ティレル・021
ティレル・021(カラーリングは1994年シーズンのもの) | |||||||||
カテゴリー | F1 | ||||||||
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コンストラクター | ティレル・レーシング・オーガニゼーション | ||||||||
デザイナー | マイク・コフラン | ||||||||
主要諸元 | |||||||||
シャシー | モノコック | ||||||||
エンジン | ヤマハ OX10A (Judd GV) 3.5 リッター V10 NA | ||||||||
トランスミッション | ティレル製 6速MT | ||||||||
重量 | 510 kg | ||||||||
燃料 | エルフ | ||||||||
タイヤ | グッドイヤー | ||||||||
主要成績 | |||||||||
チーム | ティレル | ||||||||
ドライバー |
片山右京 アンドレア・デ・チェザリス | ||||||||
初戦 | 1993年イギリスグランプリ | ||||||||
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ティレル・021 (Tyrrel 021) は、ティレルが1993年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーで、マイク・コフランが設計した。
1993年の第9戦から最終戦まで実戦投入された。当初の予定では第9戦に2台投入する予定だったが、片山のマシンのほうにトラブルが多発したため、片山だけ第9戦まで020Cで出走した。
021
このマシンはマイク・コフランが初めて本格的に設計にかかわったマシンだが、設計段階のミスが原因でまともなポテンシャルを発揮することができなかったマシンである。
020Cとは細部が異なっている。020Cよりもノーズ自体が若干下げられ、フロントウイングは中央部分で少し持ち上がってノーズに接続されている。若干アンヘドラルウイングの面影を残している。
サスペンションは前後共にモノショックで、電動モーター式のライドハイトコントロール機能を備え、ドライバーによるボタン操作でライドハイトコントロールが可能になっている。
スペック
シャーシ
- 型名 021
- ホイルベース 2,900mm
- 前トレッド 1,700 mm
- 後トレッド 1,610 mm
- 重量 505 kg
- サスペンション(前) プッシュロッド式ツインダンパーユニット
- サスペンション(後) プッシュロッド式ダンパーユニット
- ダンパー コニ製セミアクティブサスペンション(ライドハイト・コントロール機能のみ)
- ブレーキ AP
- クラッチ AP
- ホイル フォンドメタル
- タイヤ グッドイヤー
エンジン
F1における全成績
年 | チーム | シャシー | エンジン | タイヤ | No. | ドライバー | RSA |
BRA |
EUR |
SMR |
ESP |
MON |
CAN |
FRA |
GBR |
GER |
HUN |
BEL |
ITA |
POR |
JPN |
AUS |
ポイント | 順位 |
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1993年 | ティレル・レーシング オーガニゼーション |
021 | ヤマハ OX10A V10, 3.5 |
G | ||||||||||||||||||||
3 | 片山右京 | Ret | 10 | 15 | 14 | Ret | Ret | Ret | 0 | - | ||||||||||||||
4 | アンドレア・デ・チェザリス | NC | Ret | 11 | Ret | 13 | 12 | Ret | 13 |
- コンストラクターズランキング-位(020Cと021)
- ドライバーズランキング-位(片山右京)予選最高位13位 決勝最高位10位
- ドライバーズランキング-位(アンドレア・デ・チェザリス)予選最高位15位 決勝最高位10位