呼び捨てである。
柴崎 つつじ(しばさき つつじ)
芦花の一つ下の妹。髪型はサイドテールで登場当初は九段下と被っていると称された。近隣の東府下学園の生徒で、ゲーム制作部所属。いわゆるシスコンで、姉に対しての独占欲が強い。芦花同様、千歳とは幼なじみでつつじは常に「ちーちゃん」呼びしている。
よく芦花の弁当や夜食を作っているようで、「お姉ちゃんだいすき弁当」を作るほど。口は悪いが性格は子供っぽく、意外と打たれ弱い。背丈もそこそこありスタイルは姉よりよい。何かと窮地を救ってくれる九段下をリスペクトするようになり、サイドテールの位置を彼女に合わせるようになった(元は九段下よりつつじの方が下でくくっていた)。
母親のことは嫌いではないが、ずれた躾をされたことで、クラスメートからバカにされた経緯から、良い印象も抱いていない。
高校受験に失敗して、母親からなにかと学業のことでからかわれるなどされ、勉強は不得手。
風間母
本人曰く元ヤンキー。芦花からは、ジュリア・ロバーツ似。多摩からは、アンジェリーナ・ジョリー似と評される。髪の毛は硬いが、子供達ほどではない。夫と共働きのため、基本的に家事は子供任せであり、そのことに対して負い目を感じている様子。いつも煙草をくわえているが基本的に火は付けていない。
堅次を女性にしたような外見で、やはりツッコミ気質でやや打たれ弱い性格。芦花たちのことは普通ではないと思っているが、それでも分け隔てない優しさで接している。
芦花、高尾、桜、多摩からは執拗にお義母さん、風間一派から風ママと呼ばれているが、そう呼ばれるのは好きではないようで「その呼び方やめて」と言っている。夫は単身赴任中なのか家には滅多に帰らないらしいが、よく一緒に風呂に入るなど夫婦仲は良い様子。夫も固い髪質であり、賢次と之江の髪の硬さは両親のハイブリッドらしい。
風間父
作中で未だに姿を見せた事は無いが、妻同様、固い髪質で坊主にする前の堅次と同じ髪型かつ髪質の柔らかいカツラを所持している事から、柔らかい髪質にそれなりの憧れをもっている。この事を伝え聞いた堅次が嫌そうな素振りを見せた事から堅次とそこまで仲が良くは無い模様。
高尾母
声 - 柚木涼香
高尾の母。ウェーブのかかったロングヘアーで三人の娘を出産したとは思えない巨乳美女。にこやかだが毒舌家で、自分の娘たち(特に姉二人)をよくからかう[注 6]。娘同様、過去にチャックボーンしたこともある。
昔、風間一派とショーン・コネコネ先生が出会ったデパートの屋上でヒーローショーの司会をやっていた。その際デパートで起こった火事で幼少期の風間一派を置き去りにしたまま1人逃げた事実を隠したいらしく、彼らと偶然出会った際には変装で誤魔化したり、目潰しをして逃げたりするなど強引に避けている[注 7]
身体能力は非常に高く、平気でデパートの屋上から飛び降りたほか、名水争奪戦のレースでは堅次ら以上のジャンプ力を見せたこともある。
今までに、命がけの修羅場や蟷螂拳の使い手と闘うなど、一般を超越した体験をしてきたようである。
高尾の長姉
声 - 小野涼子
高尾の姉。ロングヘアをうなじでまとめた、眼鏡の貧乳美女。オカルトマニアでUMA同好会にも入っている。好きなアニメは『世紀末オカルト学院』。当初は気が強かったが段々打たれ弱くなった。ただし基本的に高尾家らしいエキセントリックな一面があることから、家族としてのノリは非常に良いところがある。
高尾の次姉
声 - 磯村知美
高尾の姉。ウェーブのかかったセミロングヘアの貧乳美女。元ヤンで男性との修羅場があることが、おまけページで示唆された。妹の胸を僻んでいるが愛情はもっており悪い男に捕まったと思ったときは「そいつをぶっ飛ばす!」と豪語したほど。粗暴な一面があるが、エキセントリックな考えが多い家族の中では一番の常識人であり、その数少ない常識人であることから、家族の中ではノリが悪いように描写をされることがある。
千歳の姉
声 - 斎藤千和[3]
千歳とはかなり年の離れた姉(千歳が小学校入学以前で中学生か高校生だった。アニメでは、千歳が4歳の頃に14歳)。いつも咳をして病弱な風を装っているが、本当に病弱なのかどうかは定かではなく、行きつけの病院からは迷惑な常連として認識されている。千歳が家庭菜園で育てた野菜を周囲におすそわけしている。あまり家事をしないため、千歳のスキルが上昇している。妹よりもスタイルが良く、妹の府上学園の制服がキツキツなのを若干気にしている。アニメでは尺の都合なのか常識人に描かれており本当に具合が悪そうだった。
柴崎母
芦花、つつじの母。容姿はつつじに似ているが、感性は芦花に似てる。家の中にある工房で「闇の布」を作る仕事をしており、世界中に顧客がいて、実際に高値で売れるらしい。何故か娘たちに自分のことを「お母様」と呼ばせようとしているが、自分は娘たちをちゃん付けで呼んでいる。

不良たち

魔の十四楽団(まのじゅうよんがくだん)
府上学園の不良集団の一つ。その名の通り計14人で構成されるが登場の際に用事や負傷等で不在なメンバーもいる為全員が一同に集まったことはない。
集団名の由来は学校周辺のゲーセンで音楽系ゲームを占拠していることで、堅次と同じく学園支配を目指している。
ゲーセンの音ゲーを占領していることで他校から苦情がきている程度で、さらに余ったやつらはエアホッケーなど音ゲーと関係ないゲームで時間を潰している集団。堅次は烏合の衆だと思っていたが、音ゲーのために毎日指や腕を鍛えていたため意外にも骨があり、3人倒したところで敗北した。アニメでは出番が追加されており、携ドロ対決の前に多摩への恩返しという事で堅次たちを妨害するが、ここでもやはり欠員がおり全員そろっていなかった。
小田原(おだわら)
声 - 稲田徹
リーダー。メンバーの中でも特にガタイがよく、“隊長”と呼ばれている。いざという時に蔑ろにされるものの、人一倍チームのことを考えている。朝から登校しており、教師の前では普通の生徒を装う。
高崎(たかさき)
声 - 小田柿悠太
メンバーの一人。眼鏡と禿げた頭頂部が特徴。再登場時は何故か小田原と同じくらいガタイが良くなっていた。メンバーの中でも発言力が高く、時には小田原を差し置いて物事を進めることもある。船堀のファンで、レアリティの高い写真を持ち歩いている。「宇宙エロ本争奪ゲーム」ではAチームに所属。朝から登校している。アニメでは携ドロ対決の際に風邪を引いて欠席していた。
松久(まつひさ)
声 - 西山宏太朗
メンバーの一人。兄弟(松久次男・松久三男)がおり、兄弟そろって仏のような顔だちをしているが、兄弟の中で唯一ヒゲを生やしているので見分けられる。高尾のファンで、やはり写真を持ち歩いている。「宇宙エロ本争奪ゲーム」ではBチームに所属。
明覚(みょうかく)
声 - 藤原貴弘
メンバーの一人。拝島と仲がいいのかチームワークの良さを謳っており、ツインドラゴンアタックという合体技を持っている。「宇宙エロ本争奪ゲーム」ではAチームに所属。アニメでは携ドロ対決の際に新作ゲームのロケテに参加するために欠席していた。
折原(おりはら)
メンバーの一人。「宇宙エロ本争奪ゲーム」ではAチームに所属。風間一派との抗争では乱入した桜によって殴り倒された。
竹沢(たけざわ)
声 - 岩瀬周平
メンバーの一人。「宇宙エロ本争奪ゲーム」ではAチームに所属。風間一派との抗争では乱入した芦花によって松久と共に倒される。
児玉(こだま)
メンバーの一人。「宇宙エロ本争奪ゲーム」ではBチームに所属。風間一派と抗争で乱入した千歳に殴り倒されるが、その際に他のメンバーに数合わせの下っ端と言われてしまう。
拝島(はいじま)
声 - 高橋栄一
メンバーの一人。アフロヘアーと丸眼鏡が特徴。関東圏から出たことが無いらしい。明覚とチームを組んでいるが、「宇宙エロ本争奪ゲーム」では明覚とは別のBチームに所属。
金子(かねこ)
メンバーの一人。眼鏡と帽子を装備している。「宇宙エロ本争奪ゲーム」ではBチームに所属。風間一派との抗争では高崎と共に乱入した桜を相手にするも、桜の心ない一言によって膝を折る。
高麗川(こまがわ)
メンバーの一人。サングラスと褐色肌が特徴。小田原と仲が良く、チームの中でも存在感がある描写があるが、風間一派との抗争では早々に堅次に倒されている。アニメでは携ドロ対決の際に音信不通になっていた。
毛呂(もろ)
声 - 藤原貴弘
メンバーの一人。高校2年生だが中年男性の様な容貌をした男子生徒。松久次男と共に、奥義・西遊記という技が使えるらしい。風間一派との抗争の時は隣町まで弁当を買いに行っていたため欠席していた。芦花の袋を巡るゲーム大会に参加したが、テキサスチャーシュー室見の脅迫に屈し、自爆。アニメでは携ドロ対決の時は子犬が生まれたため不在だった。
松久(まつひさ)次男
メンバーの一人。風間一派との抗争の時は散髪をしに行っていたため不在だった。
松久(まつひさ)三男
メンバーの一人。松久次男と共に、奥義・三蔵アタックという技が使えるらしい。風間一派との抗争では早々に堅次に倒された。
構成員
メンバーの一人だが、唯一名前が明らかになっていない。風間一派との抗争では早々に堅次に倒された。なお、小笠原というメンバーらしき名前が登場しているが、これが彼の名前かは不明。
二人ブラザーズ(ふたりブラザーズ)
府上学園の不良集団の一つ。その名の通り、兄・ラウオと弟・トキージの2人で構成される。
見た目は最強だが、ゲーセンの休憩室を独占して百人一首やトランプに興じる屋内派。
24禿夜行(にじゅうよんはげやこう)
府上学園の不良集団の一つ。24人全員が完全な禿というわけではない。後に天神が加わり、25禿夜行となった。2年B組の大濠も構成員の一人。不良と言えど上記の集団のような不良らしい行動は見られない。
大濠(おおほり)
声 - 祐仙勇
24禿夜行の一人。堅次と同じ2年B組の生徒。堅次と弁当のおかずを交換したり(之江の弁当目当て)、堅次や船堀の夢を見たりしている。室見や篠崎と仲が良いほか、堅次はクラス内で何かあった時に真っ先に頼る人物(次いで船堀)と見ているらしい。
中洲(なかす)
声 - 岩瀬周平
船堀を目当てに袋争奪戦に参加したメンバー。2年生。決勝には残れなかったため、後にメンバーから制裁を食らった。一人称は「私」。
川端(かわばた)
船堀を目当てに袋争奪戦に参加したメンバー。2年生。一人称は「オイラ」。
西新(にしじん)
大濠とともに袋争奪戦に参加したメンバー。
天神(てんじん)
声 - 高坂篤志
自称「禿げじゃない」。2年生。髪は剃っているだけであると主張していたが、後に24禿夜行に加入する。

その他の生徒

九段下(くだんした)
3年生の女子生徒。クラスはE組。8月9日生まれ、血液型O型。身長164cm、体重44kg。通称クッシー、およびクッシー先輩。
のっぺりした風貌に常に不気味な笑顔を浮かべており「強面」と称されているが、面倒見が良く、生徒同士の揉め事を仲裁したり登校拒否の生徒の相談に乗ったりするなど実は類稀なる人格者で、教師達を含め周囲からの人望は非常に篤い。松原と合わせて「府上学園の二大姉御」と呼ばれている。口調に時折関西弁が混じる。
冷静沈着な一方、男子の裸を見て恥ずかしがるなど可愛らしい一面があるため、男子からの人気は高い。単行本第六巻で見事表紙を飾るが、おまけマンガではそのことに本人自身が驚愕していた。
アニメ本編ではワンカットのみ登場し、最終話のエンドカードにも登場している。
初台(はつだい)
2年D組の女子生徒。千歳にロッカーを武器として利用され、ボロボロになって返された。
篠崎(しのざき)
声 - 岩瀬周平
堅次と同じ2年B組の男子生徒。長髪にメガネが特徴。大濠と仲が良くクラス内では一緒にいることが多い。PC部に所属しているらしい。
是政(これまさ)
堅次と同じ2年B組の女子生徒。船堀と仲が良い。顔では恥ずかしがるものの好奇心旺盛。
福西(ふくにし)
声 - 松代真由
高尾と同じ2年C組の女子生徒。黒髪をショートカットにしている。高尾と一緒に登校しているほか、高尾が友人として真っ先に名を挙げる。名前は初期から登場しているが、姿は63話で初めて描かれた。
室見(むろみ)
声 - 小柳良寛
テキサスチャーシューの異名を持つ。ラーメン屋「だまそうラーメン」の息子。2年生で8.5巻内ではクラス不明とされている記述と堅次のクラスメイトという記述の2種類が存在しているが真偽は不明。店に行くとチャーシューをサービスし、更に常連客に対するチャーシューサービス無しは逆に脅し文句になっているが、チャーシューを盗みがちな為、普段は店に出る事を禁じられている。
藤崎(ふじさき)
声 - 高坂篤志
大体真ん中で生きる男。2年生。フィフティー・フィフティーの異名を持つ50%羅針盤で行動を決めている。公平さで知られているらしいが、その評価には怪しいものがある。袋争奪戦で堅次に蹴られて以来、その公平さに磨きが掛かったらしく、松原からも定評を得ている。
赤坂(あかさか)
男子生徒。2年生。非常に濃い顔立ちをしているが、特に異名などは持ち合わせていない。
姪浜(めいのはま)
男子生徒。2年生。通称ワンダフル。家には犬猫10匹を飼っている。ツチノコを目当てに袋争奪戦に参加。
天王洲(てんのうず)
声 - 岩瀬周平
科学部部長。2年生。前生徒会に借りがあり、部の秘伝ロボットのアイルを貸している。普段はメガネに隠れているが、本気になると目が光る。
実はカツラを被っており、本当はハゲている。実は彼をはじめとした部員は全員ハゲで、科学部は昔から裏で育毛剤の研究を行っており、その噂を聞きつけ信じたハゲの生徒たちが進学してきたために府上学園にはハゲの生徒が多くなっている。
新木場(しんきば)
袋争奪戦で決勝まで残った男子生徒の一人。2年生。サングラスが特徴。決勝では初戦で子王に敗れる。
大崎(おおさき)
袋争奪戦で決勝まで残った男子生徒の一人。2年生。後ろ髪を編み込んだような髪型が特徴。決勝では初戦で示場に敗れる。
東・T・京(あづま・ティー・けい)
袋争奪戦で決勝まで残った男子生徒の一人。2年生。丸っこい体格とヒゲが特徴。決勝では初戦で天王洲に敗れる。
東雲(しののめ)
袋争奪戦で決勝まで残った男子生徒の一人。2年生。フードまで被ったパーカーが特徴。決勝では初戦で高尾に敗れる。
大井町(おおいまち)
袋争奪戦で決勝まで残った男子生徒の一人。2年生。決勝進出者で唯一顔を見せなかった。決勝では初戦で芦花に敗れる。
示場(しば)
袋争奪戦で決勝まで残った男子生徒の一人。2年生。リーゼントのような髪型が特徴。決勝では二回戦で芦花に敗れる。
品川(しながわ)
声 - 高橋栄一
袋争奪戦で決勝まで残った男子生徒の一人。2年生。眼鏡をかけている。決勝では初戦で神泉の入ったアイルに敗れる。
鷺沼(さぎぬま)
2年生の女子生徒。プライドが高く、自身のスタイルに自信を持っていたが、バストサイズで高尾に敗北したことをきっかけに自宅に引き籠もっていた。後に九段下の説得で引き籠もりを脱し、「ニュー鷺沼」として登場する。
小川(おがわ)
1年生の女子生徒。クラスはE組。之江の友人。何かと事情通で、当初のゲーム制作部(仮)の之江の知識は彼女によるところが大きかった。しかし情報自体は基本的にざっくりしており、基本的に「スゴイ」、高尾に関してのみ「スンゴイ」としか言っていない(芦花のことは「ギガスンゴイ」と言っているらしいが之江は忘れている)堅次の事はよくしらなかった。
亀山上 総(かめやまがみ そう)
バスケ部員。身長150cm。芦花の回想では小学生時代からバスケ少年であったとされているが、実際はミニ四駆にはまっておりバスケはしていなかったらしい。自分のボールに宮城という名前を付けている。
東川 清(ひがしかわ きよし)
バスケ部員。身長156cm。芦花の回想では亀山上とは幼馴染であったとされているが実際は不明。自分のボールに三井という名前を付けている。
木更津・マ・クータ(きさらづ・マ・クータ)
バスケ部員。身長161cm。芦花の回想では小学校時代に外国からやってきた帰国子女とされているが、事実かは不明。自分のボールにシャキール・オニールという名前を付けている。
百草(もぐさ)
風間家の隣家の娘で、堅次と之江の幼馴染。2年生。風間家に来訪した瞬間にゲーム制作部(仮)らからの理不尽な攻撃にあってしまった。賢次が不良になってからは疎遠になっており特になんとも思っておらず、子王のことはいいと思っているらしい。その後のおまけマンガでも引き篭もっている様子が描かれているため、顔を見せている描写は10巻現在まで無い。
田町(たまち) / 浜松(はままつ)
いずれも男子生徒。因縁があったらしく、九段下の仲介でテレビゲーム大会で雌雄を決しようとしていたが多摩の横暴で叶わなかった。
顔に影のかかった女生徒
常に顔に意味深な影のかかった女生徒。テレビゲーム大会にて九段下、鷺沼と同じコマに登場するが、ただの暇つぶしだったため部室内の暑さの前にあっさりと棄権する。
太いフレームの眼鏡をかけた生徒
眼鏡と太くて短い眉、両端の尖った髪形が特徴の生徒。テレビゲーム大会以降何度か登場しているが、59話の回想での一言以外に台詞はない。

その他の教師

ショーン・コネコネ
声 - 中田譲治
古文教師。誕生日・血液型不明。身長187cm、体重83kg。やたらと渋い声と性格の白人男性。幼い頃の風間一派を助け、堅次が唯一尊敬する人物となった。趣味は考古学。鞭の扱いにも長けており、その巧みな技で何度か堅次たちを助けている。ハリソンという息子と、その友人で刑事兼トレジャーハンターのニコラス刑事が存在している。
寅田 歩留太(とらだ ぼるた)
声 - 松本忍
3年の学年主任。元生徒会の4人を快く送り出すべくゲーム製作部(仮)の戦闘を見守りつつ、東京バナ○を賭けの商品として提示する。

東府下学園

黒川(くろかわ)
東府下学園のゲーム制作部部員。女子。「橋本名選手の冒険離島」に参加するが、堅次らとはそれ以前に因縁があった。賢次曰く「心が狭い」「小物臭がすごい」。自分で認めるほどの貧乳。
栗平(くりひら)
東府下学園のゲーム制作部部員。脱力系女子。
小田(おだ)
東府下学園のゲーム制作部部員。地味な印象の眼鏡女子だがこの姿は演技であり離島事件の解決後に素顔を晒したが、最後過ぎてストーリー上何の関係もなかった。
唐木田(からきだ)
東府下学園のゲーム制作部部長。女子。人当りのいい性格で部員からも慕われているが小田の存在はわかっていなかった。

聖立川女学院

高不動 はた(たかふどう はた)
聖立川女学院のゲーム制作部部長。7月7日生まれ、血液型A型。身長150cm、体重40kg。2年生。高尾に匹敵する巨乳の持ち主で、「~ですの」が口癖ののんびりとした少女だが常識や羞恥心は理解している。溜め込んだ「運」を武器に風間たちとゲーム勝負を繰り広げる。感情が高ぶると普通の口調になり、激情した時には汚い言葉も使う。その正体は橋本を閉じ込めたメンバーの一員であり、ゲーム制作部(仮)に勝負を挑むが敗れる。その後和解するも、堅次を意識していた事を見抜いていた芦花から堅次共々食わせもの扱いされてしまう。
甲州(こうしゅう)
橋本を隔離した一人で聖立川女学院のゲーム制作部2年生。橋本を解放するための鍵の一つを所持していたが、堅次と芦花に追われて二人とともに崖から落ちかける。その後はショーン・コネコネによって救出され、彼の手によって匿われている。匿われてる際も仮面を外さなかったが、はたが正体を現した際に他の3人と共に素顔を晒した。素顔は黒髪を短めのお下げにした少女で扇子を手に持っている。ゲーム制作部と兼部して弓道部に所属しているが、砂川の咄嗟の判断により女子相撲部をしていることにされてしまった。そのせいか、後に聖立川女学院ゲーム制作部のカオス要因の一つにされてしまっている。
砂川(すなかわ)
橋本を隔離した一人で聖立川女学院のゲーム制作部2年生。下記の2名と共に橋本を隔離するための鍵をモブキャラによって奪われた。素顔はヘアバンドを付けておでこを出した少女。ゲーム制作部と兼部して女子相撲部に所属しているが、咄嗟の判断で弓道部を名乗った(だが後の戦いでは普通に相撲技を使っている)。その後、高尾と対峙した際に木から降りられなくなってしまい、彼女に甲州の矢を託した。
程久保(ほどくぼ)
橋本を隔離した一人で聖立川女学院のゲーム制作部2年生。素顔は片眼鏡を掛けた少女。ゲーム制作部と兼部してPC部に所属している。頭脳明晰だが体力はない。その頭脳から作られる計画は一分の隙も無いと言われるが、高不動が運勝負しかしないので計画の立てようがなくあまり有効に使われていない。
大塚(おおつか)
橋本を隔離した一人で聖立川女学院のゲーム制作部2年生。素顔は宝塚女優のような顔立ちの麗人で仮面を外しても汗をかかずに涼しい顔をしていた。セリフの節々に英語を交える癖がある。ゲーム制作部と兼部してフェンシング部に所属している。絵はあまり上手くない。

その他の人物

登戸(のぼりと)
声 - 高橋未奈美
府上学園のOG。大沢の元教え子。あまり素行のいい学生ではなかったらしいが大沢には懐いており、卒業を機に大沢の自分の学校指定ジャージを贈った。なぜか大沢には名前を戸塚(とつか)と誤って記憶されている。
橋本(はしもと)
某離島で「橋本名選手の冒険離島」というイベントが開催された際、キーマンとして紹介される人物。詳細は不明だが、ゲーム制作部関連の人間からは有名らしい。聖立川女学院ゲーム製作部によって樽の中に閉じ込められてしまうが、実は1日目の時点で脱出していた。その後は姿を現さなかったが、堅次が知らないあいだ「優勝者の風間くんへ」と称してバッグに橋本ペンダントを紛れ込ませていた。その後、9巻にて堅次を除くゲーム制作部(仮)を含めた府上学園の人物が次々とこのペンダントを狙って勝負を仕掛けられる事案が多数発生している(なぜか肝心のペンダントを持っている堅次の元には誰も来ない)。
清瀬(きよせ)
「橋本名選手の冒険離島」に参加していた男子学生。聖立川女学院ゲーム製作部との決戦日では、欠席者が続出する中で同輩とともに参戦しようとするが、運悪く蜂の襲撃に遭ったため間に合わなかった。
モブ親子
声 - 安元洋貴(モブ父)、水野麻里絵(モブ子)
府上学園の学園祭「府上学園フリーダム祭」に訪れたOBとその息子。睨み合うゲーム部(仮)とゲーム部の「気」に圧倒されたり、芦花主催の出し物に興じたりと、学園祭を楽しんでいた。モブキャラであるものの何かしらの気を察知する能力を持っているらしく、ゲーム製作部(仮)や高尾部長が放つ気を察知しては、しばしば劇中に登場する。日本から発せられた気を海外から感じるなど、その能力は相当なもの。親子揃って野菜が苦手。
マソーンのコスプレをした男
声 - 銀河万丈
作中で『魔導村』最新作が発売された際に高尾と堅次の前に並んでいた男。芦花いわく「結構な出来のローブだった」
サングラスの男
盗品の裏取引をショーン・コネコネによって潰される。怪我の治療のために訪れた病院にてモブ父と激戦を繰り広げるが、戦いの最中ショーン・コネコネの言葉を思い出し、殺気を込めない攻撃によって勝利した。

作中作の登場人物

ラガイガー
声 - 檜山修之(スーツアクター)
昔、風間一派とショーン・コネコネ先生が出会ったデパートの屋上でやっていたヒーローショーのヒーロー。芦花もその名前を知っていた。
スーツアクターの男性は、火事の際にこの仕事を選んだ事を後悔したり現実逃避に走ったりしていた。

スーパーマリリン

お色気を含んだアクションゲーム。定期的に続編が作られているが、ドラマは1話で打ち切りになった。

マリリン
シリーズの主人公。ややいかつい顔つきの女性で、お色気で敵を倒す。引退後はベビーシッターをしているらしい。ルックスはマリリン・モンローに似ている。
破牙(ハガ)
ドラマ版の登場人物。マリリンの仲間の一人で町長。
害(ガイ)
ドラマ版の登場人物。マリリンの仲間の一人で、マリリンの近所の住人らしい。通称押し売り忍者。
小出井(コデイ)
ドラマ版の登場人物。マリリンの仲間の一人。
朱志花(ジェシカ)
ドラマ版の登場人物。マリリンが預かっていた幼児。

宇宙エロ本争奪ゲーム

芦花が作ったスゴロクゲーム。橋本名選手の冒険離島の時点でVer.4.5まで作られている。

ジョー
非合法のエロ本を顧客に届けるエロ本ハンター。エロ本が好き。芦花が使用。
ポピルスン
エロ本の仕入れ屋。とある星の最上級エロ本を手に入れたが、その時に負った傷で命を落とした。プレイキャラとしては使われていない様子。
Mr.キッズ
エロ本ハンターの1人。年齢を偽っている。千歳が使用。
マスター
エロ本ハンターの1人。エロ本を知り尽くしている謎の師匠。桜が使用。
ガインジー
エロ本ハンターの1人。煩悩を克服するためにあえてエロ本を収集する僧。
エロインダー
エロ本ハンターの1人。エロい。唯一の地球外生命体キャラだったが、部員や高尾たちには不評。

この他、橋本名選手の冒険離島にて聖立川女学院ゲーム制作部が短時間で製作したキャラがあり、本家以上に設定が作りこまれている。

魔導村シリーズ

1987年『ようこそ魔導村』から続く人気アクションゲームシリーズ。高尾や芦花が特に好んでプレイしている。シリーズ2作目『ああ、向こうが魔導村』で爆発的なヒットを修めてのち低調だったらしいが、作中で初代スタッフが再結集した待望の新作『フンフンフ〜ン♪…ん? 魔導村!?』が発売された。

マソーン
シリーズの主人公。緑色のローブを羽織った年老いた王宮魔術師。必殺技は「ファイヤーアチャー」「コールドツメチャー」。
エンドーガ
マソーンの相棒のイルカ。高尾のお気に入りキャラ。
アシャーン
シリーズのヒロイン。王妃。毎度魔王に攫われる。

書誌情報

株式会社メディアファクトリーから、MFコミックス アライブシリーズとして発刊。目次(8.5巻を除く)では表紙を飾った登場人物の私服姿とそれぞれがゲームに興じている様子が描かれている。

  1. 2009年2月28日初版第一刷発行、ISBN 978-4-8401-2533-8
  2. 2009年10月31日初版第一刷発行、ISBN 978-4-8401-2929-9
  3. 2010年7月31日初版第一刷発行、ISBN 978-4-8401-3347-0
  4. 2011年2月28日初版第一刷発行、ISBN 978-4-8401-3758-4
  5. 2011年12月31日初版第一刷発行、ISBN 978-4-8401-4078-2
  6. 2012年10月23日初版第一刷発行、ISBN 978-4840147347
  7. 2013年8月10日初版第一刷発行、ISBN 978-4-8401-5302-7
  8. 2013年12月31日初版第一刷発行、ISBN 978-4-04-066146-9
  9. 2014年9月23日初版第一刷発行、ISBN 978-4-04-066848-2
  10. 2015年9月30日初版第一刷発行、ISBN 978-4-04-067803-0

第8.5巻はガイドブックとして発刊されている(2013年12月31日初版第一刷発行、ISBN 978-4-04-066192-6)。また、第9巻はOVAを収録したDVD付き特装版が通常版と同時発売されている。

コミックとらのあなでは、初版限定で特別冊子が特典として封入されている。

ドラマCD

2作が製作されている。脚本担当は2本共にあさのハジメ

ディーふらぐ!ドラマCD
2010年7月23日発売。コミックとらのあな専売[4]
単行本第3巻との同時購入で、第3巻口絵を利用した「オリジナルブックカバー」が特典として配布される。
ディーふらぐ!ドラマCDII
2011年12月22日発売。コミックとらのあな専売[5]
単行本第5巻との同時購入で、『ディーふらぐ!公式?アンソロジー合同誌』が特典として配布される。

テレビアニメ

2014年1月より3月まで、テレビ東京ほかにて放送された。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ「すているめいと!」
作詞・作曲・編曲 - ARM / 歌 - イオシスjkガールズ
第1話ではエンディングテーマとして使用。
エンディングテーマ「ミンナノナマエヲイレテクダサイ」
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 太田雅友(FirstCall) / 編曲 - EFFY(FirstCall) / 歌 - 柴崎芦花(花澤香菜)、高尾部長(伊藤静)、船堀さん(豊崎愛生
第1話では未使用。

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 おまけコーナー エンドカード
第1話 風間一派だ! 上江洲誠 菅原静貴 松本健太郎 - イラスト:武内崇TYPE-MOON
彩色:蒼月タカオ(TYPE-MOON)
第2話 おのれニセゲーム製作部め!! 綾奈ゆにこ たむらかずひこ 楽屋のウラン 〜漫画
「ディーふらぐ!」誕生秘話〜
ヤス
第3話 府上学園フリーダム祭。通称フフ祭 上江洲誠 菅原静貴 ふじいたかふみ 小澤円、徳田夢之介 M人(マジン)英雄伝アタル ひろやまひろし
第4話 あれは魔の十四楽団!! 日巻裕二 石川俊介 松岡秀明 遠藤海成
第5話 何ー!? 妹に弁当を!? 恵莉ひなこ 後藤圭二 ふじいたかふみ たむらかずひこ、しんぼたくろう 宇宙エロ本争奪ゲーム
奇跡のアニメ化!
真田ジューイチ
第6話 恋の三角関係ってことですね! 佐山聖子 菅原静貴 大河原晴男、針場裕子
藪田裕希、清水勝祐
M人(マジン)英雄伝アタル わんにゃんぷー
第7話 汚なっーーー!! 日暮茶坊 大宙征基 石川俊介 徳田夢之介 府上学園24禿夜行物語 緋鍵龍彦
第8話 あのドットがよかったのに… 上江洲誠 川口敬一郎 宮崎修治 しんぼたくろう 高尾家 第一回 あっと
第9話 そうだよ、あいつの妹だよ 日暮茶坊 吉村愛 ふじいたかふみ たむらかずひこ、松本健太郎
本多孝敏、重本和佳子
- 田中壱樹
アミューズメントメディア総合学院
第10話 タマ先輩、お久しぶり 恵莉ひなこ 矢野博之 松本マサユキ 徳田夢之介 森田和明
第11話 秘技ってなに? 日暮茶坊 石川俊介 菅原静貴 しんぼたくろう、たむらかずひこ
本多孝敏、松岡秀明
Ark Performance
第12話 このままだと友達永遠にゼロ人だよぉ 上江洲誠 菅原静貴 徳田夢之介、松本健太郎
本多孝敏、たむらかずひこ
保戸木知恵
携ドロ対決の一方で 春野友矢
OVA[注 8] ウォーター!! 日暮茶坊 松本健太郎 - -

放送局

テレビ放送
放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 2014年1月7日 - 3月25日 火曜 2:05 - 2:35(月曜深夜) テレビ東京系列 製作委員会参加
愛知県 テレビ愛知 2014年1月8日 - 3月26日 水曜 2:35 - 3:05(火曜深夜)
韓国全域 Animax Korea 2014年1月10日 - 3月28日 金曜 23:30 - 土曜 0:00 CS放送
IP放送
ケーブルテレビ
韓国語字幕あり
大阪府 テレビ大阪 2014年1月11日 - 3月29日 土曜 2:40 - 3:10(金曜深夜) テレビ東京系列
日本全域 AT-X 土曜 18:30 - 19:00 アニメ専門CS放送 製作委員会参加
リピート放送あり
インターネット放送
放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
日本全域 バンダイチャンネル 2014年1月12日 - 3月30日 日曜 0:00 更新(土曜深夜) ネット配信
ニコニコ生放送 2014年1月17日 - 4月4日 金曜 0:30 - 1:00(木曜深夜)
ニコニコチャンネル 金曜 1:00 更新(木曜深夜) 第2話以降有料
dアニメストア 2014年1月24日 - 4月11日 金曜 12:00 更新

BD / DVD

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2014年3月26日 第1話 - 第2話 ZMXZ-9131 ZMBZ-9141
2 2014年4月25日 第3話 - 第4話 ZMXZ-9132 ZMBZ-9142
3 2014年5月28日 第5話 - 第6話 ZMXZ-9133 ZMBZ-9143
4 2014年6月25日 第7話 - 第8話 ZMXZ-9134 ZMBZ-9144
5 2014年7月30日 第9話 - 第10話 ZMXZ-9135 ZMBZ-9145
6 2014年8月27日 第11話 - 第12話 ZMXZ-9136 ZMBZ-9146

Webラジオ

ディーふらぐ!ラジオ製作部(仮)』のタイトルで、2013年12月25日から2014年8月27日まで音泉にて配信された。全17回。パーソナリティは小西克幸(風間堅次 役)、伊藤静(高尾 役)。

ドラマCD(アニメ版)

3作が製作されている。3作目以外は通常版・とらのあな限定盤が同時発売された。

ディーふらぐ!アニメ版ドラマCD〜魔導村オンライン〜
2014年3月6日発売。
ディーふらぐ!アニメ版ドラマCD〜ギチギチなふたり!?〜
2014年4月25日発売。
ディーふらぐ!アニメ版ドラマCD〜私立魔導村学園ときめき Memories〜
2014年12月28日発売。(とらのあな限定盤)
2015年1月14日発売。(通常版)

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 芦花は「部長」、千歳は「(生徒)会長」
  2. ^ もっとも、幼少で虹の原理を知っているなど、この頃から冷めた一面があった。
  3. ^ 一方で言い方が悪かったことから何かと千歳を不安がらせて(もちろん悪意はなかったが)傷つけていたことも少なくなかった。
  4. ^ とはいえ、漫研に入れば漫画を無料で読めるなどのニュアンスで、そこまで悪いかどうかで言えばそうでもない。
  5. ^ 8.5巻40ページでは「堺」 多摩と表記されている(それ以外のページでは「境」表記)。
  6. ^ これは家事の手伝いを全くしない姉二人に呆れたことからの仕打ちと思われる。
  7. ^ ただし家族を残して死ねないというのが一番の理由であり、確かに逃げたが下にいた人間(ショーン・コネコネ)に屋上にいる風間一派を助けて欲しいと伝えて風間達は助かったので経緯はどうであれ恩人としての行為にはなっていた。
  8. ^ 原作第9巻特装版の付録DVDに収録。

出典

  1. ^ 月刊コミックアライブ2008年9月号 バックナンバー”. メディアファクトリー. 2013年10月26日閲覧。
  2. ^ アニメでは千歳の砂の城を自分から乱入して潰し、千歳の姉は関与しなかった。
  3. ^  ディーふらぐ!ラジオ製作部(仮) 第14回
  4. ^ 微妙で絶妙なハルトモワールド ドラマCDで大暴れ!?”. とらのあな. 2012年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月26日閲覧。
  5. ^ 中毒性に定評のある【ディーふらぐ!】ドラマCD第二弾の製作が決定!”. とらのあな. 2013年10月26日閲覧。

外部リンク

テレビ東京 月曜26:05枠
前番組 番組名 次番組
ディーふらぐ!
【本作までアニメ枠】
一夜づけ
※26:05 - 26:20
アニメマシテ
※26:20 - 26:50